ダーク・キングダム

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ダーク・キングダムは、メディアミックス作品『美少女戦士セーラームーン』の第一期に登場する悪の組織。原作漫画・初代テレビアニメ無印『Crystal』実写ドラマ・The Super Liveに登場した。

美少女戦士セーラームーン』の第一期に登場する悪の組織。太陽の闇から生まれたクイン・メタリアを崇める暗黒の王国。怪物の妖魔を人間社会に潜入させ、人間達の生命エネルギー「エナジー」というものを集めている。アジトは北極圏のDポイントにある(実写版では洞窟)。幹部は女王のクイン・ベリルと司令官のダーク・キングダム四天王。

太古の昔に月の王国「シルバー・ミレニアム」の秘宝・幻の銀水晶を求めて地球の王国「地球国」を乗っ取り、シルバー・ミレニアムを攻め滅ぼして月の女王クイーン・セレニティの力で北極圏に封印されていた。しかし20世紀に復活し、王女が持つという幻の銀水晶を探し出し、クイン・メタリアを解放してこの世を暗黒の世界にしようとしている。

初代テレビアニメの設定では憎しみや嫉妬の感情と結びついた暗黒のエナジーに満ちているらしく、強い愛の感情と結ばれた銀水晶の聖なる光に弱い。

首領格

クイン・メタリア[注釈 1]
声 - 上村典子(初代テレビアニメ)、松岡洋子(Crystal)
太陽の黒点から生まれた闇のエネルギー生命体。黒い靄に似た姿で、額の黒い菱形の模様が心臓部。流星群に紛れて地球に飛来し、ベリルを操って月と地球の戦争を起こし、地球の王子プリンス・エンディミオンと月の王女プリンセス・セレニティも死に追いやる。名前の由来は金属を意味するメタル
原作
「悪魔」や「魔女」と呼ばれる。クイーン・セレニティの「幻の銀水晶」の力で北極圏に封印されていたが、封印が不完全だったために転生したベリルが訪れて復活。再びベリルに憑依してダーク・キングダムを再興させる。セーラームーンタキシード仮面を吸収するが、最後はセーラームーンによって弱点の額の模様に「幻の銀水晶」の力を打ち込まれ、真の力を取り戻した銀水晶の輝きを求めながら完全に封印された(暗黒の塵になったとも言われる)。第五期によると、ギャラクシー・コルドロンから生まれたカオスの分身の一人。
初代テレビアニメ
最終的に地球を飲み込むところまで力を増したが、打倒セーラームーンに燃えるクイン・ベリルに「世界の全てを暗黒のエナジーで満たす」という使命を託し、自らの意志でベリルに取り込まれた。
実写ドラマ
月と地球が滅びた原因がメタリアからセレニティになっており、メタリアの正体もセレニティの負の心となっている。プリンセスの力が強くなるほどメタリアの力も強くなる表裏一体の存在として描かれる。
クイン・ベリル
声 - 潘恵子(初代テレビアニメ)、渡辺美佐(Crystal)/実写ドラマ 演 - 杉本彩/ミュージカル 演 - 仁科有理宮澤明子初風緑/The Super Live 演 - 京香哀川まこと/乃木坂46版 - 玉置成実
ダーク・キングダムの闇の女王。燃えるように赤い髪と目を持つ魔術師の女性で、紫のドレス、石のティアラとピアスを着用。魔力がこもった黒い水晶玉を操る。名前の由来はクリソベリル
元々は地球国の預言者(初代テレビアニメでは魔導士)だったが、地球の王子プリンス・エンディミオンへの密かな恋心をメタリアにつけこまれ、エンディミオンの配下だった四天王を洗脳してダーク・キングダムの指導者になった。地球国の人々を「月の人間は地球の人間を一方的に監視している」と扇動してシルバー・ミレニアムを攻め滅ぼした。
原作
元々黒髪だったが、メタリアに支配されて真っ赤に染まった。20世紀に転生してわけのわからない惹かれでDポイントを訪れるが、そこはメタリアが封印された地点であり、前世の記憶に目覚めてしまう。同じように転生していた四天王を洗脳し、配下に仕立て上げた。物語後半ではうさぎを庇って倒れたエンディミオンの生まれ変わり・衛を連れ去り、メタリアの力で復活させて洗脳し、配下にした。表向きはメタリアに仕えているが、地球を食い潰しかねないメタリアの代わりに幻の銀水晶を手に入れ、支配者となることを目論んでいた。怒りに燃えるセーラーヴィーナスの聖剣で貫かれ、エンディミオンを求めながら滅びた。
初代テレビアニメ
月を侵攻中にエンディミオンに求婚するが拒まれてセレニティ諸共殺してしまい、クイーン・セレニティの力でメタリアごと封印されていた。水晶玉を使って20世紀の様子を調べるなどしていたが、衛の顔を見るなりエンディミオンの生まれ変わりと気付き、衛を暗殺しようとしたゾイサイトを粛清。セーラームーンを庇って倒れた衛をメタリアの力で復活させて洗脳し、最高司令官ダーク・エンディミオンに仕立て上げ、セレニティの生まれ変わりと判明したセーラームーン(月野うさぎ)を「小娘」「プリンセス」と呼んで敵視する。それでもダーク・エンディミオンの中のうさぎを想う心は消し去れず、メタリアの暗黒のエナジーによって傀儡に変えた上でアジトに来たムーン殺害を命じたが、ムーンの愛を受け入れた衛を取り返される。怒り狂ってムーンを水晶の塊で貫こうとするが、衛に突き刺されたバラの中の愛の聖なる光に滅ぼされかけ、メタリアと融合して[注釈 2]黒い花から生まれたスーパー・ベリルに巨大化し、メタリアから奪った暗黒のエナジーを操って世界征服に動いた。愛と友情や美しい未来を信じて戦いを挑んだうさぎを「この世界は既に醜く腐り果て、信じられるものは何もない」と否定して圧倒するが、最後はうさぎとセーラー戦士の魂の力で巨大化した銀水晶の聖なる光に飲み込まれて消滅する。
『Crystal』
原作とほぼ同じ設定だが最期は異なり、メタリアから力を送られていたペンダントをセーラームーンの聖剣で壊されて消滅した。また、回想ではメタリアに仕える以前より赤毛の髪であった。
実写ドラマ版
メタリアを取り込んだ衛がセーラームーンに倒された上に、メタリアと同化したプリンセス・セーラームーンが星を滅ぼす姿を見て絶望、崩壊する城の中で自害を決意する。最後まで留まったジェダイトの洗脳を解いて逃がそうとしたが、ジェダイトの告白を受け、そのまま崩壊する城の中に消えた。銀水晶の力で再生した世界に存在しているかは不明。
ミュージカル版
『永遠伝説』以降はスターズのネヘレニアの役を担い、闇の王国の女王として登場。許嫁のエンディミオンに裏切られて柩に眠っていたがギャラクシアの力で蘇り、未来からさらって洗脳したキング・エンディミオンと地球を治めようとした。ギャラクシアにタキシード仮面のスターシードを奪われてキングも消滅し、闇の女王の誇りをかけて仇討ちを挑むが敵わず、エンディミオンへの想いを明かしたプルートに救われて「黙って見守る愛もある」と説得され、サターンの力で時空の彼方に逃がされた。サターンの消滅で戻り、ギャラクシアに操られたタキシード仮面からセーラームーンを庇って「今度は憎しみの灰を情熱の灰に」と願いながら消滅した。
『-La Reconquista-』では、地球の王族の血を引くエンディミオンの許嫁だったが、彼の愛を得られずに婚約破棄された絶望からメタリアに付け込まれた設定になっている。また、同公演のノベライズ版では、前世での年齢が婚約破棄の時点でエンディミオンより1歳年下の19歳と明記されている。
ゲーム版
PCエンジンのアドベンチャーゲーム(時間軸はRの魔界樹編の直後に当たる)ではパスト・ワイズマンのオパールの力で復活するが、四天王に離反されて敗北。闇のエナジーによって死ぬこともできずに苦しむが、「エンディミオンを惹きつけたセレニティの優しさに全てを許してしまいそうになることが恐かった」と告白し、セーラームーンの腕の中で力尽きる。その後、セーラームーンの銀水晶の力で人間に転生していった。
スーパーファミコンのRPG『Another Story』ではヘル・デスティニーに運命を変えられて復活、富士山洞穴でセーラー戦士と再び対戦。運命改変で幻の銀水晶の力に耐性がついてセーラームーンを苦戦させるが、最終的にはセーラー戦士に敗北し、エンディミオンの名を呼びながら消滅した。物語後半では過去のシルバー・ミレニアムにタイムスリップしたうさぎがメタリアに憑依される前のベリルと出会うイベントがあり、彼女がメタリアの言いなりになるまいと葛藤していた姿を見ることが出来る。
その他
アニメイトカセットコレクション版では、ゾイサイトとクンツァイトの出演番組で自分の歌った子守唄が放送されるはずが、代わりに2人の「男と男のラブゲーム」なる歌が放送されて腹を立て、放送局に抗議の電話を掛けた。また、クイズに出演した時は回答を部下に押し付け、間違えたら次元の間に飛ばすという無責任な一面を見せた。
黒木 ミオ(くろき みお)
演 - 有紗
実写ドラマ版オリジナルキャラクター。クイン・ベリルの「影」として生まれた美少女で、愛野美奈子のライバルの人気アイドルとして十番中学校に転入する。ベリルの分身だが人格は独立し、時にはベリルの意思を無視して気ままに振る舞う。うさぎと友達になるフリをして心理的に追い詰めていくが、美奈子に正体を見破られた。衛をベリルの下に連れ去るが、終盤でメタリアに憑依された「メタリア・エンディミオン」に倒されて消滅。
「Special Act.」でダーク・キングダムの新たな女王クイン・ミオとして復活。王配を求めて衛との結婚を目論み、妖魔を率いてセーラー戦士に戦いを挑んだ。終盤では自らも巨大な妖魔となってセーラー戦士と戦うが、「セーラー・プラネット・アタック」で再び倒される。
美少女戦士セーラームーン Pretty Guardian SAILORMOON オリジナル ソング アルバム「Dear My Friend」にはキャラクターソング「Change of pace」が収録されている(実際に作中でアイドルの仕事としてレコーディングしている)。

