1987-1988シーズンのNBA
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| 1987-1988シーズンのNBA | ||
|---|---|---|
| ロサンゼルス・レイカーズ | ||
| 期間 | 1987年11月6日-1988年6月21日 | |
| TV 放送 | CBS, TBS | |
| 観客動員数 | 12,654,374人 | |
| サラリーキャップ | 620万ドル | |
| 平均サラリー | 50.2万ドル | |
| ドラフト | ||
| レギュラーシーズン | ||
| トップシード | ロサンゼルス・レイカーズ | |
| MVP | マイケル・ジョーダン | |
| スタッツリーダー | ||
| 得点 | マイケル・ジョーダン | |
| チーム平均得点 | 108.2得点 | |
| プレーオフ | ||
| イースタン 優勝 | デトロイト・ピストンズ | |
| ボストン・セルティックス | ||
| ファイナル | ||
| チャンピオン |
ロサンゼルス・レイカーズ | |
| ファイナルMVP | ジェームス・ウォージー | |
その他
ドラフトではデビッド・ロビンソンがサンアントニオ・スパーズから全体1位指名を受けた。後に1990年代を代表するセンターとなるロビンソンだが、大学卒業後は2年間の軍役に就いたため、彼がスパーズに参加するのは1989年からである。
この年、90年代のシカゴ・ブルズ王朝の中核を担う選手が2名指名を受けている。一人はスコッティ・ピッペン。シアトル・スーパーソニックスから全体5位指名を受けた彼は、シーズン前にシカゴ・ブルズにトレードされ、その後マイケル・ジョーダンの最高のパートナーに成長する。もう一人のホーレス・グラントは全体10位指名でブルズから指名された。
また稀代のクラッチシューターとして名を馳せるレジー・ミラーはインディアナ・ペイサーズから全体11位指名を受け、90年代を代表するポイントガードとなるマーク・ジャクソンもニューヨーク・ニックスから全体18位指名、ほかアーメン・ギリアム、デニス・ホプソン、レジー・ウィリアムス、ケニー・スミス、ケビン・ジョンソン、オルデン・ポリニス、デリック・マッキー、ホーレス・グラント、マグジー・ボーグス、ジョー・ウルフ、ケン・ノーマン、レジー・ルイス、グレッグ・アンダーソン、ブラッド・ロハウス、ケビン・ギャンブル、クリス・ダドリー、シャルーナス・マルチルリョーニス、後にカレッジバスケの名コーチとなるビリー・ドノバンも指名を受けている。ドラフト外選手にはスコット・ブルックスなどがいる。
オールスターには、D・ロビンソン、S・ピッペン、K・ジョンソン、H・グラント、R・ミラー、M・ジャクソン、R・ルイスの7人が選出されている。
シーズン
オールスター
- 開催日:2月7日
- 開催地:シカゴ
- オールスターゲーム イースト 138-133 ウエスト
- MVP:マイケル・ジョーダン (シカゴ・ブルズ)
- スラムダンクコンテスト優勝:マイケル・ジョーダン (シカゴ・ブルズ)
- スリーポイント・シュートアウト:ラリー・バード (ボストン・セルティックス)
※ジョーダンはダンクコンテスト史上初の連覇、バードはスリーポイント・シュートアウト3連覇を達成。
イースタン・カンファレンス
| Team | W | L | PCT. | GB |
|---|---|---|---|---|
| ボストン・セルティックス | 57 | 25 | .695 | - |
| ニューヨーク・ニックス | 38 | 44 | .463 | 19 |
| ワシントン・ブレッツ | 38 | 44 | .463 | 19 |
| フィラデルフィア・76ers | 36 | 46 | .439 | 21 |
| ニュージャージー・ネッツ | 19 | 63 | .232 | 38 |
| Team | W | L | PCT. | GB |
|---|---|---|---|---|
| デトロイト・ピストンズ | 54 | 28 | .659 | - |
| シカゴ・ブルズ | 50 | 32 | .610 | 4 |
| アトランタ・ホークス | 50 | 32 | .610 | 4 |
| ミルウォーキー・バックス | 42 | 40 | .512 | 12 |
| クリーブランド・キャバリアーズ | 42 | 40 | .512 | 12 |
| インディアナ・ペイサーズ | 38 | 44 | .463 | 16 |
ウエスタン・カンファレンス
| Team | W | L | PCT. | GB |
|---|---|---|---|---|
| デンバー・ナゲッツ | 54 | 28 | .659 | - |
| ダラス・マーベリックス | 53 | 29 | .646 | 1 |
| ユタ・ジャズ | 47 | 35 | .573 | 7 |
| ヒューストン・ロケッツ | 46 | 36 | .561 | 8 |
| サンアントニオ・スパーズ | 31 | 51 | .378 | 23 |
| サクラメント・キングス | 24 | 58 | .293 | 30 |
| Team | W | L | PCT. | GB |
|---|---|---|---|---|
| ロサンゼルス・レイカーズ | 62 | 20 | .756 | - |
| ポートランド・トレイルブレイザーズ | 53 | 29 | .646 | 9 |
| シアトル・スーパーソニックス | 44 | 38 | .537 | 18 |
| フェニックス・サンズ | 28 | 54 | .341 | 34 |
| ゴールデンステート・ウォリアーズ | 20 | 62 | .244 | 42 |
| ロサンゼルス・クリッパーズ | 17 | 65 | .207 | 45 |
スタッツリーダー
| 部門 | 選手 | チーム | AVG |
|---|---|---|---|
| 得点 | マイケル・ジョーダン | シカゴ・ブルズ | 35.0 |
| リバウンド | マイケル・ケージ | ロサンゼルス・クリッパーズ | 13.0 |
| アシスト | ジョン・ストックトン | ユタ・ジャズ | 13.8 |
| スティール | マイケル・ジョーダン | シカゴ・ブルズ | 3.2 |
| ブロック | マーク・イートン | ユタ・ジャズ | 3.8 |
| FG% | ケビン・マクヘイル | ボストン・セルティックス | 60.4 |
| FT% | ジャック・シクマ | ミルウォーキー・バックス | 92.2 |
| 3FG% | クレイグ・ホッジス | ミルウォーキー・バックス | 49.2 |
各賞
- 最優秀選手: マイケル・ジョーダン, シカゴ・ブルズ
- ルーキー・オブ・ザ・イヤー:マーク・ジャクソン, ニューヨーク・ニックス
- 最優秀守備選手賞: マイケル・ジョーダン, シカゴ・ブルズ
- シックスマン賞: ロイ・タープレー, ダラス・マーベリックス
- MIP: ケビン・ダックワース, ポートランド・トレイルブレイザーズ
- 最優秀コーチ賞: ダグ・モー, デンバー・ナゲッツ
- All-NBA First Team:
- F - ラリー・バード, ボストン・セルティックス
- F - チャールズ・バークレー, フィラデルフィア・76ers
- C - アキーム・オラジュワン, ヒューストン・ロケッツ
- G - マイケル・ジョーダン, シカゴ・ブルズ
- G - マジック・ジョンソン, ロサンゼルス・レイカーズ
- All-NBA Second Team:
- F - カール・マローン, ユタ・ジャズ
- F - ドミニク・ウィルキンス, アトランタ・ホークス
- C - パトリック・ユーイング, ニューヨーク・ニックス
- G - クライド・ドレクスラー, ポートランド・トレイルブレイザーズ
- G - ジョン・ストックトン, ユタ・ジャズ
- All-NBA Rookie Team:
- NBA All-Defensive First Team:
- ケビン・マクヘイル, ボストン・セルティックス
- ロドニー・マククレイ, ヒューストン・ロケッツ
- アキーム・オラジュワン, ヒューストン・ロケッツ
- マイケル・クーパー, ロサンゼルス・レイカーズ
