野間半島
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自然環境
野間半島の一帯は、昭和28年(1953年)3月31日に「坊野間県立自然公園」に指定されており[2]、旧笠沙町と旧坊津町の一帯を中心に生物保護区も存在している[3]。
生物
九州の南西端にあたることから多くの渡り鳥や留鳥が見られるバードウォッチングの適地であり、メジロ、ヒヨドリ、シジュウカラ、オオルリ、ヤマガラ、エゾビタキ、ヤマドリ、アカショウビン、クロツラヘラサギ、サシバなどの猛禽類、オオミズナギドリ、ウミウ、ウミスズメなどの他にも、草垣群島に近いことからカツオドリも一年中確認されている[2][3][4][5][6]。昆虫としては、チョウやトンボなどが多く見られ、シロチョウ科では世界最大級の種類であるツマベニチョウも分布している他にも、ベニトンボやアオビタイトンボの生息地としても知られる[2][4]。
陸生哺乳類としては、ホンドテン、ニホンイタチ、ホンドタヌキ、ニホンアナグマ、イノシシ、ニホンザル、ムササビ、ノウサギ、ネズミ類、モグラ、ヒミズ、ジネズミ、コウモリ類などが分布している[4]。陸生爬虫類としてはイシガメやスッポン、ニホンヤモリ、トカゲ類、ヘビ類、両生類ではアカハライモリやカエル類などが知られる[4]。
野間半島と甑島列島の周辺海域は豊かな海洋生態系を有しており、多様な魚類やハクセンシオマネキやサンゴなどの他[4][3]、鯨類やウミガメ類[3]、カツオクジラ、ハシナガイルカ、アオウミガメを中心とした海洋生物が生息している。1996年から2003年にかけては、野間池漁協(現在の鹿児島県漁業協同組合南さつま野間池支所) よって、夏~秋季にホエールウォッチングが行われていた[2][7][8]。
植生
広義の野間半島はスギやヒノキなどの人工林となっている場所が多く、タブノキやヤブニッケイなどの二次林となっている箇所も見られる。かつてはクロマツの人工林もみられたが、マツクイムシの被害によって衰退した。自然分布している植生としてはクスノキ、マテバシイ、ホルトノキ、バクチノキ、ヒサカキ、アラカシ、ミミズバイ、スダジイなどが知られ、絶滅危惧種も確認されている[2]。山頂付近にはイスノキ、ヤブニッケイ、ヤブツバキなど、標高450メートル付近にスダジイやアカガシなど、海岸付近にサツマノギク、ホソバワダン、マサキ、トベラ、オニヤブソテツ、ハマビワなどが分布する。東部の赤生木には1926年(大正15年)に天然記念物に指定されたヘゴの北限の自生地がある[2][9][10]。
