1985年の日本シリーズ

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最高殊勲選手 ランディ・バース
敢闘賞選手 石毛宏典
NPB 1985年の日本シリーズ
ゲームデータ
日本一
阪神タイガース
初優勝
4勝2敗
試合日程 1985年10月26日 - 11月2日
最高殊勲選手 ランディ・バース
敢闘賞選手 石毛宏典
チームデータ
阪神タイガース
監督 吉田義男
シーズン成績 74勝49敗7分(シーズン1位) 
西武ライオンズ
監督 広岡達朗
シーズン成績 79勝45敗6分(シーズン1位)
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1985年の日本シリーズ(1985ねんのにっぽんシリーズ、1985ねんのにほんシリーズ)は、1985年10月26日から11月2日まで行われたセ・リーグ優勝チームの阪神タイガースと、パ・リーグ優勝チームの西武ライオンズによる36回目となるプロ野球日本選手権シリーズである。

阪神タイガースと西武ライオンズの組み合わせは西武の前身球団(西鉄太平洋クラブクラウンライター)時代を含め日本シリーズ史上初となった。

1983年以来2年ぶり3度目(西鉄時代を除く)の出場となる広岡達朗監督率いる西武ライオンズと1964年以来21年ぶり3度目の出場となった吉田義男監督率いる阪神タイガースの対決となり、阪神が4勝2敗で1リーグ時代の1947年以来からでの約38年ぶりにして2リーグ制初の日本一を達成した。

打撃三冠王ランディ・バースを先頭に真弓明信掛布雅之岡田彰布らの猛打でペナントを勝ち取った阪神と、「管理野球」を標榜し、この年防御率1位の工藤公康を始め東尾修松沼博久高橋直樹渡辺久信投手陣を擁する西武との対決でもあった[1]

この年から日本シリーズにも指名打者制を採用することになり、阪神は弘田澄男を6試合とも打順を2番で起用した。なお、このときは指名打者制を隔年で採用することとなっていたが、全試合不採用だった翌1986年の日本シリーズを経て、1987年以降はパ・リーグ主催試合のみ毎年採用する方式に変更された。このため、初めて指名打者が全試合で採用された日本シリーズであり、2020年の日本シリーズ[2]まで唯一の事例であった。

吉田は「西武は2位ロッテに15ゲーム差をつけて、優勝したがこのシーズンに限っては雑な野球だった。第3戦目の前に広岡監督がフロントの不満を言いだして、『俺はもう、終わりだ』と言ってました」[3]と回顧している。西武関係者も、当時の一軍総合コーチだった黒江透修が、広岡は「シーズン中から『俺は辞めるぞ』というオーラを出していた」「チームの実力からいけば負けようがなかったんだけど、やっぱりシリーズを戦うような感じではなかった」と語り、また投手として出場した森繁和も「リーグ優勝決めた時も(痛風で休養していた広岡の)代行の黒江さんが胴上げされていたし、もうやる気がなかった」、日本シリーズで自身が登板し抑えてベンチに戻った際も「ベンチは広岡さんに勝つ気がないのがわかっちゃって、明らかにやる気をなくしていました」と述懐している[4]。結果的に西武は、西鉄時代を通じて7度目の日本シリーズ出場にして初めて、本拠地で開催された試合で1勝も出来ずに終わった。

なお、当該シリーズは、西武鉄道阪神電気鉄道のイメージから「鉄道シリーズ」ともてはやされたが、当時の西武ライオンズの親会社は国土計画であり(デベロッパー。旧・箱根土地で後のコクド。事実上の西武グループの統括会社状態であった)[5]、西武鉄道は当時は国土計画の子会社だったことから、球団とは「兄弟会社」の関係で「出場する両チームの親会社が鉄道事業者同士」という表現は事実と異なる。そのため、親会社が鉄道会社同士での対戦は、1964年の日本シリーズ(阪神と南海ホークスが対戦)が過去唯一となっている[6]

試合結果

1985年 日本シリーズ
日付試合ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)開催球場
10月26日(土)第1戦阪神タイガース3 - 0西武ライオンズ西武ライオンズ球場
10月27日(日)第2戦阪神タイガース2 - 1西武ライオンズ
10月28日(月)移動日
10月29日(火)第3戦西武ライオンズ6 - 4阪神タイガース阪神甲子園球場
10月30日(水)第4戦西武ライオンズ4 - 2阪神タイガース
10月31日(木)第5戦西武ライオンズ2 - 7阪神タイガース
11月1日(金)移動日
11月2日(土)第6戦阪神タイガース9 - 3西武ライオンズ西武ライオンズ球場
優勝:阪神タイガース(初優勝)

第1戦

10月26日:西武(開始13時3分、入場者32,463人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
阪神タイガース 0 0 0 0 0 0 0 3 0 3 8 0
西武ライオンズ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6 0
  1. 勝利:池田(1勝)  
  2. 敗戦:松沼博(1敗)  
  3. 本塁打
    [神]:バース1号(8回3ラン・工藤)
  4. 審判
    [球審]前川
    [塁審]山本文(一)、藤本(二)、井上(三)
    [外審]斎田(左)、久保田(右)
  5. 試合時間:2時間43分
投手
阪神タイガース























池田親興130349.06010400
西武ライオンズ























松沼博久96297.06011222
工藤公康1020.11100111
松沼雅之520.20000000
渡辺久信941.01000000
打者
阪神タイガース


























1[右]真弓明信5512000001
2[指]弘田澄男4311001000
3[一]R.バース4411300000
4[三]掛布雅之4301000101
5[二]岡田彰布4300010010
6[左]佐野仙好4400000000
北村照文0000000000
7[遊]平田勝男4403000000
8[捕]木戸克彦4400000000
9[中]左吉竹春樹4300001001
西武ライオンズ


























1[遊]石毛宏典4400000000
2[左]金森永時4401000001
3[右]田尾安志4301000100
4[一]スティーブ4401000001
5[指]大田卓司2200000002
打指片平晋作2201000000
6[三]秋山幸二4401000000
7[捕]伊東勤4401000000
8[中]岡村隆則3300000000
9[二]辻発彦3300000000

西武の先発は松沼博久。シリーズ第1戦の先発は1982年1983年に続き3度目。一方の阪神は2年目の池田親興。両軍無得点のままで迎えた8回表の阪神は、先頭の真弓が二塁打で出塁し、続く弘田がバントを警戒した西武内野陣の前進守備を突いて一、二塁間を破る安打を放ち無死一、三塁。ここで西武は先発の松沼博に代わり工藤を登板させるが、続くバースが左翼スタンドに入る本塁打を放ち3点を先制。一方の西武は、池田に試合後「今日に限って言えば(この年セ・リーグ最下位の)ヤクルトの方が恐かったですね」と言われてしまうほどで[7]、池田に史上6人目となるシリーズ初登板初完封を許した(第1戦での完封は1970年堀内恒夫巨人)以来15年ぶり2人目)。

公式記録関係(日本野球機構ページ)

第2戦

10月27日:西武(開始13時、入場者32,593人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
阪神タイガース 0 0 0 2 0 0 0 0 0 2 6 1
西武ライオンズ 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 6 1
  1. 勝利:ゲイル(1勝)  
  2. セーブ:中西(1S)  
  3. 敗戦:高橋(1敗)  
  4. 本塁打
    [神]:バース2号(4回2ラン・高橋)
    [西]:石毛1号(3回ソロ・ゲイル)
  5. 審判
    [球審]久保田
    [塁審]斎田(一)、山本文(二)、藤本(三)
    [外審]田中(左)、寺本(右)
  6. 試合時間:2時間55分
投手
阪神タイガース























R.ゲイル114287.05140211
福間納931.00000000
S中西清起1241.01000100
西武ライオンズ























高橋直樹54143.22100221
松沼雅之2161.11010000
東尾修49164.03020200
打者
阪神タイガース


























1[右]真弓明信4310000100
2[指]弘田澄男4400000001
3[一]R.バース4312200100
4[三]掛布雅之4300000101
5[二]岡田彰布4402000000
6[左]佐野仙好3300000000
北村照文1100000001
7[遊]平田勝男4401000001
8[捕]木戸克彦4401000000
9[中]左吉竹春樹4400000000
西武ライオンズ


























1[遊]石毛宏典4411100001
2[左]金森永時3201000100
打二広橋公寿1100000000
3[右]田尾安志4300000100
4[一]スティーブ4300000100
5[指]片平晋作3301000001
西岡良洋0000000000
立花義家1100000000
6[三]中秋山幸二4401010001
7[捕]伊東勤4302001000
8[中]左岡村隆則4300000100
9[二]三辻発彦3300000000