四天王

第1期での反セーラーチームで、妖魔軍を従えている四人の司令官。各イメージカラーの縁取りと宝石のボタンをつけた軍服を着ている。幻覚サイコキネシスなどを操る妖力を持ち、空間を歪めることもできる。正体はプリンス・エンディミオンを慕う四人の騎士が暗黒の闇に支配されて魔物化した姿であり、原作者の構想上ではプリンセス・セレニティを守る前世の四守護神と恋愛関係にあった[1]。この設定は『Crystal』やミュージカル一作目、ゲームなどで使用されているが、初代テレビアニメでは使用されない。

原作漫画

月の王国の監視を疑い、戦争に加担して命を落とした後、エンディミオンの生まれ変わりを探して現代に転生したが、前世の記憶を取り戻す前にベリルの策に嵌まって体を譲り渡してしまった。人々のエナジーを奪いながらサブリミナル効果を仕込んだ商品を売りさばくが、仲間がセーラー戦士に倒されるとその腐乱死体をガラスの棺に安置し、死者を復活させる幻の銀水晶を探し求めた。幻の銀水晶の光で前世の記憶を蘇らせて再生したが、肉体を崩壊させて石に還ってしまい、最終決戦直前に衛を庇うようにセーラームーンの剣を受けて割れ、石の中の思念体がクイン・メタリアの急所を教えて消滅する。その後は衛に石を保管され、時々衛のサイコメトリー能力によって現れた思念体が助言を行う。Act13[注釈 3]の表紙ではセーラー戦士とペアになっている。

初代テレビアニメ

「エンディミオンの配下」という設定は描かれず、シルバー・ミレニアム襲撃に加担して封印された。人間とほぼ同じ容姿だが、緑色の血と青みがかった白目を持つ。ただし通常の妖魔と異なり、倒されると光になって消える(これは元人間である『R』のブラック・ムーン一族も同じ)。ゾイサイトとクンツァイトを除いて仲間意識は薄く、手柄を競い合う描写がある。全員が配下の妖魔軍団を指揮し、『仮面の忍者 赤影』を意識して1クールごとに司令官の四天王は交代する(第3期『S』に登場した「デス・バスターズ」も同じ手法をとった)。PCエンジンのアドベンチャーゲームでは無印から『R』までをつなぐ形で原作の設定を使用し、「元はエンディミオンに仕える人間だったが、洗脳されて魔物に作り変えらえた」という背景が語られた。パスト・ワイズマンのブラッディオパールによって再生し、セーラー戦士に復讐を誓うが蘇る前世の記憶に苦悩しながら暗黒のエナジーに囚われ、最後は衛とセーラー戦士に協力してうさぎの銀水晶の力で人間に転生していった。

実写版

「エンディミオンの配下だった」という前世の設定を掘り下げ、4人の前世の記憶に対する反応の違いが物語の重要な役割を担っていた。終盤でネフライト以外は全員命を落としたが、世界の再生後は全員が守護霊のような状態となって衛を見守る。「Special act」ではミオと対決する衛に加勢した。前日譚である「Act Zero」では花子、赤井、白井、黒井という四天王にそっくりな十番街の警察官が登場し、作中の四天王の台詞を発言した。

『Crystal』

原作で使われなかった「前世では内部太陽系戦士と恋仲だった」という設定が生かされ、Act12まで全員生存している。各メンバーの名前の由来である鉱物の石言葉をモチーフとした、騎士の称号も新たに設定された。Act10で前世の記憶が戻りかけたが、クイン・ベリルに再び洗脳され、Act12での最終決戦でムーンを除いたセーラー戦士と戦い、「セーラー・プラネット・アタック」を受けてセーラー戦士の呼びかけで前世の記憶を取り戻すが、クイン・メタリアに消滅させられた。その後、悲しみに暮れるセーラー戦士たちに「プリンセスが待っている」「お前たちにはまだやるべきことがある」など励ましの声をかけた。

ミュージカル版

舞台によって扱われ方は様々。『外伝・ダークキングダム復活編』では美奈子たち四守護戦士に好意を持つ高校生に姿を変え、恋人としてセーラー戦士に接近する。『永遠伝説』(改訂前版のみ)ではクイン・ベリルの騎士としてゾイサイトとクンツァイトのみが復活。『スターライツ・流星伝説』ではアイドルグループ「ジュエルメタリアーズ」に変装してセーラー戦士と戦ったが、セーラームーンの攻撃で正気に帰りギャラクシア軍団に戦いを挑むが、最後は衛を庇って石になった。『スターライツ・流星伝説』をリメイクした『火球王妃降臨』ではクンツァイト以外のメンバーはオリジナルキャラクターに入れ替わり、役割も変わった。『-La Reconquista-』ではアイドルグループ「パンデミック4」としてセーラー戦士を誘惑する。

ジェダイト
声 - 小野坂昌也(初代テレビアニメ)、岸尾だいすけ(Crystal)/実写ドラマ 演 - 増尾遵/ミュージカル 演 - 二橋進朝見優香ルウト/乃木坂46版 - 武田莉奈
命名の由来は翡翠硬玉四天王の一番手として最初にセーラー戦士と戦った。天然パーマの短い金髪と青い目を持つ真面目な青年。推定年齢18歳[2]
武内は、本作のヒーローとして最初に作った男性キャラはジェダイトであると、1992年当時のなかよし本誌で語っている。しかし、前作『The チェリー・プロジェクト』のヒーローの髪が白髪(金髪)でジェダイトと被ってしまうため、新たに作られたのが黒髪の地場衛である。
原作
青い縁取りの黒っぽい軍服、青いピアス、石入りの白い肩当て、ロングブーツを着用[2] [注釈 4]極東支部長で、土人形の兵を操る。一人称は登場せず。妖魔にエナジーを吸収する宝石を売り捌かせたり、洗脳ディスクを教材にした学習塾「クリスタルゼミナール」を開業させた。最後はセーラー戦士を討伐しようと「魔の六時のバス」で火野レイを含めた女学生を異次元に連れ去るが、レイが覚醒したセーラーマーズに焼き殺された。
Act13[注釈 3]の表紙ではセーラーマーズとペア。前世でセーラーマーズに好意を抱いており、現世でも火野レイをバスで連れ去って「初めて見たときから気に入っていた」と呟いている。レイ主役の番外編『カサブランカ・メモリー』では、過去の感傷を指摘するゾイサイトの言葉でめまいを起こしたレイが、現世の特別な人だった海堂の幻覚と重ねるように、ジェダイトの幻覚も見ている描写がある。
初代テレビアニメ
赤い縁取りの紫の軍服、赤いピアス、赤いベルトとロングブーツを着用。配下の妖魔を人間界に潜伏させ、大衆の欲望を利用してエナジーを集める作戦を指揮した[注釈 5]。自身も変装して妖魔をサポートする。「ムーン・ティアラ・アクション」を無効化するほどの能力を持つ[注釈 6]。クイン・ベリルに忠実だったが、自身に思いを寄せるベリル直属妖魔のテティスの一件から不満を持ち、女を男がいないと何もできないと蔑んでセーラー戦士に「時代錯誤のおじさん」と呼ばれた。架空のラジオ番組「ミッドナイトゼロ」のパーソナリティになりすましたり、新装開店の遊園地・夢ランドの客をさめない夢に閉じ込めてエナジーを奪ったり、火川神社の神職見習いに変装して妖魔に魔の六時のバス事件を起こさせた。
セーラー戦士たちの活躍で失敗が続き、配下の妖魔群が全滅した上、テティスを無断で使って死なせたことでベリルの怒りを買い、セーラー戦士討伐を邪魔されて「永遠の眠りの刑」を宣告される。最後のチャンスとしてセーラー戦士打倒に赴き、東京の夜空に「羽田空港にセーラー戦士が来なければ東京中を火の海にする」と立体映像で予告し、羽田空港に現れたセーラー戦士を土人形の警官やジャンボジェットを操って襲った。タキシード仮面との一騎打ちに勝って海中に沈めるが、油断した隙にマーズの退散札を背中に貼られてしまい、制御を失ったジャンボジェットに襲われて逃げ帰る。結局セーラー戦士の正体を突き止めるにとどまり、永遠の眠りの刑を処せられて凍結された。
ダークキングダムでの人望が低く、ネフライトに効率の無い作戦手法を蔑まれ、死後もゾイサイトに焦りを嘲笑されたが、エナジーを集める程度の任務は成功している。処刑された13話でも電撃、大量の泥人形を操り、マーズのお札で術の制御を失った状態でも「ムーン・ティアラ・アクション」を回避して転移術を使用した。転移術にも多数のバリエーションを持つ。
『Crystal』
青い縁取りのシルバーグレーの軍服、黒いベルトとロングブーツを着用。レイを連れ去った際の台詞が「なぜか惹かれる」と好意をよりはっきり示すものへと変更されている。一人称は「オレ」。土人形の兵を作り出す能力に加えて冷気を自在に操る能力を持つと明言されており[注釈 7]、ムーンやマーキュリーの腕を氷漬けにするなど苦戦させたが、炎を操るマーズには冷気攻撃の効果がなく、結果返り討ちにあう。ただし、原作とは違い逃亡したため生存している。前世はプリンス・エンディミオンを守る忍耐と調和の騎士。
実写ドラマ版
初代テレビアニメ版と近い容姿だが、花の刺繍入りの軍服とマントを着用。真面目だが無邪気で幼い。ベリルに忠誠を尽くし、氷の短剣を武器に使う。
度重なる失態でベリルの叱責を受けるが初代テレビアニメ版のように処罰はされず、「愚かだが可愛い」と気に入られていた。前世の記憶を取り戻しても「現在の主はクイン・ベリル様である」と誓い、ベリルに付き添って城と運命を共にしたが、その後は幻影となって衛の命を救った。「Special Act」ではネフライトに膝かっくんをするなど、本編とは違い明るく幼い性格描写がなされた。
ネフライト
声 - 森功至(初代テレビアニメ)、鳥海浩輔(Crystal)/実写ドラマ 演 - 松本博之/ミュージカル 演 - 清家利一依田秀亮、コロ/乃木坂46版 - Shin
