タイラー・グラスノー
アメリカ合衆国のプロ野球選手
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タイラー・アレン・グラスノー(Tyler Allen Glasnow, 発音: GLASS-now[2]; 1993年8月23日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡ニューホール出身のプロ野球選手(投手)。MLBのロサンゼルス・ドジャース所属。
| ロサンゼルス・ドジャース #31 | |
|---|---|
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ロサンゼルス・ドジャース時代 (2025年9月3日) | |
| 基本情報 | |
| 国籍 |
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| 出身地 | カリフォルニア州ロサンゼルス郡ニューホール |
| 生年月日 | 1993年8月23日(33歳) |
| 身長 体重 |
6' 8" =約203.2 cm 225 lb =約102.1 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 右投左打 |
| ポジション | 投手 |
| プロ入り | 2011年 MLBドラフト5巡目 |
| 初出場 | 2016年7月7日 |
| 年俸 | $32,500,000(2026年)[1] |
| 経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
プロ入りとパイレーツ時代

(2017年4月15日)
2011年のMLBドラフト5巡目(全体152位)でピッツバーグ・パイレーツから指名され、プロ入り[3]。
2012年は、ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・パイレーツ、A-級ステート・カレッジ・スパイクスに所属した。
2013年は、A級ウェストバージニア・パワーに所属した[4]。最終的にシーズン111イニングを投げて防御率2.03、164奪三振を記録した[5]
2014年は、A+級ブレイデントン・マローダーズに所属した[6]。
2015年は、AA級アルトゥーナ・カーブに昇格した。足関節の負傷により一時A-級ウェストバージニア・ブラックベアーズに降格するも回復後[7]、AA級アルトゥーナに復帰。その後AAA級インディアナポリス・インディアンスに昇格[8]。オフの11月20日に40人枠入りした[9]。
2016年は開幕をAAA級インディアナポリスで迎えた。7月7日にメジャー初昇格を果たした[10]。同日のセントルイス・カージナルスとのデビュー戦で先発登板したが、5.1イニングを4失点の投球で敗戦投手となった[11]。同年、メジャーでは7試合に登板、うち4試合が先発登板で、防御率4.24、0勝2敗、WHIP1.50という成績に終わり、メジャー初勝利はならなかった。ただ、23.1イニングながら24奪三振(奪三振率9.3)を記録した[12]。なお、マイナーではAA級アルトゥーナ及びAAA級インディアナポリスで計22試合に先発登板し、防御率1.93、8勝3敗、WHIP1.17、116.2イニングで144奪三振を記録した。
2017年1月20日、背番号を24に変更した[12]。開幕前にMLB.comが発表したプロスペクトランキングでは9位だった[13]。このシーズンは15試合(先発13試合)に登板し、防御率7.69を記録した。打撃では23打席で打率.294、OPS.749を記録した[12]。
レイズ時代
2018年7月31日にクリス・アーチャーとのトレードで、オースティン・メドウズ及び後日発表選手[注 1]と共にタンパベイ・レイズへ移籍した[15]。背番号は20。移籍してからはすぐに先発ローテーションに組み込まれたが、1勝しかできなかった[16]。レイズでは11試合に先発登板し、55.2イニングを投げ、防御率4.20、64奪三振を記録した[12]。
2019年は開幕から好調で、4月は5勝0敗、防御率1.75を記録してピッチャー・オブ・ザ・マンスを受賞した。しかし、5月10日のニューヨーク・ヤンキース戦で右前腕部を痛めると、10日間の故障者リストに登録された[17]。その後、60日間の故障者リストに移り、約4カ月離脱。9月8日に復帰以降は少ないイニングではあったが好投で、最終成績は12試合(60.2イニング)の先発登板で6勝1敗、防御率1.78を記録した[12]。また、この年は自身にとって初めてとなるポストシーズンのロースターにも入り、2試合に先発登板したが登板した2試合ではいずれも敗戦投手となった[12]。
2020年はCOVID-19の影響で60試合の短縮シーズンに。最終成績は11試合(57.1イニング)の先発登板で5勝1敗、防御率4.08を記録し、奪三振率14.28と7暴投はリーグ1位だった。トロント・ブルージェイズとのワイルドカードシリーズでは、初戦をブレイク・スネル、2戦目をグラスノーで勝ち進んだ。アメリカンリーグディビジョンシリーズ(ALDS)では中2日の先発を経験した。ポストシーズンで5イニング以上の投球の後に中2日で登板したのは2004年のデレク・ロウ以来16年ぶりであった[18]。ロサンゼルス・ドジャースとのワールドシリーズでは2試合とも敗戦投手となり、優勝を逃した[12]。
2021年1月に年俸調停を回避し、1年総額400万ドルの契約に合意した[19]。4月1日のマイアミ・マーリンズとの開幕戦で自身初となる開幕投手を務めた[20]。6月15日に右肘内側側副靱帯の部分断裂と診断された。6月上旬から突如としてMLB機構が投手の粘着物質を一切禁止としたことが故障の原因であると明かした[21]。8月4日にトミー・ジョン手術を受けてシーズンを終えた[22]。このシーズンは14試合に先発登板して5勝2敗、防御率2.66、123奪三振を記録した[12]。
2022年9月に復帰登板をした。その後もう1試合に先発登板し、最終的には2試合に登板した[12]。また、2年ぶりにポストシーズンのロースターにも入り、ワイルドカードシリーズでは敵地プログレッシブ・フィールドで行われた第2戦に先発登板したが勝敗は付かなかった(チームはクリーブランド・ガーディアンズに連敗でシリーズ敗退)[23]。
2023年5月に復帰[24]。7月は6試合に先発登板し、38.1イニングを投げて、防御率2.11、51奪三振を記録した[24]。この成績が評価され、8月2日に2019年4月以来通算2度目となるピッチャー・オブ・ザ・マンスを受賞した[24]。最終的に21試合の先発登板で自身初の2桁勝利となる10勝(7敗)、162奪三振を記録。防御率3.53は、短縮シーズンとなった2020年を含めて(当時で)自己4位の数字だった[12]。この年もポストシーズンのロースター入りを果たすとこの年ワールドシリーズを優勝することとなるテキサス・レンジャーズとの第1戦(トロピカーナ・フィールド)に先発登板するも5イニングを投げて4失点(自責3)で敗戦投手となった[25]。チームは次の試合にも敗れ、2年連続の連敗でワイルドカードシリーズ敗退となった。
ドジャース時代
2023年12月16日にライアン・ペピオ、ジョニー・デルカとのトレードで、マニュエル・マーゴットと共にロサンゼルス・ドジャースへ移籍した[26]。また、移籍と同時にドジャースと5年総額1億3650万ドルの契約延長に合意した[26]。2028年の契約は2100万ドルのプレイヤーオプションとなる[27]。
2024年3月11日にMLB史上初となる韓国のソウルでのサンディエゴ・パドレスとの開幕戦で移籍初年度ながら通算2度目となる開幕投手を務めることが発表された[28]。開幕前にはパドレスのペドロ・アビラ、タイラー・ウェイド、韓国代表の元兌仁と共に韓国の少年野球選手への野球教室に参加した[29]。この際に元にボールの握りなどを伝授した[29]。3月20日に開幕ロースター入りし[30]、同日の開幕戦で開幕投手を務めた(この試合では5イニングを投げて被安打2、2失点で勝敗付かず)[31]。また、同月28日に行われた本拠地ドジャー・スタジアムでの本土開幕戦となったセントルイス・カージナルス戦でも開幕投手も務めると6イニングを投げて被安打2、ポール・ゴールドシュミットに浴びたソロ本塁打のみの失点に抑えて移籍後初勝利を達成した[32]。同年は最終的に22試合に先発登板。9勝6敗、防御率3,49、168奪三振を記録した[12]。シーズン終盤に故障の影響で離脱したため、わずかに2年連続となる2桁勝利には届かなったが防御率は前年よりわずかに改善した。なお、ポストシーズンは前述した故障の影響で2年ぶりにロースター入りしなかったため、チームのワールドシリーズ優勝に貢献できなかった。
2025年はスネルがドジャースに加入したため、5年ぶりに共闘することとなった。この年、東京ドームで行われたMLB東京シリーズのロースター入りはならなかったものの、本土での開幕はメジャーで迎えた。しかし、4月27日にドジャー・スタジアムにて行われたピッツバーグ・パイレーツ戦に先発登板して1イニングを投げたものの、このイニングを投げきったところで右肩の違和感により降板[33]。翌28日にノア・デービスの昇格に合わせる形で15日間の故障者リストに入ると、5月31日にはチャッキー・ロビンソンの加入に伴い60日間のリストに移行した[34][35]。また、6月22日からはAAA級オクラホマシティ・コメッツに配属されて3試合のリハビリ登板の後、7月9日にメジャー復帰。この年は最終的に18試合の先発登板で4勝3敗、防御率3.19、106奪三振を記録した[12]。
