仙台育英学園高等学校

宮城県仙台市宮城野区に本部を置く日本の私立高等学校 From Wikipedia, the free encyclopedia

仙台育英学園高等学校(せんだいいくえいがくえんこうとうがっこう、: Sendai Ikuei Gakuen High School)は、宮城県仙台市宮城野区に所在する私立高等学校。略称は仙台育英: Sendai IkueiSIG)。

過去の名称 英育会
育英塾
仙台育英学校
私立仙台育英中学校
国公私立の別 私立学校
併合学校 仙台育英商業高等学校
概要 仙台育英学園高等学校 Sendai Ikuei Gakuen High School, 過去の名称 ...
仙台育英学園高等学校
Sendai Ikuei Gakuen High School

宮城野キャンパス

多賀城キャンパス
1. 宮城野キャンパス
2. 多賀城キャンパス
北緯38度15分39.4秒 東経140度54分14.5秒
過去の名称 英育会
育英塾
仙台育英学校
私立仙台育英中学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人仙台育英学園
併合学校 仙台育英商業高等学校
理念 「至誠」
「質実剛健」
「自治進取」
設立年月日 1913年3月12日
(仙台育英学校設立)
学園創立記念日 1905年10月1日
(英育会創立)
創立者 加藤利吉
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 併設型(秀光中学校
課程 全日制課程
広域通信制課程
単位制・学年制 単位制
設置学科 普通科
学科内専門コース 【全日制課程 普通科】
・秀光コース
・特別進学コース
・情報科学コース
・外国語コース
・英進進学コース
・フレックスコース
・技能開発コース
学期 4学期制(全日制課程)
2学期制(広域通信制課程)
学校コード D104391020024 ウィキデータを編集
高校コード 04501C
所在地 983-0045(宮城野キャンパス)
985-0853(多賀城キャンパス)
987-0901(東和蛍雪校舎)
031-0823(湊高台校舎)
904-0021(栄光校舎・沖縄キャンパス)
宮城県仙台市宮城野区宮城野二丁目4番1号(宮城野キャンパス)
宮城県多賀城市高橋五丁目6番1号(多賀城キャンパス)
宮城県登米市東和町米川字寺内31番地1(東和蛍雪校舎)
青森県八戸市湊高台三丁目2番2号(湊高台校舎)
沖縄県沖縄市胡屋二丁目6番17号(栄光校舎・沖縄キャンパス)
外部リンク 《全日制課程》
仙台育英学園高等学校 全日制サイト
《広域通信制課程(ILC)》
仙台育英学園高等学校 広域通信制サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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概要

学園全体

1905年に、加藤利吉が設立した私塾「英育会(Eiikukai)」を起源とする、宮城県を代表する私立高等学校である。

キャンパスは宮城県仙台市宮城野区の宮城野キャンパス多賀城市高橋地区の多賀城キャンパス登米市東和町の東和蛍雪校舎青森県八戸市湊高台湊高台校舎沖縄県沖縄市沖縄栄光校舎の計5つのキャンパスを保有している。

宮城野キャンパスに設置されている秀光中学校とは併設型中高一貫教育を行っている。

沖縄栄光校舎に設置されている仙台育英学園沖縄高等学校とは兄弟校。

2015年2月からは国際バカロレアディプロマプログラム(IBDP)の認定校に、2018年3月からは国際バカロレアミドルイヤーズプログラム(MYP)の認定校となり、世界のIBワールドスクールに仲間入りした[1]

教育理念

建学の精神

建学精神は「至誠」「質実剛健」「自治進取」であり、そのなかでは、「至誠」が最も上に位置するものである。「至誠」とは、“真心という人間のもつ自然な心”そのものであり、同学園に学ぶ生徒に期待する“人間としての生き方・考え方”である。「至誠」を支えるための手段・方法概念として、「質実剛健」と「自治進取」を位置づけ、「質実剛健」と「自治進取」を具現化するために、「生活信条」の七箇条を制定している。「質実剛健」とは、単に質素倹約で身体を鍛えるだけでなく、生きていくための力である体力と精神力を自己研鑽によって、総合的に累積していくということである。「自治進取」とは、どんな時代にあっても自己の能力に限界を定めず、さらに挑戦していくということである[2]

