2013年の東京ヤクルトスワローズ

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2013年の東京ヤクルトスワローズ
成績
セントラル・リーグ6位
57勝83敗4分 勝率.407
本拠地
都市 東京都新宿区
球場 明治神宮野球場
球団組織
オーナー 堀澄也
経営母体 ヤクルト本社
監督 小川淳司
選手会長 武内晋一
キャプテン 田中浩康
スローガン
心をひとつに ALL FOR WIN
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2013年の東京ヤクルトスワローズでは、2013年における東京ヤクルトスワローズの動向をまとめる。

この年の東京ヤクルトスワローズは、小川淳司監督の4年目(途中就任の2010年を含む)のシーズンであり、バレンティンが、シーズン本塁打の日本プロ野球記録を塗り替えたシーズンである。

チームは開幕投手の館山昌平が先発第2戦で負傷してシーズン絶望になるなどの誤算が重なり[1]、5月以降、最下位に低迷した[2]。その一方、バレンティンが、9月15日の対阪神戦(神宮)で日本プロ野球新記録のシーズン56号本塁打とアジア野球新記録の57号本塁打を記録し[3]、最終的にシーズン本塁打を60本として3年連続本塁打王を獲得[4]。投手では新人の小川泰弘が16勝4敗で最多勝と勝率第1位投手賞の2冠を獲得した[5]。さらに、バレンティンはセ・リーグMVP[6]、小川はセ・リーグ新人王を獲得した[7]。最下位チームからMVPが選出されたのは史上初であった[6]

当年及び近年のシーズン成績
成績 リーグ 平均得点 打率 本塁打 本塁打率 盗塁 防御率 平均失点 開幕時監督
2013 レギュラー敗退6位57834.407.4.74小川淳司
2012 CS1st敗退3位686511.511.3.57小川淳司
2011 CSFinal敗退2位705915.543.3.50小川淳司
2010 レギュラー敗退4位72683.514.4.22高田繁
2009 CS1st敗退3位71721.497.4.21高田繁
2008 レギュラー敗退5位66744.471.高田繁
2007 レギュラー敗退6位60840.417.古田敦也
2006 レギュラー敗退3位70733.490.古田敦也
2005 レギュラー敗退4位71732.493.若松勉
2004 レギュラー敗退2位72642.529.若松勉
2003 レギュラー敗退3位71663.518.若松勉

レギュラーシーズン

3月29日
開幕オーダー
1 [二]田中浩康
2 [中]上田剛史
3 [左]ミレッジ
4 [一]畠山和洋
5 [右]松井淳
6 [三]宮本慎也
7 [遊]森岡良介
8 [捕]中村悠平
9 [投]館山昌平

3月・4月

  • 28戦13勝15敗 勝率.464(首位巨人と6.0差の3位)

開幕2戦目の3月30日から4連勝、4月4日から3連敗、4月11日から4連敗、4月17日から5連敗、4月23日から6連勝と月の前半と後半は連勝を飾ったが、中盤の3回の連敗が響き、借金2で4月を終えた[8]。打撃陣はWBCオランダ代表の試合において負傷したバレンティンが開幕には間に合わず、開幕13試合目に今季初出場したが[9]、月間で打率3割超えの8本塁打の成績を残し、好調であった[10]。しかし、チーム全体では打率.221と低迷した。投手陣は開幕投手の館山が開幕2戦目に右肘に違和感を覚えて途中降板し、そのままシーズン絶望となったが[1]、ルーキーの小川が3勝を挙げ[11]、チーム防御率も3.38とまずまずの成績であった。

5月

  • 23戦7勝15敗1分 勝率.318(首位巨人と10.0差の6位)

5月は4月30日から続く4連敗の後に3連勝をしたが、その直後から4連敗し、交流戦前のセ・リーグとの対戦を終えた。交流戦が始まっても連敗が止まらず、交流戦前の4連敗を6連敗まで伸ばし、その後も負けが先行し、5月を借金8で終えた。また、神宮球場では6勝5敗であったのに対して、神宮球場以外の球場で1勝10敗1分と神宮球場以外で勝てない現象が起きた。打撃陣は、中村森岡が出塁率4割を超え、好調であったが、3・4月に3割を超える打率を打っていたバレンティンが2割台前半(6本塁打)、畠山が打率2割を切り、低迷した[12]。投手陣も防御率4.39と低迷した。

6月

  • 17戦6勝11敗 勝率.353(首位巨人と15.0差の6位)

6月に入っても負けが先行するチーム状態は変わらず、6月6日からの5連敗が響き、借金5で6月を終えた。5月は一時的に調子を落としていたバレンティンが11本塁打を放ち、復調した。また、開幕からの本塁打数を25本とし、開幕直後から本塁打数で独走していたブランコに6月終了時点で並んだ[13]

7月

7月24日
後半戦
開幕オーダー
1 [二]山田哲人
2 [中]上田剛史
3 [左]ミレッジ
4 [右]バレンティン
5 [三]川端慎吾
6 [一]畠山和洋
7 [遊]森岡良介
8 [捕]中村悠平
9 [投]八木亮祐
  • 21戦8勝13敗 勝率.381(首位巨人と21.5差の6位)

7月もチーム状態は上がらず、6月と同様に中盤に5連敗を喫し、月間の借金は7となった[14]。神宮球場では3勝2敗と勝ち越したが、神宮球場以外では5勝11敗と5月と同様に神宮球場以外で勝てない現象が起きた。バレンティンはこの月、9本塁打を放ち、開幕からの本塁打は34本で7月を終えた[15]

8月

  • 26戦11勝15敗 勝率.423(首位巨人と27.0差の6位)

8月は6日から4連勝したものの、中盤と終盤に5連敗と3連敗を喫し、借金4で8月を終えた。バレンティンは日本プロ野球新記録の月間18本塁打を記録し、開幕からの本塁打数は52本に達した[16]

9月・10月

  • 29戦12勝14敗3分 勝率.462(首位巨人と28.5差の6位)

5月から最下位に低迷していたチームは9月23日にBクラスが確定し[17]、10月1日に6試合を残した状態で最下位が確定した[18]。バレンティンは、11日の対広島戦(神宮)で日本プロ野球タイ記録のシーズン55号を放った後[19]、9月15日の対阪神戦(神宮)で日本プロ野球新記録のシーズン56号本塁打とアジア野球新記録の57号本塁打を記録し[3]、その後も3本塁打放ち、シーズン60本のプロ野球新記録を残した[4]

結果

セントラル・リーグ

2013年セントラル・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 最終成績
1位 巨人-- 巨人-- 巨人-- 巨人-- 巨人-- 巨人--
2位 阪神3.5阪神1.5阪神2.5阪神6.5阪神8.0阪神8.0
3位 ヤクルト6.0広島8.0中日12.0DeNA16.0広島20.0広島20.0
4位 広島6.0中日9.0広島12.5広島17.5中日21.5中日21.5
5位 DeNA7.0DeNA9.5DeNA13.0中日DeNA23.5DeNA23.5
6位 中日7.5ヤクルト10.0ヤクルト15.0ヤクルト21.5ヤクルト27.0ヤクルト28.5
2013年セントラル・リーグ成績
順位球団勝率
優勝読売ジャイアンツ84537.613--
2位阪神タイガース73674.52112.5
3位広島東洋カープ69723.48917.0
4位中日ドラゴンズ64773.45422.0
5位横浜DeNAベイスターズ64791.44823.0
6位東京ヤクルトスワローズ57834.40728.5

交流戦

日本生命セ・パ交流戦2013 最終成績
順位球団勝率
1位福岡ソフトバンクホークス1581 .652優勝
2位東北楽天ゴールデンイーグルス1590 .6250.5
3位読売ジャイアンツ13101 .5652.0
4位北海道日本ハムファイターズ13101 .5652.0
5位千葉ロッテマリーンズ13101 .5652.0
6位オリックス・バファローズ13101 .5652.0
7位阪神タイガース12111 .5223.0
8位広島東洋カープ11130 .4584.5
9位埼玉西武ライオンズ11130 .4584.5
10位中日ドラゴンズ10131 .4355.0
11位東京ヤクルトスワローズ7161 .3048.0
12位横浜DeNAベイスターズ7170 .2928.5

[注 1]

主な投手成績

  • 色付き規定投球回(144イニング)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手















































W
H
I
P
 
小川泰弘262643016400.800722178.0155945121352063582.931.12
八木亮祐262611151300.278667152.01691859221222077754.441.50
石川雅規24242016900.400623148.1149153316856173583.521.23
村中恭兵25180005900.357520111.2139125518655065625.001.74
赤川克紀990000500.00018640.04452303260133316.981.68
木谷良平2880003302.50033378.27752413550036354.001.28
松岡健一3471103300.50029966.073122603641048425.731.50
ロマン3070003614.33329063.26842727441035304.241.49
古野正人1050001201.33313531.03151811150017164.651.58
ラルー550000200.00011522.03711101140326229.002.18
徳山武陽540000200.0008318.113313038001294.421.42
中澤雅人330000200.0006311.1194110080013107.942.65
館山昌平220000000----378.190301600433.241.44
山本哲哉640000131125.25025059.25781712383024192.871.24
石山泰稚600000331021.50026358.15863031595021182.781.51
バーネット47000018714.11117640.13641922620029276.021.36
久古健太郎3800002109.66712029.128630233001092.761.06
江村将也31000030041.00012226.23351102243018165.401.65
七條祐樹3000000112.00014935.23461001301016164.041.24
押本健彦2600002401.33314031.03611301191019174.941.58
藤田太陽2000000011----7818.2133603620541.931.02
阿部健太18000010031.0008320.0193500181010104.501.20
正田樹1500001101.5006315.21621021000652.871.09

主な打撃成績

  • 色付き規定打席(446打席)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手











































O
P
S
 
バレンティン130547439941451706034213100041039110514.330.455.7791.234
ミレッジ9642337456942101616349733242225412.251.329.436.764
上田剛史1123993395187744114221832423301652.257.336.323.661
山田哲人94396350509913231252692333900376.283.357.354.714
畠山和洋9939336028791801213351002130106910.219.279.369.648
森岡良介109347295287310118821001123613615.247.333.298.632
川端慎吾7031226736837251093722713710286.311.393.408.802
中村悠平8428623917565247724111223023378.234.325.322.647
川島慶三10126822527485046514721412325384.213.299.289.588
宮本慎也1042592371363100641710611401288.266.308.270.578
田中浩康972522272251700581411611711326.225.280.256.536
相川亮二6623921923611306923011421410422.279.319.420.739
飯原誉士701931682446823672322402100256.274.354.399.753
比屋根渉6317615630395114910146411401201.250.314.314.628
武内晋一76165146827803441910311401233.185.259.301.560
岩村明憲751591421135403481700021500480.246.314.338.652
松元ユウイチ441531391943114582500101013174.309.368.417.786
三輪正義7556451015000155605060060.333.412.333.745
田中雅彦2348416101001100020500140.244.326.268.594
荒木貴裕124443611101153011000030.256.256.349.605
雄平1343376114122330000600100.297.395.6221.017
松井淳1132301710080010011180.233.281.267.548
谷内亮太623210400041001011031.190.227.190.418
新田玄気1418174600197000010050.353.389.529.918
川﨑成晃1115121310041000020130.250.400.333.733

獲得タイトル

  • 個人タイトル
タイトル選手成績
最優秀選手バレンティン
最優秀新人小川泰弘
本塁打王バレンティン60本
最高出塁率バレンティン.455
最多勝利小川泰弘16勝
最高勝率小川泰弘.800
  • ベストナイン
守備位置選手
外野手 バレンティン
  • ゴールデングラブ

この年のヤクルトからは選出が無かった

マツダオールスターゲーム2013

  • 選出選手及びスタッフ
ポジション名前選出回数
コーチ小川淳司
投手石山泰稚
山本哲哉
小川泰弘
三塁手宮本慎也8
外野手バレンティン3
  • 太字はファン投票による選出、※印は選手間投票による選出、他は監督推薦による選出。

できごと

3月

4月

  • 4月7日 - 5日のヤクルト対DeNA戦(明治神宮野球場)で、4回表途中で右肘の故障を理由に途中降板した館山昌平が記者会見を行い「右肘靭帯の断裂(全治1年)と診断された為、肘の手術を受ける」ことを表明。このため、館山の今季の試合出場が絶望となった[21]
  • 4月23日 - ヤクルト対広島戦(神宮)8回表に、代打出場の広島の前田智徳江村将也から左手首に死球を受けた場面を巡って揉み合いになり、その際に広島の投手コーチの古沢憲司が投手コーチの荒木大輔に暴力を働いたとして退場処分を宣告。両球団に対して審判団から警告を与えられた。[22]
  • 4月26日 - ヤクルト対広島戦(神宮)11回裏ヤクルトの攻撃中に、スコアボードの電光表示が故障して4分間試合が中断するトラブルが発生。故障は回復しないまま試合を再開、ボールカウントが表示されなくなったことから審判団は指サインで一球ごとにボールカウントを示すなどの対応を行った。なお、球場側によれば故障原因は不明という[23]

5月

6月

  • 6月3日 - クリス・ラルーが対ロッテ戦でセ・リーグタイ記録の1試合3ボーク

7月

  • 7月3日 - 阿部健太が対DeNA戦(横浜)で3点ビハインドの状況で2番手として登板し、1イニングを無失点に抑え、試合はその後逆転勝利で、阿部は近鉄時代の2003年9月14日以来、3580日ぶりの勝利投手となる。日本国内だけでプレーした選手としては史上最長で、国外を含めると史上2位[28]
  • 7月7日 - 中日対ヤクルト戦で、中日は7回に1イニング3死球のセ・リーグタイ記録。同イニングで木谷良平が中日の平田良介に頭部に危険球を投じたとして退場処分[29]

