第一ライフグループ

日本の東京都千代田区にある金融持株会社 From Wikipedia, the free encyclopedia

株式会社第一ライフグループ(だいいちライフグループ、: Daiichi Life Group, Inc.)は東京都千代田区有楽町に本社を置く、日本金融持株会社

概要 種類, 機関設計 ...
株式会社第一ライフグループ
Daiichi Life Group, Inc.
商号変更後の新ロゴ(2026年4月~)
種類 株式会社
機関設計 監査等委員会設置会社[1]
市場情報
東証プライム 8750
2010年4月1日上場
本社所在地 日本の旗 日本
100-8411
東京都千代田区有楽町一丁目13番1号
第一生命日比谷ファースト
設立 1902年(明治35年)9月15日
(第一生命保険相互会社)
業種 保険業
法人番号 8010001131752 ウィキデータを編集
事業内容 保険持株会社
代表者 (2026年4月1日)
資本金
  • 3443億5300万円
(2026年3月31日現在)[2]
発行済株式総数
  • 36億2189万5219株
(2026年3月31日現在)[2]
売上高
  • 連結:6兆9440億6600万円
(保険料等収入。2026年3月期)[2]
経常利益
  • 連結:7536億8800万円
(2026年3月期)[2]
純利益
  • 連結:4365億9700万円
(2026年3月期)[2]
純資産
  • 連結:4兆2542億1200万円
(2026年3月期)[2]
総資産
  • 連結:74兆1590億9600万円
(2026年3月期)[2]
従業員数
  • 連結:6万138名
(2025年3月期)[2]
決算期 3月31日
会計監査人 有限責任あずさ監査法人[2]
主要株主 (2026年3月期)[2]
主要子会社
関係する人物
外部リンク www.daiichilife-group.com
特記事項:2025年4月1日、普通株式1株を4株とする株式の分割を実施している。
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第一生命ホールディングス時代のロゴ(2016年10月1日 - 2026年3月30日)

2010年4月以降、第一生命保険(2代目)の組織形態も株式会社であり、多くの生命保険会社に見られる相互会社ではない。旧社名は第一生命ホールディングス株式会社: Dai-ichi Life Holdings, Inc.)。

日経平均株価およびTOPIX Large70JPX日経インデックス400の構成銘柄の一つ[3][4][5]

概要

1902年(明治35年)9月15日、日本初の相互会社形式による生命保険会社として設立された。日本国内で初の相互会社であるという意味を込めて、社名に「第一」という文字を戴いていた[6]

総資産ではかんぽ生命保険日本生命保険に次ぐ業界3位である[7]

2010年(平成22年)4月1日、株式会社に改組し、東証第一部市場に新規上場。改組にあたり、保険契約者には保険金支払実績に応じて、株式の受取り、若しくは相当分の現金支給の何れかを選択する措置を講じた。

2011年(平成23年)3月29日、日経平均株価の構成銘柄に採用された[8]

2026年(令和8年)4月1日、生命保険事業以外のセグメント拡大を見据え、社名を株式会社第一ライフグループに変更[9]。また、同社や第一生命保険を含め、ほとんどのグループ各社のコーポレートロゴが「Daiichi Life Flag」と呼ばれる青のシンボルマークと「Daiichi Life Group」を組み合わせたコーポレートロゴに統一[注 1]され、一部のグループ企業は商号変更(例:ネオファースト生命保険(→第一ネオ生命保険、アイペット損害保険(→第一アイペット損害保険)も実施された[10]。社名変更に先駆け、ホームページ内やTVCM(2025年12月から)[注 2][11]での事前告知も行われ、子会社の第一生命保険のTVCMも2025年(令和7年)12月の最新分から冒頭のサウンドロゴを「Daiichi Life Group」に変更した。

特徴

株式会社への転換上場

東証は株主数の多さ(約150万人)や注目度・知名度の高さ等を鑑み、売買注文殺到によるシステム障害等を防ぐため、上場初日の取引について、13:00に1度だけ売買を成立させる「一本値方式」で初値を決定し、その1回限りで当日の取引を終了させる特別措置を講じた[12][13]

初値は公開価格(14万円)より2万円高い16万円であった[14]。株式会社への改組にあたって多くの保険契約者が同社株式を受け取ったため、2012年3月31日現在で約100万人を超える株主を抱える。

上場後の株価水準

産経新聞の報道によると、上場後の株価は値下がり傾向にある。2010年6月28日の上場後初の株主総会では、ほぼ全ての株主が「含み損」を抱えた状態での総会開催となったため、多くの株主から、株価に関する強い調子の発言が相次いだと報道されている[15]

