SU-45 (自走砲)
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ソ連では自走砲という車種がなかなか量産体制にまで移行せず、いずれも到底実戦運用出来るレベルではなく量産に至っていない。
SU-45の試作車両二輌はそれぞれ、水陸両用戦車であるT-37とT-38のシャーシに、当時としては強力な45mm戦車砲を装備させたものであった。
T-37ベースの方は、元々はSU-37と呼ばれていたが、後に搭載砲の口径を基準にした命名法に変更されたために、SU-45と改称された。そのことが、現代において、T-38ベースのSU-45との、情報の混同と混乱を招く原因となった。
SU-45は、計画では水上浮航可能の予定で、車体後尾にスクリューと舵を備えていた。しかし実際には、完成した試作車は、軍の要求の条件より重量過大で、水上浮航は不可能となった。
性能
SU-45に始まったことではないが、ソ連がこれまで開発した自走砲はいずれも豆戦車やトラクターのシャーシに強力な戦車砲を搭載しようとして失敗していた。
SU-45にしても、豆戦車同然のT-37とT-38のシャーシに45mm戦車砲は相当な無理があり、軽量化のためにオープントップ構造であり(天候対策など必要ならば屋根としてキャンバスカバーを張る)、元々低い防御力が更に低くなっている。
当初の軍の要求に3t以内の重量という条件があったが、試作車両のいずれもこれをオーバーしてしまっており、しかもエンジンの出力が重量に対して不足していた。
一方搭載出来る弾薬は機銃は1000発、主砲弾はT-37型は51発、T-38型は100発とそれなりに多く、一応速度は当時の自走砲としては充分なものであった。ただし実際には、この砲弾搭載数の情報は、その車体の小型さからすると、疑わしい。