ロシアの言語

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公用語 ロシア語が国全体での公用語[1] その他に35言語がそれぞれの地域で公用語として用いられる
主な外国語

13–15%が外国語知識ありと回答[2][3]

  1. 英語(外国語話者の80%。人口の11%相当)
  2. ドイツ語(16%)
  3. フランス語(4%)
  4. トルコ語(2%)
ロシアの言語
公用語 ロシア語が国全体での公用語[1] その他に35言語がそれぞれの地域で公用語として用いられる
国語 ロシア語
主な外国語

13–15%が外国語知識ありと回答[2][3]

  1. 英語(外国語話者の80%。人口の11%相当)
  2. ドイツ語(16%)
  3. フランス語(4%)
  4. トルコ語(2%)
手話 ロシア手話英語版
一般キー配列

すべてのロシアの言語(ロシアのげんご)のうち、最も広く話されているのはロシア語であり、国家レベルでは唯一の公用語である。そのほか、ロシアのさまざまな地域で公用語と見なされている35の言語がある。今日、ロシアでは100を超える少数言語が話されている[4]

ロシア憲法の新たな条文では、ロシア語を「国家を形成する国民の言語」と規定している[5]。これは2020年にウラジーミル・プーチンが大統領令を出し、国民投票を経て、2020年7月4日に発効した[6]

1991年のソビエト連邦の解体後に生まれた多くの国々で、ロシア語はその支配的な地位を失った。しかしロシアではロシア語の優越が続いている。今日、ロシアの人口に占めるロシア人の割合は約80%だが、ロシアの公立学校の生徒の97%は、教育のほとんどあるいはすべてをロシア語で受けている。

公用語

その他の公認されている言語

バシコルトスタン共和国政府英語版は少数民族の言語を保護および保護することを目的とした地域法として、国の言語に関する法律を制定している[42][43]。この法律では一般的な原則として、言語の平等および権利の尊重を定めている。中央政府レベルの活動が主要言語に依存することを認める一方で、地方レベルではそれぞれの地域の言語を認めており、たとえば道路その他の標識や地名表示などについて、その地域の言語で行うことができとしている[44]マリ・エル共和国タタールスタン共和国ウドムルト共和国ハカス共和国チュクチ自治管区でも同様の法律が制定されている。

連邦法「ロシア連邦の国民の言語について」[45]は、連邦構成主体に対して、少数民族の居住地域に限定した追加公用語の制定を認めている。この法律の下で、次の15の言語が、それぞれの地域でなんらかの優遇措置を受けている。

移住者の言語

旧ソ連共和国(特にコーカサスと中央アジア)からロシアへの大量移住の結果として、様々な非先住民言語を使う移住労働者英語版が存在する。たとえば、2014年には240万人のウズベク国民と120万人のタジク国民がロシアにいた[46]

移民労働者の数と比較すると、それらの母国と同じ民族的背景のロシア国民ははるかに少数である(2010年全ロシア国勢調査から、単位千人):

アルメニア語 830
アゼルバイジャン語 515
カザフ語 472
ウズベク語 245
キルギス語 247
タジク語 177
ジョージア語 102
ルーマニア語 90

ロシアの危機に瀕する言語

ロシアには多くの危機に瀕する言語がある。いくつかは絶滅の危機に瀕していると見なされており、ロシアにおける危機に瀕する言語の一覧英語版に掲載されている。掲載言語の一部は、直近の調査後に絶滅した可能性もある。一方、一部の言語は、話者が少数であっても存続する可能性がある。

エスノローグの情報が1959年の国勢調査結果に基づいているセルビア語のように、疑わしいデータしかない言語もある。

絶滅の危機に瀕している言語

以下のほとんどの数値は、マイケル・クラウス英語版 (1995)によるものである。この中には、調査以降にすでに絶滅した言語が含まれているかもしれない。1997年にケレク語ユグ語は絶滅した。

外国語

レバダセンターが2005年から2008年に行ったさまざまな調査によると[2]、ロシア人の15%が外国語知識を有している。以下は1つ以上の外国語知識を持つとの回答者の内訳である。

「自由に話すことができる」:
英語 80%
ドイツ語 16%
フランス語 4%
トルコ語 2%
その他 9%
2006年11月調査。15-29歳の1775人の回答
「新聞を読むのに十分な知識がある」:
英語 44%
ドイツ語 15%
ウクライナ語、ベラルーシ語、その他のスラブ語 19%
他のヨーロッパの言語 10%
その他すべて 29%
2005年1月調査。全年齢の2100人の回答

外国語の知識は、若中年層では目立って高い。少なくとも1言語について、18-24歳の38%は「辞書があれば翻訳」でき、11%は自由に読んだり話したりできる。25-39歳の場合、これらの数値はそれぞれ26%と4%となっている。

外国語知識の有無は社会集団によって異なる。人口10万人以上の大都市で最も高く(15-18%)、モスクワでは35%まで上昇する。高等教育を受け、経済的および社会的地位の高い層が、外国語知識でも最も高くなると予想される。

2014年4月のレバダセンターによる新しい調査の結果は以下の通り。

少なくとも1言語を自由に話すことができる:
英語 11%
ドイツ語 2%
スペイン語 2%
ウクライナ語 1%
フランス語 < 1%
中国語 < 1%
その他 2%
外国語を話せるが自由にとは言えない 13%
外国語は一切話せない 70%
2014年4月調査。18歳以上の1602人の回答

年齢と社会的プロファイリングは同様であり、外国語の知識は、高等教育と高い社会的地位を持ち、大都市に住む若中年層で目立って高い。

18世紀と19世紀には、フランス語が上流階級のロシア人の間での共通言語だった。これはピョートル大帝による欧州志向に由来し、フランス革命後に加速した。しかしナポレオン戦争でフランスと戦った後、ロシアはフランスへの傾倒を弱めた[47]

言語教育

ロシア教育科学省は毎年、学校で使用されている言語に関する統計を公開している。

2014/2015年度の情報では、1370万人のロシアの学生生徒のうちの圧倒的多数、1310万人(96%)がロシア語で教育を受けていた。約160万人、つまり12%の学生生徒が、(ロシア語以外の)母国語を学校科目として学んでいた。そのなかで比較的多いのはタタール語、チェチェン語、チュヴァシ語で、それぞれ347,000人、253,000人、107,000人の学生生徒が存在した。

2013/2014年に外国語を学んだ学生数(単位千人):

英語 11,194.2
ドイツ語 1,070.5
フランス語 297.8
スペイン語 20.1
中国語 14.9
アラビア語 3.4
イタリア語 2.9
その他 21.7

脚注

関連書籍

関連項目

外部リンク

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