命名の由来は翡翠の軟玉。四天王の二番手[注釈 8]として登場した。天然パーマの長い茶髪と青い目を持つ大柄な青年。推定年齢19歳[2]。直情的でプライドが高い。
原作
北米支部長。一人称は「オレ(Act4)」もしくは「ワタシ(Act5)」。赤い縁取りの黒っぽい軍服、赤いピアス、石入りの白い肩当て、ロングブーツを着用[2][注釈 9]。自分の影を操り、D国王女の秘宝を強奪して来賓客のエナジーを奪ったが、セーラームーンに影を倒される。最後は影を取り憑かせた花嫁のマネキンに男たちをさらわせてエナジーを奪うが、まことが覚醒したセーラージュピターの「フラワー・ハリケーン」の目くらましと雷撃の連携攻撃に倒された。Act13[注釈 3]の表紙ではセーラージュピターとペアであり、使役した花嫁のマネキンがまことに似ている。
初代テレビアニメ
黄色の縁取りの紫の軍服、黄色いピアス、青いベルトとロングブーツ、赤い石入りの肩当てを着用。四天王の次席的存在で、占星術を操るクールな一匹狼。フェラーリ・512TRに乗る青年実業家三条院正人に変装[注釈 10]して一人の人間のエナジーが最も高まる時を狙った。人間界に構えた屋敷の聖堂に天球儀で宇宙を映し出すと、「星はなんでも知っている。星々の神秘の力を我に与えん」と唱えて星の光の力でターゲットを選定し、ターゲットのエナジーレベルがピークに達した時に妖魔にエナジーを吸収させる手段を用いる。クイン・ベリルにふてぶてしい態度をとり、自らの追い落としを企んでいたゾイサイトを無視していたが、度重なる失敗によって永遠の眠りの刑を宣告されてしまう[注釈 11]地場衛に対して予感めいたものを感じたことがある。
天球儀の星の光で魔の紋章に変えた妖魔をターゲットの持ち物に憑依させたり、分身の怨霊を操り、星の光を飛ばす必殺技「スターライト・アタック」を使う[注釈 12]。格闘・剣術にも長け、ゾイサイト配下の妖魔三人娘を打ちのめして死の恐怖を与えた。幻の銀水晶を独断で探索し、天球儀を改造した「黒水晶」が反応した大阪なる[注釈 13]を騙して恋心を利用する反面、人間の愛のエナジーの力に興味を示す。なるの近くにセーラームーンがいると推測し、なるの家から水晶を盗ませて月野うさぎをセーラームーンの正体と探り当てるが、黒水晶を狙っていたゾイサイト[注釈 14]配下の妖魔三人娘からなるを助けてしまう。嘘に気づいていたなるとチョコレートパフェを食べに行く約束を交わすが、妖魔三人娘にエナジーを吸収する蔦に貫かれ、なるを庇って致命傷を負う。自力で蔦を引き抜いたなるに驚くが、嘘をつき続けたことを謝って息絶え、衣服も残らず光になって消えてしまった。彼の最期が描かれたこのエピソード(24話)は視聴者の間でも人気が高く、2020年12月5日に放送された『発表!全美少女戦士セーラームーンアニメ大投票』における「あなたの好きなエピソード」部門で第3位にランクインした[3][注釈 15]
『Crystal』
赤い目を持ち、赤い縁取りのシルバーグレーの軍服、赤いピアス、黒いベルトとロングブーツを着用。原作と違い「フラワー・ハリケーン」に足止めされたものの、直後の雷撃の直撃を免れて逃亡している。その際に前世の記憶を僅かに思い出しかけ、ジュピターの姿を見て「この眼差し、どこかで(見たことがある)」と呟いている。前世はプリンス・エンディミオンを守る知恵と安らぎの騎士。
実写ドラマ
幻の銀水晶捜索担当。赤毛のソフトモヒカン、花の刺繍入りの赤い軍服とマントが特徴。短気で直情的な性格。赤い柄のロングソードを武器に使うが、その戦闘方法は力任せの粗暴なものである。
他の四天王に対する嫉妬心が強く、ベリルの寵愛を得ようと猪突猛進する。前世の記憶をほとんど取り戻さないままで、エンディミオンに忠誠心を持つことも遅かった。クンツァイトに操られて「ダークマーキュリー」となった亜美に優しくされ、その恩を一時的に返したことがあった。ベリルに捨て駒にされて命を落としかけ、ベリルの束縛から逃れたが同時に力を失い人間になってしまう。その後は元基との出会いを経て、クラウンで働きながら暮らすことになった。一時はベリルへの復讐を目論んでいたが、元基や素顔のセーラー戦士の姿に触れるうち、恩讐を捨て人間として生きることを誓う。元基からは「ネフ吉」「ネフりん」というあだ名を付けられていたが、本人はその名を嫌っていた。亜美に対しては好きだが素直になれないツンデレな態度を取り、クッキーのお礼のプレゼントを考えていた。四天王で唯一最後まで生き残ったが、地球の再生と同時に元の力を取り戻し、幻影として現れて衛を救った。
ゲーム版
メガドライブ版アクションゲームでは3面のステージボスとして登場する。
