ヌーヴォレコルト

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欧字表記 Nuovo Record[2]
香港表記 新紀錄[3]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
ヌーヴォレコルト[1]
2014年ローズS
欧字表記 Nuovo Record[2]
香港表記 新紀錄[3]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 2011年2月25日(15歳)[1]
抹消日 2017年3月16日[4]
ハーツクライ[1]
オメガスピリット[1]
母の父 スピニングワールド[1]
生国 日本の旗 日本北海道千歳市[5]
生産者 社台ファーム[1]
馬主 原禮子[1]
調教師 斎藤誠美浦[1]
調教助手 柴田未崎[6]
厩務員 小松美彦[7]
競走成績
生涯成績 23戦6勝
(中央)18戦5勝
(海外)5戦1勝[1]
獲得賞金 4億5671万6000円[1]
勝ち鞍
GI優駿牝馬2014年
GIIローズS2014年
GII中山記念2015年
GIIIレッドカーペットH2016年
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ヌーヴォレコルト(欧字名:Nuovo Record)は日本の元競走馬で、現在は繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2014年優駿牝馬

馬名の由来はイタリア語で「新記録」(Nuovo Record)から。

出自-デビュー前

2011年2月25日、北海道千歳市社台ファームで生まれた。

父・ハーツクライ(父サンデーサイレンス)は2006年の有馬記念、2007年のドバイシーマクラシックの勝ち馬[8]

母・オメガスピリットは、ヌーヴォレコルトと同じ馬主の所有馬で、現役時代には3勝をあげている[9]

2歳(2013年)

デビュー戦は10月19日東京競馬場芝1600m戦で鞍上は戸崎圭太。やや前目からの競馬となったものの前を捕らえきれることができず4着に敗れた[10]

2戦目の東京の未勝利戦(芝1600m)では福永祐一が騎乗し、人気に応えて初勝利を飾った[11]

12月8日、中京競馬場で行われた500万下のこうやまき賞は吉田隼人が騎乗し、2番手から直線抜け出して勝利し、連勝でオープン入りを果たした[12]

3歳(2014年)

2014年3月8日、阪神競馬場で行われるチューリップ賞への出走は初の長距離輸送、右回りのレースとなった[13][14]。鞍上には岩田康誠を迎え[15]、最後の直線では1.1倍の圧倒的な人気を集めたディープインパクト産駒のハープスターに大外からかわされたが、2着に入って桜花賞の優先出走権を獲得した[16]。初めてコンビを組んだ鞍上の岩田康誠は「素直で乗りやすい馬」とコメントした[17][18][19]

2014年4月13日、桜花賞パドック

4月13日、桜花賞では、ハープスターが1.2倍で圧倒的に本命視され、ヌーヴォレコルトは5番人気だった[20]。ヌーヴォレコルトは直線で阪神ジュベナイルフィリーズの勝ち馬レッドリヴェールとともに抜け出したが、ゴール前で最後方から追い込んできたハープスターに交わされて、クビ差、3/4馬身差の3着に敗れた[20]。鞍上の岩田は「着差が着差だけに4角で少し追い出しを待たされたことが悔いに残る」と語りつつも[21]、「距離が延びても大丈夫」とオークスでの巻き返しを誓った[22][23]

5月25日、東京競馬場(芝2400m)で行われるオークスでは、桜花賞を制したハープスターが1.3倍の断然の本命に支持され、ヌーヴォレコルトは9.8倍で対抗(2番人気)扱いだった[24]。スタートすると、ペイシャフェリス、エリーザベストが逃げるなか、ヌーヴォレコルトは中団の9番手に位置し、ハープスターは後方に控えた[25][26][27]。ヌーヴォレコルトは8番手で最終コーナーをまわると、直線で進路が開くのを待ってからスパートをかけて一気に抜けだし、ゴールまで残り200メートル程で先頭に立った[25][24][28]。遅れて内からはバウンスシャッセが伸びてきて、外からはハープスターが後方から追い込んできたが、早めに抜けだしていたヌーヴォレコルトは両馬をクビ差抑えて優勝した[28][24][29]。ヌーヴォレコルトにとっては重賞初優勝だった[28]。鞍上の岩田康誠は史上7人目となる5大クラシック完全制覇を達成[30][29]、地方競馬出身騎手としては初の完全制覇となった。また調教師の斎藤誠は2007年の朝日杯フューチュリティステークスゴスホークケン以来のGI制覇でクラシックは初制覇となった。

秋初戦は阪神のローズステークスを選択[31]。9月21日、馬体重を6kg減らしたが0.2秒(1 1/4馬身)差の快勝であった[32]

その後、栗東トレセンに移動し、当地で調教を行った[33]秋華賞では桜花賞馬ハープスターが凱旋門賞に出走したため不在だったこともあり[34]、単勝1.5倍の1番人気に推された。レースでは後方からの競馬となり、最後の直線でショウナンパンドラに迫るもクビ差及ばずの2着(タイム差無し)に終わった[35]。なお、タイムの1分57秒0は秋華賞のレコードタイムであった(7着馬までが該当)。秋華賞後に美浦に帰厩し、続くエリザベス女王杯に挑むもラキシスの2着だった[36][37][38][39]

4歳(2015年)

古馬となって初戦は中山記念。2013年の皐月賞馬ロゴタイプと2014年の皐月賞馬イスラボニータとの対決となったが、内で我慢すると最内からロゴタイプをクビ差差し切り久々の勝利を手にする[40]。牝馬での同レース制覇は1991年ユキノサンライズ以来24年ぶりだった[41]

そして迎えたヴィクトリアマイルでは実績が評価され1番人気に推されたものの、ミナレットの逃げを前に伸びきれずストレイトガールの6着に敗れた[42]。続く宝塚記念でも伸びきれずラブリーデイの5着と掲示板確保がやっとであった[43]

秋初戦はオールカマー。最内を伸びてきたものの、再度ショウナンパンドラに先着を許す[44]

続くエリザベス女王杯では、後方から追い込んでくるものの先に抜け出していたマリアライトを差し切れず2着に終わった[45][46]

香港カップでは、ライアン・ムーアに乗り替わり、エイシンヒカリに続く2着となった[47]

5歳(2016年)

年内初戦として産経大阪杯に3番人気で出走。道中は先団で待機し、いい手応えで直線に入るも、前に付けていた他馬が壁となり前に進むことができず、アンビシャスの6着に敗れた[48]

その後、ラブリーデイサトノクラウンと共に香港に遠征し、クイーンエリザベス2世カップに出走。このレースでは、鞍上に武豊が迎えられた。レースではこれまでの先行策とは違って後方3番手に位置し、いい折り合いをつけながら、迎えた最後の直線では伸びを見せるも先団にあと一歩及ばず、6着に敗れた[49]

その後、日本に帰国し、8月の札幌記念は武が騎乗停止のため2歳時に騎乗したことのある吉田隼人が騎乗したが[50][51]、道悪が影響したこともありネオリアリズムの4着に終わった[52][53]。秋に入り、アメリカに遠征し、11月5日のブリーダーズカップ・フィリー&メアターフに出走、中団でレースを進めたが、直線で伸びを欠き11着に敗れた[54]

11月24日のレッドカーペットハンデキャップは道中中団のインで待機すると直線で外へ持ち出して、最後は先に抜け出したアルルの外からゴール寸前で差し切り海外重賞4度目の挑戦で初勝利を挙げた[55]

香港に転戦し12月11日の香港ヴァーズに出走、最後方から追い上げるも4着だった[56]

6歳(2017年)

2017年も現役を続行し、2月26日の中山記念から始動したが7着[57]。中1週で3月11日の金鯱賞に出走するも10着と惨敗した[58]。レース後の3月15日、現役を引退して社台ファームで繁殖牝馬となることが発表された[59]。管理していた斎藤誠は「余力を残したまま引退させることにしました。クラシックを勝って、海外でも勝って、多くのいい経験をさせてもらいました。僕の中では、もうこれほどの馬は出てこないと思います」と語った[60]。また、初年度の交配相手はロードカナロアを予定し、受胎後に渡英してフランケルと種付けするプランが発表された[60][61]