西武の先発は高橋直樹。一方の阪神はリチャード・ゲイル。ゲイルは1980年のワールドシリーズでも2度先発の経験を持つ。

西武は3回裏に石毛宏典のソロ本塁打で先制するが、その後の一死満塁の好機で片平晋作が併殺打に倒れ追加点ならず。一方の阪神は、4回表、三塁手秋山幸二の失策を足がかりに、バースの2試合連続となる本塁打で逆転した。1点を追う西武は7回裏、一死一、三塁の好機に、辻発彦が一塁方向へスクイズを試みたものの、一塁手のバースが素早いダッシュとスローイングで三塁走者秋山を本塁で刺した。阪神はゲイルが7回を投げ、8回に福間納、9回は中西清起継投で1点差を守り切った。

公式記録関係(日本野球機構ページ)

第3戦

10月29日:甲子園(開始13時1分、入場者51,355人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
西武ライオンズ 0 4 0 1 0 0 0 1 0 6 12 1
阪神タイガース 0 0 3 0 0 0 0 0 1 4 6 1
  1. 勝利:東尾(1勝)  
  2. 敗戦:中田(1敗)  
  3. 本塁打
    [西]:石毛2号(2回2ラン・中田)、岡村1号(4回ソロ・佐藤)
    [神]:バース3号(3回3ラン・工藤)、嶋田宗1号(9回ソロ・東尾)
  4. 審判
    [球審]寺本
    [塁審]田中(一)、斎田(二)、山本文(三)
    [外審]前川(左)、井上(右)
  5. 試合時間:3時間16分
投手
西武ライオンズ























工藤公康62143.02130233
松沼雅之2061.21010000
永射保820.11000100
東尾修53144.02100211
阪神タイガース























中田良弘31101.15110044
佐藤秀明39112.23100111
工藤一彦70164.04020211
野村収1331.00000000
打者
西武ライオンズ


























1[遊]石毛宏典5512200001
2[左]金森永時5501000000
3[右]田尾安志5401000100
4[一]スティーブ5401000100
5[指]大田卓司4400000000
6[三]秋山幸二4322000100
7[捕]伊東勤4200002001
8[中]岡村隆則4422200001
9[二]辻発彦4413200000
阪神タイガース


























1[右]真弓明信4401000001
2[指]弘田澄男4411000000
3[一]R.バース4311300101
4[三]掛布雅之4401000000
5[二]岡田彰布4300000101
6[左]佐野仙好4400000000
7[遊]平田勝男3301000000
長崎啓二1100000000
8[捕]木戸克彦2200000000
永尾泰憲1100000001
嶋田宗彦1111100000
9[中]北村照文3110000201
吉竹春樹1100000000

舞台を甲子園に移して行われた第3戦の先発は阪神が中田良弘、西武は第1戦の雪辱を期す工藤。有料入場者数51,355人はシリーズ新記録。西武は2回表、一死二塁から岡村隆則の三塁打で先制、続く辻の中前打、石毛の2ラン本塁打でこの回4点。阪神は3回裏、バースの3ラン本塁打で1点差に追い上げるが、4回表に西武は岡村のソロ本塁打で突き放し、さらに8回にも辻の2塁打で3点差とした。しかし、6回裏の守備の際に、石毛が金森永時と激しく接触し、右ひざを痛めるアクシデントが発生[8]。阪神は9回裏、途中出場の嶋田宗彦箕島高校の先輩である東尾から史上初の新人初打席ソロ本塁打を放つが、東尾は後続を抑え逃げ切った。

1958年中西太以来となるシリーズ3試合連続本塁打を放ったバースの活躍に、広岡監督もインタビューにてバースに対する驚愕と敬意を含めた複雑な心境を語るしかなかった[7]

公式記録関係(日本野球機構ページ)

第4戦

10月30日:甲子園(開始13時、入場者51,554人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
西武ライオンズ 0 0 0 0 0 2 0 0 2 4 8 1
阪神タイガース 0 0 0 0 0 1 0 1 0 2 3 0
  1. 勝利:永射(1勝)  
  2. セーブ:東尾(1勝1S)  
  3. 敗戦:福間(1敗)  
  4. 本塁打
    [西]:スティーブ1号(6回2ラン・伊藤)、西岡1号(9回2ラン・福間)
    [神]:真弓1号(6回ソロ・松沼博)
  5. 審判
    [球審]井上
    [塁審]前川(一)、田中(二)、斎田(三)
    [外審]久保田(左)、藤本(右)
  6. 試合時間:3時間8分
投手
西武ライオンズ























