1963年の日本シリーズ

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最高殊勲選手 長嶋茂雄
敢闘賞選手 稲尾和久
NPB 1963年の日本シリーズ
ゲームデータ
日本一
読売ジャイアンツ
2年ぶり6回目
4勝3敗
試合日程 1963年10月26日-11月4日
最高殊勲選手 長嶋茂雄
敢闘賞選手 稲尾和久
チームデータ
読売ジャイアンツ
監督 川上哲治
シーズン成績 83勝55敗2分(シーズン1位) 
西鉄ライオンズ
監督 中西太
シーズン成績 86勝60敗4分(シーズン1位)
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1963年の日本シリーズ(1963ねんのにっぽんシリーズ、1963ねんのにほんシリーズ)は、1963年10月26日から11月4日まで行われたセ・リーグ優勝チームの読売ジャイアンツパ・リーグ優勝チームの西鉄ライオンズによる第14回プロ野球日本選手権シリーズである。

第1戦

1963年 日本シリーズ
日付試合ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)開催球場
10月26日(土)第1戦読売ジャイアンツ1 - 6西鉄ライオンズ平和台球場
10月27日(日)第2戦読売ジャイアンツ9 - 6西鉄ライオンズ
10月28日(月)移動日
10月29日(火)第3戦雨天中止後楽園球場
10月30日(水)西鉄ライオンズ2 - 8読売ジャイアンツ
10月31日(木)第4戦西鉄ライオンズ4 - 1読売ジャイアンツ
11月1日(金)第5戦西鉄ライオンズ1 - 3読売ジャイアンツ
11月2日(土)移動日
11月3日(日)第6戦読売ジャイアンツ0 - 6西鉄ライオンズ平和台球場
11月4日(月)第7戦読売ジャイアンツ18 - 4西鉄ライオンズ
優勝:読売ジャイアンツ(2年ぶり6回目)
10月26日:平和台(開始:13時、入場者:29,806人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
読売ジャイアンツ 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 6 0
西鉄ライオンズ 0 4 0 0 1 0 0 1 X 6 7 0
  1. 勝利:稲尾(1勝)  
  2. 敗戦:伊藤(1敗)  
  3. 本塁打
    [巨]:山崎1号(9回ソロ・稲尾)
    [西]:和田1号(2回2ラン・伊藤)、ウィルソン1号(5回ソロ・高橋)
  4. 審判
    [球審]田川
    [塁審]国友(一)、川瀬(二)、有津(三)
    [外審]小島(左)、筒井(右)
  5. 試合時間:2時間29分
巨人























伊藤芳明38111.24120244
宮田征典4282.10010300
高橋明29721100111
中村稔18411000000
北川芳男24511010011
西鉄























稲尾和久1233496120811

2回裏に西鉄が和田の2ランホームラン、玉造のタイムリーヒットで3点に、巨人の2番手投手宮田の暴投でもう1点追加、計4点を先取。西鉄は5回裏にウイルソンのソロ本塁打、8回裏にももう1点追加。稲尾がシリーズ10勝目となる完投勝利。巨人は山崎正之のソロ本塁打で一矢を報いるのがやっと。

公式記録関係(日本野球機構ページ)

第2戦

10月27日:平和台(開始:13時、入場者:29,969人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
読売ジャイアンツ 1 3 0 4 0 1 0 0 0 9 8 2
西鉄ライオンズ 1 1 0 0 1 0 1 0 2 6 10 5
  1. 勝利:藤田(1勝)  
  2. 敗戦:安部(1敗)  
  3. 本塁打
    [巨]:王1号(1回ソロ・安部)
    [西]:ウィルソン2号(9回2ラン・藤田)
  4. 審判
    [球審]国友
    [塁審]川瀬(一)、有津(二)、田川(三)
    [外審]岡田功(左)、横沢七(右)
  5. 試合時間:2時間54分
巨人























城之内邦雄621634021121
藤田元司952566120443
西鉄























田中勉1320.20000100
安部和春2691.03130042
畑隆幸310.10000000
若生忠男692045031054
井上善夫25620000100
与田順欣9310000100

西鉄の先発投手・田中 (勉) が1回表に巨人の2番・広岡の打球を右足スネに受け退場するというアクシデント。急遽登板した安部は次打者・3番のに初球をいきなりライトスタンドに叩き込まれ先制される。西鉄もその裏、ロイのタイムリーで追い付くが、安部は2回表に3四球、暴投に、相手投手の城之内にタイムリーを打たれるなど3失点。その城之内は4回表に西鉄の4番手投手・若生の投球を受けて脱臼するアクシデントに見舞われるが、柴田長嶋にタイムリーが出るなど打線が奮起し巨人はこの回4点。6回表にも長嶋がタイムリー2塁打を放ちダメを押す。西鉄は5回に1点、7回にロイがタイムリー、9回にウイルソンが2ランを打って食い下がるも追い付けず。両者1勝1敗の五分に持ち込んだ。

公式記録関係(日本野球機構ページ)

第3戦

10月30日:後楽園(開始:13時、入場者:30,384人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
西鉄ライオンズ 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2 6 1
読売ジャイアンツ 0 0 0 2 5 0 0 1 X 8 10 0
  1. 勝利:伊藤(1勝1敗)  
  2. 敗戦:稲尾(1勝1敗)  
  3. 本塁打
    [巨]:長嶋1号(4回2ラン・稲尾)
  4. 審判
    [球審]川瀬
    [塁審]有津(一)、田川(二)、国友(三)
    [外審]小島(左)、筒井(右)
  5. 試合時間:2時間28分
西鉄























稲尾和久1022658130375
与田順欣30620000000
畑隆幸14512000111
巨人























伊藤芳明1383496020722

この日から後楽園に舞台を移す。4回裏、長嶋の2ランで巨人が先制。西鉄は高倉が2点タイムリー2塁打を放ち同点に追い付くが、その裏巨人は、山崎 (正) の連続タイムリーなどで5点を取り一気に突き放す。西鉄はその後打線が振るわず、先発の稲尾は日本シリーズでは自身最多となる5失点、巨人が2勝目と勝ち越す。

公式記録関係(日本野球機構ページ)

第4戦

10月31日:後楽園(開始:13時、入場者:29,960人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
西鉄ライオンズ 0 0 0 1 0 1 1 1 0 4 11 0
読売ジャイアンツ 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 7 2
  1. 勝利:安部(1勝1敗)  
  2. 敗戦:宮田(1敗)  
  3. 本塁打
    [西]:田中久1号(8回ソロ・中村)
  4. 審判
    [球審]有津
    [塁審]田川(一)、国友(二)、川瀬(三)
    [外審]岡田功(左)、横沢七(右)
  5. 試合時間:2時間42分
西鉄























田中勉641634040111
安部和春652063000300
巨人























藤田元司38153.05000111
宮田征典65163.14010220
北川芳男720.20000100
中村稔21722100111

2回裏、巨人は長嶋のセンター前ヒット、池沢のセンター2塁打、柴田が四球を選び満塁とするが、藤田がライトフライに倒れ好機を逃す。

3回裏に巨人は池沢が西鉄の先発・田中 (勉) から押し出しとなる四球を選び1点先制、更に1死満塁が続くも山崎 (正) がライトフライ、坂崎がセンターフライでまたも好機を逃す。その直後4回表に田中 (久) のセンター犠牲フライで同点に追い付き、6回表、7回表にはいずれも巨人の2番手投手・宮田の失策がらみで西鉄がそれぞれ1点ずつ追加、8回にも田中 (久) がダメ押しとなるソロ本塁打。再び両者2勝2敗の五分に。

公式記録関係(日本野球機構ページ)

第5戦

11月1日:後楽園(開始:13時、入場者:30,386人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
西鉄ライオンズ 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 7 0
読売ジャイアンツ 0 1 0 1 0 1 0 0 X 3 4 0
  1. 勝利:高橋(1勝)  
  2. 敗戦:井上善(1敗)  
  3. 本塁打
    [西]:バーマ1号(6回ソロ・高橋)
    [巨]:長嶋2号(2回ソロ・井上善)、長嶋3号(4回ソロ・井上善)、王2号(6回ソロ・田中勉)
  4. 審判
    [球審]田川
    [塁審]国友(一)、川瀬(二)、有津(三)
    [外審]小島(左)、筒井(右)
  5. 試合時間:2時間10分
西鉄























井上善夫641542210322
田中勉33721100311
安部和春24921011100
巨人























高橋明1143597110411

2回裏、4回裏に長嶋が2打席連続のソロ本塁打。西鉄先発の井上善夫は4回までに、長嶋以外は船田への四球1個だけに抑えていただけに長嶋一人にやられた形。西鉄は6回表にバーマのソロ本塁打で1点返すも、直後の6回裏、がとどめとなる3点目のホームラン。巨人は高橋が完投勝利、日本一に王手をかける。

公式記録関係(日本野球機構ページ)

第6戦

11月3日:平和台(開始:12時59分、入場者:27,079人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
読売ジャイアンツ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0
西鉄ライオンズ 2 0 1 0 2 0 0 1 X 6 11 0
  1. 勝利:稲尾(2勝1敗)  
  2. 敗戦:伊藤(1勝2敗)  
  3. 本塁打
    [西]:バーマ2号(1回2ラン・伊藤)
  4. 審判
    [球審]国友
    [塁審]川瀬(一)、有津(二)、田川(三)
    [外審]岡田功(左)、横沢七(右)
  5. 試合時間:2時間9分
巨人























伊藤芳明64204.06120144
北川芳男16511010111
中村稔361334000211
西鉄























稲尾和久1123092020500

この日から再び平和台に戻る。1回裏、西鉄がバーマの2ランで先制。3回裏には兼任監督であった中西のタイムリーで1点、5回裏に同じく中西のタイムリー、和田のライト犠牲フライで2点、8回裏にも高倉のセンター犠牲フライで1点それぞれ加点。西鉄の先発・稲尾は巨人打線を柴田、広岡のシングルヒット2本だけに抑え、自身も2本の2塁打を放つ活躍もあって完投完封勝利。これで両者が日本一に王手をかけた。

公式記録関係(日本野球機構ページ)

第7戦

11月4日:平和台(開始:12時59分、入場者:17,436人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
読売ジャイアンツ 1 0 3 9 0 5 0 0 0 18 19 1
西鉄ライオンズ 1 0 1 0 0 2 0 0 0 4 9 1
  1. 勝利:高橋(2勝)  
  2. 敗戦:稲尾(2勝2敗)  
  3. 本塁打
    [巨]:柳田1号(1回ソロ・稲尾)、柴田1号(4回3ラン・安部)、王3号(4回ソロ・安部)、池沢1号(4回2ラン・田中勉)、王4号(6回2ラン・田中勉)
    [西]:伊藤1号(6回ソロ・高橋)
  4. 審判
    [球審]川瀬
    [塁審]有津(一)、田川(二)、国友(三)
    [外審]小島(左)、筒井(右)
  5. 試合時間:2時間32分
巨人























高橋明1123899120443
西鉄























稲尾和久49153.06110166
安部和春1570.14210065
田中勉61192.28230265
与田順欣471131010200

日本一をかけた一戦、西鉄は稲尾にすべてを託して先発に送り出すも、1回表、巨人の1番打者・柳田にいきなりソロ本塁打。直後の1回裏にウイルソンがタイムリーを放ち同点に追い付くも、3回表に柴田の2点タイムリー3塁打、王のライト犠牲フライで3点追加、直後の3回裏に西鉄もロイのタイムリー2塁打で1点返す。

シリーズの流れが決してしまうのは4回表だった。稲尾は池沢、広岡に連続ヒットを許し、ここで降板。しかしその後を継いだ安部が巨人打線を抑えられず、船田、森の連続タイムリー、投手・高橋の犠打フィルダースチョイス、柴田の3ラン、王のソロ本塁打、さらにその後も池沢が西鉄の3番手投手・田中 (勉) から2ランを放ち、この回だけで打者14人、9点を取るビッグイニングとなった。

6回表にも巨人は船田、森、柴田のタイムリー、王の2ランで5点を追加。西鉄は6回裏に伊藤光四郎のソロ本塁打、河合のタイムリーで2点を返すのがやっとで、巨人は先発の高橋明が完投し、18-4の大差を付け勝利、1961年以来2年ぶりの日本一となった。なお巨人の1試合18得点、14点差勝利、および4回表に記録した1イニング9得点は、日本シリーズ最多記録である。なおこの試合が平和台球場で開催された最後の日本シリーズとなる。

公式記録関係(日本野球機構ページ)

表彰選手

テレビ・ラジオ中継

関連項目

外部リンク

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