リコリス・ピザ
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アーロン・L・ギルバート
ダニエル・ルピ
スー・マクナマラ
ジョアン・セラー
| リコリス・ピザ | |
|---|---|
| Licorice Pizza | |
| 監督 | ポール・トーマス・アンダーソン |
| 脚本 | ポール・トーマス・アンダーソン |
| 製作 |
ポール・トーマス・アンダーソン サラ・マーフィ アダム・ソムナー |
| 製作総指揮 |
ジェイソン・クロース アーロン・L・ギルバート ダニエル・ルピ スー・マクナマラ ジョアン・セラー |
| 出演者 |
アラナ・ハイム クーパー・ホフマン ショーン・ペン トム・ウェイツ ブラッドリー・クーパー ベニー・サフディ |
| 音楽 | ジョニー・グリーンウッド |
| 撮影 |
ポール・トーマス・アンダーソン マイケル・バウマン |
| 編集 | アンディ・ジャーゲンセン |
| 製作会社 |
メトロ・ゴールドウィン・メイヤー フォーカス・フィーチャーズ ブロン・クリエイティブ グーラルディ・フィルム・カンパニー |
| 配給 |
|
| 公開 |
|
| 上映時間 | 133分 |
| 製作国 |
|
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $40,000,000[1] |
| 興行収入 | $33,300,000[2][3] |
『リコリス・ピザ』(原題: Licorice Pizza)は、2021年公開のアメリカ合衆国の青春映画。製作・脚本・撮影・監督はポール・トーマス・アンダーソン、主演はアラナ・ハイムとクーパー・ホフマン(監督の盟友だったフィリップ・シーモア・ホフマンの息子)が務めた。なお、本作はハイムとホフマンの俳優デビュー作でもある。
本作の原題“Licorice Pizza”は、1969年から1980年代後半にかけてカリフォルニア州南部で店舗を展開していたレコードチェーンの名前から取られたものである[4]。
本作は、公開前の2021年7月に死去したロバート・ダウニー・シニアに捧げられている。
1973年、ロサンゼルスのサンフェルナンド・バレー。高校生のゲイリー・ヴァレンタインは俳優としても活動していた。そんなある日、ゲイリーは10歳年上の女性(アラナ・ケイン)と恋に落ちた。
本作は2人が甘酸っぱくも危険な恋を通して成長していく姿を描き出す。
キャスト
※括弧内は日本語吹替(VOD版・ソフト未収録)
- アラナ・ケイン: アラナ・ハイム(川庄美雪) - 撮影助手。
- ゲイリー・ヴァレンタイン[注 1]: クーパー・ホフマン(バトリ勝悟) - 子役出身の若手俳優。高校生。
- ジャック・ホールデン[注 2]: ショーン・ペン(井上和彦) - ベテランのスター俳優。
- レックス・ブラウ: トム・ウェイツ - 映画監督。
- ジョン・ピーターズ: ブラッドリー・クーパー(村治学) - 映画プロデューサー。
- ジョエル・ワックス: ベニー・サフディ - 政治家。
- ランス・ブラニガン: スカイラー・ギソンド - 俳優。アラナの恋人。
- マンマ・アニタ: メアリー・エリザベス・エリス - ゲイリーの母。
- ジェリー・フリック: ジョン・マイケル・ヒギンズ - ホテルとレストランの経営者。
- ルシル・ドゥーリトル[注 3]: クリスティーン・エバーソール - 俳優。
- メアリー・グラディ: ハリエット・サンソム・ハリス(幸田直子) - ゲイリーのエージェント。
- スティーヴ: ライアン・ハフィントン - バーブラ・ストライサンドのアシスタント。
- ブライアン: ネイト・マン - アラナの友人。
- マシュー: ジョセフ・クロス - ワックスの恋人。
- スー・ポメランツ: イザベル・クスマン - ゲイリーのクラスメイト。
- フリスビー・カヒル: デストリー・アリーン・スピルバーグ - レストランの従業員。
- ミスター・ジャック: ジョージ・ディカプリオ - ウィッグ・ショップの店主。
- ウィッグ・ショップのブレンダ: イヤナ・ハーレイ - ジャックの店の従業員。
- B・ミッチェル・リード: レイ・チェイス - ラジオDJ。
- 飛行機のブレンダ: エマ・デュモン - フライト・アテンダント。
- ミオコ: ユミ・ミズイ - フリックの第一夫人。
- キミコ: 安生めぐみ - フリックの第二夫人。
- ゲイル: マーヤ・ルドルフ - ヴィックのアシスタント。
- ヴィック: ティム・コンウェイ・ジュニア - キャスティング・ディレクター。
- キキ・ペイジ: エミリー・アルトハウス - ウォーターベッドのモデル。
- グレッグ・ヴァレンタイン: ミロ・ハーシュラグ - ゲイリーの弟。
- フレッド・グウィン: ジョン・C・ライリー[注 4] - ハーマン・マンスター役の俳優。