- マイケル・ジョーダン, シカゴ・ブルズ
- NBA All-Defensive Second Team:
- バック・ウィリアムス, ニュージャージー・ネッツ
- カール・マローン, ユタ・ジャズ
- マーク・イートン, ユタ・ジャズ
- パトリック・ユーイング, ニューヨーク・ニックス
- アルヴィン・ロバートソン, サンアントニオ・スパーズ
- ラファイエット・リーバー, デンバー・ナゲッツ
シーズン概要
- ロサンゼルス・レイカーズは8年連続、ボストン・セルティックスは5シーズン連続でカンファレンス勝率首位を獲得したが、両チームが同時にカンファレンス首位に立ったのは、1980年代においてはこのシーズンが最後となった。またウエスタン・カンファレンスはここ数シーズン、レイカーズの独走状態が続いていたが、このシーズンは50勝以上達成するチームが4チーム現れた。
- アレックス・イングリッシュ、ラファイエット・リーバー率いるデンバー・ナゲッツは、前季に引き続きカルヴィン・ナットが故障に悩まされたが、このシーズンに移籍してきたジェイ・ヴィンセントとマイケル・アダムスが彼の穴を埋め、前季の37勝から54勝と大きく勝率を伸ばし、3シーズンぶりに地区優勝を果たした。ダグ・モーHCは最優秀コーチ賞に選ばれた。
- ポートランド・トレイルブレイザーズはエースのキキ・ヴァンダウェイが45試合を欠場するも、クライド・ドレクスラーが彼の穴を埋める活躍を見せ、前季を上回る53勝を記録。またジェローム・カーシー、ケビン・ダックワースも急成長を見せ、ブレイザーズはドレクスラーを始めとする若手中心のチームへと移行。以後リーグ屈指の強豪チームへと成長し、レイカーズを脅かす存在となっていく。
- デトロイト・ピストンズは1956年以来32年ぶりの地区優勝を果たした。
- シカゴ・ブルズはセントラル・デビジョン編入後初の50勝を達成した。2年連続得点王に輝いたマイケル・ジョーダンはスティール王にも輝き、ガードの選手としては初となる最優秀守備選手賞を獲得。得点王と守備選手賞同時獲得は史上初の快挙である。さらにMVPを獲得したジョーダンは、守備選手賞とMVPを同時受賞した初の選手となった。またオールスターでは40得点を記録し、オールスターMVPにも輝いている。チーム内では2年目のチャールズ・オークリーが成長を見せ、チームの躍進に貢献しているほか、フィル・ジャクソンがアシスタントコーチとしてチームに合流している。
- クリーブランド・キャバリアーズは3シーズンぶりにプレーオフに復帰。キャバリアーズ躍進の切っ掛けは前季まで遡り、主力を担うブラッド・ドアティ、マーク・プライス、ロン・ハーパーは皆前季のドラフトで指名された同期であり、またレニー・ウィルケンズも前季からヘッドコーチとして指揮を採り始めた。またこのシーズン途中からラリー・ナンスが加わっている。キャバリアーズは1980年代末から90年代前半をセントラル・デビジョンを代表する強豪チームとして過ごすが、多くのNBAファンの記憶にはシカゴ・ブルズとそれを率いるマイケル・ジョーダンの「負け役」として残ってしまう。
- パトリック・ユーイングを擁しながらも3シーズン連続で20勝台と低迷していたニューヨーク・ニックスは、ようやく勝ち星を30勝台に乗せ、4シーズンぶりにプレーオフに進出を果たした。
- 前季ジュリアス・アービングが引退したフィラデルフィア・76ersはチャールズ・バークレー中心のチームへと移行したが、勝率は5割を下回り、13シーズンぶりにプレーオフ進出を逃した。
- シーズン中にジョー・バリー・キャロル、スリーピー・フロイドの中心選手を一度にヒューストン・ロケッツに放出するという大胆トレードを行ったゴールデンステート・ウォリアーズは、対価として獲得したラルフ・サンプソンが期待外れの結果に終わり、前季の42勝から20勝と急落。大博打が失敗に終わったウォリアーズは翌シーズンからはドン・ネルソン新ヘッドコーチのもと、クリス・マリンを中心に新たな再建計画を歩み始めることとなる。
- ユタ・ジャズ所属のジョン・ストックトンが初のアシスト王に輝く。ジョーダンが得点王の座を指定席にしたように、ストックトンは80年代末から90年代前半のアシスト王はストックトンが独占した。