御上先生

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ジャンル 連続ドラマ
脚本 詩森ろば
畠山隼一(協力)
岡田真理(協力)
演出 宮崎陽平
嶋田広野
小牧桜
監修 西岡壱誠(教育)
工藤勇一(学校教育)
御上先生
ジャンル 連続ドラマ
脚本 詩森ろば
畠山隼一(協力)
岡田真理(協力)
演出 宮崎陽平
嶋田広野
小牧桜
監修 西岡壱誠(教育)
工藤勇一(学校教育)
出演者 松坂桃李
吉岡里帆
奥平大兼
蒔田彩珠
窪塚愛流
吉柳咲良
豊田裕大
上坂樹里
髙石あかり
八村倫太郎
山下幸輝
夏生大湖
影山優佳
永瀬莉子
森愁斗
安斉星来
矢吹奈子
今井柊斗
真弓孟之
西本まりん
花岡すみれ
野内まる
山田健人
渡辺色
青山凌大
藤本一輝
唐木俊輔
大塚萌香
鈴川紗由
芹澤雛梨
白倉碧空
岡田将生
迫田孝也
臼田あさ美
櫻井海音
林泰文
堀田真由
高橋恭平
及川光博
常盤貴子
北村一輝
音楽 鷺巣詩郎
エンディング ONE OK ROCK
「Puppets Can't Control You」
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
製作
プロデューサー 飯田和孝
中西真央
中澤美波
製作 TBSテレビ
放送
放送局TBS系列
映像形式文字多重放送
番組連動データ放送
音声形式ステレオ放送
解説放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2025年1月19日 - 2025年3月23日
放送時間日曜 21:00 - 21:54
放送枠日曜劇場
放送分54分
回数10
公式サイト
スピンオフショートドラマ
御上先生には内緒。
配信サイト番組公式TikTokアカウント、UniReel、TVer
配信国・地域日本の旗 日本
配信期間2025年1月20日 - 2025年3月17日
配信時間月曜 18:00 -
各話の長さ90秒
回数7

特記事項:
初回は25分拡大(21:00 - 22:19)。
第2話は15分拡大(21:00 - 22:09)。
最終話は25分拡大(21:00 - 22:19)。
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御上先生』(みかみせんせい)は、2025年1月19日から3月23日までTBS系日曜劇場」枠にて放送されたテレビドラマ[1]。主演は松坂桃李[1]。東大卒のエリート文科省官僚の御上孝が、新規に制定された官僚派遣制度により事実上の左遷として私立高校「隣徳学院」への出向が命じられ、高校3年生の担任として教壇に立つ姿を描く[2]

撮影場所には神奈川県横浜市中区に所在する聖光学院中学校・高等学校職員室を利用し、同校の生徒や教師もエキストラとして多数出演している[3]

キャスト

主人公と中心人物

御上孝(みかみ たかし)
演 - 松坂桃李(少年期:小川冬晴[4]
3年2組の担任。数学教師。
東大卒の文科省官僚。官僚派遣制度によって私立高校への出向が命じられ、3年2組の担任となった。
是枝文香(これえだ ふみか)
演 - 吉岡里帆[5]
3年2組の副担任。国語教師。
金八先生に憧れて、先生になった。
神崎拓斗(かんざき たくと)
演 - 奥平大兼[6]
3年2組の男子生徒。報道部の部長で、ジャーナリスト志望。カリスマ性がある。
1年前に女性教師の不倫を学校の記事に出して退職に追い込んだことがある。
富永蒼(とみなが あおい)
演 - 蒔田彩珠[6]
3年2組の女子生徒。
細かいことは気にしないサバサバした性格。神崎とは幼馴染。
次元賢太(つぎもと けんた)
演 - 窪塚愛流[6]
3年2組の男子生徒。元数学部。
社交的で人懐っこい性格。
槙野恭介(まきの きょうすけ)
演 - 岡田将生[7]
御上の同期の文科省官僚。
御上とは狭き門と言われる官僚の同期として共にしのぎを削ってきた。

