チオ硫酸
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| 物質名 | |
|---|---|
別名 Thiosulfuric acid | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ChEBI | |
| ChemSpider | |
PubChem CID |
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| UNII | |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質[1][4] | |
| H 2S 2O 3 | |
| モル質量 | 114.13 g·mol−1 |
| 融点 | 0 °C 以下で分解 |
| 分解 | |
| 酸解離定数 pKa | |
| 共役塩基 | チオ硫酸塩 |
チオ硫酸(チオりゅうさん、英語: thiosulfuric acid)とは、硫黄のオキソ酸の一種で、化学式 H2S2O3 の化合物。本稿ではチオ硫酸とその塩ならびにイオンについて述べる。
チオ硫酸は酸解離定数がpKa1 = 0.6、pKa2 = 1.6の二価の無機酸である[6][7]。その塩であるチオ硫酸塩は次亜硫酸塩と誤まって呼ばれることがある[8]。
チオ硫酸塩のアンモニア、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩は水溶性が大であり、中性ないしはアルカリ性水溶液は比較的安定である。一方、強酸性水溶液中では不均化によりコロイド状硫黄と二酸化硫黄とに分解するので水溶液から遊離させることは困難である。遊離のチオ硫酸は低温下でジエチルエーテル錯体として単離された例や液体二酸化炭素中で単離された例が知られている。生成した遊離酸は不安定で低温でも硫化水素と三酸化硫黄に分解するが高温ではさらに分解が進み硫黄、二酸化硫黄、水が生成する。空気中では水とも酸素とも反応するので生成物は複雑であり前述の分解生成物に加えて、硫化水素、ポリ硫化水素、硫酸、ポリチオン酸なども生成する[8][9]。

