2020年のドイツツーリングカー選手権
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| 2020年のドイツツーリングカー選手権 | |||
| 前年: | 2019 | 翌年: | 2021 |
| 姉妹シリーズ: Super GT サポートシリーズ: DTMトロフィー Wシリーズ Porsche Carrera Cup Germany DMV GTC | |||
2020年のドイツツーリングカー選手権は、ドイツツーリングカー選手権の34回目のシーズン。2000年のシリーズ再開以来21回目のシーズンであり、「クラス1」レギュレーションの2年目かつ最終シーズンでもある。
アウディは前年に7度目のタイトルを獲得、ディフェンディングチャンピオンとして今シーズンに臨んだ[1]。アウディスポーツ・チーム・ロズベルグはチームズチャンピオン、レネ・ラストはドライバーズチャンピオンとしてシリーズに臨む[2]。
アストンマーティンとRモータースポーツがシリーズからの撤退を決定し、2020年シーズンは、2011年以来の2つのマニファクチャラーのみが参戦するシーズンとなった[3]。
2020年はアウディスポーツのDTMでの最終シーズンでもある。彼らはフォーミュラEとカスタマーチームへの支援に焦点を移した[4]。また今シーズンは「クラス1」レギュレーションの最終シーズンとなる。翌年からはGT Proレギュレーションが導入される[5] 。
レネ・ラストはドライバーズタイトルを2年連続で獲得した(自身としては3度目)。
チームの変更
以下のメーカー、チーム、ドライバーが2020年シーズンに参戦した。すべてのチームはハンコックが供給したタイヤを使用した。
| メーカー | 車両 | エンジン | チーム | 車番 | ドライバー | 出場ラウンド |
|---|---|---|---|---|---|---|
| アウディ | アウディ・RS5 ターボ・DTM 2020 | アウディ・RC8 2.0 TFSI I-4t | 4 | 全戦 | ||
| 51 | 全戦 | |||||
| 10 | 全戦 | |||||
| 13 | 全戦 | |||||
| 62 | 全戦 | |||||
| 19 | 8 | |||||
| 28 | 1-7, 9 | |||||
| 99 | 全戦 | |||||
| 33 | 全戦 | |||||
| 53 | 全戦 | |||||
| BMW | BMW・M4 ターボ・DTM 2020 | BMW・P48 ターボ I-4t | 8 | 全戦 | ||
| 11 | 全戦 | |||||
| 16 | 全戦 | |||||
| 22 | 全戦 | |||||
| 27 | 全戦 | |||||
| 25 | 全戦 | |||||
| 31 | 全戦 |
- BMWは2020年シーズンに向けてカスタマーチームを介し、ラインナップを7台に増やす予定であった[15][16][17][18]。これによって、2016年以来シリーズを離れていたARTグランプリの復帰につながった[12]。
- アストンマーティンは、2019年シーズン終了後にエンジンパートナーのHWAとの契約を終了した[19]。アストンマーティンは最終的に2020年1月にシリーズから撤退した[20]。
ドライバーの変更
- 2019年のアウディスポーツ・チーム・WRTドライバーのジョナサン・アバーディンとピエトロ・フィッティパルディは1シーズン限りでチームを離れた。後任は2016年のインディ・ライツチャンピオンであるエド・ジョーンズ(インディカー・シリーズでの3シーズン後に参戦した)とFIAフォーミュラ3選手権ドライバーのファビオ・シェーラーからなるオールルーキーラインナップとなった[9]。ジョーンズは後に新型コロナウィルス感染症の流行に伴うアラブ首長国連邦への入国の煩雑さのためにチャンピオンシップから撤退し、代わりにハリソン・ニューウェイがデビューする道を開いた[8]。アバーディンは15年にわたってDTMに参戦し、その後ウェザーテック・スポーツカー選手権のBMW・チームRLLに加入したブルーノ・スペングラーに代わってBMWに移籍した[21][14][22][23]。フィッティパルディはスーパーフォーミュラに復帰する予定であったが、後にテストおよびリザーブドライバーとしてハースF1チームに加わった[24][25]。すべてのファクトリーアウディDTMドライバーは3年目のシーズンに継続参加した[26][27]。
- 元メルセデスドライバーのルーカス・アウアーは、1年間の休止の後BMWと共にシリーズに復帰した。彼はADAC GTマスターズでドライブするために2シーズンの参戦後にシリーズを去ったジョエル・エリクソンに取って代わった[28]。
- フェルディナント・ヴォン・ハプスブルクはアストンマーティンが2020年シーズンへの参戦を取りやめた後、アウディスポーツ・チーム・WRTに移籍した[29]。彼の2019年のチームメイトであるダニエル・ジュンカデラ、ポール・ディ・レスタ、ジェイク・デニスは2020年のシートを失った[要出典]。