株主からの質問に対し、会社側は「海外を含めた成長分野に取り組んでいく。マーケットに対して説明をしっかりしてコミュニケーションを取っていきたい」、「私どものIRはまだまだ不足している。IR活動にしっかり取り組んでいきたい」と答えた[16]

業務提携

みずほフィナンシャルグループとは全面的に業務提携を行っている[17]。また、2000年(平成12年)8月に安田火災海上保険(後の損害保険ジャパン日本興亜、現在の2代目損害保険ジャパン)、同年9月にアメリカンファミリー(現・アフラック生命保険)、2007年7月にりそなホールディングスと業務提携した。さらに、金融機関代理店向け商品の提供を目的に、業界ではじめて生保子会社の第一フロンティア生命を設立した。

沿革

  1. 持株会社体制に移行[21]。(1)商号を第一生命保険から、第一生命ホールディングス株式会社に変更。(2)生命保険事業を、2代目第一生命保険(旧・第一生命分割準備)に吸収分割。
  2. メガバンクみずほフィナンシャルグループと、資産運用事業を合弁事業化[22][23]。(1)第一生命HDとみずほFGの合弁でアセットマネジメントOne(アセマネOne)を設立。(2)アセマネOneがDIAMアセットマネジメントみずほ投信投資顧問新光投信の3社を吸収合併の上でみずほ信託銀行の資産運用部門を吸収分割で承継。
  • 12月26日 - 連結子会社のネオファースト生命保険(現・第一ネオ生命保険)と共に、ふくおかフィナンシャルグループ・iBankマーケティング(ふくおかFG子会社)と業務提携で合意[24]
  • 2017年(平成29年)2月21日 - オーストラリア法人のTAL社が大手航空会社カンタス航空と、生命保険で業務提携[25]
  • 2018年(平成30年)4月23日 - 楽天グループ楽天生命保険と業務提携[26]
  • 2019年(平成31年・令和元年)
  • 2020年(令和2年)
    • 6月9日 - 海外事業の中間持株会社体制への移行を発表[29]。同年7月から9月までをめどに、中間持株会社の第一生命インターナショナルホールディングスを設立(同年10月以降をめどに、海外子会社の管理機能を中間持株会社に移譲予定)。
    • 10月1日 - 相互住宅を子会社化[30]
    • 11月19日 - 2代目第一生命保険・QOLead・みずほ銀行みずほ情報総研・みずほ第一フィナンシャルテクノロジーの5社間で、ヘルスケア分野で業務提携[31]
    • 11月19日 - 2代目第一生命保険がIBJと、婚活支援で業務提携[32]
    • 12月9日 - 一部海外子会社[注 3]の保有分全株式を、中間持株会社の第一生命インターネショナルHDに移管したことを発表[33]
  • 2021年(令和3年)
  • 2022年(令和4年)8月1日 - 資産運用の開発子会社のバーテックス・インベストメント・ソリューションズを設立[38]
  • 2023年(令和5年)1月17日 - 大手ペット保険のアイペットホールディングスを買収[39]
  • 2024年(令和6年)
    • 3月 - ベネフィット・ワンを子会社化[40][41]
    • 6月28日 - アイペット損害保険(現:第一アイペット損害保険)が、アイペットホールディングスを吸収合併[42]
    • 12月 - 大手不動産仲介のAnd Doホールディングスと資本業務提携[43]
  • 2025年(令和7年)
    • 2月25日 - 大手総合商社丸紅と、国内不動産事業を統合すると発表[44]。同年7月1日をめどに、丸紅と合弁で国内不動産事業の中間持株会社[注 4]を設立し、それぞれの国内不動産事業の子会社を集約する[45]
    • 5月13日 - 中間持株会社の第一生命インターナショナルHDがOcean Life Insurance PCLの保有分全株式(24%)を、同社創業者一族に売却すると発表[注 5][46][47]
    • 5月30日 - 英国大手生保のM&Gと戦略的パートナーシップを締結[48]。同社の株式約15.0%を、約1648億円で取得[49][50]
    • 7月1日 - 丸紅との国内不動産事業の統合が完了。丸紅との折半出資で、中間持株会社の第一ライフ丸紅リアルエステートを設立[51]
    • 10月24日 - ホテルの開発・運営などを展開するウェルス・マネジメントと、不動産事業で資本業務提携。同社の発行済み株式28.47%を約66億円で取得[52]
    • 11月4日 - 2代目第一生命が同社子会社のアセットガーディアンについて、(1)同年12月1日をめどに、アセットガーディアンの保険ショップ事業をアイリックコーポレーションに、法人事業をホロスプランニングにそれぞれ譲渡すること。(2)翌2026年2月から3月までをめどに、同じく2代目第一生命の子会社のアルファコンサルティングが、事業譲渡後のアセットガーディアンを吸収合併することをそれぞれ発表[53]
    • 12月1日 - 持分法適用会社であった日本物産(現・第一ライフ物産)の発行済み全株式を取得[54]
  • 2026年(令和8年)
    • 4月1日 - 社名を株式会社第一ライフグループに変更。

歴代社長

さらに見る 代, 氏名 ...
氏名就任日退任日出身校  備考
第一生命保険
1柳沢保恵1902年1915年学習院(現・学習院大学
2矢野恒太1915年1938年第三高等中学校(現・岡山大学医学部
3石坂泰三1938年1946年東京帝国大学法学部(現・東京大学法学部
4矢野一郎1947年1959年東京帝国大学農学部(現・東京大学農学部
5浜口吉兵衛1959年1964年東京帝国大学法学部(現・東京大学法学部)
6矢田恒久1964年1970年東京帝国大学法学部(現・東京大学法学部)
7塚本亮一1970年1977年東北帝国大学法文学部(現・東北大学法学部、同文学部
8牧山公郎1977年1981年東京帝国大学経済学部(現・東京大学経済学部
9西尾信一1981年1987年慶應義塾大学法学部
10桜井孝頴1987年1997年東京大学経済学部
11森田富治郎1997年2004年東京大学法学部
12斎藤勝利2004年2010年一橋大学商学部
13渡邉光一郎2010年2016年東北大学経済学部
第一生命ホールディングス
13渡邉光一郎2016年2017年東北大学経済学部
14稲垣精二2017年2023年慶應義塾大学経済学部
15菊田徹也2023年現職一橋大学商学部
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グループ理念

  • グループミッション
一生涯のパートナー(相互会社時代から)
  • グループビジョン
いちばん、人を考える会社になる。
株式会社への転換に合わせて、グループ全体の新スローガンとして制定された。

国内保険事業

参照:[55][2]

生命保険

第一生命保険株式会社
大手生保サービス(リテール・ホールセール・グローバル)[56]。旧社名: 第一生命分割準備。第一ライフグループ(100.0%)

保険関連】

不動産

アセットマネジメント

FinTech

【コーポレート】

第一フロンティア生命保険株式会社

年金保険終身保険などの貯蓄系商品を軸とする個人向け生保サービス。第一ライフグループ(100.0%)

第一ネオ生命保険株式会社

医療保険を軸とする保険契約者向け生保サービス。旧社名: ネオファースト生命保険。第一ライフグループ(100.0%)

損害保険

第一アイペット損害保険株式会社

大手ペット保険サービス。旧社名: アイペット損害保険。第一ライフグループ(100.0%)

海外保険事業

第一ライフインターナショナルホールディングス合同会社
海外保険事業の統括・管理。旧社名: 第一生命インターナショナルホールディングス。第一ライフグループ(100.0%)

アジア・パシフィック

  • Daiichi Life Asia Pacific Pte. Ltd.(100.0%):統括対象企業の事業管理・支援

北米

  • DLI North America Inc.(100.0%):北米事業の統括・管理
  • Protective Life Corporation(100.0%):保険持株会社

北米

Dai-ichi Life Reinsurance Bermuda Limited

英国バミューダ諸島の再保険事業。第一ライフグループ(100.0%)
DL - Canyon Investments LLC
中間持株会社。第一ライフグループ(100.0%)
  • CP New Co LLC:中間持株会社。DL - Canyon Investments(19.9%)、Canyon Holdco LLC(80.1%)

Asset Management One USA Inc.

米国のアセットマネジメントサービス。第一ライフグループ(49.0%)、Mizuho Americas, LLC.(51.0%)

欧州

Dai-ichi Life International (Europe) Limited
欧州市場でのインシュアテック、ヘルステックなどの先進技術の調査等。第一ライフグループ(100.0%)

アセットマネジメント事業

アセットマネジメントOne株式会社
大手総合アセットマネジメントサービス。第一ライフグループ(49.0%)、みずほフィナンシャルグループ(51.0%)

バーテックス・インベストメント・ソリューションズ株式会社

クオンツ運用を中心とした資産運用ソリューションカンパニー。第一ライフグループ(100.0%)

トパーズ・キャピタル株式会社

大手プライベート・デット・ファンドの運営。第一ライフグループ(73.1%)、野村ホールディングス他(計26.9%)
  • ティー・シー・パートナーズ株式会社(100.0%):中堅・中小企業向け融資ファンドの運用等

不動産事業

第一ライフ丸紅リアルエステート株式会社

不動産事業の統括・管理。第一ライフグループ(50.0%)、丸紅(50.0%)

【不動産ファイナンス】

デベロッパー

プロパティマネジメント

その他事業

福利厚生
株式会社ベネフィット・ワン
総合福利厚生サービス「Benefit Station」の運営等。第一ライフグループ(100.0%)
  • