未亡人と司祭
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| ロシア語: Посещение священника 英語: The Widow and Her Priest | |
| 作者 | ジャン=バティスト・グルーズ |
|---|---|
| 製作年 | 1782-1786年 |
| 素材 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 128 cm × 160.5 cm (50 in × 63.2 in) |
| 所蔵 | エルミタージュ美術館、サンクトペテルブルク |
『未亡人と司祭』(みぼうじんとしさい、露: Посещение священника、英: The Widow and Her Priest)は、18世紀フランスの画家ジャン=バティスト・グルーズが1782-1786年にキャンバス上に油彩で制作した風俗画である。1782年5月14日、ロシア皇帝エカチェリーナ2世の息子パーヴェル大公 (後のパーヴェル1世) が妻との旅行中、パリのグルーズを訪ねたが、この作品を彼から直接購入したという証拠はない。しかし、その後すぐにロシアへ送られたと考えられる[1]。作品は1934年以来[2]、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館に所蔵されている[1][2]。
グルーズは、同時代のロココ様式の画家の作品とは大きく乖離した、独創的な芸術観にもとづく道徳的絵画を制作した。彼は美術愛好家、特にパリの知的サークルに属する美術愛好家にすぐに知られるようになり、なかでも哲学者で美術批評家でもあったドゥニ・ディドロに高く評価された。グルーズは、1769年に王立絵画彫刻アカデミーの正会員として認められている[1]。
本作は風俗画的情景と歴史画の双方の要素を備えており、グルーズの時代の状況における教会の役割を表現している点で、非常に珍しい作品である[1]。1786年にはジャン=シャルル・ル・ヴァスールが本作にもとづく『未亡人と司祭』という版画を制作した[1]が、グルーズは本作の主題について書簡で以下のように記している。「すでに私が扱っている様々な人物像の続きである。司祭が助言をして未亡人と子供たちを援助し、彼らに道徳的教訓を与えるところである」[2]。
大英博物館 (ロンドン) にある本作のための素描は4人の人物、すなわち、司祭、未亡人、彼女の娘、小さな息子を表しており、画家の非常な観察力を明らかにしている[2][3]。この素描では、座っている司祭が彼の前に立っている未亡人にジェスチャーをしており、中央には座っている女性が表されている[3]。