タスティエーラ

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欧字表記 Tastiera[1]
香港表記 鍵琴高奏[2]
性別 [1]
タスティエーラ
第90回東京優駿優勝時(2023年5月28日)
欧字表記 Tastiera[1]
香港表記 鍵琴高奏[2]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2020年3月22日(6歳)[1]
抹消日 2026年1月4日
サトノクラウン[1]
パルティトゥーラ[1]
母の父 マンハッタンカフェ[1]
生国 日本の旗 日本北海道安平町[1]
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 (有)キャロットファーム[1]
調教師 堀宣行美浦[1]
調教助手 高橋智大
競走成績
タイトル JRA賞最優秀3歳牡馬(2023年)[1]
生涯成績 15戦4勝[1]
中央:13戦3勝
海外:2戦1勝
獲得賞金 10億5927万8900円
中央:6億5897万7000円[1]
香港:2028万香港ドル[3]
WBRR L118 / 2023年[4]
I118 / 2024年[5]
I120 / 2025年[6]
勝ち鞍
GI東京優駿2023年
GIクイーンエリザベスII世C2025年
GII弥生賞ディープインパクト記念2023年
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タスティエーラ(欧字名:Tastiera2020年3月22日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍は2023年東京優駿、2025年のクイーンエリザベスII世カップ

馬名の意味は、(楽器の)キーボードイタリア語)。母名より連想[7]。2023年度のJRA賞最優秀3歳牡馬である。

2歳(2022年)

2022年11月27日、東京競馬場第6レースの2歳新馬戦(芝1800m)で、ライアン・ムーアを背にデビューし勝利。

3歳(2023年)

明け3歳、2月12日に初の重賞挑戦で共同通信杯に出走。鞍上は福永祐一で、ダノンザタイガーに次ぐ2番人気に支持された。好スタートを決め、道中は若干かかる様子を見せたものの、好位から中団を追走。直線では馬場の真ん中から上り最速タイの末脚で前方集団に迫ったが、僅かに及ばず4着に敗れた[8]。次走は3月5日に中山競馬場で行われた弥生賞ディープインパクト記念に出走。鞍上は福永の引退に伴って松山弘平に替わった。道中は好位でレースを進め、直線では早めに先頭に立って押し切り、内を突くトップナイフに1馬身差をつけ重賞初制覇を飾った。サトノクラウン産駒としても、これが重賞初制覇である[9][10][11]

第90回日本ダービーゴール前の攻防

次いで4月16日、同じ舞台で行われた皐月賞へ出走。7枠14番に入り、共同通信杯勝ちファントムシーフ京成杯勝ちソールオリエンススプリングステークス勝ちベラジオオペラきさらぎ賞勝ちフリームファクシに次ぐ5番人気となった[12]。レースでは好位に付けて最終コーナーで外目から前に迫り、一時は完全に抜け出し二馬身程リードを取ったものの、ソールオリエンスに更に外から差し切られて2着に敗れた[13]。レース後、騎乗した松山は「良い位置でリズム良く運べました。馬場の良い所を通ってからはよく伸びました。あと少しのところでしたから悔しいですが、馬はよく頑張っています。まだまだ先のある馬です」とコメントした[14]

5月7日、次走に東京優駿(日本ダービー)を選んだが、松山弘平は青葉賞2着馬ハーツコンチェルトの先約があった為、鞍上をダミアン・レーンに変更[15]

映像外部リンク
2023 東京優駿
レース映像 jraofficial(JRA公式YouTubeチャンネル)による動画

5月28日の東京優駿では、6枠12番に入る。単勝はソールオリエンス、青葉賞馬スキルヴィング、ファントムシーフに次ぎ4番人気[16]。スタートから好位で運び、直線では早めに追い出し、残り200m付近で抜け出し、外ソールオリエンス・ハーツコンチェルト、内べラジオオペラの追い上げを封じ、クビ差で1着。GI初制覇を飾る。2020年に生産された7708頭のサラブレッドの頂点に輝いた[17][18][19][20][21]。父サトノクラウンは初年度産駒からダービー馬を輩出することとなった。

テン乗り騎手でのダービー制覇は1954年のゴールデンウエーブ以来、69年ぶり[20]。鞍上レーンはダービー初制覇。馬主キャロットファームは2017年、レイデオロ以来2回目の制覇[22]ノーザンファームの生産馬はシャフリヤールドウデュースに続いて3連覇で、2023年のGIレースもヴィクトリアマイルソングライン)、優駿牝馬リバティアイランド)に続いて3週連続の優勝となった[23]

二冠を目指した菊花賞では中団から脚を伸ばしたが、最速の上がりで突き放した勝ち馬ドゥレッツァには詰め寄れなかった。中146日という異例の臨戦過程で臨んだが、50年ぶりのダービー&菊花賞2冠制覇はならなかった[24]。次の有馬記念では最後の直線でジャスティンパレスによる斜行で不利を受け、6着に敗れた。

4歳(2024年)