生活信条七箇条

(互譲)われらは互いに譲り合い、明るい人間関係を建設する

(切磋)われらは互いに磨き合い、真の学力を身につける

(練磨)われらは互いに鍛え合い、強靭なからだをつくる

(規律)われらは互いに戒め合い、節度ある生活をする

(寛容)われらは互いにゆるし合い、和やかな学園を建設する

(感謝)われらは人や物に感謝し、慎み深い生活をする

(奉仕)われらは率先して事にあたり、世のため人のために力を尽くす

沿革

  • 1905年(明治38年) - 加藤利吉が仙台市東四番丁53(現青葉区中央三丁目)に私塾「英育会」を創立(のち「育英塾」)。
  • 1913年(大正2年) - 仙台市東七番丁71(現宮城野区榴岡一丁目)に各種学校令に基づく「仙台育英学校」を設立。「東北高等予備講習会」を併設。
  • 1916年(大正5年) - 仙台市東三番丁62-6(外記丁角、現青葉区本町二丁目・現錦町公園)に移転。
  • 1922年(大正11年) - 旧制「私立仙台育英中学校」を開校。
  • 1930年(昭和5年) - 校歌を制定。
  • 1939年(昭和14年) - 近代的な校舎落成。
  • 1945年(昭和20年) - 戦災により校舎焼失。以後、仙台市立上杉山国民学校、次いで仙台市立長町国民学校において授業継続。
  • 1946年(昭和21年) - 宮城野に旧陸軍用地の一部、約7,000坪の校地を確保。
  • 1947年(昭和22年) - 学制改革に伴い、新制「私立仙台育英中学校」が発足。
  • 1948年(昭和23年) - 学制改革に伴い「仙台育英高等学校」開校。仙台育英中学校を併設。
  • 1949年(昭和24年) - 宮城野原の校地に新校舎完成。
  • 1951年(昭和26年) - 学校法人仙台育英学園設立。
  • 1954年(昭和29年) - 仙台育英高等学校に商業部を附設し3学級を設置。
  • 1955年(昭和30年) - 「仙台育英商業高等学校」の設立。
  • 1962年(昭和37年) - 仙台育英高等学校と仙台育英商業高等学校を統合し、校名を「仙台育英学園高等学校」とし、普通部及び商業部をおく。
  • 1963年(昭和38年) - 日本初のインターアクトクラブを結成。
  • 1965年(昭和40年) - 校舎で不審火、主要施設を焼失。仙台市宮城野区苦竹に「苦竹校舎」落成。
  • 1973年(昭和48年) - 宮城野原の校地の校舎が整備完了。
  • 1975年(昭和50年) - 苦竹校舎を住宅公団に売却。
  • 1976年(昭和51年) - 仙台育英学園「松島研修センター」落成式を挙行・運用開始。
  • 1984年(昭和59年) - 特別進学課程、教養課程(国大進学コース、体育コース、外国語コース、文理進学コース、簿記進学コース、情報処理コース)を設置。
  • 1985年(昭和60年) - 多賀城地区に校地取得。
  • 1986年(昭和61年) - 普通課程外国語コース(1年次から・女子)設置。女子生徒の受け入れ開始。⇦女子1期生。
  • 1987年(昭和62年) - 特別進学課程と教養課程の2課程制を普通科総合コース制として普通科特別進学コース、普通科外国語コース、普通科教養コースとする。
  • 1991年(平成3年) - 特別進学コース男女共学化、普通科英進コース(男子)新設。
  • 1992年(平成4年) - 多賀城校地に校舎が完成し、多賀城キャンパス開校。シンボルマーク「I-LION」制定。英進コース男女共学化。
  • 1993年(平成5年) - 多賀城キャンパスでの授業開始。
  • 1994年(平成6年) - 松島研修センター内敷地内に校舎を建設し「松島校舎」開校、普通科国際教養コース(男子・松島校舎)新設。
  • 1996年(平成8年) - 中学校復活で「仙台育英学園秀光中学校」設置(高等学校と併設する)。
  • 1998年(平成10年) - 通信制課程設置、「ILC宮城」開設。
  • 1999年(平成11年) - 松島校舎および国際教養コース廃止(生徒は英進コース、教養コースに転コース)。仙台育英学園秀光中学校の生徒を受け入れて、中高一貫教育を行う「秀光コース」設置。
  • 2001年(平成12年) - 通信制課程、高等学校教育区域の変更認可で広域通信制に。同時に学校法人光星学院の協力のもと「ILC青森」を設置。
  • 2002年(平成14年) - 通信制課程「ILC青森」開設。
  • 2003年(平成15年) - 英進進学コース(英進コースから改称)発足、同学園初の全日制課程普通科単位制の課程として「フレックスコース」新設。秀光中等教育学校開校に伴い、秀光コース廃止。
  • 2005年(平成17年) - 「教養コース」新入生募集停止。通信制課程「ILC東京」開設。5月22日、新入生向けに開催されていた「さつき祭」という行事のウォークラリーの際、暴走した飲酒運転RV車が生徒たちの列に突っ込み、生徒15人が重軽傷を負い、3名が死亡する事故が発生、5月22日を「I-Lion Day」と制定。事故当時、体育着を着用していたことから、事故の惨状を思い出してしまうという意見から、新1年生の体育着を一新。
  • 2007年(平成19年) - 普通課程総合コース制導入以来続いてきた、教養コース廃止。
  • 2008年(平成20年) - 松島研修センターを松島町に無償譲渡し廃止。
  • 2009年(平成21年) - M-フレックスコース(フレックスコースから改称)・T-フレックスコース(フレックスコースから一部生徒を組み込んで新設)発足。
  • 2010年(平成22年) - 英進進学コースⅠ類(英進進学から改称)、英進進学コースⅡ類(新設)発足。
  • 2011年(平成23年) - 東日本大震災で宮城野キャンパスが甚大な被害。
  • 2012年(平成24年) - ILC東京閉校。
  • 2013年(平成25年) - 宮城野新校舎開校、通信制課程「ILC沖縄」平成26年度開設認可。T-フレックスコースとしての新入生募集を停止し、フレックスコースⅠ類新設、およびM-フレックスコースとしての新入生募集を停止し、フレックスコースⅡ類を新設(両コース新1年生から)。
  • 2014年(平成26年) - コース改編{英進進学コース(英進Ⅰ類から改称)・情報科学コース(英進Ⅱ類から改称)・フレックスコース(フレックスⅠ類・Ⅱ類を統合)・技能開発コース(新1年次から新設、M-フレックスを継承)が発足}を実施[3]。通信制課程「ILC沖縄」開設。
  • 2015年(平成27年) - M-フレックスコース、T-フレックスコース全生徒卒業に伴い廃止。
  • 2016年(平成28年) - 通信制課程の名称を「広域通信制課程」に改称。
  • 2018年(平成30年) - 秀光中等教育学後期課程進級生の生徒を受け入れる形で、「秀光コース」復活。
  • 2021年(令和3年) - 秀光中学校との併設型中高一貫校に移行。
  • 2022年(令和4年) - 沖縄県沖縄市に沖縄栄光校舎開校、それに伴いILC沖縄移転。e-フレックスコース(ILC沖縄)新設。
  • 2023年(令和5年) - e-フレックスコースを新設する仙台育英学園沖縄高等学校に発展的に移行開始。
  • 2025年(令和7年) - e-フレックスコース全生徒卒業に伴い廃止。新入生より体育着が2005年のデザイン一新以来の仕様変更。
  • 2026年(令和8年) - 全コースで生徒手帳が、カードタイプの学生証へとなる。

基礎データ

所在地

  • 宮城野キャンパス(宮城県仙台市宮城野区宮城野二丁目4番1号)
  • 多賀城キャンパス(宮城県多賀城市高橋五丁目6番1号)
  • 東和蛍雪校舎(宮城県登米市東和町米川字寺内31番地1)
  • 湊高台校舎(青森県八戸市湊高台三丁目2番2号)
  • 沖縄栄光校舎(沖縄県沖縄市胡屋二丁目6番17号)

シンボル

ロゴマーク

  • 校章
昭和37年4月1日に制定された校章で、同学園のある宮城野は、古来宮城野萩で有名な地であり、この萩の葉を図案化した。建学精神である「至誠」「質実剛健」「自治進取」の調和と末広がりの発展を期している[4]
  • I-LION
平成4年4月1日に制定されたシンボルマークで、仙台育英学園の伝統を継承しつつライオン(創設者加藤利吉先生の愛称でもあった)のもつ全知・全能を讃え常に未来を考え、グローバルな視野で世界にはばたき、栄光を勝ち取る人間像をシンボル化したもの。このシンボルマークの愛称はIKUEI-LIONの意味を表わす「I-LION」[4]
  • I-Challenge125
同学園は2005年(平成17年)10月1日に創立100周年記念日を迎えた。この時を機に、来る2030年(創立125周年)に向け、新たな学校づくりを推進していこうという思いと決意を込めて、"I-Challenge125"というスローガンとそのロゴマークを設定した[4]

ブランドスローガン

  • 逆転の仙台育英
仙台育英学園には、高校合格の成就感だけでなく敗北感や挫折感などの様々な思いを抱いて入学してくる生徒諸君もいるが、本学園で3年間地道に勉学や部活動等に専念することによって、将来への大いなる大志を抱き、その大志を見事に実現していく生徒が非常に多いという事実を「逆転の仙台育英」と表し、これからもこの言葉を学園のスローガンとして掲げ、学園生活において仙台育英学園生徒がさらなる粘りや頑張りを見せてくれることを期待するとともに、教職員一同そのような生徒を精一杯支援する[4]

スクールカラー

校歌

  • 仙台育英学園高等学校・秀光中学校校歌(1930年2月22日制定)
  • 秀光の歌「I-LION SPIRIT」(1996年4月制定)

課程・学科・コース

全日制課程

宮城野・多賀城の2つのキャンパスにそれぞれ7つのコースが設置されている。

普通科(4期制・単位制)

  • 秀光コース
秀光中学校との併設型中高一貫教育を行い、国際バカロレア(IB)による探究型学習を取り入れ、生涯にわたって学び続ける人材の育成を目指す。
生徒は宮城野キャンパスで1年次から3年次まで学び、秀光コースの1年次では国際バカロレアMYPを受講し、2年次からは国際バカロレアDPを受講する。DPでは理系・文系に分かれ、さらに日本語と英語で学ぶ「DLDP」と、言語B以外の科目をすべて英語で学ぶ「ELDP」に分かれる。両DPコース(理系・文系)とも、国内外の難関大学への進学を目標としており、医歯薬系を含む国内難関大学や海外大学への進学を視野に、一般選抜、総合型選抜(IB入試を含む)、海外大学入試を活用する。
  • 特別進学コース
1984年度に特別進学課程として設置された特別進学コース。生徒は宮城野キャンパスで1年次から3年次まで学び、国公立大学や難関私立大学への現役合格を目標とする。超難関大学を目指す東大選抜クラスを設置し、習熟度・進路に応じたホームルーム編成、特別講習、自学自習の習慣を身につける宿泊研修など、多様な学習機会を提供。東京大学京都大学東北大学慶應義塾大学早稲田大学などへの合格者を多数輩出している[6]
  • 情報科学コース
英進進学コースⅡ類として設置された情報科学コース[3][7]は、宮城野キャンパスで1年次から3年次まで学び、全科目で1人1台のPC(Own PC)を活用した授業を行っている。ICT関連の専門知識・技術の習得を重視し、ホームページ制作、スマートフォン用アプリケーション開発、AIプログラミングなどの実践的な学習を通して、情報技術のエキスパートの育成を目標としている。また、Microsoft Office Specialist(MOS)全商情報処理検定などの資格取得を推進するとともに、電子教科書やSlackを活用したICT教育を全科目で展開している。進路は、主に一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜をによるICT関連の大学への進学を目指す。
  • 外国語コース
女子生徒のみを受け入れているコースで、学園の男女共学のきっかけとなった。生徒は多賀城キャンパスで1年次から3年次まで学び、英語を中心とした外国語教育を重視し、外国語系・文系大学への進学を目指す。外国人講師による実践的な英語授業、海外留学・語学研修、英検・TOEIC対策を実施。日本伝統文化の理解促進のため、茶道・華道の授業も行う。
  • 英進進学コース
英進進学コースは、意思決定能力・言語能力・問題解決能力を備え、アントレプレナーシップを発揮するグローカル・キーパーソンの育成を目標とするコースである。主に一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜による国公立大学・私立大学への進学を目指し、1年次は一般クラスとAJクラス(特別選抜)、2年次からは文系Ⅰ・Ⅱ、理系Ⅰ・Ⅱ、BTECクラスに分かれて教育課程を編成している。アントレプレナーシップ教育では、ハーバード式リーダーシップや社会・企業課題の探究などを実践的に学ぶほか、国際資格の取得を目指すBTECプログラムを導入している。
  • フレックスコース
全国トップレベルの部活動に励みながら、総合型選抜・学校推薦型選抜に対応できる実力と実績を身につけ、大学進学をはじめとする進路の達成を目指すコース。生徒は多賀城キャンパスで1年次から3年次まで学び、3年間の「文武両道」を高いレベルで実現するため、学校独自の科目を多数設置するなど、コースオリジナルのカリキュラムで全面的にサポートしている。
  • 技能開発コース
2014年度入学生より新設されたコースで[3]、2009年度に発足したM-フレックスコースを継承している[8]。専門的な講座で経験を積み、大学・専門学校への進学や技能適性ある業界への就職を目指すコース。生徒は多賀城キャンパスで1年次から3年次まで学び、専門的な学びを得られる機会として、オンラインショッピングモールを運営する「せんだいまなびや」をはじめ、製造から販売までを体験する「パティシエ&ベーカリー」や「幼児・保育基礎」、「自動車整備技術」など人気職業の選択講座を数多く設置している。

広域通信制課程

普通科(2期制・単位制)

広域通信制課程はILC(IKUEI LEARNING CENTER)と呼ばれ、宮城野・湊高台・沖縄の3つのキャンパスにIDコースが設置されている。IDコース名称の由来は、「individual」を表している。

  • ILC宮城
宮城野キャンパスにILC本校として設置されている通信制課程。
  • ILC青森
湊高台校舎に分校として設置されている通信制課程。
  • ILC沖縄
沖縄栄光校舎に分校として設置されている通信制課程。全日制課程の仙台育英学園沖縄高等学校が併設されている。

過去に設置されていた課程・学科・コース

  • 商業科(1954-1984)
1954年度に商業部として設置。1955年度に仙台育英商業高等学校として独立し、1962年度の学校統合により商業部として再編された。1977年度に商業科へ改称し、1984年度の全日制普通科総合コース制導入に伴い廃止された。
  • 教養コース(1987-2007)
  • 国際教養コース(1994–1999)
  • 英進コース(1991–2003)
  • 秀光コース(初代)(1999–2003)
  • フレックスコース(2003–2009)
宮城野キャンパスへ設置されていた全日制課程の単位制併修型コース。全日制と通信制を組み合わせた教育課程を採用し、柔軟な時間割や単位制教育、服装自由などw特色としていた。当初は午前10時始業であったが、その後「フレックスⅠ部」「フレックスⅡ部」の二部制を採用した。その後はM-フレックスコース、フレックスコースⅡ類を経て、2014年度のコース再編に伴い、技能開発コースへ発展的に改組された。
  • ILC東京(2005-2012)
  • M-フレックスコース(2009–2015)
  • T-フレックスコース(2009–2015)
  • 英進進学コースⅠ類(2010–2014)
  • 英進進学コースⅡ類(2010–2014) 英進進学コースⅡ類は、2010年4月に宮城野キャンパスに設置された大学進学コースである。既存の英進進学コースをⅠ類とし、新たにⅡ類として開設された。IT関連分野を特色とし、大学進学を前提としたカリキュラムに加え、情報処理検定をはじめとする情報系資格の取得を推進したほか、数学検定やニュース時事能力検定などの受検も奨励していた。2年次からは文系・理系に分かれ、IT関連大学を含む大学進学を目指す進路指導を行っていた。 その後、ICT教育の充実や情報技術者育成を目的として教育内容を発展させ、2014年度に情報科学コースへ改組・発展的に移行した。
  • フレックスコースⅠ類(2013–2014)
  • フレックスコースⅡ類(2013–2014)
  • e-フレックスコース(2022-2025)

主な行事

  • 育英祭
同校の学園祭。多賀城キャンパスを舞台に、2日間によって行われる。基本的に一般公開はせず、卒業生や在校生、教職員等によって行われる。
  • スポーツチャレンジ
春に行うものは「スプリングチャレンジ」、秋に行うものは「オータムチャレンジ」と呼ばれ、各コースまたは各コースの年次ごとに行う。
  • 校内合唱コンクール
芸術科(音楽)を履修しているコースが宮城野キャンパスのゼルコバホールに集まり、合同で毎年行われる。
  • 東和蛍雪校舎研修
東和蛍雪校舎(登米学習センター)で全日制課程の全コース1年次生が、校歌の学習や、学園創立者加藤利吉物語「北の国へ」の視聴を通して学園の建学精神や創設者である加藤利吉先生への理解を深めるために行う研修。
  • I-Lion Day
多賀城市RV車飲酒運転事故で犠牲になった生徒を、全コースの1年次生徒で毎年5月22日に行う追悼式である。

事故の詳細については、本項「出来事」内の「暴走RV車の危険運転による交通事故の追悼」を参照。

制服

同校の制服には3タイプが存在し、いずれも全日制課程(宮城野・多賀城)の全コースで採用されている。男女ともに着用可能な「ブレザー・スラックス型(Bタイプ)」と、女子生徒が着用する「ブレザー・スカート型(Cタイプ)」は、いずれも緑のタータンチェック柄のボトムを基調としている。特に「ブレザー・スカート型」のブレザーは、全国的にも珍しい濃緑色である点が特徴である。また、秀光コースおよび特別進学コースの男子生徒には、「詰襟型(Aタイプ)」制服も用意されており、これはいわゆる「学習院スタイル」として知られるデザインを採用している。

アクセス

いずれもスクールバスとしてのシャトルバスラインバスを運行している。2025年度より、「シャトルバス」は9路線から5路線に再編し、学期定期券で年間で86,000円。「ラインバス」については3路線から7路線へと拡大し、定期券の購入は不要で、申込時に利用手数料年額8,000円が必要。 ※おもに平日授業日・学校行事日の通学時に運行。

宮城野キャンパス

(学校法人仙台育英学園法人局、特別進学コース、情報科学コース、秀光コース・秀光中学校、ILC宮城IDコース)

多賀城キャンパス

(多賀城事務局、育英国際センター、多賀城育英グラウンド管理室、外国語コース、英進進学コース、フレックスコース、技能開発コース)

東和蛍雪校舎

(登米学習センター)

湊高台校舎

(ILC青森IDコース)

沖縄栄光校舎

(仙台育英学園沖縄高等学校、ILC沖縄IDコース)

部活動

硬式野球部

1930年(昭和5年)創部。甲子園大会は選抜高等学校野球大会)15回、全国高校野球選手権大会)31回、計46回出場。2022年第104回全国高校野球選手権において東北勢として春夏通じて甲子園初優勝を果たし、優勝旗の「白河の関越え」を達成した。また、明治神宮野球大会で2度、国体で1度全国制覇している。