この他、アラナ・ハイムの両親モティとドナ、姉妹のエスティとダニエルがアラナ・ケインの家族役で出演している。また、ダン・チャリトンが映画監督のサム・ハープーン役でカメオ出演している。
製作
2019年11月12日、ポール・トーマス・アンダーソン監督が新作映画を製作に着手しているとの報道があった[6]。2020年8月、ブラッドリー・クーパー、ベニー・サフディ、アラナ・ハイムらの出演が決まった[7][8]。9月2日、クーパー・ホフマンの起用が発表された[9]。
なお、レオナルド・ディカプリオにも本作への出演オファーが出ていたが、最終的に断られてしまったのだという[10]。
劇中でジョン・ピーターズが「ピーナッツバターのサンドイッチは好きかい」と女の子に尋ねるシーンがあるが、これはピーターズ本人の希望によるものである。監督から「貴方を新作に登場させるつもりだ」と事前に告げられた際、ピーターズはこのシーンを入れることを条件に快諾した[5]。
撮影・音楽
本作の主要撮影は『Soggy Bottom』という仮題の下、2020年8月にロサンゼルスで始まり、同年11月に終了した[11][12]。2021年9月6日、ジョニー・グリーンウッドが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[13]。
公開・マーケティング
作品の評価
Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「『リコリス・ピザ』ではポール・トーマス・アンダーソン監督が驚くほど快適なギアにシフトし、そのフレッシュな顔ぶれの主演俳優たちからスターとなる可能性のある演技を引き出している。」であり、71件の評論のうち高評価は92%にあたる65件で、平均点は10点満点中8.6点となっている[18]。Metacriticによれば、35件の評論のうち高評価は33件、賛否混在は2件、低評価はなく、平均点は100点満点中90点となっており、「MUST-SEE(必見)」の評価を得ている[19]。
作中で登場する日本人女性のキャラクターに対して、誇張した日本人アクセントの英語で笑いをとるシーンがあり、これがアジア系差別的な描写であるとして一部のメディアから問題視された[20]。
受賞・ノミネート一覧
| 賞 | 発表日 | カテゴリ | 対象 | 結果 | Ref. |
|---|---|---|---|---|---|
| ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 | 2021年12月2日 | 作品賞 | 受賞 | [21] | |
| 監督賞 | ポール・トーマス・アンダーソン | 受賞 | |||
| ブレイクスルー演技賞 | アラナ・ハイム、クーパー・ホフマン | 受賞 | |||
| ニューヨーク映画批評家協会賞 | 2021年12月3日 | 脚本賞 | ポール・トーマス・アンダーソン | 受賞 | [22] |
| ボストン・オンライン映画批評家協会賞 | 2021年12月11日 | 作品賞 | 2位 | [23] | |
| アンサンブル演技賞 | 受賞 | ||||
| ボストン映画批評家協会賞 | 2021年12月12日 | 主演女優賞 | アラナ・ハイム | 受賞 | [24] |
| アンサンブル演技賞 | 受賞 | ||||
| ロサンゼルス映画批評家協会賞 | 2021年12月18日 | 脚本賞 | ポール・トーマス・アンダーソン | 次点 | [25] |
| 編集賞 | アンディ・ジャーゲンセン | 次点 | |||
| 全米映画批評家協会賞 | 2022年1月8日 | 主演女優賞 | アラナ・ハイム | 3位 | [26] |
| 脚本賞 | ポール・トーマス・アンダーソン | 3位 | |||
| ゴールデングローブ賞 | 2022年1月9日 | 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門) | ノミネート | [27][28] | |
| 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) | クーパー・ホフマン | ノミネート | |||
| 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) | アラナ・ハイム | ノミネート | |||
| 脚本賞 | ポール・トーマス・アンダーソン | ノミネート | |||
| 全米映画俳優組合賞 | 2022年2月27日 | 助演男優賞 | ブラッドリー・クーパー | ノミネート | [29] |
| アカデミー賞 | 2022年3月28日 | 作品賞 | ノミネート | [30] | |
| 監督賞 | ポール・トーマス・アンダーソン | ノミネート | |||
| 脚本賞 | ポール・トーマス・アンダーソン | ノミネート | |||