雨の慕情

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B面 男と女・酒と歌
リリース
「雨の慕情」
八代亜紀シングル
B面 男と女・酒と歌
リリース
規格 レコード
ジャンル 演歌・歌謡曲
時間
レーベル テイチク
作詞 阿久悠
作曲 浜圭介
プロデュース 小西良太郎
ゴールドディスク
チャート最高順位
八代亜紀 シングル 年表
女だから
1979年
雨の慕情
1980年
港町絶唱
(1980年)
ミュージックビデオ
「雨の慕情」 - YouTube
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雨の慕情」(あめのぼじょう)は、1980年4月25日に発売された八代亜紀の30枚目のシングル。

シングルの総売上は「なみだ恋」に続き八代のシングルでは第2位を記録した。TBS系列ザ・ベストテン』では唯一の登場曲となった。1980年の『第31回NHK紅白歌合戦』の大トリで表題曲を歌唱した。

音楽性

前年に発表した「舟唄」が男心を歌にしていることに対し、同じく作詞をした阿久悠が女心を歌にしたものとされる[1]

阿久悠/浜圭介コンビによる、「舟唄」「港町絶唱」と合わせて哀憐三部作とされた[2]。阿久によると、「舟唄」「雨の慕情」と徐々に評判を高めていき、最終的に「港町絶唱」で日本レコード大賞を狙うつもりであったようである[3]。しかし、結果的には「雨の慕情」が予想以上のヒットとなり、同賞のほか多くの音楽賞を受賞することとなった。

阿久は、当初「雨々ふれふれ」というタイトルを考えていた[2]。しかし、このタイトルを聞いた本作のプロデューサー・小西良太郎が、阿久に「雨の慕情」への変更を助言したことでタイトルが正式に決まった[2]

それまでの日本の歌謡曲では、「雨」に関する名曲は切ないメロディが多かったとされる[2]。「雨の慕情」では、楽しく雨乞いをするような歌詞、切なさもありながら明るいメロディは画期的であった。一部のマスコミからは、「日本人が楽しそうに雨に関する歌を歌うのは、『あめふり』以来」とも言われている[2]

浜は阿久が書き上げた歌詞を受け取った際に、「これは雨の歌だけと湿っぽい演歌ではない」と感じて、曲作りを始めた。「私のいい人つれて来い」の部分をどこか前向きなイメージ[注釈 1]を持ったことから、サビの明るいメロディが浮かんだ[2]。「演歌のコブシを付けると暗くなりやすいため、リズムは16分音符を使って軽やかに、フォークっぽい分かりやすいメロディで作った」とのこと[注釈 2]。物憂げなイントロは、編曲した竜崎孝路の「ヨーロッパの匂いを出したい」との考えにより、フランス製のガットギターの演奏で完成させた[2]

サビのところからリズムが入る際の、手のひらを天に向ける振付[4]は、八代自身の考案[2]。他の八代の歌の場合と同様に、自然に出てきたものであると本人は言う[5]。本作が当時の様々な歌番組で披露されると、上記の振付けが子どもたちにもウケてマネされたこともあり、世代を超えるヒットに繋がった[2]

偶然ではあるが、本作が発売された1980年は夏場に雨が続き、同年の5~8月までの月間降水量は全て前年比100%を超えた[注釈 3](詳しい降水量は右のリンクを参照[6])。気象予報士の森田正光によると、当時働いていた気象協会では、この現象を「八代効果」と呼んでいた[2]。このために記録的な冷夏となっており(詳しい気温は右のリンクを参照[7])、この曲と冷夏とが重なる形で印象づけられることになった。

メディアでの使用

1983年サンリツ電気からリリースされたアーケードゲーム『四人打ち麻雀・ジャントツ』ではBGMにこの楽曲をアレンジした演奏が採用された(このゲームのゲームセンター向け広告チラシやポスターにも八代が起用されている)。

中部日本放送CBCテレビ)制作・TBS系の「昼の連続ドラマ」枠で1983年3月21日から同年7月15日まで放送されたテレビドラマ『雨の慕情』(加賀まりこ主演)の主題歌に使用された。

ヴィダルサスーンBOSSのCMなどでも使用されている。

ドラマ『北の国から』第8話では、同曲を歌い出す登場人物(吉岡秀隆演じる黒板純)が、最終的に歌詞の一部(あめあめふれふれ)が同じである童謡『あめふり』を歌ってしまうシーンが描かれている。

収録曲

  1. 雨の慕情(3分28秒)
  2. 男と女・酒と歌(3分41秒)

価格

  • 発売当時の値段は600円

カバー

脚注

関連項目

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