パイオニア (トラクター)
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戦間期、ソ連は各種装甲車両を開発していたが、第一次世界大戦時の戦車開発に関するノウハウを持たないソ連では、装甲車開発のモデルを外国に求めざるを得なかった。そのモデル先となったのは、初めて戦車を開発したイギリスであり、その中でもイギリスが低コストをウリに各国に積極的に輸出を行い、各国の戦車開発の起点となったのがカーデンロイド戦車であった。
なお、これ以前にはフランスのルノーFTをモデルにしたT-18(ロシア革命時の鹵獲品)があったが、T-18は1930年代に入る時点で既に旧式化が著しく、改造限界も迎えており、幾つかの派生車両開発も失敗に終わっていた。
ソ連は20両のカーデンロイドをライセンスと共に購入し、これを元にT-18以来の戦車開発に着手。戦車としてはT-27などを開発したが、合わせてカーデンロイドをはじめとする豆戦車では戦車としては戦闘能力に不足を感じ、次第に他国の戦車模倣はT-35のような多砲塔戦車や重戦車に移っていった。
一方でカーデンロイドは輸出された多くの国でも戦車ではなく牽引トラクターや偵察車として使用されたように、ソ連においても砲兵トラクターとしての用途を見出しはじめていた。この内の一つがピオネールである。
