ナンキョウ

From Wikipedia, the free encyclopedia

ナンキョウ

分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
: ショウガ目 Zingiberales
: ショウガ科 Zingiberaceae
: ハナミョウガ属 Alpinia
: ナンキョウ A. galanga
学名
Alpinia galanga (L.) Willd.
シノニム

[1]

  • Alpinia alba (Retz.) Roscoe
  • Alpinia bifida Warb.
  • Alpinia carnea Griff.
  • Alpinia galanga var. galanga
  • Alpinia galanga var. pyramidata (Blume) K.Schum.
  • Alpinia pyramidata Blume
  • Alpinia rheedei Wight
  • Alpinia viridiflora Griff.
  • Amomum galanga (L.) Lour.
  • Amomum medium Lour.
  • Galanga major Garsault
  • Galanga officinalis Salisb.
  • Hellenia alba (Retz.) Willd.
  • Heritiera alba Retz.
  • Languas galanga (L.) Stuntz
  • Languas pyramidata (Blume) Merr
  • Languas vulgare J.Koenig
  • Maranta galanga L.
  • Zingiber galanga (L.) Stokes
  • Zingiber medium Stokes
  • Zingiber sylvestre Gaertn.
和名
ナンキョウ

ナンキョウ(南薑、学名: Alpinia galanga[2])は、ショウガ科の植物であり、東南アジア料理においてハーブとして使われる根茎を持つ。「ガランガル」と呼ばれる4つの植物種の一つである。別名は泰生姜ダイガランガル(大ガランガル)[3]。英語名はlengkuas、greater galangal、blue ginger。

A. galangaの根茎

「ガランガル」という名称はペルシア語の「qulanjan」またはアラビア語の「khalanjan」におそらく由来し、これらは中国語の高良薑gao liang jiang)から来ているだろう。インドでの名称は同じ語根に由来し、サンスクリット語での「kulanja」、ヒンディー語での「kulanjan」、ウルドゥー語の「kholinjan」などがある[4]

「Lengkuas」という名称は、一方、マレー語の「lengkuas」に由来し、これは西マレー・ポリネシア英語版祖語の *laŋkuasに由来する。これは、イロカノ語langkuásタガログ語ビコール語パンパンガ語ビサヤ語マノボ語英語版langkáuasまたはlangkáwasアクラノン語eangkawásカダザン・ドゥスン語英語版hongkuasイダアン語英語版lengkuasガジュ語英語版langkuasイバン語engkuasと同根である。これらの名称の一部は一般化しており、ハナミョウガ属の他の種やガジュツCurcuma zedoaria)に対しても使われる[5]

ナンキョウはジャワ語laosスンダ語lajaとも呼ばれる。その他の名称はカンボジアにおけるromdeng (រំដេង)、ミャンマーにおけるpa de kaw (ပတဲကော)、タイにおけるカー(kha)、官話での紅豆蔻hong dou kou)など[6]

栽培化の歴史

ナンキョウは東南アジア原産である。香辛料貿易時代の最初の栽培の中心はジャワ島であり、今日も東南アジアの島、特に大スンダ列島フィリピンで広く栽培されている。その栽培はインドシナ半島、特にタイへと広がった[7][8]。ナンキョウは台湾クバラン族が「nanel」を作るために使う葉の源である。これはオーストロネシア文化に共通する伝統的な子供の玩具として使われる丸めた葉の楽器である[9]

記載

ナンキョウは根茎から生長し、たくさんの葉と赤い実を付ける。高さは最大2メートルになる。この植物の根茎がほとんどの場合料理で使われる「ガランガル」である。食材や伝統医学での利用で重んじられ、ショウガよりも優れていると見なされている。根茎は黒コショウ松葉を思わせる鼻にツンとくる匂いと強い味を持つ。赤色と白色の栽培品種はしばしば異なる目的で使用される。赤色品種は主に医療、白色品種は主に香辛料として使われる[7][8]。赤い「果実」は紅豆蔲という名称で中国医学で使われ、カルダモンに似た香りを持つ。そのため、中国では小豆蔲Elettaria cardamomum、グリーンカルダモン)、白豆蔲(Amomum kravanh)、草豆蔲(Alpinia hainanensis)、砂仁Amomum villosum)、縮砂Amomum villosum var. xanthioides)、草果Lanxangia tsaoko)などと共にカルダモン類生薬の一つとされる[10]

食材としての利用

根茎はタイのカレーとスープにおいて一般的な食材であり、ぶつ切りあるいは薄切り、すりつぶしてカレーペーストと混ぜ合わせて使われる。インドネシアルンダンは大抵ガランガルで風味付けされる[要出典]

伝統医学

Alpinia galanga (L.) Willd.

'Chewing John'、'little John to chew'、'court case root' の名称で、ナンキョウはアフリカ系アメリカ人の民間薬ならびにフードゥー英語版民間魔術で使われる[要出典]アーユルヴェーダはナンキョウをヴァータ(風)・シャマーナ(鎮静)薬と考える。

化学成分

ナンキョウの根茎はフラボノールガランギンを含む[11]。根茎は「galangol」と呼ばれる精油成分を含み、ここから分留によってシネオールピネンオイゲノールなどが得られる[12]

出典

推薦文献

関連項目

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI