木村清之助 From Wikipedia, the free encyclopedia 木村 清之助(きむら せいのすけ)は、大相撲行司の名跡である。 元々は木村玉之助とともに大坂相撲の行司名跡であった。 東西合併の際の扱いから東京での式守伊之助に相当する地位であったと思われる。 房と菊綴の色は大坂立行司時代は紫白、東京加入による三役格への降格後は朱であった。 8代木村清之助が大正期に立行司まで昇進した。1942年に8代が死去して以降、清之助の名跡は襲名されておらず事実上途絶えている。東西合併がなされた当初から協会は将来的に清之助の名跡をなくす意向であることが噂されていた[1][注釈 1]。 8代木村清之助 8代木村清之助(本名 : 魚田與三蔵 、1874年もしくは1875年 -1942年12月1日、東京での所属部屋は立浪部屋)は、1887年(明治20年)大阪で初土俵を踏んだ。行司名については、1901年(明治34年)5月場所以前の行司名は不明で、その場所以降木村清之助を名乗ったが、1904年(明治37年)5月場所から岩井家として岩井清之助を名乗り、1908年(明治41年)1月場所には木村清之助に戻し、同年6月場所から再び岩井清之助とし、最終的には1909年(明治42年)1月場所にまた木村清之助に戻して死去までこれを名乗っている。 第3席(当時の大阪相撲では立行司という呼称は存在しなかった。)まで出世するも、大相撲の東西合併により大日本相撲協会が発足したことによる番付統合のため開催された合併場所で、当時の清之助は立行司免許を持ちながらも吉田司家免許を持つ資格者からただ1人除外されて[注釈 2]三役格として出場、1926年(昭和元年)末に正式に合併した際にそのまま三役格行司に降格して加入。昭和2年春場所では三役格筆頭だったが昭和3年春場所では三役格2番手、昭和4年3月場所では三役格3番手に降格している。その後玉之助を襲名し立行司へと戻る機会もあったが、高齢を理由に後輩の行司に譲り[注釈 3]。三役格のまま16年土俵を勤め、1942年(昭和17年)12月1日に現役のまま胆石病のため死去した。享年68。 脚注 [脚注の使い方] 注釈 ↑ 根間弘海は「大阪相撲出身の行司は合併当初、不当に差別を受けていたらしい。そういう雰囲気があったようだ。」[1]と分析している。 ↑ 東西合併に先立って大正15年に吉田司家が大阪に来て行司の資格審査を行っている[2]。 ↑ 22代庄之助は昭和14年に玉之助を襲名した際、「このときは順番から言えば清之助さんがなるところだったが、『私はもう年もとっているし、上はのぞまない。私は遠慮するからあんたが玉之助になってしっかりやってくれ』といわれ、私が襲名した。」と述べている[2]。 出典 1 2 根間 2010, pp. 254–255. 1 2 根間 2010, pp. 252. 参考文献 根間弘海『大相撲行司の伝統と変化』専修大学出版局、2010年7月20日。ISBN 978-4-88125-256-7。 表話編歴立行司木村庄之助 初代 2代 3代 4代 5代 6代 7代 8代 9代 10代 11代 12代 13代 14代 15代 16代 17代 18代 19代 20代 21代 22代 23代 24代 25代 26代 27代 28代 29代 30代 31代 32代 33代 34代 35代 36代 37代 38代 39代 式守伊之助 初代 2代 3代 4代 5代 6代 7代 8代 9代 10代 11代 12代 13代 14代 15代 16代 17代 18代 19代 20代 21代 22代 23代 24代 25代 26代 27代 28代 29代 30代 31代 32代 33代 34代 35代 36代 37代 38代 39代 40代 41代 42代 43代 過去 木村玉之助(10代・11代・12代・13代) 木村清之助 木村瀬平 木村清兼 木村越後 岩井相馬 関連項目 松翁 副立行司 表話編歴大相撲の由緒ある行司の名跡木村家 現在襲名中の名跡 木村庄之助〔立行司名〕(39代) 木村要之助(2代) 木村朝之助(4代) 木村庄三郎(11代) 木村光之助(3代) 木村善之輔(5代) 現在襲名されていない名跡 木村銀治郎(3代、2025年) 木村庄太郎(15代、2024年) 木村容堂(3代、2024年) 木村玉治郎(6代、2023年) 木村玉光(16代、2015年) 木村正直(4代、2013年) 木村林之助(4代、2010年) 木村保之助(3代、2006年) 木村庄二郎(6代、1990年) 木村正義(2代、1983年) 木村今朝三(2代、1970年) 木村誠道(4代、1963年) 木村庄九郎(9代、1962年) 木村玉之助〔かつての立行司名、のち副立行司名〕(13代、1959年) 木村宗四郎(3代、1959年) 木村重政(1953年) 木村清之助〔かつての大坂相撲の立行司名〕(8代、1942年) 木村喜代治(7代、1936年) 木村庄五郎(4代、1919年) 木村竜五郎(5代、1918年以降) 木村一学(2代) 木村亘り(3代、1898年) 木村多司馬(6代、1887年) 式守家 現在襲名中の名跡 式守伊之助〔立行司名〕(43代) 式守勘太夫(12代) 式守錦太夫(12代) 式守鬼一郎(6代) 式守慎之助(5代) 式守與之吉(11代、現在襲名中の者は「式守与之吉」表記) 現在襲名されていない名跡 式守与太夫(12代、2015年) 式守錦之助(8代、2008年) 式守伊三郎(2代、1987年) 式守卯之助(4代、1874年) 式守見蔵(6代、1872年) 「現在襲名中の名跡」ではカッコ内の代数は現在の代数を示し、「現在襲名されていない名跡」ではカッコ内の代数はこれまでで最後の代数、カッコ内の年はこの年以降襲名されていないことを示す。 Related Articles