今度生まれたら

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今度生まれたら
著者 内館牧子
発行日 2020年12月3日
発行元 講談社
ジャンル 長編小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六変形
ページ数 290
前作 すぐ死ぬんだから
次作 老害の人
公式サイト www.kodansha.co.jp
コード ISBN 978-4-06-521872-3
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今度生まれたら』(こんどうまれたら)は、内館牧子小説。『終わった人』『すぐ死ぬんだから』に続く「老後小説」[1][2]

70歳になった主人公の女性が自分の人生を振り返り、進学、仕事、結婚など節目でしてきた選択は正しかったのか考え、やり直しのきかない年齢になりながらも、やりたいことを見つけようとあがき、今をどう生きるかを考え始める姿が描かれる。

2022年5月8日から6月19日までNHK BSプレミアムBS4Kプレミアムドラマ」枠にて松坂慶子主演でテレビドラマが放送された[3][4]

主要人物

佐川夏江(さがわ なつえ)
主人公。70歳。旧姓は今井。夫の和幸とは同じ会社で勤務しており、計算高く懸命になって結婚している。
結婚後は息子2人を育て上げ、和幸には感謝して暮らしてきたが、今度生まれたらこの人とは結婚しないと思っている。
若い時から本音を隠し、周囲に「忖度」することが幸せになるための処世術と考えて生きてきている。
佐川和幸(さがわ かずゆき)
夏江の夫。72歳。一流大企業「平新電気」のエリート社員で、順調に出世コースに乗っていた。
だが、泥酔してタクシーの運転手に暴行事件を起こし、ラインから外れた部付部長に追いやられ、早期退職をしている。
会社を辞めてからは、倹約家になっている。還暦を迎えた頃、都が運営している「蟻んこクラブ」という歩く会に入った。
島田信子(しまだ のぶこ)
夏江の姉。71歳。生まれ変わっても「今の夫と結婚する」と言い、平凡な暮らしに満足している主婦。
連れだって週末は居酒屋にいくなど、夫婦仲はよかったが、芳彦に好きな人ができて、やり直したいと離婚を切り出される。
島田芳彦(しまだ よしひこ)
信子の夫。73歳。高校時代は野球部のエースだった。「大日本自動車」で工員として勤務していた。
実は高校時代から同じ学年のバンビが好きで、同期会で再会してから付き合っていたと信子たちに言い出す。
佐川剛(さがわ ごう)
夏江と和幸の長男。46歳。エリート商社マン。家庭に居場所がなく帰宅恐怖症ぎみで、妻の理沙と話し合い、別居を決める。
佐川建(さがわ けん)
夏江と和幸の次男。40歳。高校の時からギターに夢中で、大学では「フラメンコギター同好会」に入っている。
有名なギター製作家・黒木哲郎に弟子入りして、スペインに行きギター製作家を目指そうとする。

夏江の関係

山賀敏男(やまが としお)
「北斗園芸」の社長。OL時代の夏江の後輩。68歳。旧姓は小野。夏江とは会社の園芸部で一緒に活動していた。
夏江に失恋して、故郷の北海道に帰るが、世界的な造園家となって現れる。
今井正平(いまい しょうへい)
夏江たちの父。蒲田で電気店を経営していた。庭仕事が好きで夏江も影響を受けている。

信子の関係

ミキ
信子と芳彦の娘。45歳。夏江のことを「ナッツ」と呼び、手編みのサマーセーターを贈ったりするほど仲が良い。
シンちゃん
ミキの夫。ミキの尻に敷かれている。
マナ
ミキとシンちゃんの娘。21歳。大学3年生。

剛の家族

佐川理沙(さがわ りさ)
剛の妻。旧姓は友永。剛とはあまり関係が良くなく別居後、バリスタ目指して専門学校で勉強を頑張っている。
佐川梢(さがわ こずえ)
剛と理沙の娘。

その他

高梨公子(たかなし きみこ)
有名な弁護士。70歳。分かりやすいニュース解説が好評で「高梨公子のニュースおさえどころ」というテレビの冠番組を持っている。
大学の客員教授でもある。講演会に出席した夏江から制限時間を大幅に超過しての質問を受ける。
山賀佐保子(やまが さほこ)
「北斗園芸」の副社長。70歳。夫と共に会社を経営している。樹木医でもある。「北斗園芸」は父親がオーナー社長だった。
春野トモ子(はるの ともこ)
「トモ子のトーク・トゥナイト」という人気トーク番組を持っている。山賀敏男が出演した回を夏江が観て敏男の近況を知る。
バンビ
73歳。芳彦とは高校で同学年だった。当時は美少女で可愛く、男子には人気があったが、ぶりっ子で女子からは嫌われていた。
25年ほど前に夫を亡くしてから必死に働き、息子を大学まで行かせている。
川田勇一(かわた ゆういち)
「平新電気」の常務で、和幸の上司だった。仲人でもあり、和幸の事件の時も親身に対応してくれ、大事にならずに済んでいる。

書誌情報

テレビドラマ

脚注

外部リンク

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