釜ヶ谷山
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| 釜ヶ谷山 | |
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南東山麓から望む釜ヶ谷山 釜を伏せたような山容、2024年11月 | |
| 標高 | 695.9[1] m |
| 所在地 |
岐阜県山県市、本巣市 |
| 位置 | 北緯35度34分38.6秒 東経136度40分58.5秒 / 北緯35.577389度 東経136.682917度座標: 北緯35度34分38.6秒 東経136度40分58.5秒 / 北緯35.577389度 東経136.682917度[1] |
| 山系 | 越美山地 |
釜ヶ谷山(かまがたにやま)は、岐阜県山県市と本巣市にまたがる[注釈 1]越美山地の標高695.9 mの山[1][2][3][4][5]。旧山県郡伊自良村の最高峰で[6]、伊自良地域の西北端に位置する[7]。伊自良川の源流となる山[1][4]。
山頂には二等三角点(点名が釜ヶ谷、標高が695.88 m)が設置されている[8]。南東山麓には1969年(昭和44年)10月に渇水対策として伊自良川を堰き止めて造られた伊自良湖があり[3]、山県市指定の名勝で[9]、ワカサギ釣りなどの観光地となっている[10][11]。伊自良湖周辺ではかつて、青少年の家やキャンプ場が整備されていた[4]。南東山麓には山県市指定の名勝の甘南美寺がある[9]。山麓の渓流にはカジカガエルが生息する[12]。岐阜県山岳連盟により、続ぎふ百山の一つに選定されている[13]。
植生
山上にはアカマツ、コナラ、アラカシ、ヤマウルシなどの雑木林やヒノキの植林がある[3][15]。中腹はネズやヌルデなどの広葉樹林に覆われている[14]。山頂部にはタムシバ、シロヤシオなどが自生している[14][15]。尾根の1か所にはホンシャクナゲの群生地がある[14][16]。北側の稜線上のやまびこコースには、樹齢400年とされるイネギの人形杉[17]がある。ツルリンドウが多く[18]、樹陰ではカタクリ[19]、頂上尾根筋ではバイカツツジ[20]、頂上の尾根付近にわずかにナツツバキ[21]、わずかにケンポナシ[22]、自生しているミツバ[23]、稀にギンリョウソウ[24]、尾根筋に多くバイカオウレン[25]、ササユリなども見られる[26]。甘南美寺境内にはエドヒガンザクラ(樹齢350年以上、目通り幹周囲3.3 m、樹高23 m)があり、1968年(昭和43年)8月6日に「甘南美寺のサクラ」として岐阜県の天然記念物の指定を受けている[27][28]。 また「甘南美寺花の木の大樹」と「甘南美寺のモミの木」は山県市の天然記念物の指定を受けている[9]。
ハイキング・登山の山
ハイキングや登山の対象となる山[3][4][5][7][14][17]。山頂にはログハウス風[5]の千把小屋(避難小屋)がある[4]。ヒルが生息するため、その活動時期には注意が必要[7][17]。
釜ヶ谷山登山道
釜ヶ谷山では以下の4コースの登山道が整備されている[7]。みぞれ谷コースと奥の院コースは北北東尾根で合流し、さらにその上部で龍神コースが合流する[1][3]。
みぞれ谷コース
みぞれ谷コースの南側には郷土の森コースのサブコースもあった[3]。
奥の院コース

コース上に東屋の展望台があり[3]、途中で地層の断面が見られる[7]。みぞれ谷コースと合流した上部に甘南美神社の奥の院と御神体の巨石(行者岩)があり[3][7]、岩の上からは眺望が開けている[4]。奥の院への道沿いには33か所に石仏が設置されている[5][7]。
龍神コース
1995年(平成7年)に整備された遊歩道で[3]、赤谷をまたぐ[1]。
やまびこコース
やまびこコースは釜ヶ谷沿いの先で、龍神コースから分かれて、北側から回り込んで北北西尾根から山頂に至るコース[7]。釜ヶ谷には多数の小滝がある[7]。北側の稜線上には山びこ小屋(避難小屋)と水溜まりのような坊主ヶ池がある[7]。
- 山頂にあるログハウス風の千把小屋(避難小屋)
- 釜ヶ谷山の北側の稜線上の山びこコースにある山びこ小屋(避難小屋)
釜ヶ谷山からの眺望
山頂からは南東が切り開かれていて、古城山、百々ヶ峰、金華山や岐阜市街地が見渡せる[3][4]。以前は山頂から北側に大白木山、舟伏山、日永岳などが望めたが、今では展望はいまひとつとなっている[5]。
ウィキメディア・コモンズには、釜ヶ谷山からの眺望に関するカテゴリがあります。
- 釜ヶ谷山の山頂から望む遠景の恵那山
地理
岐阜県と福井県との県境にある左門岳から南に派生する尾根の南端付近にある[2]。
周辺の山
周辺の主な山を下表に示す[1]。
| 山容 | 山名 | 標高(m) [1][8][29] |
三角点等級 基準点名[8] |
釜ヶ谷山からの 方角と距離(km)[1] |
備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 能郷白山 | 1,617.2 | 一等 能郷白山 |
越美山地の最高峰 日本二百名山 ぎふ百山 [30][注釈 2] | ||
| 舟伏山 | 1,040.2 | 二等 船伏山 |
ぎふ百山 [31][注釈 3] | ||
| 魚金山 | 921.0 | 三等 魚金 |
続ぎふ百山 [注釈 4] | ||
| 釜ヶ谷山 | 695.9 | 二等 釜ヶ谷 |
続ぎふ百山 | ||
| 妙法ヶ岳 | 666.7 | 三等 岐礼 |
続ぎふ百山 [注釈 5] | ||
| 金華山 | 328.7 | 二等 金花山 |
続ぎふ百山 [注釈 6] |
源流の河川
| 釜ヶ谷山の源流の河川・概略図 | ||
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武儀川から見舞谷と大倉谷の各支流から源流へ | |
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岐阜県道201号(岐関大橋) | |
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長良川本流 | |
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伊自良川からミゾレ谷と赤谷などの各支流から源流へ | |
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岐阜県道92号(河渡橋) | |
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長良川本流 | |
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揖斐川から根尾川を経て金原谷と猪ノ谷などの各支流から源流へ | |
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国道23号)の揖斐長良大橋 | |
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揖斐川と長良川の合流部 | |
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伊勢湾 | |

以下の源流となる河川は木曽川水系の支流で、太平洋側の伊勢湾へ流れる[1]。
- 金華山の周辺の山と伊自良川などの河川の概略図
交通アクセス
山域の西側に国道157号が通り、北西山麓に国道418号が通る[1]。南東山麓まで岐阜県道174号伊自良高富線が通じていて、甘南美寺付近がこの県道の起点[1]。南東山麓を東海自然歩道の支線の伊自良湖コースが通る[11]。釜ヶ谷沿いに釜ヶ谷林道、ミゾレ谷沿いにミゾレ林道が敷設されている[1]。伊自良湖畔には駐車場が整備されている[17]。