PCエンジンのアドベンチャーゲームでは、「パスト・ワイズマン」を名乗る謎の存在にベリルや他の四天王と共に再生されたが、なるへの愛情が残っていたためにセーラー戦士たちへの復讐を望まず、再生DDガールズを1人で全滅させて逃亡、追われる立場となり、再会したなるの家で匿われる。無理矢理再生されたショックと様子を見に現れた衛との出会いにより、エンディミオンの配下だった記憶を取り戻し始めた。まことルートでは悪人に徹して海野となるの関係を取り持ったことでまことに「それじゃあんたがかわいそうだよ!」と嘆かれる。前世にこだわらずにうさぎを守るまことに刺激され、暗黒のエナジーに呪縛された自分たちを静かに眠らせてほしいとうさぎに頼んだ。
ミュージカル
『-La Reconquista-』では、彼のみ「常に敬語で話す」というその他のメディアと全く異なるキャラクター設定となっている。
ゾイサイト
声 - 難波圭一(初代テレビアニメ)、松風雅也(Crystal)/実写ドラマ 演 - 遠藤嘉人/ミュージカル 演 - 秋田敏隆留守晃青木要彩夏涼/乃木坂46版 - 小嶋紗里
命名の由来は鉱物の灰レン石。三番目に登場した四天王[注釈 16]。癖の強い金髪をゆるいポニーテールに結んだ、緑色の目を持つ細身の少年。推定年齢16~17歳[2]
原作
欧州支部長。一人称は登場せず。緑色の縁取りの黒っぽい軍服、緑色のピアス、石入りの白い肩当て、ロングブーツを着用[2]。クンツァイトの弟分。ネフライトの任務を引き継いだ。本編Act6と『カサブランカ・メモリー』の両方で女装して女言葉を使うものの、あくまで変装の一環で、普段の軍服姿では男言葉を使う。『カサブランカ・メモリー』ではジェダイトの仇討ちを企んでバーのピアニストに変装し、止まない雨「レインツリー」で街中の人々を感傷に浸らせてエナジーを奪うが、迷いを振り切ったレイに敗れて撤退した。
Act13[注釈 3]の表紙ではセーラーマーキュリーとペアだが、本編ではマーキュリーと特別な描写はなかった。「幻の銀水晶」研究家・異園教授に変身してテレビ出演し、テレビ画面越しに街の人々を洗脳して幻の銀水晶を探させたが、失敗するとエナジーを搾り取ろうとした。人々のエナジーを回復させたセーラームーンを銀水晶の持ち主と睨み、洗脳ビデオを仕込んだレンタルビデオ店を開業して捕獲したセーラームーンを始末しようとしたが、最後はセーラーヴィーナスのブーメランで八つ裂きにされた。
初代テレビアニメ
オレンジに近い髪を持ち、緑色の縁取りの紫の軍服、緑のピアス、黒いベルトとロングブーツを着用。オネエ言葉を使い、一人称も「アタシ」。空中浮遊して花霞に溶け込む転移術を操るスピード戦士[注釈 17]であり、氷柱攻撃・火球攻撃・風刃攻撃などの術を使う時に「ゾイ!」と叫ぶ。闇討ちを得意とし、物腰は柔らかいが高飛車で残忍な性格を持つ[注釈 18]
花や宝石など美しいものを好み、下品なものを嫌う。ゲイであり、クンツァイトと相思相愛の仲[注釈 19]。普段は「クンツァイト様」と呼んで甘えているが、クンツァイトのためなら命を投げ打つことも厭わない。一方でベリルには少なからず恐れを抱いており、他の四天王のように余裕や苛立ちを見せることなく、気圧されるばかりであった。
主な任務は「幻の銀水晶」の探索であり、黒水晶を奪おうとしてネフライトを死に追いやった。七つ集めると「幻の銀水晶」が現れるという「虹水晶」探索の任務を与えられ、虹水晶探知機に改造された黒水晶を操り、人間に転生した「妖魔七人衆」から虹水晶を抜いて元の妖魔に変えていった。
衛がタキシード仮面であることを知ったベリルに捕獲を命じられ、衛をスターライトタワーに呼び出して決闘を挑むが、顔を傷付けられて激怒し、命令を無視して衛とそばにいたうさぎを焼き殺そうとした。うさぎのプリンセス覚醒と幻の銀水晶の出現を目撃、銀水晶を奪おうとして失敗し、衛に瀕死の傷を負わせた。
銀水晶の強奪作戦が失敗した事や衛を本気で殺そうをした事から、クイーン・ベリルに怒られて処刑された。最期はクンツァイトの腕の中で花の幻覚に包まれ、「お慕いしておりました」と言い残して息を引き取った。スウェーデンアメリカなどキリスト教の国々での放送時は女性という設定で翻訳された[4]
『Crystal』
一人称は「ワタシ(Act6)」または「オレ(Act10)」。緑の縁取りのシルバーグレーの軍服、黒いベルトとロングブーツを着用。原作と同じくセーラーヴィーナスの不意打ちを受けたが致命傷には至らずに撤退している。初代テレビアニメと同じく氷柱攻撃を披露した。セーラー戦士との決戦でマーキュリーと恋愛関係にあったことが判明した。前世はプリンス・エンディミオンを守る浄化と癒しの騎士。
実写ドラマ
プリンセス抹殺を担当。少し長めの銀髪、花の刺繍入りの白い軍服と銀のマントが特徴。四天王の中でもエンディミオンへの忠誠心が高い。ピアノの名手で、ほとんどのシーンでピアノを弾いている。弾いている曲は大抵が『幻想即興曲』か『月光』。S字型の刃の短剣を武器に扱うほか、テレパシーなどの超能力を持ち、ピアノの音色を使って意識を飛ばしたり、会話ができる。更に催眠術で亜美、レイ、まことを操り、「Special Act」では念動力で敵を同士討ちさせたこともある。