- 元F1ドライバーのロバート・クビサはオーレン・チームARTでDTMデビューを果たした[12]。
シーズン途中の変更
2020年の開催スケジュール
2019年9月19日に暫定的な10ラウンドのカレンダーが発表された。ドイツでは5ラウンド、ドイツ以外では4ラウンドが開催される[30][31]。しかし、新型コロナウィルス感染症の流行に対応して、カレンダーは2回変更された。 最初は3月26日で、その後さらに修正されたスケジュールが6月3日に公開された[32][33]。
| ラウンド | サーキット | レース 1 | レース 2 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 8月1日 | 8月2日 | |||||
| 2 | 8月15日 | 8月16日 | |||||
| 3 | 8月22日 | 8月23日 | |||||
| 4 | 9月5日 | 9月6日 | |||||
| 5 | 9月12日 | 9月13日 | |||||
| 6 | 9月19日 | 9月20日 | |||||
| 7 | 10月10日 | 10月11日 | |||||
| 8 | 10月17日 | 10月18日 | |||||
| 9 | 11月7日 | 11月8日 | |||||
| 新型コロナウィルスの流行によりキャンセルされたイベント | |||||||
| サーキット | 開催予定日 | ||||||
| 5月30日 | 5月31日 | ||||||
| 6月13日 | 6月14日 | ||||||
| 6月27日 | 6月28日 | ||||||
| 7月11日 | 7月12日 | ||||||
| 8月22日 | 8月23日 | ||||||
カレンダーの変更
- 当初のカレンダー
- ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリはエントラント数が減少したため、カレンダーから削除された。シリーズデビューとなるモンツァ・サーキットに置き換えられる[34]。また、アンデルストープ・サーキットでのスウェーデンラウンドが初開催される[31]。
- ホッケンハイムリンクは通常の2ラウンドではなく1ラウンドのみとなり、ゾルダー・サーキットが新たなシーズン開幕戦となる[31]。
- ロシアラウンドは2017年の復帰となり[35]、サンクトペテルブルク近くのイゴラ・ドライブで開催される[36]。
- 最初の修正
- シーズン前半は延期され、7月にノリスリンクの開幕戦が予定されていた。8月初旬と10月のイベント日程は残されたが、ロシアとスウェーデンのラウンドが行われないこととなった。当初の開幕戦のゾルダーは8月に移動した。ブランズ・ハッチ、TTサーキット・アッセン、ニュルブルクリンクは当初の日付のままで、ユーロスピードウェイ・ラウジッツ、ホッケンハイムリンク、モンツァでのイベントは10月と11月に移動した[32]。
- 2度目の修正
- ノリスリンク・トロフィーは、ドイツとベネルクスに限定されたスケジュールで開幕戦として残された。最初の空白のスロットは、2005年以来となるスパ・フランコルシャンでの開催となり、その後ラウジッツでの週末2つのイベントが続く。ニュルブルクリンクとゾルダーではさらにダブルヘッダーイベントが開催され、ラウジッツとニュルブルクのイベントはアッセンでのラウンドで中断される。ホッケンハイムリンクは、最初の修正でモンツァによってシャッフルされた後、シーズンフィナーレに戻った[33]。開幕戦ノリスリンクは、地方議会が経済的および健康上の理由で密室でイベントを開催することを拒否した後、最終的にキャンセルされた[37][38]。
ルールの変更
- 2019年シーズンでのプッシュトゥパスシステムの導入が成功したため、同システムの出力は30馬力から60馬力(22kWから45kW)へ2倍になり、ドラッグリダクションシステム(DRS)の使用は制限が無くなった[39][40]。これを補うために、エンジンの出力は610馬力から580馬力(455kWから433kW)へと縮小された[41]。
- 2019年7月1日、ハンコックはコンチネンタル、ダンロップ、ミシュラン、ピレリ、ヨコハマとの入札に勝利し、DTMタイヤパートナー契約を少なくとも2023年まで延長することが発表された[42]。
- 高速衝突の際に車が空中に浮かぶのを防ぐために、2つの後部翼柱の前にハイヨーリフトオフ(HYLO)システムが導入された[43]。
- すべてのDTM用エンジンの燃料流量制限は、95 kg/h から 90 kg/h (209 lb/h から 198 lb/h) へとわずかに減少し、燃料効率と最大性能を補うために、追加のプッシュトゥパスモードの燃料流量制限が 5 kg/h から 10 kg/h (11 lb/h から 22 lb/h)へと増加した[44]。