競走成績

競走日競馬場競走名距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順タイム
(上り3F)
着差騎手斤量1着馬(2着馬)
2013.10.19 東京 2歳新馬 芝1600m(良) 18 5 10 2.5(1人) 4着 1:36.8(34.3) 0.3 戸崎圭太 54kg スイートガーデン
11.9 東京 2歳未勝利 芝1600m(良) 11 8 11 2.0(1人) 1着 1:37.0(33.7) -0.4 福永祐一 54kg (ミュゼミランダ)
12.8 中京 こうやまき賞 500万下 芝1600m(良) 10 7 7 4.3(2人) 1着 1:36.5(34.6) -0.1 吉田隼人 54kg (アドマイヤビジン)
2014.3.8 阪神 チューリップ賞 GIII 芝1600m(良) 13 8 13 18.1(4人) 2着 1:34.7(34.7) 0.4 岩田康誠 54kg ハープスター
4.13 阪神 桜花賞 GI 芝1600m(良) 18 5 10 30.9(5人) 3着 1:33.4(33.8) 0.1 岩田康誠 55kg ハープスター
5.25 東京 優駿牝馬 GI 芝2400m(良) 18 5 9 9.8(2人) 1着 2:25.8(34.2) -0.0 岩田康誠 55kg (ハープスター)
9.21 阪神 ローズS GII 芝1800m(良) 17 3 6 2.5(2人) 1着 1:46.0(33.6) -0.2 岩田康誠 54kg (タガノエトワール)
10.19 京都 秋華賞 GI 芝2000m(良) 17 2 4 1.5(1人) 2着 1:57.0(34.0) 0.0 岩田康誠 55kg ショウナンパンドラ
11.16 京都 エリザベス女王杯 GI 芝2200m(良) 18 3 5 3.3(1人) 2着 2:12.3(33.6) 0.0 岩田康誠 54kg ラキシス
2015.3.1 中山 中山記念 GII 芝1800m(稍) 11 4 4 4.7(3人) 1着 1:50.3(34.7) -0.0 岩田康誠 55kg ロゴタイプ
5.17 東京 ヴィクトリアマイル GI 芝1600m(良) 18 7 15 2.2(1人) 6着 1:32.5(33.5) 0.6 岩田康誠 55kg ストレイトガール
6.28 阪神 宝塚記念 GI 芝2200m(良) 16 6 11 9.1(3人) 5着 2.14.7(34.9) 0.3 岩田康誠 56kg ラブリーデイ
9.27 中山 オールカマー GII 芝2200m(良) 15 3 4 2.8(1人) 2着 2.12.1(34.5) 0.2 岩田康誠 55kg ショウナンパンドラ
11.15 京都 エリザベス女王杯 GI 芝2200m(稍) 18 8 18 3.0(1人) 2着 2.14.9(34.3) 0.0 岩田康誠 56kg マリアライト
12.13 沙田 香港C G1 芝2000m(G) 13 3 14 9.4(5人) 2着 2.00.77 0.17 R.ムーア 55.5kg A Shin Hikari
2016.4.3 阪神 産経大阪杯 GII 芝2000m(良) 11 3 3 5.1(3人) 6着 2.00.0(33.9) 0.7 岩田康誠 54kg アンビシャス
4.24 沙田 QE2世C G1 芝2000m(稍) 13 7 12 7.5(5人) 6着 2.02.51 1.19 武豊 55.5kg Werther
8.21 札幌 札幌記念 GII 芝2000m(稍) 16 1 1 5.7(2人) 4着 2.02.3(37.1) 0.6 吉田隼人 55kg ネオリアリズム
11.5 サンタアニタパーク BCF&Mターフ G1 芝2000m(良) 13 13 19.6(7人) 11着 武豊 56kg Queen's Trust
11.24 デルマー レッドカーペットH英語版 G3 芝2200m(良) 10 1 5.2(3人) 1着 岩田康誠 55.5kg (Arles)
12.11 沙田 香港ヴァーズ G1 芝2400m(G) 14 12 13 9.6(2人) 4着 2.27.49 1.27 岩田康誠 55.5kg Satono Crown
2017.2.26 中山 中山記念 GII 芝1800m(良) 11 8 10 13.8(6人) 7着 1.48.1(34.4) 0.5 岩田康誠 54kg ネオリアリズム
3.11 中京 金鯱賞 GII 芝2000m(良) 16 7 13 18.4(6人) 10着 1.59.7(34.6) 0.5 岩田康誠 54kg ヤマカツエース
  • 馬場状態:G=Good
  • 出典:[62]

繁殖牝馬時代

2017年3月に引退後、社台ファームで繁殖入りした。初年度にロードカナロアを受胎した後、イギリスに渡り初仔を出産した[63]。2年目はそのままイギリスに滞在し、フランケルと交配した[64]

馬名 生年 毛色 馬主 厩舎 戦績 出典
初仔 ドンナセレーノ 2018年 鹿毛 ロードカナロア 原禮子 栗東・安田翔伍 17戦3勝(引退・繁殖) [65]
2番仔 キュルキュマ 2019年 栗毛 Frankel 2戦0勝(引退・繁殖) [66]
3番仔 イングランドアイズ 2020年 鹿毛 Kingman 18戦4勝(引退・繁殖)
小倉記念
[67]
4番仔 オメガインペリアル 2021年 鹿毛 11戦2勝(現役) [68]
5番仔 セナスタイル 2022年 栗毛 Sottsass 5戦2勝(現役) [69]
6番仔 トリニティ 2023年 黒鹿毛 サートゥルナーリア 1戦1勝(現役) [70]
7番仔 2024年 栗毛 ブリックスアンドモルタル (デビュー前) [71]
8番仔 2025年 鹿毛 ナダル [72]

・2026年1月10日現在

血統表

脚注

外部リンク

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