マザウェイズ・ジャパン
かつて日本に存在した商社
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概要
倒産の経緯
2013年以降の円安により上昇した輸入商品の仕入れ値を価格に転嫁せざるを得なくなったが[7]、少子化やファストファッションの台頭により競争力を失い売上が減少、2016年1月期には大幅に業績が悪化した[7]。
また新規出店などによる金融債務が増加したため[3]、折り返し融資を受けるべく、2016年1月には粉飾決算に手を染めるに至った[7]。それとともに2018年から資金調達に支障をきたすようになった。追い打ちをかけるように、2018年の暖冬による秋冬物の振り上げ不振も業績悪化に拍車をかけ[3][4][7]、これが原因で2019年1月に再度粉飾決算に手を染めることになった[7]。しかしながら、倒産直前まで新規出店は継続されていた[6]。
マザウェイズ・ジャパンは2019年3月頃、M&A仲介業者を通じて支援スポンサー探しを開始したが、最終的に支援スポンサーを見つけることができなかった[7]。通常なら不採算店舗を閉店し、事業縮小して立て直しを図るところであるが、同社は2019年には、不採算店舗の閉店に伴う費用(テナント物件の原状回復費用や中途解約違約金など)の負担にも耐えられない状態に陥っていた[7]。
さらに、同年6月30日には借換期限が迫っており、業績回復が見込めないことなどから[7]、マザウェイズ・ジャパンは事業の継続を断念[7]。2019年6月30日、子会社であるネイバーズ、関連会社の株式会社根来とともに大阪地方裁判所へ破産を申請し、同年7月1日付で保全管理命令を受けた[3][4]。
ある社員は「2019年に入ってから給与の未払いが続き、人件費の削減や配送体制の見直しなどを本社から通達されており、これが倒産の予兆だった」とコメントした[8]。保全管理命令直後から、TwitterなどのSNSでは、ZOZO社長の前澤友作に対し「マザウェイズを買収してください」などの投稿があったほか[6]、解雇された社員らが書き込んだとみられる投稿もあった[6][9]。
保全管理命令後も店舗の運営は続けられたが、7月2日から開始された60%オフセールでは、要員不足によりレジでは2 - 3時間待ちの店舗もあり[8]、また当初は使用不可であったクレジットカードは、7月2日のみ使用可能と本社から連絡が来るなど[8]、現場に混乱が生じた[8]。またSNSなどネット上では「ただ働き」と社員に同情する声が上がった[9]。店舗の在庫はほとんどの店舗で完売し、7月4日までにほぼ全店舗が閉店した[6][8]。
マザウェイズ・ジャパン、根来、ネイバーズの3社は、2019年7月16日に大阪地方裁判所から破産手続開始決定を受けた[1]。マザウェイズ・ジャパンの破産管財人室がある弁護士法人淀屋橋・山上合同は、motherwaysブランドの譲渡について「未定である」とコメントした[6]。
破産手続開始決定時点における在庫商品は、破産管財人がゴードン・ブラザーズ・ジャパンと契約した上で換価処分されることになった[10]。競売、閉鎖店舗の一時再開、運営していた電子商取引サイトによって換価処分され、2019年11月までに在庫商品の換価処分が終了した[7][10][11]。
根来が保有していた「マザウェイズ (motherways) 」の商標(第4467433号)は、2021年2月に破産管財人から、愛知県名古屋市に本社があるクロスプラスへ譲渡された(但し、クロスプラスは「マザウェイズ (motherways) 」ブランドの展開は行っていない)。根来が所有していた不動産も破産管財人によって処分され、マザウェイズ・ジャパンの登記上の本店があった大阪市中央区南久宝寺町1-5-7のビルは解体された他、根来本社が入居していた大阪市中央区北久宝寺町2-1-3に所在するビルも売却処分された後に、2020年3月にプロルート丸光の本社兼堺筋本町店が入居した。
ネイバーズは2020年7月28日に最終配当が完了し、同年9月8日に法人格が消滅した[12]。根来も2021年6月に最終配当が完了し、同年9月24日に法人格が消滅した[13]。マザウェイズ・ジャパンは2022年5月11日に法人格が消滅した[2]。
店舗
2019年の経営破綻時点では、マザウェイズ・ジャパンは首都圏を中心に日本全国に94店舗[3]、子会社のネイバーズはアウトレット店舗3店舗とマザウェイズ武蔵小山店をそれぞれ展開していた[3][5]。
店舗の出店形態は、ショッピングセンターへのテナント出店が多く、イオンなどの郊外型ショッピングセンターにも多数出店していた。
過去に存在した店舗
東北・北関東
- 宮城県
- 栃木県
- 宇都宮インターパークスタジアム店[14] - 2012年9月28日開店[16]
- 群馬県
- 茨城県
首都圏
千葉県
- ららぽーとTOKYO-BAY店[14]
- モリシア津田沼店[14]
- 市川コルトンプラザ店[14]
- セブンパーク アリオ柏店[14]
- モラージュ柏店[14]
- イオンモール幕張新都心店[14]
- ユニモちはら台店[14] - 2011年10月7日開店[18]
- アクロスモール新鎌ヶ谷店[14]
- イオンモール八千代緑が丘店[14]
- ビビットスクエア南船橋店 - 2012年4月27日開店[19]
- ショッパーズプラザ新浦安店 - 2011年9月22日開店[20]
- ダイエー市川店
埼玉県
東京都
- 東京23区
- 池袋サンシャインシティ店(アルパ1階)[14]
- アイテラス落合南長崎店[14]
- アトレ大森店[14] - 2011年9月16日開店[23]
- イオンスタイル品川シーサイド店[14]
- 武蔵小山店(武蔵小山駅前商店街パルム)[14]
- フレル・ウィズ自由が丘店[14] - 2011年5月26日開店[24]
- 二子玉川ライズ・SC店[14]
- 浅草ROX・3G店[14]
- アリオ葛西店[14]
- SUNAMO南砂町店[14]
- 光が丘IMA店[14]
- 荻窪タウンセブン店[14]
- 京王リトナード永福町店[14] - 2011年3月23日開店[25]
- 銀座数寄屋橋店(モザイク銀座阪急 地下1階) - 2011年4月8日開店[26]
- 代官山駒沢通り店(恵比寿アイマークゲート1階)- 2011年3月4日開店[27]
- 青山通り店
- アーバンドックららぽーと豊洲店
- サンストリート亀戸店
- 東京多摩
神奈川県
- 川崎市
- 横浜市
- ノースポートモール港北店[14]
- ららぽーと横浜店[14]
- MARK IS みなとみらい店[14]
- トレッサ横浜店[14]
- 青葉台東急スクエア店[14]
- ミオカ リスト館上大岡店[14]
- 西武東戸塚店[14]
- 戸塚モディ店
- その他
中部地方
- 長野県
- 静岡県
- 三重県
- 岐阜県
- 愛知県
- イオンモール名古屋茶屋店[14]
- イオンモール常滑店[14]
- 名古屋パルコ店
近畿地方
- 京都府
- 奈良県
- 滋賀県
- 大阪府
- なんばパークス店[14]
- イオンモール鶴見緑地店[14]
- イオンモール大阪ドームシティ店[14]
- イオンモール堺鉄砲町店[14]
- イオンモール茨木店[14]
- ららぽーと和泉店[14]
- くずはモール店[14]
- みのおキューズモール店[14] - 2012年10月19日開店[36]
- 住道オペラパーク店[37]
- 心斎橋店
- イオンモール寝屋川店
- ダイエー京橋店
- 江坂店(東急ライブプラザ ブーミン江坂3階)- 2012年10月14日閉店[38]
- 兵庫県
中国・四国・九州
- 広島県
- 愛媛県
- エミフルMASAKI店[14]
- イオン松山店 - 2018年9月24日閉店[39]
- 福岡県