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決算行政監視委員会

日本の衆議院における常任委員会の一つ From Wikipedia, the free encyclopedia

決算行政監視委員会(けっさんぎょうせいかんしいいんかい)は、日本の衆議院における常任委員会の一つ。国会法第41条2項15号に規定される。

2014年5月、衆議院決算行政監視委員会の様子

決算行政監視委員会は、衆議院のみに置かれる常任委員会であり、第141回国会まで設置されていた決算委員会を発展的改組した性格を有す。

参議院では決算委員会と行政監視委員会に分かれている。

概要

決算行政監視委員会は、衆議院のみに置かれる常任委員会である。決算行政監視委員会が最初に置かれたのは、1998年1月12日に召集された第142回国会である。

決算行政監視委員会は衆議院規則により所管が定められており、決算、決算調整資金からの歳入への組入れの承諾、国庫債務負担行為総調書、国有財産増減及び現在額総計算書並びに無償貸付状況総計算書、その他会計検査院の所管、会計検査院が行う検査の結果並びに総務省が行う評価及び監視並びに総務省が評価及び監視に関連して行う調査の結果についての調査、行政に関する国民からの苦情の処理、行政監視及びこれに基づく勧告を対象とする(衆議院規則92条15号)。

委員会の委員は、議院において選任される(国会法42条1項)。委員の選任は、すべて議長の指名によって行われる(衆議院規則37条)。実際には、各議院運営委員会において、各会派の議席数に応じて各委員会の委員の員数も配分され、個別の人事は配分された員数の範囲内で各会派によって行われる。

委員長は、委員の互選(国会法第25条)もしくは議長において指名(衆議院規則第15条第1項)で選任されると定められているが、後者の場合がほとんどである。この場合、事前に各会派間で協議された常任委員長各会派割当てと会派申出の候補者に基づいておこなわれる。なお、委員長に事故があった場合は理事が職務を行うことになっている(衆議院規則第38条第2項)。

理事の選任は委員の互選(衆議院規則第38条第2項)となっているが、第1回国会以来すべて委員長の指名により行われている。理事の員数および各会派割当ては議院運営委員会で決定した基準により、衆議院議員総選挙など会派の構成が大きく変わった際に見直される。

組織

衆議院決算行政監視委員会の員数は40人である(衆議院規則92条)。委員長1名、理事8名が選出または指名される。

衆議院決算行政監視委員会の組織
2026年(令和8年)5月27日現在[1]

委員の選任

  • 衆議院における委員の選任は、総選挙後初めて召集される会期の始めに行われる(国会法第42条および衆議院委員会先例集9号)か、国会法または衆議院規則の改正により必要となったとき(衆議院委員会先例集10号)のみであり、その他の場合は異動とみなし、委員の辞任と補欠選任で対処することになっている。
  • 多くの会派は、総選挙後の国会と毎年秋に召集される臨時国会の冒頭で各委員の構成を見直すことを例としていることから、実際に委員の構成が大きく変わるのはその際である。
  • 委員の会派割当数は所属議員の比率により議院運営委員会において決定される(国会法第46条および衆議院委員会先例集12号)。

所管事項

衆議院決算行政監視委員会の所管事項は次の通り(衆議院規則92条)。

  1. 決算
  2. 予備費支出の承諾に関する事項
  3. 決算調整資金からの歳入への組入れの承諾に関する事項
  4. 国庫債務負担行為総調書
  5. 国有財産増減及び現在額総計算書並びに無償貸付状況総計算書
  6. その他会計検査院の所管に属する事項
  7. 会計検査院が行う検査の結果並びに総務省が行う評価及び監視並びに総務省が評価及び監視に関連して行う調査の結果についての調査に関する事項
  8. 行政に関する国民からの苦情の処理に関する事項
  9. 1から8までに掲げる事項に係る行政監視及びこれに基づく勧告に関する事項

国政調査案件

  1. 歳入歳出の実況に関する事項

分科会

行政監視に関する小委員会

2011年11月16日・17日、初めて設置した行政監視に関する調査を行う小委員会を開催した。委員は民主党9人、自民党4人、公明党1人の計14人。小委員長は新藤義孝。立法府である国会による事業仕分けであり[2][3]、行政刷新会議の事業仕分けと異なり、与野党の代議士が委員として事業仕分けを行う。行政のテーマごとに政務三役から政策目標を聴取し、民間から各党が選んだ分野ごとの参考人を招き意見を聴取し、委員が仕分けを行う。小委員会の議論は決算行政監視委員会に報告され、決議または勧告を出す。2011年12月8日、藤村修内閣官房長官は決議の趣旨を踏まえ、政府として適切に対処すると委員会で発言している。またその後、次年度などの予算委員会や決算行政監視委員会で審議されることもある。事業仕分けの審議は衆議院TVで中継された。

歴代委員長

さらに見る 代, 氏名 ...
代 氏名 所属政党 在職期間
初代 粕谷茂 自由民主党 1998年1月-1998年4月
2代 原田昇左右 自由民主党 1998年4月-1999年10月
3代 中村正三郎 自由民主党 1999年10月-2000年6月
4代 衛藤征士郎 自由民主党 2000年7月-2000年12月
5代 持永和見 自由民主党 2001年1月-2002年1月
6代 渡海紀三朗 自由民主党 2002年1月-2002年10月
7代 山口俊一 自由民主党 2002年10月-2003年10月
8代 佐々木秀典 民主党 2003年11月-2004年1月
9代 石井一 民主党 2004年1月-2004年5月
10代 細川律夫 民主党 2004年5月-2005年8月
11代 筒井信隆 民主党 2005年9月-2006年9月
12代 仙谷由人 民主党 2006年9月-2007年9月
13代 枝野幸男 民主党 2007年9月-2009年1月
14代 川端達夫 民主党 2009年1月-2009年7月
15代 今村雅弘 自由民主党 2009年9月-2010年10月
16代 大村秀章 自由民主党 2010年10月-2011年1月
17代 新藤義孝 自由民主党 2011年1月-2012年10月
18代 後藤田正純 自由民主党 2012年10月-2012年11月
19代 谷畑孝 日本維新の会 2012年12月-2013年10月
20代 松浪健太 日本維新の会 2013年10月-2014年9月
21代 石関貴史 日本維新の会 2014年9月-2014年11月
22代 石関貴史 日本維新の会 2014年12月-2016年1月
23代 松木謙公 民進党 2016年1月-2016年9月
24代 玄葉光一郎 民進党 2016年9月-2017年9月
25代 荒井聰 立憲民主党 2017年11月-2018年10月
26代 海江田万里 立憲民主党 2018年10月-2019年10月
27代 生方幸夫 立憲民主党 2019年10月-2020年10月
28代 馬淵澄夫 立憲民主党 2020年10月-2021年10月
29代 原口一博 立憲民主党 2021年11月-2022年10月
30代 江田憲司 立憲民主党 2022年10月-2024年1月
31代 小川淳也 立憲民主党 2024年1月-2024年10月
32代 鈴木義弘 国民民主党 2024年11月-2025年10月
33代 村岡敏英 国民民主党 2025年10月-2026年1月
34代 山口壯 自由民主党 2026年1月-
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脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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