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バンクーバー国際空港

カナダ・ブリティッシュコロンビア州にある空港 From Wikipedia, the free encyclopedia

バンクーバー国際空港(バンクーバーこくさいくうこう、: Vancouver International Airport: Aéroport international de Vancouver)は、カナダブリティッシュコロンビア州リッチモンドにある国際空港である。バンクーバー市街の南西15kmに位置し、フレーザー川河口の中州 (: Sea Island)の大部分を占める。

概要 バンクーバー国際空港 Vancouver International Airport, 概要 ...
バンクーバー国際空港
Vancouver International Airport
IATA: YVR - ICAO: CYVR
概要
国・地域 カナダの旗 カナダ
所在地 ブリティッシュコロンビア州リッチモンド
母都市 バンクーバー
種類 公共
所有者 カナダ運輸省
運営者 バンクーバー国際空港公団
開港 1931年
拠点航空会社 エア・カナダ
敷地面積 1340 ha
標高 4 m (14 ft)
座標 北緯49度11分38秒 西経123度11分04秒
公式サイト www.yvr.ca
地図
ブリティッシュコロンビア州における位置
ブリティッシュコロンビア州における位置
YVR
ブリティッシュコロンビア州における位置
ブリティッシュコロンビア州における位置
YVR
ブリティッシュコロンビア州における位置
滑走路
方向 長さ (m) 表面
08L/26R 3,030 コンクリート
08R/26L 3,505 アスファルト/コンクリート
13/31 2,225 アスファルト/コンクリート
ヘリパッド
番号 長さ (m) 表面
A 34
B 24 アスファルト
C 34 コンクリート
統計(2024年)
旅客数 2,620万人
出典: Canada Flight Supplement[1]
Environment Canada[2]公式サイト[3]
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バンクーバーはカナダの主要都市の中で、最もアジアに近い位置にあり、またアジア系移民が多いことから、アジアからの玄関口と位置づけられている。また、国際空港としては珍しく水上機定期便のためのターミナルを備えている。カナダの空港ではトロント・ピアソン国際空港に次いで2番目に旅客が多い[4]

スカイトラックスのワールド・エアポート・アワードでは、2010年から3年連続で北米地区1位の評価を受け、2012年は世界9位だった[5]

先住民の様式で飾られた国内線ターミナル
先住民のトーテムポールなどが置かれた国際線ターミナル
2021年の増築部

歴史

バンクーバーには元々ミノルパーク英語版という飛行場があったが、その空港を置き換えるために当空港の建設が決定した。

  • 1930年、飛行場の建設が開始された。
  • 第二次世界大戦中に連邦政府に貸し出されてカナダ空軍の訓練基地となった。
  • 1968年、ジェット機への直接搭乗が可能な、現在のメインターミナルが竣工。
  • 1996年には国際線ターミナルが拡張され、北側の滑走路が完成した。

ターミナル

メインターミナル
1996年から順次オープンし、現在は一つのターミナルビル内でカナダ国内線、アメリカ線、国際線の三つのエリアに分かれている。出発の際は、Canada Domestic(カナダ国内線)、US(アメリカ線) 、International(国際線)のそれぞれ表示にしたがってチェックインエリアに向かう。また、当空港で乗り継ぎの際はそれぞれの連絡専用口を経由するが、国際線やアメリカ線からの到着もしくは出発での乗り継ぎの際、カナダ入国審査の有無が異なるので利用の航空会社もしくはカナダ政府で情報要確認である。アメリカ線利用では、アメリカ入国審査を当空港内で受ける(アメリカ到着では入国審査はすでに済んでいるのでアメリカ国内線と同じエリアに着く)。
南ターミナル
最古のターミナルで主に州内を結ぶ地域航空会社ゼネラルアビエーション向けとなっている。水上機ヘリコプターはこのターミナルを利用する。メインターミナルとの間は無料のシャトルバスが接続している。搭乗口はG1〜3。

就航路線

さらに見る 航空会社, 就航地 ...
航空会社就航地
カナダの旗エア・カナダオースティンバンコクシンガポール北京/首都ブリスベンカルガリーエドモントン香港ホノルルカフルイコナラスベガスロンドン/LHRロサンゼルス/LAXメキシコシティモントリオールニューアークロサンゼルス/オレンジカウンティオタワプエルト・バヤルタサンフランシスコソウル/仁川上海/浦東シドニー/キングスフォード東京/成田トロントホワイトホースウィニペグテピック
季節運航 : 大阪/関西アンカレッジオークランド(NZL)、ボストンカンクンダブリンフランクフルトハリファックスイスタパ・シワタネホケロウナパームスプリングスフェニックスロス・カボスチューリッヒ札幌/新千歳(2026年12月17日より運航開始予定)[6]
カナダの旗エアカナダ・エクスプレス
ジャズ航空
カッスルガーシカゴ/ORDコモックスクランブルックデンバーエドモントンフォート・セントジョンカムループスケロウナナナイモペンティクトンポートランド(OR)、プリンス・ジョージプリンスルパートレジャイナサクラメントサンディエゴサンドスピットサンフランシスコサンノゼ(CA)、サスカトゥーンシアトルスミザーズテラスビクトリアホワイトホースイエローナイフ
季節運航 : フェニックスウィニペグ
カナダの旗エアカナダ・ルージュケベックシティ
カナダの旗ウエストジェットカルガリーカンクンエドモントンホノルルカフルイラスベガスロサンゼルス/LAXロサンゼルス/オレンジカウンティパームスプリングスプエルト・バヤルタレジャイナロス・カボスサスカトゥーントロントウィニペグ
季節運航 : ハリファックスワトゥルココナリフエロンドン/LGWマサトランモントリオールオーランドオタワフェニックスサンディエゴサンフランシスコ
カナダの旗ウエストジェット・リンクコモックスクランブルックカムループスナナイモ
カナダの旗ウエストジェット・アンコールフォート・セントジョンケロウナプリンス・ジョージテラスビクトリア
カナダの旗フレア航空バーバンクカルガリーエドモントンケロウナウォータールーラスベガスモントリオール(2026年4月15日より運航再開予定)[7]オタワサンフランシスコロス・カボストロントウィニペグ
季節運航 : アンカレッジ、グランデプレーリー、パームスプリングスメサプリンス・ジョージレジャイナサスカトゥーン
カナダの旗サンウィング航空
季節運航 : カンクンワトゥルコイスタパ・シワタネホプエルト・バヤルタプンタ・カナロス・カボス、サンタ・クララ、トロント、ヴァラデロ
カナダの旗エアトランザットモントリオールトロント
カナダの旗リンクス航空カルガリーケロウナトロントウィニペグ
カナダの旗エア・ノースケロウナビクトリアホワイトホース
季節運航 : イエローナイフ
カナダの旗パシフィック・コースタル航空アナヒム・レイクベラベラベラクーラキャンベルリバーコモックスクランブルックカムループスマセットペンティクトンポートバーディパウエルリバートフィーノトレイルビクトリアウィリアムズレイク
カナダの旗セントラル・マウンテン・エアキャンベルリバーカムループスケロウナクイネルウィリアムズレイク
カナダの旗Harbour AirBedwell Harbour、Ganges Harbour、Lyall Harbour、Montague Harbour、Miners Bay、Nanaimo Harbour、Victoria、Victoria Harbour
カナダの旗Seair SeaplanesBedwell Harbour、Ganges Harbour、Montague Harbour、Miners Bay、Port Washington、Nanaimo Harbour
アメリカ合衆国の旗アメリカン航空 シカゴ/ORDダラス/フォートワースフェニックス
アメリカ合衆国の旗アメリカン・イーグルロサンゼルス/LAX
アメリカ合衆国の旗デルタ航空 ミネアポリス=セントポールソルトレイクシティ
季節運航 : デトロイトシアトル
アメリカ合衆国の旗デルタ・コネクションソルトレイクシティシアトル
アメリカ合衆国の旗ユナイテッド航空シカゴ/ORDデンバーヒューストンサンフランシスコ
季節運航 : ニューアークワシントン/ダレス
アメリカ合衆国の旗ユナイテッド・エクスプレスデンバーロサンゼルス/LAXサンフランシスコ
アメリカ合衆国の旗アラスカ航空ポートランド(OR)、シアトル
アメリカ合衆国の旗ジェットブルー航空ボストンニューヨーク/JFK
メキシコの旗アエロメヒコ航空メキシコシティ
イギリスの旗ブリティッシュ・エアウェイズロンドン/LHR
フランスの旗エールフランスパリ/CDG
ドイツの旗ルフトハンザドイツ航空フランクフルトミュンヘン
ドイツの旗コンドル航空
季節運航 : フランクフルト
オランダの旗KLMオランダ航空アムステルダム
アイスランドの旗アイスランド航空レイキャビーク
スイスの旗エーデルワイス航空
季節運航 : チューリッヒ
日本の旗日本航空東京/成田
日本の旗全日本空輸東京/羽田
日本の旗ZIPAIR Tokyo東京/成田
大韓民国の旗大韓航空ソウル/仁川
大韓民国の旗ティーウェイ航空 ソウル/仁川
中華民国の旗チャイナエアライン台北/桃園
中華民国の旗エバー航空台北/桃園
香港の旗キャセイパシフィック航空香港
中華人民共和国の旗中国国際航空北京/首都
中華人民共和国の旗中国東方航空上海/浦東
中華人民共和国の旗中国南方航空 広州
中華人民共和国の旗海南航空 深圳
中華人民共和国の旗四川航空 成都/天府
トルコの旗ターキッシュエアラインズイスタンブール
インドの旗エアインディアデリー
フィリピンの旗フィリピン航空 マニラ
シンガポールの旗シンガポール航空シンガポール
オーストラリアの旗カンタス航空シドニー/キングスフォード
ニュージーランドの旗ニュージーランド航空 オークランド (ニュージーランド)
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地域別就航先一覧

  • 北アメリカ
カナダの旗カルガリーエドモントンケロウナオタワモントリオールトロントウィニペグビクトリアサスカトゥーンレジャイナフォートマクマレーカムループスウォータールーロンドンナナイモペンティクトンフォート・セント・ジョン英語版プリンス・ジョージキャッスルガー英語版クランブルックサンドスピット英語版スミザーズテラスホワイトホースイエローナイフコモックス英語版キャンベルリバークイネルウィリアムズ・レイクドーソン・クリーク
アメリカ合衆国の旗ロサンゼルスニューヨークシカゴダラスラスベガスサンディエゴサンフランシスコポートランドシアトルフェニックスアトランタデトロイトメンフィスデンバーヒューストンミネアポリスソルトレイクシティパームスプリングスアンカレッジホノルルカフルイコナリフエ
  • 中米・カリブ海
メキシコの旗メキシコシティカンクンプエルト・バヤルタサンホセデルカーボ英語版
キューバの旗バラデーロジャマイカの旗モンテゴベイ
  • ヨーロッパ
ドイツの旗フランクフルトデュッセルドルフ
イギリスの旗ロンドンオランダの旗アムステルダムフランスの旗パリスイスの旗チューリッヒ
  • アジア
日本の旗東京大阪札幌(2026年12月17日より就航予定)
中華人民共和国の旗北京上海広州
香港の旗香港中華民国の旗台北大韓民国の旗ソウルシンガポールの旗シンガポールフィリピンの旗マニラタイ王国の旗バンコク
  • オセアニア
ニュージーランドの旗オークランドオーストラリアの旗シドニー

アクセス

スカイトレイン

スカイトレインの「カナダライン(Canada Line)が、バンクーバーのダウンタウンへ約25分で接続している。また、ブリッジポート駅にて路線が分かれており、リッチモンド方面へ乗り換えることも可能である。料金は平日の始発から18:30までがゾーン制、平日の18:30以降ならびに土日祝日の全日が均一制である。 空港からバンクーバー市内は2ゾーンのため4.10ドル。均一制の時間帯は1ゾーン分の料金である2.85ドルが適用される。乗車券の有効時間は購入時より90分である。 空港島内の駅から出発する場合のみ、乗車券に加えて5ドルの割増料金が課せられるが、定期券、一日乗車券、回数券利用者はこの割増料金が免除される。これらの乗車券は駅の券売機で購入可能である。また、乗車券はスカイトレインの他路線、路線バス、シーバス等でも使用可能である

路線バス

スカイトレイン同様、トランスリンクが運営している。スカイトレインが運行しない深夜には夜行バスN10が運行しており、バンクーバーのダウンタウンまで約30分。また南ターミナルへのアクセスとして、スカイトレインのブリッジポート駅から412が連絡している。

長距離バス

Pacific Coach社がスクアミッシュ経由ウィスラー行きのSkyLink、およびビクトリア行きのVictoria Linkを2〜3時間おきに運行している。またQuick Coach Line社がワシントン州シアトル行きのQuickShuttleを運行している。

タクシー・リムジン

タクシーはメーター制で、ほかに行き先別固定料金制のリムジンが営業している。

事故

  • 1968年2月7日、濃霧のなか着陸したカナダ太平洋航空のボーイング707型機がオーバーランし、乗務員1名が死亡。
  • 1970年3月1日、エア・カナダのビッカース バイカウントが着陸中のERCO エアクーペと空中衝突し、エアクーペの操縦士が死亡[8]
  • 1995年8月19日、エア・ノースの輸送機C-47が着陸中の事故で乗務員1名が死亡[9]
  • 2007年10月19日、パイパー PA-34が離陸直後に近隣住居に墜落し操縦士1名が死亡。
  • 2009年7月9日、カナディアン・エア・チャーターパイパー PA-31英語版が着陸中に乱気流などにより近隣工業地帯に墜落し操縦士2名が死亡[10]
  • 2011年10月27日、ノーザン・サンダーバード・エアー英語版ビーチクラフト キングエア100型機が着陸に失敗し操縦士2名が死亡[11][12]
  • 2022年11月29日、台湾/桃園エバー航空10便(ボーイング777-300ER型機、機体番号:B-16707)が、午後6時半ごろに当空港へ着陸後、前輪が誘導路から外れて脱輪した。この便には、乗員・乗客合わせて253名が搭乗していたが、全員に怪我はなく、機体横にタラップをつけて乗客をターミナルビル内へ輸送した。当時バンクーバー国際空港は大雪となっており、誘導路が積雪してスリップしたものとみられる。脱輪した前輪以外の損傷は無かったが、この影響で折り返し便のバンクーバー発台湾桃園行き9便に約12時間の遅れが発生した[13]

その他

国際線ターミナルとUSAターミナルの中間(二階チェックイン近辺)にある、先住民族の伝説をモチーフにした像は、旧20ドル紙幣(ポリマー幣に変わる前の最後の紙幣)の裏面に描かれている。

脚注

外部リンク

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