原作と同様にセーラーヴィーナスに倒され、タキシード仮面の姿を見て前世の記憶を取り戻すが、力を失って石の姿に戻っていた。物語後半で復活し、前世の悲劇を繰り返さないためにヴィーナスと結託してエンディミオン(衛)とセレニティ(うさぎ)の仲を裂こうとしたが、衛に諭されて思い直す。最期は"銀水晶の妖魔"からうさぎを守って命を落としたが、地球が転生すると幻影として衛を見守るようになる。
ゲーム版
アクションゲームではステージボスとして登場する。スーパーファミコン(アクション版)とメガドライブでは初代テレビアニメ版に登場した「偽セーラームーン」として登場し、倒した後に点滅しながら消える際にゾイサイトの姿が見える(それに従い、メーターの顔アイコンも変化する)。業務用(アクション版)では最初からゾイサイトの姿で戦い、二度目はクンツァイトとタッグを組んで登場する。
PCエンジンのアドベンチャーゲームではクンツァイトとの恋愛関係はオミットされた。亜美ルートでは再生の衝撃で前世の記憶を取り戻していたが、洗脳に抗えず記憶を消されると予期して亜美の夢にメッセージを残し、「結ばれる運命にあった、8人の男女」「月の世界で見たあなたは美しかった」と、前世での四天王と四守護戦士の恋愛関係を示唆する言葉を残している。
ミュージカル版
『外伝・ダークキングダム復活編』では、基本的なキャラクター設定は原作に準拠しているものの、四天王としての正体を現した際に「クンツァイト様を永遠にお慕いしている」と述べている。
『-La Reconquista-』では、四天王で唯一ベリルの洗脳を免れ、想いを寄せるマーキュリーに地球の異変を警告したものの、ベリルに察知されて他の四天王に追い詰められた末、ネフライトにトドメを刺されて命を落とした。現世では亜美を誑かすために接近したが、彼女との交流を通じて前世の想いが蘇り、ベリルに囚われた亜美を逃がし、ベリルに裏切り者とされ、前世と同じく他の四天王の手で石の姿へと還された。
その他
アニメイトカセットコレクション版では、「ゾイ斎藤」という名で暗躍、クンツァイトといちゃつきながらセーラー戦士にしりとり対決を挑んだり、恥ずかしい体験話をカミングアウトさせるなどの作戦を展開するも、その度にセーラームーンによってその場の記憶を失っている。
異園教授
声 - 山口由里子(Crystal)
原作と『Crystal』のAct6に登場。ゾイサイトが「幻の銀水晶研究家」を名乗る女性に変身した姿。テレビ出演して人々を利用し、幻の銀水晶を見付け出そうとした。原作ではセーラー戦士が駆け付けた際には既に変装を解いていたが、『Crystal』ではセーラー戦士の目の前で正体を現した。
偽セーラームーン
声 - 三石琴乃
初代テレビアニメ第33話に登場。ゾイサイトがセーラームーンに変装した姿で、自作自演の犯罪を解決する。目つき、コスチュームの色、肌の色を除けば本物と瓜二つである。武器としてブーメランを所持。クンツァイトに人質にされて廃工場のクレーンに吊るされる演技をし、おびき寄せたタキシード仮面に刃を突き刺して正体を現した。
クンツァイト
声 - 曽我部和恭(初代テレビアニメ)、竹本英史(Crystal)/実写ドラマ 演 - 窪寺昭/ミュージカル 演 - 望月祐多笠原竜司浅野豪孝河崎美貴伊石真由/The Super Live 演 - 真田怜臣/乃木坂46版 - 安藤千尋
四天王のリーダー。命名の由来はリチア輝石の一種クンツァイト。長い銀髪と濃灰色の目を持つ大柄な青年。推定年齢25~26歳[2]。他の三人と異なり軍服の襟を着崩し、石の飾りをつけた白いマント、短靴を着用[注釈 20]。原作設定資料では「アラブの王様のようなイメージ」[2]
原作
中東支部長。一人称は「オレ」。灰色の縁取りと石の肩当てを飾ったシルバーグレーの軍服、三角錐のピアスを着用[2]。Act13[注釈 3]の表紙ではヴィーナスとペア。プリンセス・セレニティを連れ戻そうと地球に降りたヴィーナスに一目惚れされ、『コードネームはセーラーV』ではアドニスの目を通してヴィーナスと惹かれ合っていく様子が描かれる。ゲーム『Another Story』ではヴィーナスに捧げた像が登場した。
雷電を利用して街の人々のエナジーを搾り尽くし、エネルギー吸収能力でセーラー戦士を攻撃する。覚醒したプリンセス・セレニティの幻の銀水晶の光に圧倒されるが、ベリルの命令で仮死状態の衛をさらった。銀水晶の光で前世の記憶を取り戻し、ベリルに反逆しようとしたが石を額に露出されて再び操られてしまう。最期はヴィーナス、マーキュリー、ジュピター、マーズの「セーラープラネットアタック」に倒されて石に還り、思念体となって衛に別れを告げた。
初代テレビアニメ
