Shrink〜精神科医ヨワイ〜

From Wikipedia, the free encyclopedia

ジャンル医療[1]
原作・原案など七海仁
作画月子
出版社集英社
Shrink〜精神科医ヨワイ〜
ジャンル 医療[1]
漫画
原作・原案など 七海仁
作画 月子
出版社 集英社
掲載誌 グランドジャンプ
レーベル ヤングジャンプコミックス
発表号 2019年13号 -
発表期間 2019年6月5日[1] -
巻数 既刊17巻(2026年1月19日現在)
ドラマ:Shrink-精神科医ヨワイ-
原作 七海仁、月子(漫画)
脚本 大山淳子
演出 中江和仁
放送局 NHK総合NHK BSプレミアム4K
放送期間 2024年8月31日 - 9月14日
話数 全3話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画テレビドラマ
ポータル 漫画テレビドラマ

Shrink〜精神科医ヨワイ〜』(シュリンク せいしんかいヨワイ)は、原作:七海仁、漫画:月子による日本の漫画。『グランドジャンプ』(集英社)にて、2019年13号から連載中[1]

「医療もの」であるが[2]、「現代日本の抱える社会問題」も描かれている[3]。ストーリーが展開されている途中で病名が発覚し、患者や家族を驚かせる演出ではなく、「初めから病名が明かされ」ることが本作の特徴[3]。漫画で「精神医療」を題材とする作品は珍しいこともあり、2021年に話題となる[4]

2021年12月、第5回さいとう・たかを賞を受賞した[5][6]。2026年1月時点で累計部数が160万部を突破している[7]

2024年8月より、NHK総合BSプレミアム4Kにてテレビドラマが放送された[8]

新宿にある新宿ひだまりクリニックで、弱井幸之助は患者と向き合う。

登場人物

弱井 幸之助(よわい こうのすけ)
新宿ひだまりクリニックの精神科医[1]。のほほんとした外見と寝癖だらけの髪が特徴。帝應大学医学部首席卒業で、ハーバード大学に留学経験のあるインテリ。IQ180という優れた頭脳を持つ。
加えて、「身だしなみに無頓着」、「いつも昼食に同じパンと水を取るなどのこだわりの強さ」、「部屋の掃除が苦手」など発達障害の特徴も持っている。実際に、本人も自覚しており、「通知表にはいつも落ち着きがないと書かれていた」「(自分は発達の特性を持っているけれど、)日常生活に支障がないから、発達障害ではない」と発言している。
医学生時代から、知的好奇心が旺盛で、空き時間に専門外の分野の研究所を訪れていた。そのため、同じ医学部の同期だった松野からは「医学の本質を理解しようとしている」と評価されている。
一見、普通の貧乏学生だが、実は都内の開業医の息子である。しかし、父子の関係性は、あまり宜しくないとされる描写が見える。
過去に綿谷陽美という女性と婚約していたが、亡くなっている。
雨宮有里(あまみや ゆり)
新宿ひだまりクリニックで働く看護師。26歳。明るめの茶髪のボブカットが特徴。だらしなくて、商売気のない弱井に対しては、最初はつらい態度を取っていたものの、弱井の診療を見るにつれて、徐々に態度を軟化させている。
また、大学の新歓コンパで無理して飲んで寝落ちするほどの下戸である弱井と違い、短大時代に「ザル宮」とあだ名をつけられるほどの酒豪でもある。
友人思いな性格で、摂食障害で新宿ひだまりクリニックに通院することになった中学時代の同級生である、青木佳鈴の治療には積極的に取り組んだ。
岩国真紀(いわくに まき)
新宿ひだまりクリニックで働く、精神科ソーシャルワーカー。42歳。一児の母で、バツイチ。かつて、夫のDVに苦しめられていたものの、弱井の尽力で、離婚に至ることができた過去を持つ。
松野
弱井の大学時代の同期で、同じ下宿に住んでいた。妻子持ちで二児の父。弱井の過去を知る人物の一人で、彼の現在の状況にいささか不満を抱いている。
ただ単に学業優秀というだけで帝應大学医学部に入学したものの、実際の医学部の講義を受けて、自信を無くし、燃え尽き症候群になった。
しかし、弱井の医学に対する情熱と、知的好奇心に影響されて、医師としても一人の人間としても成長していくようになっていった。
医師の本質を見抜く力は高く、弱井の「誰も死なせない」治療のスタンスに対し、「それがどれほど難しいことかはお前が一番わかっているだろう!」と反発している。

