陶文

From Wikipedia, the free encyclopedia

陶文(とうぶん、拼音: táo wén)は、中国の新石器時代から漢代にかけて、土器に記された文字ないし記号を指す。

陶文の歴史は夏王朝以前、紀元前2,500年に遡る。の甲骨文字よりも約1200年早い[1]。2006年、一部の研究者は、新石器時代の陶文が最古の漢字である可能性を指摘したが、これを「文字」とする見解は定説になっていない。

陶文は二種類に大別される。一つは、新石器時代の刻画符号、もう一つは、戦国時代の銘文・印文である。

  1. (新石器時代)不明な記号が多く目的もはっきりしない刻画符号のため、「文字」とは断定できない。半坡陶符がその一例。
  1. (戦国時代)一方、こちらは明確な文字であり、人名、官名、地名、年月などが記されている。比較的文字数が少ない。臨淄陶文がその一例。

新石器時代の陶文

2012年までに、64種類以上の二里頭文化の陶文が公表された。仰韶文化遺跡などでも陶文が発見されている。主な発見地には澠池鄭窯、陝県西崖、鄭州大師姑、方城八里橋などがある[2]

二里頭文化の陶文は、象形文字が多く、会意文字も存在する[3]。土地、数量、日付、祭祀などに関する記録と推測される。伊洛河流域の都に集中しており、貴族、神職者、手工芸職人など特定の限られた人々や場所で、生産、生活、祭祀活動の記録のために専門的に使用された[2]

脚注

関連項目

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI