ヒルデスハイム郡

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紋章 地図
(郡の位置)
基本情報
連邦州:ニーダーザクセン州
地域連合:ヒルデスハイム地域連合
郡庁所在地:ヒルデスハイム
緯度経度:北緯52度05分24秒 東経09度56分24秒 / 北緯52.09000度 東経9.94000度 / 52.09000; 9.94000座標: 北緯52度05分24秒 東経09度56分24秒 / 北緯52.09000度 東経9.94000度 / 52.09000; 9.94000
面積:1,208.35 km2
人口:

267,506人(2024年12月31日現在) [1]

人口密度:221 人/km2
ナンバープレート:HI, ALF
自治体コード:

03 2 54

郡の構成:20 市町村
行政庁舎の住所:Marie-Wagenknecht-Straße 3
31134 Hildesheim
ウェブサイト:www.landkreishildesheim.de
郡長:ベルント・リナック (Bernd Lynack)
州内の位置
地図

ヒルデスハイム郡(ヒルデスハイムぐん、ドイツ語: Landkreis Hildesheim)は、ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州南部の郡である。本郡の郡域は同名の地域連合の範囲と重なっている[2]

位置と自然環境

ヒルデスハイム郡南部の丘陵地および中低山地の山並み

ヒルデスハイム郡は、主に中低山地から北ドイツ低地への移行部に位置することで、多くの地形上魅力的な景観を有している。本郡は4つの自然地区に分けられる。西部の、人口密度が高いヒルデスハイマー・ベルデ(ヒルデスハイム沃野)とカレンベルガー・レスベルデ(カレンベルク黄土質沃野)、東部に位置する森の豊かなイネアステ山地の山麓部とライネ山地である。さらに郡域の南部にはオスターヴァルト、テュスター・ベルク、イート、ヒルス、ジーベンベルゲ、フォアベルゲ、ヒルデスハイマー・ヴァルトドイツ語版英語版、ドゥインガー・ヴァルト、ハインベルク、ザックヴァルトドイツ語版英語版、ゼルターといった丘陵地や山並みが点在する。郡南東部のボッケネム付近、ネッテ川ドイツ語版英語版流域の地域はアンバーガウと呼ばれる。

ヒルデスハイム郡の南東端からイネアステ川ドイツ語版英語版が湧出し、ホレ=グラスドルフからヒルデスハイムを通って郡の北西端に位置するザールシュテット=ルーテへ向かい、そこでライネ川に合流する。ライネ川は郡西部のアルフェルト (ライネ)グローナウを流れている。この他の重要な川にランメ川ドイツ語版英語版がある。この川はラムシュプリンゲからバート・ザルツデトフルトへ流れ、クライン・デュンゲン市区近郊でイネアステ川に注ぐ。ネッテ川はボッケネム近郊のアンバーガウを下り、ホレ=デルネブルク近くでイネアステ川に合流する。郡の北部には、ヒルデスハイム港から北のミッテルラント運河までヒルデスハイム支線運河が通っている。

ヒルデスハイム郡は南北 45 km(アルガーミッセン=ウンメルンからフレーデン=ヴェッテボルンまで)、東西 49 km(ドゥインゲン=カペレンハーゲンからゼールデまで)の広がりを持つ。本郡の中心都市で中央に位置するハイデンハイムの高度は約 83 m である。郡内の最高地点はドゥインゲン=コッペングラーフェ近郊の中低山地ヒルスに位置するブローセ・ツェレドイツ語版英語版の 480.4 m、最低地点はルーテ付近の低地の 59 m である。年間平均気温は 8.5℃ である。

隣接する郡

ハイデンハイム郡は北西から時計回りに、ハノーファー広域連合パイネ郡ドイツ語版英語版、郡独立市ザルツギッターヴォルフェンビュッテル郡ドイツ語版英語版飛び地ザムトゲマインデ・バデッケンシュテットドイツ語版英語版ゴスラー郡ドイツ語版英語版ノルトハイム郡ホルツミンデン郡ハーメルン=ピルモント郡と境を接している。

保護区

郡内には、景観保護区や自然文化財の他に、24の指定自然保護区がある[3]

歴史

旧ヒルデスハイム郡(1885年 - 1946年)

ヒルデスハイム郡の歴史は、ハノーファー王国の行政区画であるラントドロスタイ・ヒルデスハイム、中世のヒルデスハイム侯領(司教領)ドイツ語版英語版、その母体であるヒルデスハイム司教区ドイツ語版英語版、さらにはザクセン人のガウであるアストファラにまで時代を遡ることができる。1867年プロイセンによるハノーファー王国併合後、1885年4月1日にアムト・ヒルデスハイムから最初のヒルデスハイム郡が形成された[4]。行政機関はヒルデスハイムに置かれたが、ヒルデスハイム市は郡独立市であり、ヒルデスハイム郡には含まれなかった。ヒルデスハイム郡の面積は 234 km2 であった[5]

1946年以後のヒルデスハイム郡

1946年6月1日にハイデンハイム郡は、現在の郡域東部に相当し、同じくハイデンハイム市に行政機関を置いていたマリエンブルク・イン・ハノーファー郡と合併して、ヒルデスハイム=マリエンブルク郡が形成された[6]

この旧ヒルデスハイム郡は、1974年3月1日に、当時の郡域再編に伴って、それまで郡独立市であったヒルデスハイム市とヒルデスハイム=マリエンブルク郡の大部分が統合されて成立した。この他にヒルデスハイム郡はガンデルスハイム郡から6町村、アルフェルト (ライネ) 郡からブライヌムもこの郡に編入された。同時にボルツム、ヴェーミンゲン、ヴィリンゲンがハノーファー郡に移管された。

ニーダーザクセン州の行政改革・地域再編に関する法律の § 14 によって、1977年8月1日に旧ヒルデスハイム郡とアルフェルト郡が廃止・統合され、新たなヒルデスハイム郡が成立した。これによって郡域は大幅に拡大した。1981年には、ホルツミンデン郡からコッペングラーフェ、ドゥインゲン、ホーヤースハウゼン、マエリエンハーゲン、ヴェーンツェン(いずれも現在はザムトゲマインデ・ライネベルクラントに含まれる)が合併し、さらに拡大した[7]

アルフェルト (ライネ) 市には、現在も郡行政機関の支所がある。

2016年11月1日に施行が予定されていたヒルデスハイム郡とパイネ郡ドイツ語版英語版との合併計画[8]は、2015年7月にヒルデスハイム郡議会で否決された[9]

2016年11月1日に以下の地域変更が行われた。

住民

人口推移

人口(人)出典
1975217,200[10]
1980278,800[11]
1985278,600[12]
1990285,278[13]
1995292,525
2000292,979
2005290,643
2010283,072
2015277,055
2020275,464

宗教統計

Zensus 2022 の結果によれば、住民の 39.4 % が福音主義、19.8 % がカトリックを信仰しており、40.8 % がその他の宗教を信仰するか無宗教であった[14]

行政

ヒルデスハイム郡郡役場

郡長

  • 1974年 - 1996年 フリードリヒ・ダイケ (SPD)
  • 1996年 - 2006年 イングリート・バウレ (2000年から専任郡長)
  • 2006年 - 2016年 ライナー・ヴェーグナー (SPD)
  • 2016年 - 2021年 オラフ・レフォネン (SPD)
  • 2021年 -  ベルント・リナック (SPD)

郡議会

基本法第28条は、郡と市町村は、直接、自由、平等で無記名の普通選挙によって選出される代表機関を有すると定めている。郡における、この市民を代表する機関は Kreistag(郡議会)と呼ばれる。郡議会議員は専従の仕事ではなく、職務権限を持つ者が通常の仕事や活動と並行して行うものである。郡議会は5年ごとに選挙が行われる。以下に過去数回のヒルデスハイム郡の郡議会選挙結果と獲得議席数を記す。

政党2021年[15]2016年[16]2011年[17]
得票率 (%)獲得議席数得票率 (%)獲得議席数得票率 (%)獲得議席数
SPDドイツ社会民主党34.02235.72339.625
CDUドイツキリスト教民主同盟30.11933.72135.622
Grüne同盟90/緑の党15.41010.2613.08
AfDドイツのための選択肢5.239.46--
FDP自由民主党4.933.021.61
D.U.Die Unabhängigen4.935.644.53
Linke左翼党2.722.922.11
PARTEIパルタイ0.91----
GUTGut für Sarstedt0.61----
Piratenドイツ海賊党0.50--1.61
IKLInterkulturelle Liga0.40----
Freie WählerFreie Wähler0.40----
Bündnis!Bündnis für Hildesheim----2.01
EBEinzelbewerber--0.0---
合計100641006410062
投票率59.057.653.8

行政組織

ベルント・リナックは、2021年にヒルデスハイム郡の専任郡長に選出された[18]。彼は行政組織の責任者であると同時に、郡の委員会(委員長)および郡議会(投票権を有する参加者)のメンバーでもある。

郡行政は、4つの部局、23の課で構成されており、約1250人の職員が働いている。

紋章

紋章は1979年8月1日に認可された。

ヒルデスハイム郡の旗

図柄: 中央よりもやや上の位置で胸壁状の分割線によって金地赤地に上下二分割。上部は分割線から姿を現す、赤い冠を被り、赤い嘴を持つ黒い。下部は、12本に枝分かれした金色のシカの角。その間に銀色の芯を持つ金のバラ

由来: この紋章の構成要素は、半身を現す鷲はヒルデスハイム市の紋章、バラはヒルデスハイム大聖堂にある樹齢千年のバラ、シカの角はヒルデスハイム郡の古い紋章に由来する。ヒルデスハイム郡の由来となったアルフェルト郡とヒルデスハイム=マリエンブルク郡の紋章には、シカあるいはシカの頭部が描かれていた。金と赤の配色は、ヒルデスハイム司教区およびヒルデスハイム市の伝統的な配色である。

郡の旗は、同じ幅の金と赤の横帯、その中のやや旗竿寄りに郡の紋章が描かれている。この郡の旗は幟の形式でも用いられる。

経済と社会資本

経済

多彩な中小企業の他に、世界的に有名な工業系企業もヒルデスハイム郡に本社を置いている。経済上の主力分野は、自動車部品、流通/配送/運輸、機械製造、電気工学/電子工学、製紙業/紙加工業、それからドイツで最も肥沃な土壌であるヒルデスハイマー・ベルデを基盤とする農業分野に集中している。

この地域の重要な企業には、ロベルト・ボッシュ・カー・マルチメディア、KSMキャスティングス・グループ、オプティマル・パーソナル&オーガニゼーション、ペトロファー・ケミー H.R. フィッシャー、聖ベルンヴァルト病院、ヒルデスハイム貯蓄銀行、ケルヴィオンPHE、WABCO、ランドレ、メテオー・エラストマー・ソリューション、ガグス=グレコン、ザッピがある。

2023年の住民1人あたりの購買力指数は、ドイツ全体の平均を100とするとヒルデスハイムは93.9であった[19]。2021年11月1日現在、ヒルデスハイム郡では 95,388人の社会保険支払い義務のある労働者が就労しており、27.7 % が製造業、19.6 % が商業、運輸、接客業、52.2 % がその他サービス業、0.4 % が農林水産業に従事している[13]

Zukunftatlas 2022(直訳: 未来地図2022)でヒルデスハイム郡は、ドイツの400の郡、地域連合、郡独立市の中で248位に位置づけられており、将来性について「チャンスとリスクが拮抗する」地域と評価されている[20]

ヒルデスハイム中央駅

交通

郡域を連邦アウトバーン7号線ハノーファー - カッセル)および連邦道 B1号線(ハーメルン - ヒルデスハイム - ブラウンシュヴァイク)、B3号線(ハノーファー - アルフェルト、B6号線(ハノーファー - ヒルデスハイム - ゴスラー)、B240号線(グローナウ - エッシャースハウゼン)、B243号線(ヒルデスハイム - ゼーゼンドイツ語版英語版)、B444号線(パイネドイツ語版英語版 - グラスドルフ (ホレ))、B494号線(ヒルデスハイム - パイネ)が通っている。

ICE-ハノーファー-ヴュルツブルク高速線が郡内を貫いており、郡南部の山地には多くのトンネル橋梁が存在する。ヒルデスハイムは、ヒルデスハイマー・シュライフェによってこの路線に接続している。ヒルデスハイム - ブラウンシュヴァイク線を経由して、ベルリンやブラウンシュヴァイク、フランクフルト中央駅フランクフルト空港あるいはスイスに向かうICEの直通列車が運行している[21]。この他にハンブルク - 南ドイツ間のICE車両が郡内を運行しており、エールツェとアルフェルトに停車する。

ヒルデスハイム郡は、ニーダーザクセン州で最後まで公共旅客交通の交通連盟が存在しなかった郡である。2019年からローザ運賃連盟を受け容れたが、これはバスとヒルデスハイム-ボーデンブルク(バート・ザルツデトフルト)間の鉄道区間だけを対象とする[22]。ヒルデスハイム市は地域を超えた交通結節点となっている。

