トゥーズ・ミッシング
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経緯
本作はMCAレコードが1985年に発表したアルバム『フーズ・ミッシング』と同様に、シングルで発表されたアルバム未収録曲、未発表のスタジオ音源、ライブ録音が収録された。
→詳細は「フーズ・ミッシング」を参照
内容
収録曲は1964年から1971年までの期間に録音された14曲で、オリジナルが6曲、カヴァーが8曲である。オリジナルの「マイ・ワイフ」のライブ録音、カヴァーの「ゴーイン・ダウン」、「モータリング」は、本作で初めて発表された。
オリジナル
未発表音源
- マイ・ワイフ My Wife(Live)
- 1971年12月13日、サンフランシスコのシビック・オーディトリウムで録音[2]。原曲はアルバム『フーズ・ネクスト』(1971年)収録。
アメリカでの未発表曲
- ドッグス Dogs
- ウォーター Water
アメリカでのアルバム未収録曲
- ドッグス・パート2 Dogs Part 2
- ワスプマン Waspman
- サークルズ(Circles)(Revised version)
- 「サークルズ」には、1966年1月12日と13日にロンドンのIBCスタジオでシェル・タルミーのプロデュ―スによって録音されたもの[8]と、同月末にロンドンのオリンピック・スタジオでザ・フーのプロデュ―スによって録音されたもの[9]が存在する。本作に収録された'Revised version'は後者で、アメリカでは未発表だった[注釈 2]。この'Revised version'は、1966年3月4日にイギリスでリアクション・レコードから発表されたシングル『恋のピンチ・ヒッター』(Reaction 591001)のB面に収録されたもの[10]、同日発表されたシングル(Reaction 591001)のB面に「インスタント・パーティ」と改題されて収録されたもの[11]と同一である[注釈 3]。
カヴァー
未発表音源
- ゴーイン・ダウン Goin' Down(Live)
- 本作の「マイ・ワイフ」や『フーズ・ミッシング』に収録された「バーゲン」と共に、1971年12月13日、サンフランシスコのシビック・オーディトリウムで録音された[2]。原曲はドン・ニックスが1969年にプロデュ―スしたMoloch[12]のアルバム[13]に提供した楽曲(Going Down)で、フレディ・キングやジェフ・ベック・グループなどにも取り上げられた。
- ヒート・ウェイヴ Heat Wave (Original version)
- 同曲は1966年8月に録音されたものがセカンド・アルバム『ア・クイック・ワン』(1966年)に収録された[注釈 4]が、このOriginal versionは、1965年4月、ロンドンのIBCスタジオでタルミーのプロデュ―スによって録音された[14]。原曲はエディ・ホーランド、ブライアン・ホーランド、ラモント・ドジャーが構成したアメリカのソングライター・チームであるホーランド=ドジャー=ホーランドの楽曲で、1963年7月にマーサ&ザ・ヴァンデラスが発表した。
- モータリング Mortoring
- 「ヒート・ウェイヴ」と同じく1965年4月の録音[14]。原曲はウィリアム・ "ミッキー" ・スティーヴンソン作。スティーヴンソンとアイヴィ・ジョー・ハンターのプロデュースでマーサ&ザ・ヴァンデラスによって録音され、1965年にシングルのB面に収録された[15]。
アメリカでの未発表曲
- アイム・ア・マン I'm a Man
- 「ヒート・ウェイヴ」と同じく1965年4月の録音[14]。イギリスではデビュー・アルバムMy Generationに収録されたが、アメリカでのデビュー・アルバムThe Who Sings My Generationでは「サークルズ」改め「インスタント・パーティ」に差し替えられた[16]。ボ・ディドリーが本名のエラス・マクダニエルの名義で作詞作曲し、ディドリーの名義で1955年に発表した。
- ダディー・ローリング・ストーン Daddy Rolling Stone
- 1965年4月12日から14日にかけて、ロンドンのIBCスタジオでタルミーのプロデュースにより行なわれたレコーディング・セッションで録音され[17]、同年5月21日にイギリスで発表されたシングル『エニウェイ・エニハウ・エニホエア』[18][19]のB面に収録された。ニッキー・ホプキンス(ピアノ)が参加。原曲はアメリカのブルース・シンガーのオーティス・ブラックウェルのDaddy Rollin' Stoneで、彼が1953年に発表したデビュー・シングルのB面に収録された[20]。
- ラスト・タイム The Last Time (Mono)
- アンダー・マイ・サム Under My Thumb (Mono)
アメリカでのアルバム未収録曲
- ボールド・ヘデッド・ウーマン Bold Headed Woman(Mono)
- 1964年11月ロンドンのパイ・スタジオでタルミーのプロデュースにより録音され、同年12月にアメリカ、1965年1月にイギリスで発表されたシングル『アイ・キャント・エクスプレイン』[21]のB面に収録された。作者が特定されていないブルースをタルミーが編曲したもので、彼がプロデュ―スしたキンクスのデビュー・アルバム(1964年)で取り上げられていた。