このテューモイテースは、トロイアの長老の1人である。すでに『イーリアス』3巻で言及されている[1]。一説によるとトロイアの王ラーオメドーンの子とされるが[2][3]、ラーオメドーンの娘でプリアモスの姉キラ[4]の夫とする説がある。後者によるとプリアモスはトロイアを滅ぼす子供が生まれようとしているという予言を曲解し、テューモイテースの妻キラとキラの生んだムーニッポスを殺した。そのためテューモイテースはトロイア戦争の末期に、プリアモスに復讐するためトロイア人に木馬をイーリオス城内に引き込むように忠告したという[5]。