以下の鉄道旅客近郊路線がヒルデスハイム郡を運行している。

路線番号行程運行会社
RE2ユルツェンドイツ語版英語版 - ツェレ) - ハノーファー中央駅 - ザールシュテット - エールツェ - アルフェルト - ノルトハイム - ゲッティンゲンメトロノーム鉄道会社ドイツ語版英語版
RE10ハノーファー中央駅 - ザールシュテット - ヒルデスハイム中央駅ドイツ語版英語版 - ヒルデスハイム東 - デルネブルク - ゴスラー - バート・ハルツブルクerixxドイツ語版英語版
RE50ヒルデスハイム中央駅 - ホーエンエゲルゼン - ブラウンシュヴァイク中央駅ドイツ語版英語版 - ヴォルフスブルクメトロノーム鉄道会社 (Enno)
RB77ヒルデスハイム中央駅 - エンメルケ - ノルトシュテンメン - エールツェ - ハーメルン - ビュンデ (ヴェストファーレン)地域交通スタート・ドイチュラント
RB79ヒルデスハイム中央駅 - ヒルデスハイム東 - グロース・デュンゲン、バート・ザルツデトフルト - ボーデンブルク地域交通スタート・ドイチュラント
S3ヒルデスハイム中央駅 - ハルズム - アルガーミッセン - レールテ - ハノーファー中央駅トランスデフ・ハノーファー
S4ヒルデスハイム中央駅 - エンメルケ - バルンテン - ザールシュテット - ラーツェン - ハノーファー中央駅 - ベネンミューレントランスデフ・ハノーファー

ハノーファーSバーンは、2路線がヒルデスハイムからハノーファーに向けて運行している。S3はハルズム、アルガーミッセンおよびレールテ経由、S4はザールシュテット、ラーツェン経由である。地域交通スタート・ドイチュラントはハーメルンからヒルデスハイムを経由してボーデンブルク(バート・ザルツデトフルト)までを東西に結んでいる。ハノーファー南線をハノーファーからエールツェ、アルフェルト、フレーデンを経由してゲッティンゲンへ向かう列車が運行している。郡の東部ではメトロノーム鉄道のレギオナルバーンがヒルデスハイム - ブラウンシュヴァイク - ヴォルフスブルク線を enno という名称で運行しており、ホーエンエッゲルゼンに駅がある[23]

ハノーファー・シュタットバーン1号線がザールシュテットからラーツェン経由でハノーファーやランゲンハーゲンへ運行している。

郡内のバス交通はヒルデスハイム地域交通およびヒルデスハイム市交通によって運営されている。

ヒルデスハイム支線運河がミッテルラント運河とヒルデスハイム港とを結んでいる[24]

医療

病院所在地
ヘリオス・クリニークム・ヒルデスハイムヒルデスハイム
聖ベルンヴァルト病院ヒルデスハイム
AMEOSクリニークム・ヒルデスハイムヒルデスハイム
AMEOSクリニークム・アルフェルトアルフェルト
ヨハネ会グローナウ病院グローナウ
ディークホルツェン肺病クリニックディークホルツェン
クリニーク・ヒルデスハイマーラントバート・ザルツデトフルト

消防

ヒルデスハイム郡は4つの防災区域(北/南/西/東/中央)に分けられる。

グロース・デュンゲンに消防技術センター、ヒルデスハイム統合地域管制センター (IRLS)、災害や大事故に備えて放射線・生物・化学災害対応部隊、補給部隊(宿泊、給食、資材提供、輸送)部隊がある。

エルベ川洪水(2002年、2006年、2013年)やイネルステ川ドイツ語版英語版洪水の際にはこの郡の消防隊が支援活動を行った。

文化と見どころ

文化

文化ビューロは、1999年以降ネットワーク形成、文化奨励、広報活動を行っている。この地域でプロジェクトを立ち上げ、支援する NetzWerk Kultur & Heimat Börde Leinetal(直訳: ライネタール沃野の豊かな文化・郷土ネットワーク)は2005年に設立された。この地域の文化インフラのバーチャルな紹介として文化情報システム「クルトゥリウム」がインターネット上に創られた[25]

スポーツ

  • サッカー: VfVボルシア06ヒルデスハイムは2022/23年シーズンをレギオナルリーガ・ノルトでプレイした。
  • ハンドボール: 2022/23年シーズン、シュポルトフロインデ・ゼーレ v. 1947 e.V. と HCアイントラハト・ヒルデスハイムのハンドボールチームはブンデスリーガ3部に参加した。シュポルトフロインデ・ゼーレは、ディークホルツェンでホームゲームを行っている。HCアイントラハト・ヒルデスハイムはヒルデスハイムで試合を行っている。
  • バレーボール: バレーボールチームのヘリオス・グリズリーズ・ギーゼンは2024/25年シーズンをブンデスリーガ1部でプレイしている[26]。ホームタウンはヒルデスハイムである。

市町村

ヒルデスハイム郡は、以下の20市町村で構成されている。かっこ内は2024年12月31日現在の人口[1]である。

アインハイツゲマインデ(単独自治体)

ザムトゲマインデ(集合自治体) とその構成自治体

* はザムトゲマインデの本部所在地を示す。

フレッケンは比較的大きな町村を意味する市町村区分である。

ヒルデスハイム群の市町村図
ヒルデスハイム群の市町村図

関連図書

脚注

外部リンク

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