インターアクトクラブ

インターアクトクラブ(以下、IAC)とは、奉仕と国際理解に貢献する青少年のため、ロータリークラブ(RC)により提唱された世界的団体である。参加資格は現役高校生、もしくは12~18歳の青少年である。

仙台育英IACは、1963年6月27日に日本初のIACとして結成された。仙台東ロータリークラブにより提唱された同団体には100人を超える会員が集い、当時世界最多の会員数を擁した[11]

清掃奉仕や小さな親切運動などのボランティア活動にて、1967-68年度の「インターアクト国際ロータリー賞」を受賞した。IAC設立後は、海外留学制度が普及された[11]

2018年11月、「世界中の人々と地域社会のために『ロータリー:変化をもたらす』のテーマを実践したこと」により、イアン H.S.ライズリー国際ロータリー会長から『2017-18年度 会長賞』の賞状が贈られる[12]

軟式野球部

軟式野球部は2002年第47回全国高等学校軟式野球選手権大会で優勝を果たしている。

  • 2002年・第47回全国高等学校軟式野球選手権大会で優勝。東北勢の優勝は、1967年第12回大会の黒沢尻工業高等学校以降、計4校が計5回を数える。(2026年現在)

陸上競技部

全国高等学校総合体育大会陸上競技大会(インターハイ)では、2008年に男子総合優勝1回の実績がある。

全国高等学校駅伝競走大会の優勝回数は男子(8回)・女子(全国最多5回)合わせて13回を数える。また1993年に史上初の男女同時優勝を達成し、かつ2019年にこちらも史上初となる2回目の男女同時優勝を達成した。合計2回の男女同時優勝(アベック優勝)は、広島県立世羅高等学校と並び最多記録である(2022年現在)。

  • 全国高等学校駅伝競走大会での優勝歴(太字年は男女同時優勝
    • 男子・1993年、1999年、2001年、2003年、2004年、2005年、2007年、2019年
    • 女子・1993年、1994年、2017年、2019年、2021年

2020年には、同高2年生米澤奈々香日本選手権女子1500mで4:15:62をマークし田中希実に次ぐ2位に入った[13][注 1]

ラグビー部

1932年(昭和7年)創部。第102回全国高等学校ラグビーフットボール大会(2022年度)まで27年連続29度の全国高等学校ラグビーフットボール大会出場。

サッカー部

全国高等学校サッカー選手権大会に37回の出場を数える(2024年現在)。

第2回U18青森ユースサッカーフェスティバルでは全国屈指の強豪である青森山田高校を下して無敗優勝[16]

  • 1956年度・第35回全国高等学校サッカー選手権大会 ベスト4
  • 1964年度・第43回全国高等学校サッカー選手権大会 ベスト4

出来事

新校舎の完成(宮城野キャンパス)
2011年3月11日の東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城野キャンパスは、2012年1月から改修工事が進められ、2013年3月24日に竣工した。同年4月9日には開校式が挙行され、授業が開始した。新校舎として完成したのは「栄光」「南冥」「北辰」と名付けられた3棟。「栄光」と「南冥」との間には、学園創立者である加藤利吉を記念した「GP(Great Principal)ホール」も建設された。
グラウンド整備(多賀城キャンパス)
2013年3月多賀城キャンパスグラウンド(野球場「真勝園」、多目的グラウンド(サッカー場)、テニスコート)が人工芝に整備された。
爆破予告による卒業式オンライン実施
2026年3月1日に多賀城キャンパスで実施予定だった育英塾創立から118期生卒業式が、同学園を含む学校等の爆破予告及び仙台市議会議員を含む自治体議員の殺害予告の影響で、グローリーホールに代表者が集まり、その他の卒業生は各教室でその様子を中継する形での卒業式となった。
暴走RV車の危険運転による交通事故の追悼
毎年5月頃その年の新入生一同が多賀城キャンパスから同学園の松島研修センター(旧松島校舎)まで踏破する、「さつき祭」という恒例行事があった。
ところが、2005年のさつき祭ウォークラリーの際、暴走した飲酒運転のRV車が生徒たちの列に突っ込み、生徒15人が重軽傷を負い、3名が死亡する事故が発生した。この死亡事故以後、多賀城キャンパス内に「夢の途中」という碑文が記されたメモリアルストーンを設置し、毎年5月22日を「I-Lion Day」と制定し、亡くなった生徒の追悼と飲酒運転撲滅運動を生徒会執行部主催で行っている。

