アルヒ
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いずれのアルヒも蒸留酒であるが、その原材料により2種類に大別される。ひとつは家畜乳由来のアルヒでシミーン・アルヒと呼ばれ、もうひとつは穀物由来のアルヒでツァガーン・アルヒと呼ばれるものである。
アルヒはヤギ、ヒツジ、ウシの乳を発酵させた酸乳を蒸留し作られる。15リットルの酸乳からアルコール度数7パーセント程度のアルヒが3リットル程度得られるが、原料の乳の種類や作り方によって色味や品質は様々である[1]。普通は一度の蒸留で飲まれるが、より質を高めるために再蒸留することもある。風味はほんのりと乳臭い。
大量の原料乳が必要であり、その他にも蒸留のために大量の燃料(家畜の糞。モンゴルでは木材が手に入りにくいため、木材はめったに燃やさない。)と水を必要とする。そのため収量も少なく稀少品の範疇に入る。観光客が口にできる機会は殆ど無かったが、近年、企業ベースでの製造、販売が始まった。企業が作るアルヒはアルコール度数が20-40度と高く、専ら中国の都市部で消費されている[1]。