この年は2年ぶりにポストシーズンでも地区シリーズからロースター入りし、先発と中継ぎで併せて6試合に登板した[12]。特にチームが2勝3敗と後がないなかで迎えた敵地ロジャーズ・センターでのトロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第6戦ではこのポストシーズンで抑えを務めていた佐々木朗希がイニングを跨いで作った無死二・三塁のピンチで登板するとこの試合で左翼手を守っていたキケ・ヘルナンデスの好判断もあり、1イニングを無失点に抑えてレギュラーシーズンを含めても初となるセーブを記録した[36]。そして続く第7戦でもジャスティン・ロブレスキーの後を受けて3番手で登板。しかし、自身にとって3イニング目となった6回にブルージェイズのアーニー・クレメントに盗塁を決められるとアンドレス・ヒメネスに適時二塁打を浴びた。ただ、以降の打者は抑えて最小失点で切り抜けた。するとチームは9回に相手の抑えであったジェフ・ホフマンからミゲル・ロハスが起死回生となる同点ソロ本塁打を放つと延長11回には彼ともバッテリーを組んだウィル・スミスが勝ち越しとなるソロ本塁打を放ち、MLB全体で25年ぶりとなるワールドシリーズ連覇を達成した[37]。
選手としての特徴
詳細情報
年度別投球成績
| 年 度 | 球 団 | 登 板 | 先 発 | 完 投 | 完 封 | 無 四 球 | 勝 利 | 敗 戦 | セ 丨 ブ | ホ 丨 ル ド | 勝 率 | 打 者 | 投 球 回 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 与 四 球 | 敬 遠 | 与 死 球 | 奪 三 振 | 暴 投 | ボ 丨 ク | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 | W H I P |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2016 | PIT | 7 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .000 | 105 | 23.1 | 22 | 2 | 13 | 0 | 3 | 24 | 2 | 1 | 13 | 11 | 4.24 | 1.50 |
| 2017 | 15 | 13 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 0 | 1 | .222 | 305 | 62.0 | 81 | 13 | 44 | 2 | 2 | 56 | 3 | 0 | 61 | 53 | 7.69 | 2.02 | |
| 2018 | 34 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 4 | .333 | 243 | 56.0 | 47 | 5 | 34 | 2 | 1 | 72 | 7 | 1 | 28 | 27 | 4.34 | 1.45 | |
| TB | 11 | 11 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | .167 | 225 | 55.2 | 42 | 10 | 19 | 1 | 3 | 64 | 5 | 1 | 27 | 26 | 4.20 | 1.10 | |
| '18計 | 45 | 11 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 0 | 4 | .222 | 468 | 111.2 | 89 | 15 | 53 | 3 | 4 | 136 | 12 | 2 | 55 | 53 | 4.27 | 1.27 | |
| 2019 | 12 | 12 | 0 | 0 | 0 | 6 | 1 | 0 | 0 | .857 | 230 | 60.2 | 40 | 4 | 14 | 0 | 0 | 76 | 2 | 0 | 13 | 12 | 1.78 | 0.89 | |
| 2020 | 11 | 11 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 0 | 0 | .833 | 238 | 57.1 | 43 | 11 | 22 | 0 | 0 | 91 | 7 | 0 | 26 | 26 | 4.08 | 1.13 | |
| 2021 | 14 | 14 | 0 | 0 | 0 | 5 | 2 | 0 | 0 | .714 | 340 | 88.0 | 55 | 10 | 27 | 0 | 0 | 123 | 8 | 0 | 26 | 26 | 2.66 | 0.93 | |
| 2022 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 26 | 6.2 | 4 | 1 | 2 | 0 | 0 | 10 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1.35 | 0.90 | |
| 2023 | 21 | 21 | 0 | 0 | 0 | 10 | 7 | 0 | 0 | .588 | 485 | 120.0 | 93 | 13 | 37 | 0 | 1 | 162 | 11 | 0 | 52 | 47 | 3.53 | 1.08 | |