松沼博久93277.03130221
松沼雅之720.20000000
永射保720.20000100
S東尾修720.20000000
阪神タイガース























伊藤宏光114276.24140522
野村収510.10000000
佐藤秀明1430.01020000
福間納2692.03100122
打者
西武ライオンズ


























1[遊]石毛宏典5500000001
2[左]金森永時3300000001
打左西岡良洋2111200100
3[右]田尾安志5513000001
4[一]スティーブ5312200200
5[指]大田卓司4401000000
6[三]中秋山幸二4400000002
7[捕]伊東勤4300000100
8[中]岡村隆則3200000101
広橋公寿1111000000
行沢久隆0000000000
9[二]辻発彦4200001100
阪神タイガース


























1[右]真弓明信4412100000
2[指]弘田澄男4300101000
3[一]R.バース4300000100
4[三]掛布雅之4301000101
5[二]岡田彰布4300000101
6[左]長崎啓二3300000000
左中北村照文0000000000
渡真利克則1100000000
7[遊]平田勝男3300000000
8[捕]木戸克彦3300000000
9[中]左吉竹春樹3310000001

阪神の先発はこの年5勝の伊藤宏光、西武は松沼博。阪神はここまで無安打の佐野仙好に代わり、長崎啓二を6番左翼手に起用。有料入場者数は前日を上回る51,554人。

伊藤に5回まで2安打に抑えられていた西武は6回表二死、スティーブの2点本塁打で先制。阪神は、6回裏に真弓のソロ本塁打で1点差とすると、8回裏には秋山の失策と真弓の二ゴロで三塁に進んだ吉竹春樹を弘田が中堅への犠飛で返し同点とする。しかし9回表、西武は広橋公寿を二塁に置いて、途中出場の西岡良洋が福間から2ラン本塁打を放ち勝ち越し。西武は永射保がバース、掛布を完璧に抑え、最後は東尾が締めて2勝2敗のタイに持ち込んだ。一方阪神はこの敗戦で本拠地での日本一胴上げが消滅した。

公式記録関係(日本野球機構ページ)

第5戦

10月31日:甲子園(開始13時、入場者51,430人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
西武ライオンズ 0 1 1 0 0 0 0 0 0 2 10 0
阪神タイガース 4 0 0 0 2 0 1 0 X 7 10 0
  1. 勝利:福間(1勝1敗)  
  2. 敗戦:小野(1敗)  
  3. 本塁打
    [西]:大田1号(2回ソロ・池田)
    [神]:掛布1号(1回3ラン・小野)、長崎1号(5回2ラン・石井)
  4. 審判
    [球審]藤本
    [塁審]久保田(一)、前川(二)、田中(三)
    [外審]寺本(左)、山本文(右)
  5. 試合時間:3時間14分
投手
西武ライオンズ























小野和幸2760.22120044
石井毅56194.14111122
森繁和1441.01000100
永射保920.11000011
渡辺久信1230.21000000
西本和人1241.01000000
阪神タイガース























池田親興60173.07110322
福間納54154.02020200
中西清起2472.01010200
打者
西武ライオンズ


























1[遊]石毛宏典5301000201
鈴木康友0000000000
2[左]金森永時2111011000
打左西岡良洋2200000000
立花義家1100000000
3[右]田尾安志3300000002
打二広橋公寿1100000001
片平晋作1100000000
4[一]スティーブ4302100100
5[指]大田卓司4312100100
6[三]中秋山幸二4400000002
7[捕]伊東勤4402010000
8[中]右岡村隆則4402000000
9[二]三辻発彦3200001000
白幡勝弘1100000001
行沢久隆0000000000
阪神タイガース


























1[右]真弓明信5511000000
2[指]弘田澄男5400001000
3[一]R.バース4322000100
4[三]掛布雅之4321300101
5[二]岡田彰布4402000000
6[左]長崎啓二3221210100
吉竹春樹1000101000
7[遊]平田勝男4401100000
8[捕]木戸克彦4400000001
9[中]北村照文4302000010

先発は阪神が第1戦完封の池田、一方の西武はこの年わずか3勝の小野和幸

小野は立ち上がりから捕まり一死一、二塁からここまで不振だった掛布の3点本塁打で先制を許すと、なおも長崎に四球を与えた所で27球で降板。代わった石井毅から続く平田勝男が中前適時打を放ち4-0に。しかし池田も2回に大田卓司にソロ本塁打を浴び、さらに3回にはスティーブに適時打を打たれ4回途中で降板。しかし、一死満塁のピンチの場面で起用された福間が、第4戦で決勝2ランを打たれた西岡を遊ゴロ併殺打で切り抜け雪辱を果たす。阪神は5回に長崎の2点本塁打、さらに7回には吉竹の犠飛で7-2とした。5点リードの阪神は8回から中西を登板させる継投でゲームセット。ロングリリーフの2番手福間が勝ち投手。

