同期インピーダンス

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同期インピーダンス(どうきインピーダンス、: Synchronous impedance)は、同期機の内部インピーダンスであり、電機子巻線の抵抗と同期リアクタンスを合わせたものである。同期機の電圧変動特性や安定度を決定する非常に重要なパラメーターである。

同期リアクタンスの内訳

同期インピーダンス は、複素数として以下のように表される。

ここで、

  • 電機子巻線抵抗(実数部)
  • 同期リアクタンス(虚数部)

一般に、中・大型の同期機では巻線抵抗 は同期リアクタンス に比べて十分に小さいため、 として扱うことが多い。

同期リアクタンス は、さらに以下の2つの要素に分解できる。

  1. 漏れリアクタンス ():電機子巻線そのものの漏れ磁束によるリアクタンス。
  1. 電機子反作用リアクタンス ():電機子電流が作る磁束が主磁束(界磁磁束)に影響を与える「電機子反作用」を、回路上のリアクタンスとして表現したもの。

同期機においては、この電機子反作用リアクタンス が漏れリアクタンス よりも圧倒的に大きいという特徴がある。

算出方法

同期インピーダンスは、実機を用いた2つの試験結果から算出される。

  1. 無負荷飽和試験:発電機を定格速度で回転させ、端子を開放した状態で界磁電流を変化させ、無負荷時の相電圧 (誘起起電力)を測定する。
  2. 三相短絡試験:端子を三相短絡した状態で、同一の界磁電流における短絡電流 を測定する。

これらの値を用いて、同期インピーダンスは以下の式で求められる。

※注意:磁気飽和の影響を受けるため、無負荷飽和曲線の直線部分(空隙線)を用いたものを「不飽和同期インピーダンス」、定格電圧付近の飽和を考慮したものを「飽和同期インピーダンス」と呼ぶ。

百分率同期インピーダンス (%Z)

物理的・運用上の意味

関連項目

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