8月

  • 8月4日 - ウラディミール・バレンティンが対広島戦(神宮)でNPB通算100本塁打、史上270人目。326試合目での達成は球団最速記録[30]
  • 8月22日 - ウラディミール・バレンティンが対巨人戦(神宮)で球団新記録のシーズン45本塁打[31]
  • 8月26日 - 宮本慎也が今季限りでの現役引退を表明[32]
  • 8月28日 - ヤクルト対中日戦(神宮)でウラディミール・バレンティンが日本プロ野球新記録の月間17本塁打[33]中日の山本昌が48歳以上としては日本プロ野球史上2人目、先発では史上初の勝利投手となる週刊ベースボール2013年9月16日号95ページ

9月

  • 9月9日 - 藤本敦士が今季限りでの現役引退を表明[34]
  • 9月11日 - ウラディミール・バレンティンが対広島戦(神宮)で6回裏に大竹寛から日本プロ野球タイ記録、史上4人目のシーズン55本塁打となる右越えソロ本塁打を放つ、122試合目での到達は最速[35]
  • 9月15日 - NPBは前日のヤクルト対阪神戦(神宮)で乱闘となり、退場処分となった阪神のマット・マートンと相川亮二に対し、共に厳重注意と罰金15万円。シーズン2度目の退場処分となったマートンに1試合の出場停止処分[36]
  • 9月15日 - ウラディミール・バレンティンが対阪神戦(神宮)の1回裏の第1打席で榎田大樹から右中間へシーズン本塁打の日本プロ野球新記録の56号本塁打、続く3回裏の第2打席で同じく榎田からシーズン本塁打のアジア野球新記録の57号本塁打[37]
  • 9月21日 - 藤本敦士が対阪神戦(甲子園)でNPB通算1000試合出場、史上459人目[38]
  • 9月24日 - イースタン・リーグはヤクルト楽天に勝利し、ヤクルトの優勝が決定。またウェスタン・リーグは2位の広島中日と引き分けたため、ソフトバンクの優勝が決定[39]
  • 9月24日 - 石川雅規が対巨人戦(神宮)でNPB通算2000投球回、史上86人目[40]
  • 9月25日 - NPBコミッショナーは前日のヤクルト対巨人戦(神宮)で三振の判定を不服として、審判に暴言を吐いて退場処分となったウラディミール・バレンティンに制裁金10万円と厳重注意処分を科した[41]

10月

11月

12月

  • 12月5日 - 川島慶三の背番号が00から13へ変更[56]
  • 12月25日 - 戦力外通告した水野祐希、太田裕哉の現役引退と、2014年1月1日付で水野が二軍スタッフ、太田が打撃投手に就任すること、同じく今季コーチをつとめた松井優典が編成部長に就任することを発表[57]
  • 12月25日 - 新外国人選手のクリス・ナーブソンと契約締結したことを発表、背番号は38[58]

入団・退団

シーズン開幕前

支配下選手
登録抹消
No選手名前所属区分No選手名去就区分
投手
12石山泰稚ヤマハドラフト1位12林昌勇アメリカ合衆国の旗 カブス傘下
29小川泰弘創価大学ドラフト2位29小野寺力埼玉西武ライオンズ二軍用具担当
35田川賢吾高知中央高ドラフト3位43一場靖弘
43江村将也ワイテックドラフト4位46加藤幹典
49大場達也日立製作所ドラフト7位48渡邉恒樹打撃投手
51藤田太陽埼玉西武ライオンズ自由契約51山岸穣埼玉西武ライオンズ一軍用具担当
62木下達生
捕手
28田中雅彦千葉ロッテマリーンズトレード28川本良平千葉ロッテマリーンズトレード
37星野雄大四国IL香川ドラフト5位37福川将和ブルペン捕手
内野手
46谷内亮太國學院大學ドラフト6位
48岩村明憲東北楽天ゴールデンイーグルス自由契約
外野手
3福地寿樹二軍外野守備走塁コーチ
49宮出隆自二軍打撃コーチ
育成選手
登録 抹消
No 選手名 前所属 区分 No 選手名 去就 区分
投手
118上野啓輔
内野手
114麻生知史二軍サブマネージャー兼用具担当
外野手
116北野洸貴社会人警視庁
117曲尾マイケ


シーズン開幕後

本節では、本シーズン開幕後から本シーズン終了までの入退団について記述する。

支配下選手
登録
No 選手名 守備 前所属 区分
5月 17 ラルー 投手 アメリカ合衆国の旗 パイレーツ 新外国人

選手・スタッフ

ドラフト

出典

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