南場智子
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国籍
日本
職業
株式会社ディー・エヌ・エー
代表取締役会長
株式会社横浜DeNAベイスターズ
取締役オーナー
株式会社デライト・ベンチャーズ
代表取締役
株式会社デライト・ビルダー
代表取締役
株式会社デライト・キャピタル
代表取締役
代表取締役会長
株式会社横浜DeNAベイスターズ
取締役オーナー
株式会社デライト・ベンチャーズ
代表取締役
株式会社デライト・ビルダー
代表取締役
株式会社デライト・キャピタル
代表取締役
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| 生誕 |
1962年4月21日(63歳) |
| 国籍 |
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| 出身校 |
津田塾大学卒業 ハーバード大学大学院修了 |
| 職業 |
株式会社ディー・エヌ・エー 代表取締役会長 株式会社横浜DeNAベイスターズ 取締役オーナー 株式会社デライト・ベンチャーズ 代表取締役 株式会社デライト・ビルダー 代表取締役 株式会社デライト・キャピタル 代表取締役 |
| 配偶者 | 紺屋 勝成 |
| 受賞 |
ウーマン・オブ・ザ・イヤー(2007) 第3回ニイガタ安吾賞(2018) 財界 経営者賞(2020) |
南場 智子(なんば ともこ、1962年〈昭和37年〉4月21日[1] - )は、日本の実業家、経営者。株式会社ディー・エヌ・エー創業者、代表取締役会長。NPB・横浜DeNAベイスターズオーナー。 女性初の日本プロ野球オーナー会議議長。
石油卸売業経営者だった厳格な父の下に育てられる[3]。新潟市立南万代小学校、新潟市立宮浦中学校、父が指定した新潟県立新潟高等学校へ進学し卒業[4]。大学進学を期に上京を希望するも新潟大学へ行けと父に反対され、最終的に「新潟大は男子が多い」との母の刷り込みが功を奏してか、父が指定した津田塾大学学芸学部英文学科へ進学し卒業[5]。大学4年次には成績1位の学生に与えられる奨学金で、姉妹校のブリンマー大学に1年間留学[6]
- 1986年
- 4月 マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン入社[1]
- 1988年
- マッキンゼー日本支社を退職し、ハーバード・ビジネス・スクールに入学
- 1990年
- 6月 ハーバード大学 経営大学院 修士号 取得[1]
- 1996年
- 1999年
- 2003年
- 2004年
- 9月 株式会社ディー・エヌ・エー 代表取締役社長 就任[1]
- 内閣府規制改革・民間開放推進会議委員 就任[8]。
- 2009年
- 4月 株式会社ディー・エヌ・エー 代表取締役社長 兼 執行役員最高経営責任者(CEO) 就任[1]
- 2011年
- 2013年
- 6月 株式会社ディー・エヌ・エー 取締役 兼 執行役員 就任[1]
- 2015年
- 財務省財政制度等審議会委員に就任[8]。
- 1月 NPB・横浜DeNAベイスターズ取締役オーナー 就任。プロ野球初の女性オーナーとなる[10][11]。
- 6月 株式会社ディー・エヌ・エー 取締役会長 兼 執行役員 就任[1]
- 2017年
- 2019年
- 9月 株式会社デライト・ベンチャーズ 代表取締役 就任[1]
- 2020年
- 2021年
- 2023年
- 2024年
- 2025年
生い立ちと思想
- ルーツと初期志向
- 幼少期から「失敗から学ぶことこそ成長の源泉」と考え、小さな挫折も見逃さず文章化して自己分析を行う。失敗の原因を明文化し、同じ過ちを繰り返さない仕組みを自らに課している[18][19]。
- 幼少期は「成果で評価される環境」を強く求め、性別を問わない外資系企業に憧れを抱いていた。説明会で見たマッキンゼーの先輩社員の姿に「自分もこう働きたい」と直感し、マッキンゼーとBCGのみを受験する決断をした[20][21]。
- 両親からは「誠実さと勤勉さ」を何より重視する教育を受け、課題を最後までやり抜く習慣を身につける[22]。
- 高校時代には「限られた環境では満足できない」と感じ、津田塾大学進学を自らの行動で実現。保守的な周囲を説得し、母校の教師や家族のサポートを得て上京[22]。
- 数学を得意とし、経済学を専攻して高成績で修めたため、経済学者への道も考えた[23][24][25]。
- マッキンゼーでの挑戦
- グローバル消費財プロジェクトに参画し、市場分析の精緻化と多国籍チーム運営のノウハウを習得。限られた期間でKPIを達成し、翌年から大規模グローバル案件のリードを任されるまで成長した[20][26]。
- 長時間労働と専門用語の壁に直面し、「机上の戦略のみでは限界がある」と痛感。実行フェーズへの強い志向が芽生え、その後の起業への強い動機となった。戦略策定だけでなく実践も自ら担うことを決意[20][26]。