事件・事故・不祥事

  • 1985年、3年生硬式野球部員が1年生部員と2年生部員にカンパと称して恐喝を行っていたことが発覚し、夏季の地区予選を辞退。
  • 2001年、硬式野球部員がキセル乗車を行っていたことが発覚し、キセル乗車を告げ口したサッカー部の部員を硬式野球部が集団リンチをしたとも報じられた。その他、予てより報告されていた上級生の下級生に対する暴力行為などの不祥事を鑑みて、野球部は活動休止に(後に活動再開)。
  • 2009年、2年生の中国人留学生が学生寮で3年生の他の中国人留学生を果物ナイフで刺傷して殺人未遂容疑で逮捕。学校側は事件発生時に救急車を呼ばず、教員の車で被害者を搬送して隠蔽を図ったが、4日後に発覚。
  • 2011年、硬式野球部員7人が宮城県多賀城市内にあるリサイクルショップ不法侵入したとして書類送検された。書類送検された7人の野球部員は1週間の自宅謹慎処分。その他55人の野球部員も1週間の部活動停止と東日本大震災の被災地でのボランティア活動への従事[17]
  • 2012年、16歳の男子生徒が根性焼きなどのいじめを受けていたことが明らかになった。学校側は当初いじめを認めず、やけどの痕を見せてほかの生徒を動揺させたとして男子生徒に自主退学を求めていたが、同年9月にいじめを認めて謝罪。男子生徒は別の高校に転校した。いじめの加害者の内の複数人は、傷害容疑で宮城県警察に書類送検され、仙台家庭裁判所送致された[18]
  • 2014年、レスリング部員2年生2人が恐喝、殺人未遂で書類送検された。
  • 2017年、11月27日に硬式野球部員2年生2人、同部を引退した3年生6人、剣道部を引退した3年生2人の計8人が仙台市青葉区内の飲食店で飲酒・喫煙をしていたことが発覚し、学校側では同年12月6日より硬式野球部と剣道部を無期限の活動休止とした[19]。事件後、学校の公式ホームページでは部員達の常習的な飲酒・喫煙が報告されていた[20]。この不祥事により、同年12月に行われた記者会見で、硬式野球部監督が翌年の1月1日をもって辞任することを発表した[21]
  • 2022年9月、空手道部の部員が遠征先の盛岡市内のホテルで飲酒をしていたことが発覚。その後、関わった部員9人を退部・停学の処分とし、遠征に同行していた監督は停職・辞任、コーチを厳重注意したことを発表した[22]
  • 2025年11月、サッカー部に所属する3年の男子生徒が複数の部員から暴言を浴びるなどのいじめを受けていたことが発覚し、出場が決まっていた「第104回全国高等学校サッカー選手権大会」への出場を辞退した[23]。その後、12月末まで対外試合の禁止・活動停止の処分と、監督・部長が辞任となった[24]
  • 2026年2月27日、卒業証書授与式の予行練習当日の朝に「爆破予告がきた」ことを理由に、式の中止(事実上)を発表。式自体は3月1日オンライン中継として行われたが、「高校の卒業式がなくなった」と言うことに関して多くの卒業生生徒が心に傷を負った。また、ニュース、新聞等報道がなく、また校長からの生徒宛の説明も一切なかったため、爆破予告自体学園側の捏造なのでは無いかと言う疑問の声も生徒間で多くあがった。

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