雨降り小僧
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あらすじ
戦後のある時期の日本。
モウ太は山奥の奥沢分校に在学するただ一人の中学一年生だった。 月に一度、町の本校に通う際には、いつも町の生徒たちにいじめられていた。仲間が欲しいと思う日々が続いたある日、モウ太は、ぼろぼろの蛇の目傘を被った雨ふり小僧と出会った。雨ふり小僧は、モウ太の履いている長靴を欲しがり、長靴をくれれば願いを3つかなえると約束する。
モウ太と雨ふり小僧が仲良くなり、「町の人間も持っていないような珍しい宝物」、「本校の生徒をこらしめる」といった2つの願いをかなえてもらう。上機嫌なモウ太だったが、分校が火事になり、3つめの願いで雨を降らせて火を消すことを願う。そして、モウ太と雨ふり小僧は橋の下で長靴を受け渡す約束を交わした。
しかし、校舎が燃えたことで分校は廃校になる。モウ太も町へ引っ越すことになった。町で暮らせる嬉しさと急な引っ越しの忙しさにモウ太は約束を忘れてしまう。転校した先の町の学校で、モウ太は友達もでき、大学へ進学、就職、結婚、3人の子どもに恵まれるという順調な人生を送っていた。
モウ太が山奥を去ってから、40年が経っていた。
モウ太は、自分の娘の言葉から、雨ふり小僧との約束を思い出し、慌てて山奥の雨ふり小僧のもとへと向かった。モウ太は、橋の下でボロボロになりながらもモウ太を待っていた雨ふり小僧を見つける。しかし、本来は子供にしか見えない雨ふり小僧はモウ太の前から永遠に姿を消す。
アニメ
手塚プロダクションが手塚治虫本人の監督により短編作品を全26本のテレビアニメとして自主製作する計画を立て、本作もそのうちの1作としてアニメ化された。本作の完成は1983年12月だったが、この計画はうまくいかず、完成していた4本が1989年7月20日にNHKエンタープライズよりビデオグラムとしてリリースされた。24分[4][5]。