- プロジェクトマネージャーとして初の年次予算達成を実現し、「戦略と実行は車の両輪」という哲学を社内に示した。チーム全体にアクションプランを共有し、PDCAサイクルを高速で回したことで成果を出した[27]。
- チームリーダーとして「論理より情熱」を掲げ、EQ(感情知能)を重視したマネジメントを実践。数字だけでなく、メンバーの動機づけや感情面にも配慮し、高い士気を維持し続けた[21]。
- “実行者”志向への転換
- 在籍中に「戦略提案だけでなく自ら事業を創りたい」と確信し、30代前半で創業に踏み切り、ビジネスモデルの構築から自ら手を動かした[21]。
- 起業初期は資金調達と人材確保に奔走し、「仲間を巻き込む力こそ成長の鍵」と痛感。ピッチ資料作成から交渉までを自ら担当し、少人数のチームを結成してプロジェクトを立ち上げた[28]。
- オークション事業の失敗後、自ら先頭に立ちショッピング事業への事業転換を実行。市場反応を見ながら機能追加を重ね、半年で黒字化を達成[28]。
- 「90%の確信で決断し実行する」文化を社内に浸透させ、完璧主義よりもスピードを重視する体制を構築。失敗リスクを小さく分散しつつ、次々と仮説検証を高速で回した[21][26]。
- パーソナル哲学の形成
事業家としての軌跡
- DeNA創業とビジョン
- 1999年、マッキンゼー最年少パートナーから34歳で共同創業に参画し、有限会社ディー・エヌ・エーを設立。年内に株式会社化を完了し、インターネット×ソーシャルのビジョンを打ち出した[20][21]。
- 創業期から「社会に役立つ喜び」を経営の軸に据え、利益追求だけでなく社会的インパクトを意識した事業計画を策定。CSR的視点を早期から取り入れた[28]。
- インターネット黎明期の技術領域にも積極参画し、自社開発チームを立ち上げることでスピード重視のプロダクト開発を実現した[21]。
- 経営スタイルと文化構築
- 「永久ベンチャー精神」を掲げ、定型プロセスを都度“壊して”刷新し続ける覚悟を社内に示す。大規模組織になっても変革マインドを維持するためのリセットルールを設けた[21]。
- 社員にはOKRを導入し、現状の1.2~1.3倍チャレンジングな目標をストレッチアサイン。個々の成長機会と組織成果を両立させる仕組みを構築した[19]。
- 失敗をナレッジ化し、社内Wikiに「失敗ケーススタディ」を常設。責任転嫁を防ぎ、学びを全社で共有する文化を醸成した[29]。
- 社内ハッカソンやフィードバックポータルを定期開催し、社員発のイノベーションを制度として支援。オープンイノベーションの機会を社内に定着させた[26]。
- 事業転換と多角化戦略
- 2005年以降、ゼロベースで採用・戦略・意思決定プロセスを再構築し、ソーシャルゲームや広告、ヘルスケアなど新規領域に順次参入。各事業の成功要因を横展開する仕組みを作った[21]。
- 多角化推進では、事業ごとのKPIを細分化し、少数精鋭チームへ裁量を付与。早期成功モデルを速やかに全社展開し、事業リスクを分散した[19]。
- 市場環境の激変に対応するため、各事業のROIを月次レビューし、柔軟な資源配分を行う仕組みを確立。財務面と事業面のバランスをリアルタイムで管理した[28]。
- 競合優位を保つため「パイロット&スケール」文化を根付かせ、小規模実験の成功モデルを迅速にスケールアップできる体制を整えた[21]。
- 人材戦略と組織開発
DeNAベイスターズオーナーとして
- オーナー就任と獲得経緯
- 2011年3月、横浜市や地元企業との協議を経て横浜DeNAベイスターズのオーナー権を正式取得。地域密着型経営を掲げ、ファン基盤の強化を開始[30]。
- 2016年には横浜スタジアム運営権も獲得し、興行収益と施設インフラを一体化。試合以外の収益機会も創出し、球団経営の安定化を図る[30]。
- 球団取得直後は赤字経営だったものの、オフシーズンのファンイベント拡充や地域連携強化策により収支を改善。数年で黒字化[30]。
- オーナー就任時には「スポーツは社会を元気にする力」と語り、球団運営を通じた社会貢献活動にも積極投資すると宣言[29]。
- 2024年シーズンの観客動員数は235万5千人を突破し、26年ぶりの日本一達成に貢献。ビジョン実現の手応えを得た[30]。
- 委譲のマネジメント
- 現場スタッフへの意思決定権を積極的に委譲し、月次ミーティングで経営トップとしての覚悟とビジョンを共有。自律分散型組織を実現[26]。
- 各部門長には予算・人員配置の裁量を与え、現場最適化を迅速に実現するフラットな組織体制を構築。意思決定のスピードと責任を両立させた[26]。
- 意思決定プロセスは「70%の情報でも決断して進める」ルールを制定し、完璧主義を排して迅速なアクションを奨励[26]。
- デジタル戦略とファンエンゲージメント
著書
- 『不格好経営: チームDeNAの挑戦』日本経済新聞出版、2013年6月1日。ISBN 978-4532318956。
受賞歴
- 『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』(2007年)[31]
- 『第3回 ニイガタ安吾賞』(2018年)[32]
- 『財界』経営者賞(2020年)[33]