隣徳学院

3年2組

椎葉春乃(しいば はるの)
演 - 吉柳咲良[6]
責任感が強く人にも自分にも厳しい。千木良と仲良し。
宮澤涼(みやざわ りょう)
演 - 豊田裕大[6]
慶應義塾大学志望。要領の悪いことが嫌い。元軽音部。
東雲温(しののめ たずね)
演 - 上坂樹里[6]
考え込みがちな真面目な性格。元吹奏楽部。
千木良遥(ちぎら はるか)
演 - 髙石あかり[6]
真面目で優しく友達思い。椎葉と仲が良い。元華道部。
徳守陣(とくもり じん)
演 - 八村倫太郎[6]
慶應義塾大学への進学を希望。クラスのマスコット的存在。元剣道部。
冬木竜一郎(ふゆき りゅういちろう)
演 - 山下幸輝[6]
皮肉屋で理屈っぽい性格。クラスでは目立たない。元数学部。
和久井翔(わくい かける)
演 - 夏生大湖[6]
全国模試一位の開校以来の秀才。
倉吉由芽(くらよし ゆめ)
演 - 影山優佳[6]
明るく自分の意見を持っている。クラスでは少し孤立気味。帰国子女。
櫻井未知留(さくらい みちる)
演 - 永瀬莉子[6]
好き嫌いがはっきりしていて気が強い性格。法学部志望。
安西淳平(あんざい じゅんぺい)
演 - 森愁斗[6]
活発で前向きな性格。元サッカー部。
小栗天音(おぐり あまね)
演 - 安斉星来[6]
東京藝術大学への進学を希望。クラスの出来事にはあまり立ち入らない。
晴山奈緒(はれやま なお)
演 - 矢吹奈子[6]
クラスの人気者。横浜国立大学志望。元ダンス部。
香川大樹(かがわ だいき)
演 - 今井柊斗[6]
成績優秀で、クラスでも目立つタイプ。元バスケ部のキャプテン。
波多野侑(はたの たすく)
演 - 真弓孟之[6]
クラスのお調子者の盛り上げ役。成績優秀で、噂話が好き。元バスケ部。
榎本咲良(えのもと さくら)
演 - 西本まりん[6]
優しくて繊細な性格で、読書好き。是枝のことを慕っている。
遠田祥子(おんだ しょうこ)
演 - 花岡すみれ[6]
年齢のわりに大人っぽい雰囲気を持つ。法学部志望。
戸隠栞(とがくし しおり)
演 - 野内まる[6]
成績優秀。高校2年の夏から村岡と交際中。元生徒会の書記。
村岡渉(むらおか わたる)
演 - 山田健人[6]
リーダーシップの持ち主。クラスのバランサー。戸隠と交際中。元生徒会長。
伊原宙(いはら そら)
演 - 渡辺色[6]
気弱で自己主張しない性格。元天文学部。
高梨晋太郎(たかなし しんたろう)
演 - 青山凌大[6]
前向きな性格で、クラスのムードメーカー。
川島圭祐(かわしま けいすけ)
演 - 藤本一輝[6]
冷静沈着で口数は少ないがツッコミがうまい。元バレー部。
よくパソコンをいじっている。
遠藤雄大(えんどう ゆうだい)
演 - 唐木俊輔[6]
正義感が強くて自分に自信がある性格。元水泳部。
綾瀬智花(あやせ ともか)
演 - 大塚萌香[6]
無口で大人っぽい性格で面倒見がいい。晴山と仲良し。元ダンス部。
市原穂波(いちはら ほなみ)
演 - 鈴川紗由[6]
ふわふわ系の個性的な性格。声優オタク。
金森絵麻(かなもり えま)
演 - 芹澤雛梨[6]
好奇心旺盛で芯が強い性格。将来は個性派俳優になりたい。元軽音部。
名倉知佳(なぐら ちか)
演 - 白倉碧空[6]
努力家。明るく親しみやすい性格。元バスケ部のマネージャー。

教員

溝端完(みぞはた たもつ)
演 - 迫田孝也[5]
3年の学年主任。
国家公務員試験に落ちた経歴を持つ。
一色真由美(いっしき まゆみ)
演 - 臼田あさ美[5](高校生時:守殿愛生[8]
養護教諭。
学生時代は御上兄弟と同じ啓陵学園に通っていた。
吉川智明(よしかわ ともあき)
演 - 上川拓郎[9]
社会科・地理の教師。
山添修(やまぞえ おさむ)
演 - 篠原悠伸[9]
社会科・世界史の教師。
片桐敏也(かたぎり としや)
演 - 松角洋平[9]
校長。
古代真秀(こだい まさひで)
演 - 北村一輝[5]
理事長。

