六尺棒
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※以下、東大落語会編『落語事典 増補』掲載の内容に準拠する[2]。
道楽息子の幸太郎が吉原から帰宅して目立たないように家に入ろうとすると、気付いた父親の幸右衛門がわざと幸太郎の友人に話しかける形で「あんな道楽者は勘当したと伝えてくれ」と口にする。幸太郎が「家を他人に取られるのは嫌だから火を付ける」と答えると、驚いた父親は六尺棒を持って表に出たが、すでに逃げた後だった。父親は後を追うものの体力の差で追いつくことができず、町内を一回りした幸太郎は先に自宅に戻り、父親が開けたままの扉から中に入って扉を閉めて心張り棒をかけてしまう。遅れて戻ってきた父親が扉を叩くと幸太郎は、さきほどの父を真似て父の友人に話す体で「あの分だと身上をどんなに大きくするからわからないから、勘当したと伝えてくれ」と答える。それを聞いた父親は「そんなに真似したければ六尺棒を持って追いかけてこい」と返事した。