能郷白山
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| 能郷白山 | |
|---|---|
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根尾谷上空から望む能郷白山 左奥(磯倉)・中央奥(能郷白山)・中央(前山)・手前(能郷谷) | |
| 標高 | 1,617.33[1] m |
| 国 |
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| 所在地 |
岐阜県本巣市、揖斐郡揖斐川町 福井県大野市 |
| 位置 |
北緯35度45分44.5秒 東経136度30分50.6秒 / 北緯35.762361度 東経136.514056度座標: 北緯35度45分44.5秒 東経136度30分50.6秒 / 北緯35.762361度 東経136.514056度[2]
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| 山系 | 両白山地(越美山地) |
| 初登頂 | (718年泰澄上人が開山) |
能郷白山(のうごうはくさん)は、岐阜県本巣市、揖斐郡揖斐川町と福井県大野市にまたがり、両白山地に属する標高の1,617 mの山である。岐阜・福井両県境の最高峰[3]。
環境

岐阜県側山域(656.45 ha)は亜高山性植物およびブナのすぐれた天然林のため[11]、「能郷白山自然環境保全地域」に指定されている[12][13]。山体は花崗閃緑岩などで構成される[4][14]。ノウゴウイチゴは、日本で最初にこの山で発見されたことによる[15]。かつては山全体がブナやミズナラなどの自然林で覆われていたが、戦後能郷谷一帯でほとんどが伐採された[4]。山頂には一等三角点があり[注釈 1][1]、熊笹が生い茂っている。山の上部にはニッコウキスゲなどの花が多い山である。周辺では、イワウチワ、オオバキスミレ、カタクリ[16]、キクザキイチゲ、キジムシロ、コバイケイソウ[16]、ザゼンソウ、サラサドウダン、サンカヨウ[16]、シモツケソウ[16]、ツクバネソウ、ニッコウキスゲ[16]、ヒメイチゲ、ムラサキヤシオツツジなどの多くの花々が見られる[17]。周辺の山域に生息するカンムリレンズガイ(中国語: Otesiopsis kanumuriyamensis)(Otesiopsis kanumuriyamensis)は、岐阜県のレッドリストで準絶滅危惧の指定を受けている[18]。
白山信仰
歴史
登山ルート
山頂に至る北側と南側からの二つの登山道が開設されている。岐阜県警察の山岳警備隊は、能郷白山を管轄する能郷白山方面隊が編成されている[21]。
- 温見峠からのルート[22]
- 国道157号の岐阜県と福井県との県境である温見峠から、稜線伝いに登る最短のルート[3][15][23]。温見峠付近には5台ほどの駐車スペースが設けられており[16]、1492mのピーク(コロンブスピークの別名がある)[8]を経て山頂に至るコースとなっている[3][16]。登山口から山頂までは約2時間の行程となる[8][24]。途中にはロープが設置された場所もある[3][8]。
- 能郷谷からのルート
地理
両白山地北部の加越山地の加賀白山に対して、南部の越美山地で能郷谷の麓に能郷集落があるため能郷白山と呼ばれている[19]。山名は能郷谷の奥にそびえることに由来する[19]。両白山地の屏風山へつながる鞍部には国道157号の温見峠があり、太平洋と日本海の分水嶺となっている。山頂からは、伊吹山、白山、恵那山、北アルプスの山々、濃尾平野や伊勢湾も眺めることができる[19]。
周辺の主な山

山頂から南西には、標高1,541mの磯倉と呼ばれる三角錐の山容の山がある。南西には徳山湖がある。
| 山容 | 山名 | 標高 (m)[1][2] |
三角点等級 基準点名[1] |
能郷白山からの 方角と距離(km) |
備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 白山 | 2,702.17 | 一等 「白山」 |
日本百名山 | ||
| 荒島岳 | 1,523.49 | 一等 「荒島岳」 |
日本百名山 | ||
| 屏風山 | 1,354.20 | 二等 「屏風山」 |
|||
| 冠山 | 1,256.60 | 三等 「冠山」 |
日本三百名山 | ||
| 姥ヶ岳 | 1,453.62 | 二等 「小沢」 |
|||
| 能郷白山 | 1,617.33 | 一等 「能郷白山」 |
越美山地の最高峰 日本二百名山 | ||
| 磯倉 | 1,541 | 踏み跡不明瞭[23] | |||
| 徳山ダム | 約410m | 日本の最大規模のダム | |||
| 小津権現山 | 1,157.79 | 二等 「小津」 |
小津三山の南端 |
源流の河川

以下が主な源流の河川で、木曽川水系の支流は太平洋へ、九頭竜川水系の支流は日本海へ流れる[25]。
- 白谷[16] - 揖斐川の支流、山頂の南10.8 kmに徳山ダムがある。
- 能郷谷、根尾西谷川[16] - 根尾川の支流。
- 温見川[16] - 真名川の支流(九頭竜川水系)、山頂の北17.5 kmに真名川ダムがある。
周辺の峠
交通・アクセス
温見峠付近の登山口までの公共交通機関はなく、自動車またはタクシーがアクセス手段となる[16]。また、国道157号はいわゆる酷道ですれ違いが困難な区間もある[22]。