収録エピソード

現在進行形の物語は病名・症状・療法をタイトルとし、回想・番外編は文章タイトルになっている。

制作背景

原作を担当する七海が精神医療を題材とする本作を執筆しようとしたきっかけは、「自分の家族が精神疾患を抱えていた」ことが影響している[4]。七海は家族とともに病院探しをし、複数の精神科の診察の付き添いした経験があった[4]。雑誌の仕事で精神科医に取材をする機会もあった[4]。それらを経て、患者に「必要な情報があまりにも届いていない」と感じるようになる[4]。精神医療ではいい医者とそうではない医者の差が大きいが、病院や医師選びの情報が乏しいため、患者が「適切な治療にアクセスしづらい」という問題に、七海は直面する[4]。精神病に対する偏見と「『自分が精神病になるはずがない』という思い込み」など、誤った認識を持つことにより、「治療が必要な当事者を病院から遠ざけているのではないか」と七海は考えた[4]。その視点から「精神医療」を「多くの人にとって身近なマンガの題材として取り上げるべきテーマ」として、本作を執筆[4]。「苦しくても、手を伸ばせばちゃんと助けてくれる〝シュリンク〟がそこにいる」ことを、七海は読者に伝えたいと考えている[4]

七海は読者の中には「心が不安定になっている」人や「精神疾患を抱える」人もいるため、誤情報により余計な不安を煽り、実際に病状に苦しむ読者に悪影響を与えないよう、「精神科医や当事者の方への取材は不可欠」だと考えている[4]。取材で得た「ファクトの情報をベースにストーリーを描くように心がけ」、七海は原作を執筆している[4]。エピソードを描く際は、「必ずハッピーエンドで終わるよう意識して」描かれている[4]

書誌情報

  • 七海仁(原作)・月子(漫画)『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』集英社〈ヤングジャンプコミックス〉、既刊17巻(2026年1月19日現在)
    1. 2020年1月17日発売[集 1][2]ISBN 978-4-08-891421-3
    2. 2020年2月19日発売[集 2]ISBN 978-4-08-891484-8
    3. 2020年9月18日発売[集 3]ISBN 978-4-08-891688-0
    4. 2020年12月18日発売[集 4]ISBN 978-4-08-891796-2
    5. 2021年5月19日発売[集 5][9]ISBN 978-4-08-891898-3
    6. 2021年9月17日発売[集 6]ISBN 978-4-08-892083-2
    7. 2021年12月17日発売[集 7]ISBN 978-4-08-892177-8
    8. 2022年5月18日発売[集 8]ISBN 978-4-08-892259-1
    9. 2022年11月17日発売[集 9]ISBN 978-4-08-892515-8
    10. 2023年5月19日発売[集 10]ISBN 978-4-08-892703-9
    11. 2023年11月17日発売[集 11]ISBN 978-4-08-892875-3
    12. 2024年4月18日発売[集 12]ISBN 978-4-08-893216-3
    13. 2024年8月19日発売[集 13]ISBN 978-4-08-893361-0
    14. 2024年12月18日発売[集 14]ISBN 978-4-08-893521-8
    15. 2025年5月19日発売[集 15]ISBN 978-4-08-893672-7
    16. 2025年9月19日発売[集 16]ISBN 978-4-08-893812-7
    17. 2026年1月19日発売[集 17]ISBN 978-4-08-894067-0

テレビドラマ

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI