釜泥

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釜泥』(かまどろ)は古典落語の演目。上方落語では『釜盗人』(かまぬすっと)の演題で演じられる[1]

釜茹での刑になった石川五右衛門への供養としてを盗むことを泥棒が企図し、その対策として釜の中で寝ていた豆腐屋が釜ごと泥棒の被害に遭う、という内容。

古いものでは寛延4年(1751年)刊行の漢文体笑話本『開口新話』に見え、安永4年(1775年)には『花笑顔』収録の「盗人」や『豊年俵百噺』の収録の「大がま」をはじめとして江戸小咄に頻出する[2]。安永2年(1773年)の『近目抜』所収の「大釜」では、泥棒に家財の大半を盗まれた味噌屋が商売道具の大釜だけは盗まれないようにその中で寝て、泥棒がそれを盗み出すという内容で[2]、前田勇はこれを原話としている[1]武藤禎夫は、このプロットから「石川五右衛門供養の釜泥の防止策に仕上げたところが、後人のお手柄といえよう」と評している[2]

脚注

参考文献

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