文部科学省

津吹隼人(つぶき はやと)
演 - 櫻井海音[5]
御上の後輩。
塚田幸村(つかだ ゆきむら)
演 - 及川光博[5]
文科省総合教育政策局局長。御上の上司。

その他

中岡壮馬(なかおか そうま)
演 - 林泰文[5]
神出鬼没な男。
冴島悠子(さえじま ゆうこ)
演 - 常盤貴子[5]
隣徳学院の元教師。今はコンビニでパートとして働いている。国家公務員採用総合職試験会場殺人事件の真山弓弦の母親。
真山弓弦(まやま ゆづる)
演 - 堀田真由(第2話 - )[10](幼少期:有田麗未
国家公務員採用総合職試験会場殺人事件の犯人。冴島悠子の娘。
渋谷友介(しぶたに ゆうすけ)
演 - 沢村玲(第1話 - )[11]
国家公務員採用総合職試験会場で真山弓弦に刺殺された被害者。司法試験に専念するために滑り止めで受けていた。
戸倉樹
演 - 高橋恭平[12]
繁華街で週刊誌の殺人事件の見出しを見つめる謎の青年。実は隣徳学院の卒業生で、冴島悠子の元教え子。

ゲスト

第1話

御上宏太
演 - 新原泰佑[13](第2話・第3話・第5話 - 第7話・最終話)
孝の兄。22年前、学校の放送室で声明文を全校放送したのち自死。
是枝怜子
演 - 秋山菜津子[14](第8話)
是枝文香の母親。
是枝雅和
演 - 今井朋彦[15](第8話・第9話)
是枝文香の父親。
小島光太郎
演 - 小島よしお[16]
隣徳ゼミナール東大コース数学科講師。
九重翔一
演 - 浪川大輔[17]
隣徳ゼミナール東大コース国語科講師。
女将、店主
演 - 山口香緒里[18]、岩戸秀年[19]
御上が霞が関勤務の時に行きつけだった中華料理店。
受験生
演 - 河津未来[20](第3話)
国家公務員試験受験生。渋谷が刺されたのを見て悲鳴をあげる。
生徒
演 - 寺島弘樹[21]、内田蓮[22]、夏生ひまり[23]、八神慶仁郎[24]、小島怜珠[注 1][21]
百人一首サークルやeスポーツ部を作りたいと古代に相談する生徒達。
生徒
演 - 山田橙矢[25]
神崎拓斗に校庭で声を掛けられる眼鏡の1年生。
その他
八代真央[26]江藤愛[注 2][27]

第2話

神崎知恵
演 - 知花くらら[28](第5話)
神崎拓斗の母親。
筒井康介
演 - 高久慶太郎[29]
冴島悠子と不倫していた教師。現在は隣徳ゼミナール東大コース英語科講師。
店長
演 - 大水洋介[30](第3話・第4話)
冴島悠子が働くコンビニ「サニーストップ」の店長。
職員
演 - 山田姫奈[31]
御上の霞が関勤務時代の文部科学省同僚職員。妊婦。
記者
演 - 羊華[32]、光永聖[33](第3話)、石川誠[34]
週刊誌・ゴシップ誌の記者。
キャスター
演 - 南後杏子[35]
テレビで古代真秀をインタビューする。

第3話

神崎栄治
演 - 東根作寿英[36](第8話・最終話)
神崎拓斗の父親。東都新聞の政治部記者。
次元珠代
演 - 山田真歩[37](第9話)
次元賢太の母親。
ルパン
声 - 栗田貫一[38](第4話・第6話 - 最終話)
次元賢太が組み立てた音声認識するオリジナルの人工知能。

第4話

滝沢雄一郎
演 - 井上肇[39]
かつて御上に目をかけていた文部科学副大臣。隣徳学院の文化祭を視察する。
東雲の父
演 - 関智一[40]
中学校の教師だったが、独自の教材で授業を行い、学習指導要領違反に問われ失職した。
職員
演 - 橋本恵一郎[41]
東京拘置所職員。真山弓弦との面会を希望した神崎に対応する。
店員
演 - 越村友一[42](第5話・第6話)
中岡が利用するバーの店員。

第5話

生徒
演 - 中村竜大[43]
理事長室登校をする隣徳学院の1年生。
渋谷加奈子
演 - 芳野友美[44]
渋谷友介の母親。
真山隆文〈56〉
演 - 安藤彰則[注 3](第8話)
真山弓弦の父親。冴島悠子の別れた夫で城応大学教授。松戸市教育委員会委員。
記者
演 - 板倉武志[45]小倉史也[46]
御上の過去を告発するFAXが送られてきた雑誌の記者。
司会者
演 - 蓮見孝之(TBSアナウンサー)[47]
「高校生ビジネスプロジェクトコンクール 2024」の司会者。
審査員
演 - 松熊つる松[48]山本直輝(役名:花田幸太郎)[49]
同上コンクールの審査員。
刑務官
演 - ささきみえ[50](第6話・第9話・最終話)
東京拘置所の刑務官。
その他
合田ケイト

第6話

御上苑子
演 - 梅沢昌代[51](第9話)
御上兄弟の母親。事件以来、孝のことを宏太と呼んでいる。
女性
演 - 山本道子[52]
休業中の和菓子店「椎の葉」の前で、椎葉家の事情を是枝文香に教える。
椎葉の祖父
演 - 春延朋也[53](第7話)
認知症を患っている。

第7話

津吹麻衣
演 - 工藤遥[54]
津吹隼人の妻。妊娠中。
小林、佐々木
演 - 竹森千人[55]村田凪[56]
椎葉春乃が万引きをしたドラッグストアの店長と店員。
高見唯人
演 - 林裕太[57](第9話・最終話)
故人。病院に搬送された槙野恭介のかつての部下。
医師
演 - 宮森右京[58]
高見を搬送する救急救命医。
その他
演 - 森寧々[59]

第8話

髙志(こし)
演 - 猪征大[60]
髙志印刷会社の現在の代表。先代は商工会から隣徳学院への寄付の取りまとめをしていた。

第9話

後輩[注 4]
演 - 三宅亮輔
槙野の文部科学省での同僚。津吹の見舞いのため半休を取る槙野を咎める。
千木良萌香
演 - 泉有乃[61](最終話)
千木良遥の妹。
店員
演 - 髙橋慧斗[62]
富永蒼行きつけのゲームセンターの店員。
演 - 高橋聖那、飯田倫太郎[63][64]
ゲームセンターの客。店の外でうずくまっている女子高生の噂話をしている。

最終話

千木良誠
演 - 和田聰宏[注 5]
千木良遥の父親。衆議院議員。
高見の父、高見の母
演 - 中根徹、島邑みか[65]
葬儀に参列する槙野を追い返す。
富士崎
演 - 松田ジロウ[66]
警視庁捜査二課刑事。
司会者
演 - 熊崎風斗(TBSアナウンサー)[67]
古代理事長の記者会見の司会者。

スタッフ

エピソードリスト

話数エピソードタイトル[70]初回放送日 演出視聴率[71]
Episode1
-destruction-
1月19日
宮崎陽平12.2%
文科省出身の官僚・御上孝が担任としてやってきたことで、3年2組には微妙な空気が流れていた。 教師の不倫を暴いたことで知られる、ジャーナリスト志望の神崎拓斗は特に反発している。副担任の是枝文香には、この時期に担任を外されたことにもっと怒るべきだと語る一方で、彼女が作る試験問題の質は認めていた。かつて官僚試験に落ちて教師になった溝端完もまた、御上の存在を面白く思っていない。
ある日、御上は是枝の授業を見学に訪れる。内職をしていた生徒たちは慌てて手元を隠す。授業後、是枝が声をかけると、御上は廊下にいた蝶をそっと外へ逃がしていた。見届けた後、是枝は事前に知らせてほしかったと不満を口にするが、御上は軽く受け流す。
話題は授業の評価方法へ移る。生徒同士で成績をつけ合う仕組みについて触れながら、是枝の評価が高いことを指摘する御上。是枝は努力していると答えつつ、ラーテルの写真を見せ、自分を重ねる。御上はそれを戦いと呼ぶには違うとし、戦うならやり方次第だと示唆する。
そこへ保健室の一色真由美が通りかかる。御上が去った後、是枝は胸の内を打ち明ける。ようやく担任になれたのに途中で外された悔しさ、そして御上が敵なのか味方なのか分からない戸惑い。一色は、相手が分からなくても戦う覚悟だけは信じてもいいのではないかと背中を押す。
一方、御上は霞ヶ関近くで食事をしていた。そこへ槙野恭介津吹隼人が現れ、話を持ちかける。学校の実績や背景、いわゆる校内予備校の仕組みなどを巡り、価値観の違いが浮き彫りになる。御上は皮肉を残して席を立ち、その場を後にする。津吹は、御上の情報をリークした人物について槙野に探りを入れるが、はぐらかされる。
別の日、富永蒼がゲームセンターで遊んでいると御上が現れ、クレープを奢る。会話の中で神崎の話題になり、幼なじみとしての印象を問われた富永は、彼がどこか掴みどころのない人物だと語る。
その頃、神崎は自室で資料を確認していた。
翌朝、掲示板の前に人だかりができる。学校新聞には御上に関する衝撃的な見出しが載っていた。是枝は記事を手に御上へ説明を求め、教室で話すことになる。
御上は記事の内容がおおむね事実だと認める。不正な天下りの仲介に関与したとされ、その結果としてこの学校へ来ることになったという。記事を書いたのが神崎かと問い、どうやって調べたのかと探るが、神崎は答えない。
やがて議論は、報道の意義へと移る。神崎は既存の記者クラブ体制を批判し、父のような記者には価値がないと切り捨てる。御上は、志だけで社会は変わるのかと問い返す。さらに、裏取りも不十分なまま記事を書いたことを指摘し、直接取材するよう促す。
神崎は反発するが、御上はあえて応じる姿勢を見せる。もし自分の言っていることが真実なら、その裏で何が行われているのか考えるべきだと語る。理想を持って官僚になったものの、現実は不正の肩代わりばかり。手を汚さなければ上に行けない構造の中で、志だけでは何も変えられないと語る。
さらに御上は、神崎が過去に書いた不倫記事に触れる。その結果、女性教師だけが職を失い、人生が大きく変わった事実を突きつける。個人的な出来事もまた社会と結びついているのに、想像力を欠いた報道ではただの消費に過ぎないと指摘する。
エリートとは何かという話にも及ぶ。他者のために行動できる人間こそが真のエリートであり、弱者に寄り添うべきだと語る御上。政治家や教師を切り捨てる報道の姿勢と何が違うのかと問いかける。
神崎はそれを茶番だと吐き捨てて教室を出ようとするが、御上は引き止める。本気で闇を見たいなら、自分ほどの情報源はないと告げ、放課後に話すことを提案する。
放課後、神崎は一度帰ろうとしながらも教室に戻り、御上と向き合う。御上は退職した教師の現在の姿を見せ、神崎が切り捨てた人生が今も続いていることを突きつける。
さらに、ある国家公務員試験で起きた殺人事件に話を広げる。もしその事件に神崎の記事が影響していたとしたらどうか。小さな出来事が連鎖して大きな結果を生む――いわゆるバタフライエフェクトの話だ。
人は自覚のないまま誰かを傷つけることがある。御上はそう語り、自分を手放すなと念を押す。なぜそこまで関わるのかと問う神崎に、御上はただ一言、似ているからだと答える。
だからこそ、見捨てることはできないのだと。
Episode2
-awareness-
1月26日
宮崎陽平11.2%
報道部の神崎は、隣徳学院を辞めた教師・冴島に会いに行くが、冴島は冷たく拒絶する。「なぜ辞めさせられたのは女性教師ばかりなのか?」と疑問を抱く神崎。その一方で、左遷された筒井は元気に予備校で働いている。
ある日、神崎は冴島の仕事が終わるのを待つ。「どうしても聞きたいことがある」と頼み込み、冴島に話をさせてほしいと懇願する。冴島は「ここでは困る」と言い、できるだけ離れてついてきてほしいと告げる。
その間、隣徳学園では御上が手紙を綴っている。暗いトンネルで、神崎が冴島に「これって、あの子のことですか?」と尋ねると、冴島は淡々と答える。「あなたの記事が原因で、離婚し、学校も辞めた。でも、それはただの最後の一滴にすぎない。責任を感じても困る」と冷静に言い放つ。彼女は神崎をかばうために生きているわけではないとし、もう二度と来ないようにと警告する。
冴島が去った後、神崎はその場で立ち尽くしていると、是枝が近づいてくる。彼女は冴島がここで働いていることを知っていたが、内容は聞いていないと告げ、共に考えさせてほしいと言う。
その後、御上はポストに手紙を投函し、出版社のFAXが受信される。
次の日、隣徳高校に報道陣が殺到する。試験会場で発生した殺人事件の容疑者が冴島の息子であり、冴島が学校を辞めた原因が不倫記事でスクープされたことだと報じられる。報道陣は冴島の辞職と事件の関連を追及し、隣徳新聞がその証拠だと主張する。神崎は校門前で呆然と立ち尽くす。
その後のHRで、是枝がこの件について説明する。御上が赴任する前の出来事だとし、生徒たちに記者が家に押しかけたりしたら報告するようにと伝える。神崎が隣徳新聞を発行した結果、事件が引き起こされたのではないかと問われると、生徒たちの意見が交錯する。
ある生徒は「正直、痛快だった」と言い、教師同士の不倫が暴かれたことに満足していると告白する。しかし、冴島がそんなことをするとは信じられず、不安に感じていたとも話す。別の生徒は、神崎の態度に疑問を呈し、「本当に別にって思っているの?」と問いかける。神崎は「別に」と冷たく答えるが、その答えには納得できない様子だ。
その後、生徒たちは「ハゲワシと少女」の報道写真を引き合いに出し、写真家が少女を助けるべきだったのではないかと議論を交わす。神崎は即答で「シャッターを押す」と答えるが、是枝は「自分を過信しない方がいい」と警告する。そして、冴島が辞めたのはなぜ女性教師だけだったのかという問いに、是枝は自分も同じように感じていたと語り、過去のことを振り返る。
その後、御上は職員室に戻り、溝端完と軽く話す。「いい話ができた」と言って意に介さず答える御上。
是枝は保健室を訪れ、これまで自分が見て見ぬふりをしてきたことを悔いていると打ち明ける。一色は是枝を励ましながら、何か自分にできることがないかと自問している。
その頃、文科省では塚田と槙野が中岡壮馬と会っている。御上は半休を取り、留置所で真山弓弦と面会する。弓弦は官僚だと思い込んでいたが、御上は渋谷友介のプロフィールを話し、彼が東京大学出身で司法試験が本命だったことを語る。弓弦は、社会が何も変わっていないと感じ、殺人事件は「テロ」や「革命」とも言えるものだと語る。
その後、隣徳高校に戻った神崎は、理事長室で古代真秀と対面する。神崎は冴島が辞めさせられた理由を再度尋ねるが、真秀は「理由がほしいのか?」と質問を返す。「冴島が辞めたのは女性だからか?」と問い直す神崎に、真秀は否定し、冴島が辞めたのは彼女自身の選択だったと答える。神崎はその答えに納得がいかず、取材してみるように勧められるが、言葉に詰まり、その場を去る。
こうして、神崎は再び疑問を抱きつつ、次の一歩を踏み出す。
Episode3
-beginning-
2月02日
宮崎陽平11.3%
神崎は自分の記事が引き起こした真実を突き止めるため、冴島を待ち伏せて話を聞こうとした。彼は冴島に、弓弦と冴島の関係が報道され、隣徳で働いていたことも知られたことを伝える。その話を聞いた御上は、神崎が理事長に抗議したことを知り、その経緯を尋ねた。冴島が退職した理由について神崎が問いかけると、冴島は自分が辞めた理由を語った。「私はこの場所と縁を切るべきだと思った」と。
神崎は冴島に問いかける。冴島が不倫していた理由について、冴島は静かに答えた。夫から暴力を振るわれ、逃げ場がなかった。それだけのことだと。
その後、神崎は家を追い出され、3年2組の授業は進まず、同級生たちの間で神崎のことが問題視されていた。是枝は神崎が次の犠牲者になるのではないかと心配していた。時間をかけすぎれば傷はますます深くなる、だからこそ今、自分が何をしているのか考え直さなければと語った。
神崎が登校すると、クラスメートの倉吉芽が冴島について疑問を抱いていた。冴島が辞めた理由を聞いた神崎は、自ら辞めたと答えたが、その答えに倉吉は疑念を抱く。
その後、御上は冴島を信じて待っていると話し、他のクラスメートたちは議論に興味を持ち始めた。倉吉は自分の体験を話し、ディベートが重要だと語った。日本では本音と建前を使い分けるのが普通だが、神崎の話を聞きたくなったと。<その後、東雲は家族の事情を語り始める。東雲の父は教科書検定を無視し、独自の教材を使い続けたことで学問の場から去ることになった。学習指導要領のルールが家庭を壊すこともあるという現実を、彼は怒りと共に訴えた。こんなルールを守らなければならないなんて、理解できないと。
冨永は学習指導要領に対する理解が足りないと指摘し、問題提起を続けた。その後、東雲の父親が倒れた事件がクラスメートたちに広まり、冨永は御上と共に東雲をサポートすることになる。東雲は悔しさと怒りを抱えつつ、自分の気持ちを整理しようとする。
神崎は次元賢太の部屋で再び謎めいた画像を発見する。そして、隣徳学園に戻った神崎は、御上に衝撃の事実を告げた。これ、誰だと思う?それは彼の兄、御上宏太。彼は22年前に学校で命を絶った。
その翌日、職員室で記者の取材を受けた御上は、神崎が再び問題の中心になっていることを認識する。溝端は御上に対して怒りをぶつけるが、その後、古代が現れ、事態を鎮める。しかし、神崎が持ってきた写真が大きな波紋を呼ぶ。
Episode4
-fate-
2月09日
嶋田広野10.3%
東雲温は、文化祭に原則3年が不参加という中で、教科書の展示を行いたいと考え、富永蒼の協力を得てプリントを配布した。しかし、御上孝はこれでは許可は下りないだろうと話す。倉吉芽に、教科書における原爆投下についてどう記載されていたかを尋ねると、倉吉は原爆投下は仕方なかったと教えられたと答え、クラスメートたちはざわつく。教科書には、「大統領の意見は正しかったと思いますか? あなたの意見と根拠を述べなさい」と書かれており、その質問に答えることができなかったと話す。
倉吉は続けて、もし今ならこう言えると思うと話す。日本はもっと早く戦争を終わらせるべきだったし、それでもアメリカが原爆投下をしてはいけなかったと。沖縄での地上戦が行われていた時点で戦争は終わるべきだった。原爆は一瞬で多くの命を奪ったから、それは許されるべきではない。しかし人数の問題だけではないかと悩みながらも、原爆の使用は間違いだったと確信している。だからこそ、どちらも間違いだったと伝えてほしいと言う。
東雲はその意見を受けて、センシティブな問題だとし、国によって正義は変わると説明する。倉吉は、その問題に対する自身のトラウマについて触れられるのが辛いと答えるが、帰国時に友達と核兵器に対する考えを共有し、「何があっても核兵器のボタンは押さない」と誓い合ったことを思い出す。
倉吉はその後、東雲の企画には参加したいと決め、文化祭の1週間前に教室の使用許可が下りなくなった。クラスメートからは、参加しない人間が肩身の狭い思いをしているとクレームが出る。御上は、ディベートを提案する。ディベートでは、単に自分の意見を言うのではなく、反対派と賛成派の意見をぶつけ合う場だと説明する。
東雲と櫻井は交互に意見を交わし合う。櫻井は東雲の父の記事についてよく調べており、賛成派は企画の意義を主張し、反対派は参加しない人々への配慮を主張した。文化祭には文科省の滝沢雄一郎副大臣が視察に来ることが決まり、その影響で横やりが入る。東雲は、自分たちの企画が見てもらいたいと願う。
倉吉は、企画書のタイトルを「世界の教科書」と変更し、溝端に提出して許可を得た。その後、是枝はヤマトタケルからの脅迫文を読み解くが、その人物が御上であることを否定し、隣徳に裏口から入った人たちがいることを指摘する。古代理事長の名前は真秀であり、真山と関わりがあることが示唆される。
準備が進む中、東雲にダミーの企画書が許可され、学校の視察が入る前日に、テーマが「教科書から世界を見渡す」に変更される。倉吉は、日本人はすぐにテーマを変えるが、その本質を理解してほしいと嘆く。御上は進行表にアドバイスを送り、文化祭前日が訪れる。
その日、神崎は真山に面会を求めるが、拒否される。差し入れの列に冴島悠子を見つけ、弓弦のことを知る。神崎は、自分もペンで人を傷つけたことを反省し、真実を教えてほしいと願う。しかし冴島は、真実なんてないと答える。
隣徳祭当日、プランオカミが発動し、溝端は3年2組を視察して確認する。滝沢副大臣がやってくるが、忙しいため面会はできないと御上に伝える。その後、東雲の父も訪れ、滝沢が到着すると、展示は「教科書検定」のテーマに沿った内容となる。槙野が「教科書検定は必要か?」という質問にYesと答えると、教科書検定を採用している国の地図が表示され、採用している国は少ないことが示される。滝沢副大臣は不快そうな表情を見せ、神崎がその瞬間をカメラで捉えてインタビューを試みる。
職員室では、溝端が御上を叱責し、「内容までは知らなかった」と答える御上に対して、怪文書が再び届く。溝端はそれをシュレッダーにかける。
教室では、文化祭の打ち上げが行われ、「個人的なことが政治的なことに繋がることを理解した」と語る生徒もいる。御上は、学習指導要領は家庭の平和も守らなければならないと笑いながら言う。
夜、槙野から電話が入り、「教科書検定に踏み込むのはやりすぎだ」と警告を受ける。人事は永田町が握っているという話もあり、槙野の脅しに対して、御上は生徒に手を出さない限り、許さないと返答する。塚田幸村もその場にいて、御上が好きにはさせないと語る。
Episode5
-confidence-
2月16日
嶋田広野10.0%
Episode6
-confession-
2月23日
宮崎陽平09.1%
Episode7
-delusion-
3月02日
小牧桜10.2%
Episode8
-strategy-
3月09日
嶋田広野10.6%
Episode9
-joker-
3月16日
小牧桜10.7%
Last Episode
- Puppets can't control you -
3月23日
宮崎陽平11.8%
平均視聴率 10.7%[72](視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)
  • 初回は25分拡大(21時 - 22時19分)。
  • 第2話は15分拡大(21時 - 22時9分)。
  • 最終話25分拡大(21時 - 22時9分)。

スピンオフショートドラマ

御上先生には内緒。』のタイトルで、番組公式TikTokアカウント、UniReel、TVerにて[注 6]、本作品の第1話放送翌日となる1月20日から第9話放送翌日の3月17日まで全7回の配信を実施。当初、全8回の配信を予定していたが[73]、3月10日の配信はなく全7回となっている。

キャスト(スピンオフショートドラマ)

1限目(スピンオフショートドラマ)

  • 徳守陣 - 八村倫太郎[73](4限目)
  • 冬木竜一郎 - 山下幸輝[73]
  • 和久井翔 - 夏生大湖[73]
  • 綾瀬智花 - 大塚萌香[73](6限目)

2限目(スピンオフショートドラマ)

  • 安西淳平 - 森愁斗
  • 小栗天音 - 安斉星来
  • 名倉知佳 - 白倉碧空(6限目)
  • 是枝文香 - 吉岡里帆

3限目(スピンオフショートドラマ)

  • 神崎拓斗 - 奥平大兼
  • 晴山奈緒 - 矢吹奈子
  • 榎本咲良 - 西本まりん(7限目)
  • 遠田祥子 - 花岡すみれ(7限目)
  • 市原穗波 - 鈴川紗由
  • 金森絵麻 - 芹澤雛梨

4限目(スピンオフショートドラマ)

  • 櫻井未知留 - 永瀬莉子
  • 伊原宙 - 渡辺色
  • 川島圭祐 - 藤本一輝

5限目(スピンオフショートドラマ)

  • 次元賢太 - 窪塚愛流
  • 倉吉由芽 - 影山優佳
  • 戸隠栞 - 野内まる
  • 村岡渉 - 山田健人
  • 高梨晋太郎 - 青山凌大

6限目(スピンオフショートドラマ)

  • 千木良遥 - 髙石あかり
  • 波多野侑 - 真弓孟之

7限目(スピンオフショートドラマ)

  • 宮澤涼 - 豊田裕大
  • 椎葉春乃 - 吉柳咲良
  • 香川大樹 - 今井柊斗

スタッフ(スピンオフショートドラマ)

  • 演出・脚本 - 伊吹(伊吹とよへ)(QREATION)[73]、小森裕己[73]
  • プロデューサー - 中西真央[73]、藤原倫太郎[73]、米永圭佑(QREATION)[73]
  • 制作協力 - QREATION
  • 制作著作 - TBS

配信日程(スピンオフショートドラマ)

配信回のカウントには、「-限目」(例:第1話→「1限目」)の表記が用いられている。

配信回配信日サブタイトル[74]
11月20日名前忘れは0点?
21月27日意識してる…?
32月3日性格診断×スクールカースト
42月10日本命or義理?
52月17日手をつなぎ隊!!
63月3日初めてコンタクトをつけた日
73月17日このシュートが入ったら僕と付き合ってください

受賞

映像ソフト

  • 「御上先生」Blu-ray BOX、発売日:2025年8月6日、販売元:TCエンタテインメント
  • 「御上先生」DVD BOX、発売日:2025年8月6日、販売元:TCエンタテインメント

関連書籍

脚注

外部リンク

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