前日にはわずか3安打に抑えられた打線がこの試合10安打とついに爆発、不振の掛布と岡田が復調してきた阪神が球団初の日本一に王手をかけた。

公式記録関係(日本野球機構ページ)

第6戦

11月2日:西武(開始13時2分、入場者32,371人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
阪神タイガース 4 1 0 0 1 0 1 0 2 9 11 0
西武ライオンズ 1 0 0 1 0 0 0 0 1 3 7 0
  1. 勝利:ゲイル(2勝)  
  2. 敗戦:高橋(2敗)  
  3. 本塁打
    [神]:長崎2号(1回満塁・高橋)、真弓2号(2回ソロ・高橋)、掛布2号(9回2ラン・渡辺)
    [西]:石毛3号(1回ソロ・ゲイル)
  4. 審判
    [球審]山本文
    [塁審]寺本(一)、久保田(二)、前川(三)
    [外審]井上(左)、斎田(右)
  5. 試合時間:3時間10分
投手
阪神タイガース























R.ゲイル145349.07120633
西武ライオンズ























高橋直樹46112.04210055
工藤公康50112.21020111
松沼雅之2272.01000211
永射保1220.02000000
渡辺久信36102.13100122
打者
阪神タイガース


























1[右]真弓明信5443100100
2[指]弘田澄男5401001001
3[一]R.バース5311100200
4[三]掛布雅之5423301001
5[二]岡田彰布5511000001
6[左]長崎啓二3311400000
吉竹春樹1100000000
7[遊]平田勝男4401000000
8[捕]木戸克彦4300001000
9[中]北村照文4400000001
西武ライオンズ


























1[遊]石毛宏典4311100100
2[左]金森永時4400000001
3[右]田尾安志4422000001
4[一]スティーブ4401100001
5[指]大田卓司4400000001
6[三]秋山幸二4402100001
7[捕]伊東勤4300000101
8[中]岡村隆則3300000000
9[二]辻発彦3301000000

西武の先発は高橋、阪神はゲイルと、第2戦と同じ顔合わせ。

1回表、阪神は二死からバースが四球、掛布が左前安打、岡田が投手強襲内野安打で満塁とすると長崎が右翼席に満塁本塁打を放ち4点を先制。西武はその裏に石毛が本塁打を放ち1点を返すが、2回表に阪神は真弓のソロ本塁打で突き放す。5回に掛布の右犠飛、7回にはバースが永射から右前適時打を放ちリードを広げた阪神は、9回に掛布が渡辺久から2ラン本塁打を放ち点差を広げた。ゲイルは西武打線を7安打3失点に抑え、最後は伊東勤を投ゴロに仕留め完投。これにより阪神の1947年以来からでの約38年ぶりにして2リーグ制初の日本一が決定した。

公式記録関係(日本野球機構ページ)

表彰選手

  • 最高殊勲選手賞:ランディ・バース(阪神)
    • 打率.368(19打数7安打)、3本塁打(第1戦から3試合連続。うち2本は第1戦と第3戦で工藤から)、9打点でシリーズ三冠王。シーズン三冠王の力を存分に発揮した。
  • 敢闘賞:石毛宏典(西武)
    • 打率.208(24打数5安打)、3本塁打、4打点。低打率ながらも3本塁打をマークし、孤軍奮闘。
  • 優秀選手賞:真弓明信(阪神)
    • 打率.360(25打数9安打)、2本塁打、2打点。第1戦で松沼博から史上初のシリーズ初戦初回表初球安打[9]をマーク。日本一を決めた第6戦で中押しの本塁打。
  • 優秀選手賞:長崎啓二(阪神)
    • 打率.222(9打数2安打)、2本塁打、6打点。第5戦と第6戦で2試合連続本塁打。第6戦では日本一を決定付ける先制の満塁本塁打を放つ。安打2本はすべて本塁打。
  • 優秀選手賞:リチャード・ゲイル(阪神)
    • 2試合に先発登板し、2勝0敗、防御率2.25(投球回数16、自責点は4)。日本一を決めた第6戦では完投勝利を挙げ、胴上げ投手。

テレビ・ラジオ中継

テレビ中継

ラジオ中継

  • 第1戦:10月26日(土)
    実況:渡辺謙太郎 解説:杉下茂、張本勲 ゲスト解説:落合博満 リポーター:松下賢次(TBS)、武周雄(ABC)
  • 第2戦:10月27日(日)
    • NHKラジオ第1 解説:加藤進 ゲスト解説:大矢明彦(ヤクルト、この年限りで引退)
    • TBSラジオ(JRN)
    実況:松下賢次 解説:田淵幸一、張本勲 ゲスト解説:稲尾和久 リポーター:林正浩(TBS)、武周雄(ABC)
    • 文化放送 実況:戸谷真人 解説:森昌彦(翌年から西武監督に就任)
    • ニッポン放送(NRN) 実況:宮田統樹 解説:江本孟紀 ゲスト解説:八重樫幸雄(ヤクルト) リポーター:瀬戸将男
    • ラジオ大阪 解説:辻佳紀
    • ラジオ関西ほか(ラジオ日本制作裏送り) 解説:有本義明
  • 第3戦:10月29日(火)
    • 朝日放送(NRN) 解説:藤田平 ゲスト解説:加藤英司(近鉄)、若菜嘉晴大洋
    • MBSラジオ(JRN) 解説:安藤統男 ゲスト解説:有田修三(近鉄)
    • ラジオ大阪 解説:辻佳紀 ゲスト解説:梨田昌孝
    • TBSラジオ(独自) 実況:山田二郎 解説:田淵幸一、小林繁 リポーター:林正浩(TBS)、赤木誠(MBS)
    • 文化放送(独自) 実況:戸谷真人 解説:山崎裕之
    • ニッポン放送(独自) 実況:枇杷阪明 解説:西本幸雄 ゲスト解説:牛島和彦(中日) リポーター:森中千香良
    • ラジオ日本 解説:中村稔 ゲスト解説:落合博満
  • 第4戦:10月30日(水)
    • NHKラジオ第1 実況:島村俊治 解説:川上哲治 ゲスト解説:梨田昌孝
    • ABCラジオ(NRN…ニッポン放送
    実況:黒田昭夫 解説:小山正明、江本孟紀 ゲスト解説:谷沢健一、村田兆治、尾花高夫(ヤクルト)
    リポーター:楠淳生(ABC)、瀬戸将男(ニッポン放送)
    • MBSラジオ(JRN) 解説:杉浦忠 ゲスト解説:落合博満
    • ラジオ大阪 解説:辻佳紀 ゲスト解説:大石大二郎(近鉄)
    • TBSラジオ(独自) 実況:林正浩 解説:田淵幸一、田宮謙次郎
    • 文化放送(独自) 実況:坂信一郎 解説:関本四十四
    • ラジオ日本 解説:有本義明
  • 第5戦:10月31日(木)
    • NHKラジオ第1 解説:広瀬叔功藤田元司
    • ABCラジオ(NRN) 解説:皆川睦雄 ゲスト解説:衣笠祥雄
    • MBSラジオ(JRN) 解説:安藤統男、小林繁
    • ラジオ大阪 解説:辻佳紀 ゲスト解説:加藤英司
    • TBSラジオ(独自) 実況:石川顯 解説:田淵幸一、杉下茂
    • 文化放送(独自) 実況:戸谷真人 解説:豊田泰光 ゲスト:ばんばひろふみ
    • ニッポン放送(独自) 実況:胡口和雄 解説:江本孟紀 ゲスト解説:梨田昌孝 リポーター:森中千香良
    • ラジオ日本 解説:中村稔
  • 第6戦:11月2日(土)
    • TBSラジオ(JRN) 実況:渡辺謙太郎(定年により最後のシリーズ実況となった) 解説:小林繁、田宮謙次郎
    • 文化放送 実況:中田秀作 解説:森昌彦
    • ニッポン放送(NRN) 実況:瀬戸将男 解説:関根潤三 ゲスト解説:レオン・リー(大洋、翌年からヤクルト) リポーター:森中千香良
    • ラジオ大阪 解説:辻佳紀
    • ラジオ関西ほか(ラジオ日本制作裏送り) 解説:有本義明

その後

2013年5月20日(月)、セ・パ交流戦 西武対阪神戦の試合前に東尾修と掛布雅之による「OBスペシャルトークショー」が[11]、試合開始直前には一打席対決が行われた[12]

2015年5月31日(日)、セ・パ交流戦 西武対阪神戦の試合前に石毛宏典と掛布雅之によるトークショーが行われた[13]

脚注

関連項目

外部リンク

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