西鉄600形電車 (鉄道・初代)
From Wikipedia, the free encyclopedia
| 西鉄600形電車 | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 製造所 | 近畿車輛 |
| 製造初年 | 1951年 |
| 製造数 | 2編成6両 |
| 主要諸元 | |
| 編成 | 3両編成(Mc-M-Tc) |
| 軌間 | 1,435 mm |
| 電気方式 |
直流1,500V (架空電車線方式) |
| 起動加速度 | 1.7 km/h/s |
| 減速度(常用) | 3.0 km/h/s |
| 編成定員 | 3両編成370人 |
| 車両定員 |
先頭車120人 中間車130人 |
| 車両重量 |
電動車 35t 制御車 26t |
| 編成重量 | 3両編成 96t |
| 全長 | 18,000 mm |
| 車体長 | 18,000 mm |
| 全幅 | 2,670 mm |
| 車体幅 | 2,670 mm |
| 全高 | 3,655 mm mm |
| 車体高 | 3,655 mm |
| 主電動機出力 | 82kW |
| 駆動方式 | 吊り掛け駆動方式 |
| 歯車比 | 2.35 |
西鉄600形電車(にしてつ600けいでんしゃ)とは、かつて西日本鉄道(西鉄)で使用されていた電車の形式である。
構造
車体
太平洋戦争後の製造だが、外観は戦前の1936年製国鉄52系電車に類似する4枚窓の古風な流線形であった。戦後型電車でこの系統のスタイルを新規採用した他例はほとんどない。1950年下期時点では正面2枚窓の「湘南型」スタイルを持つ国鉄80系電車が出現しており、1951年には早くもその影響を受けた鉄道車両が国鉄・私鉄で輩出されていただけに、西鉄が前時代化した十数年前のトレンドを敢えて取り上げた意図は不明である。52系に比べ中央の2枚の窓の上辺が斜めに切れ上がった形状が特徴であった。
側面は両端寄りに扉を配置した2扉構造で、小型の二段上昇窓が並んでいた。側面窓配置は先頭車がdD12D2、中間車が2D12D2(d=乗務員室扉、D=客用扉、数字は窓の枚数)。
車内
座席は製造当初は全席ロングシートとしていたが、1954年に固定クロスシートとロングシートの混成(セミクロスシート)の座席配置に改造された。改造後は扉周辺(車端部の運転室と扉の間、連結面と扉の間、中間車の戸袋窓部分、先頭車の戸袋窓とその隣の窓の部分)がロングシートで、扉の間は向かいあわせの固定クロスシート(ボックスシート)であった。
台車・機器
台車は住友金属工業製FS-8形ウイングばね鋳鋼台車を使用して乗り心地の改善を図った。住友製ウイングばね台車は国鉄スハ43系客車にも採用されており、当時の日本では乗り心地の良好な台車の一つであった。モーターは吊り掛け駆動方式で、出力は西鉄大牟田線在来車と同等な82kWの低出力型だが、MT比2:1の強力編成で補われている。