| 2024 | LAD | 22 | 22 | 0 | 0 | 0 | 9 | 6 | 0 | 0 | .600 | 522 | 134.0 | 92 | 15 | 35 | 0 | 0 | 168 | 12 | 1 | 53 | 52 | 3.49 | 0.95 |
| 2025 | 18 | 18 | 0 | 0 | 0 | 4 | 3 | 0 | 0 | .571 | 366 | 90.1 | 56 | 10 | 43 | 0 | 3 | 106 | 5 | 2 | 33 | 32 | 3.19 | 1.10 | |
| MLB:9年 | 149 | 110 | 0 | 0 | 0 | 39 | 33 | 0 | 5 | .542 | 2719 | 663.2 | 519 | 84 | 247 | 5 | 10 | 846 | 58 | 4 | 300 | 281 | 3.81 | 1.15 | |
- 2025年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
ポストシーズン投手成績
| 年 度 | 球 団 | シ リ | ズ | 登 板 | 先 発 | 勝 利 | 敗 戦 | セ | ブ | 打 者 | 投 球 回 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 与 四 球 | 敬 遠 | 与 死 球 | 奪 三 振 | 暴 投 | ボ | ク | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2019 | TB | ALDS | 2 | 2 | 0 | 2 | 0 | 33 | 7.0 | 9 | 1 | 3 | 0 | 0 | 8 | 0 | 0 | 6 | 6 | 7.71 |
| 2020 | ALWC | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 25 | 6.0 | 6 | 2 | 1 | 0 | 0 | 8 | 2 | 0 | 2 | 2 | 3.00 | |
| ALDS | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 30 | 7.1 | 3 | 2 | 5 | 0 | 0 | 12 | 0 | 0 | 4 | 4 | 4.91 | ||
| ALCS | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 20 | 6.0 | 8 | 2 | 2 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 4 | 4 | 6.00 | ||
| WS | 2 | 2 | 0 | 2 | 0 | 46 | 9.1 | 9 | 3 | 9 | 0 | 0 | 15 | 4 | 0 | 10 | 10 | 9.64 | ||
| 2022 | ALWC | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 17 | 5.0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | |
| 2023 | ALWC | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 28 | 5.0 | 6 | 0 | 5 | 0 | 0 | 8 | 1 | 0 | 4 | 3 | 5.40 | |
| 2025 | LAD | NLDS | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 31 | 7.2 | 4 | 0 | 5 | 0 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 |
| NLCS | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 23 | 5.2 | 3 | 0 | 3 | 0 | 0 | 8 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1.59 | ||
| WS | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | 34 | 8.0 | 8 | 1 | 3 | 0 | 0 | 7 | 0 | 0 | 5 | 3 | 3.38 | ||
| 出場:5回 | 16 | 13 | 2 | 6 | 1 | 292 | 67.0 | 58 | 11 | 36 | 0 | 0 | 86 | 7 | 0 | 36 | 33 | 4.43 | ||
- 2025年度シーズン終了時
年度別守備成績
- 2024年度シーズン終了時
表彰
- ピッチャー・オブ・ザ・マンス:2回(2019年4月、2023年7月)
記録
背番号
- 51(2016年)
- 24(2017年 - 2018年7月30日)
- 20(2018年8月1日 - 2023年)
- 31(2024年 - )