水色に近い髪と褐色の肌を持つ。水色の縁取りの紫の軍服、水色のピアス、紺のベルトと短靴、青い石の肩当てを飾った薄紫と紫のマントを着用。マントには防御能力がある。クールな性格だがゾイサイトだけには甘い。四天王の中でも最強の魔力を持ち、何の道具を頼りなくその場で人間を妖魔に変身させたり、全東京を一瞬で停電させたり、両手から発射する衝撃波とブーメランのように飛ばす光の刃を操ったり、現世の一部を魔界化・異界化させたりするほどの魔力を持つ[注釈 21]。ネフライトを「いつでも消せる」と言い切るなどの自信家であり、セーラー戦士を「化粧の香りもしない小娘」と呼んで行動パターンを見通して追い詰めた。
バイセクシャルであり、ゾイサイトを溺愛している。クイン・ベリルに叱責された彼を庇って任務を手伝っていたが、クイン・ベリルの粛清を受けたゾイサイトに花畑の幻影を見せてその最期を看取る。その後はベリルに忠実でありながらもダーク・エンディミオンと反目し、妖魔に変身させた人間にセーラー戦士の正体を探らせた。北極圏Dポイントに向かったセーラー戦士の前に現れ、多次元混乱世界に飛ばして幻の銀水晶を奪おうとしたが失敗、幻の銀水晶の力でシルバー・ミレニアムの廃墟に飛んで前世の記憶を取り戻したセーラー戦士と戦い、最後はセーラームーンの「ムーン・ヒーリング・エスカレーション」を一喝して無効化するが、セーラームーンに光の刃を跳ね返され、ゾイサイトの魂の導きを願いながら光になって消滅した。
『Crystal』
シルバーグレーの軍服、黒いベルトと短靴、三角錐のピアスを着用。四天王で唯一手袋を着けない。セーラーヴィーナスとの対決が多い。Act12で他の四天王と共にダーク・キングダム城でセーラー戦士と戦い、前世の記憶を取り戻すが、ヴィーナスと互いの名前を呼びあった直後に他の四天王と共にクイン・メタリアに消されてしまう。前世はプリンス・エンディミオンを守る純潔と慈愛の騎士。
実写ドラマ
古代中国風の黒い垂髪とティアラ、花の刺繍入りの黒紫の軍服、赤い花の肩当てを飾った金と青のマントが特徴。柄の白い長剣を武器にし、自分の髪を人間の首に巻き付けて人間を妖魔化する力を持つ。「シン」という人間の青年に転生していたが、クイン・ベリルの力で四天王として覚醒する。唯一最初から前世の記憶を完璧に有していた。ベリルへの敬意は感じられず、常に慇懃無礼な態度で応じる。
前世ではエンディミオンに剣の指南をした達人で、エンディミオンへの忠誠心がもっとも強かった。しかし、エンディミオンとセレニティの禁断の恋が前世の世界を滅ぼす結果を生んだことで激しく二人を憎み、前世を背負って生まれたこと自体を疎んじている。前世に関わる全てを滅ぼした後で命を絶つつもりでおり、蘇りつつある忠誠心と憎しみとの間で苦悩した末に衛との決闘に破れて散る。地球が再生すると衛の前に幻影として現れ、衛の命を救った。
ゲーム版
アクション版TVゲームではステージボスとして登場し、スーパーファミコン版では三連続の衝撃波で攻撃し、業務用ではゾイサイトと一緒に攻撃してくる。
スーパーファミコンのRPG『Another Story』では原作同様に他の四天王たちと共に幻影としてうさぎたちの前に現れ、オポシティオ戦士の攻撃で意識を失った衛を助ける方法を教える。『Another Story』では、前世のクンツァイトが現在のトルコにある村をヴィーナスとの逢瀬の場として使っていたことが語られ、それを知ったヴィーナス(美奈子)が前世でのクンツァイトとの関係に思いを馳せるシーンがある。
ミュージカル
扱いは様々だが、人間に化ける際「斉藤訓(さいとう・くん)」という偽名を使うのはお決まり。『スターライツ・流星伝説』ではスリーライツのイベントの企画者として「ジュエルマネージャーズ」と共に登場する。
その他
アニメイトカセットコレクション版では、ゾイサイトといちゃつきながらラジオ番組のDJをやったり、遊園地の売り子に変装するなど三枚目な部分が強調され、「ムーン・ヒーリング・エスカレーション」の洗礼を受けた際には「リフレーッシュ!」と叫んだ。

『火球王妃降臨』オリジナル

ミュージカル『火球王妃降臨』に登場するオリジナルの四天王たち。「ジュエルマネージャーズ」と名乗ってスリーライツのイベントに現れた。

カルナイト
名前の由来は方解石の英語名「カルサイト」。「ジュエルマネージャーズ」としての名前は「ナイト・ルカ」。
ヒデナイト
名前の由来はリチア輝石の一種「ヒデナイト」。「ジュエルマネージャーズ」としての名前は「夜野ヒデオ」で、表向きはダンシング・アニマメイツのマネージャー。
ヘマタイト
名前の由来は鉄鉱石の英語名「ヘマタイト」。「ジュエルマネージャーズ」としての名前は「台東屁真八郎(たいとう・へまはちろう)」で、表向きはスリーライツのマネージャー。

妖魔

関連用語

脚注

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