4歳初戦は3月31日の大阪杯で始動した。1番人気となった大阪杯では道中3・4番手で追走、直線に入ると好位で先団に並ぼうとするが途中で伸びを欠き、初めての二桁着順となる11着に敗れた。続く天皇賞・春では、中団で追走し、直線に向くと前に馬がいない絶好の位置に入り、先団めがけて伸びていくが、途中で伸びが収まり、7着となった。夏は休養し、秋初戦は天皇賞・秋に進むことになった。天皇賞・秋では道中5番手、同期の三冠牝馬のリバティアイランドを見るような形で進み、直線ではリバティアイランドの外に持ち込み、大外から飛んでくるドウデュースと馬体を合わせるように伸び、復調の兆しを見せる2着となった。2024年最終戦は香港カップに進んだ。香港カップでは2番手でレースを進め、直線でロマンチックウォリアーと馬体を合わせ伸び、最終的には勝ち馬から2馬身3/4離され、背後から来たリバティアイランドにもかわされ3着となった。

5歳(2025年)

クイーンエリザベス2世カップ出走時

5歳初戦は前走と同じ舞台のクイーンエリザベス2世カップで始動した。レースでは10枠4番からスタートを決めて3・4番手でレースを進めた。4コーナーあたりからじわじわと動き出し、直線で先頭に並んでそのまま押し切り2着のプログノーシスを1馬身半離して1着になった。これで3歳の東京優駿(日本ダービー)以来の勝利、そしてG1級競走国内外2勝目となった。ダービー馬として初めて香港G1級競走を制し、勝った2つのG1レースではどちらともレーンが鞍上として乗っている。2年連続で出走となった天皇賞・秋では短期免許で来日したレーンが騎乗、最後の直線でメイショウタバルを交わして先頭に立ったが、残り200mでズルズルと後退し8着でゴールした。次走のジャパンカップもレーンとのコンビになったが7着に終わる。

その後、12月28日に行われる有馬記念でのファン投票結果では25位であったが、第1回登録段階では投票順位8番手で優先出走の対象となった。オーナーのキャロットクラブにより同レースが現役最終戦となり、引退後は2026年春から北海道新冠郡新冠町優駿スタリオンステーション種牡馬として供用されることが発表された[25]。12月28日に行われた有馬記念では好位中団で脚を溜め、4コーナーでは3番手まで押し上げてきたが直線で伸びを欠いて6着に敗れた。騎乗した松山は「今日は外枠でポジションをとって、その中で最後は見せ場もあって強い競馬をしてくれた。最後結果を残したかったが申し訳ない。無事に次に向かって進んでほしい」とコメントした[26]

2026年1月4日付でJRAの競走馬登録を抹消された[27]

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[28]およびnetkeiba.com[29]の情報に基づく。

競走日競馬場競走名距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順タイム
(上り3F)
着差騎手斤量
[kg]
1着馬(2着馬)馬体重
[kg]
2022.11.27 東京 2歳新馬 芝1800m(良) 16 6 12 1.9(1人) 1着 1:47.2(33.5) -0.6 R.ムーア 55 (ラレーヌデリス) 484
2023.2.12 東京 共同通信杯 GIII 芝1800m(良) 12 5 6 3.7(2人) 4着 1:47.2(33.7) 0.2 福永祐一 56 ファントムシーフ 486
3.5 中山 弥生賞ディープ記念 GII 芝2000m(良) 10 6 6 4.2(2人) 1着 2:00.4(34.7) -0.2 松山弘平 56 トップナイフ 484
4.16 中山 皐月賞 GI 芝2000m(重) 18 7 14 9.0(5人) 2着 2:00.8(36.6) 0.2 松山弘平 57 ソールオリエンス 478
5.28 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 6 12 8.3(4人) 1着 2:25.2(33.5) 0.0 D.レーン 57 (ソールオリエンス) 478
10.22 京都 菊花賞 GI 芝3000m(良) 17 4 7 4.7(2人) 2着 3:03.7(34.8) 0.6 J.モレイラ 57 ドゥレッツァ 480
12.24 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 16 7 13 7.1(5人) 6着 2:31.5(34.9) 0.6 R.ムーア 58 ドウデュース 498
2024.3.31 阪神 大阪杯 GI 芝2000m(良) 16 2 3 4.4(1人) 11着 1:58.9(35.4) 0.7 松山弘平 58 ベラジオオペラ 494
4.28 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(良) 17 4 7 7.9(4人) 7着 3:15.0(35.4) 0.8 J.モレイラ 58 テーオーロイヤル 488
10.27 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 15 3 4 53.8(9人) 2着 1:57.5(33.4) 0.2 松山弘平 58 ドウデュース 506
12. 8 沙田 香港C G1 芝2000m(良) 11 7 4 8.2(3人) 3着 2 3/4馬身 D.レーン 57 Romantic Warrior 495
2025.4.27 沙田 QEII世C G1 芝2000m(良) 11 10 3 3.9(2人) 1着 2:00.51 1 1/2馬身 D.レーン 57 Prognosis 498
11.2 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 14 4 5 6.6(2人) 8着 1:59.0(33.0) 0.4 D.レーン 58 マスカレードボール 508
11.30 東京 ジャパンC GI 芝2400m(良) 17 8 18 17.4(6人) 7着 2:21.1(34.4) 0.8 D.レーン 58 カランダガン 502
12.28 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 16 8 16 35.4(8人) 6着 2:32.0(35.7) 0.5 松山弘平 58 ミュージアムマイル 502

血統表

脚注

外部リンク

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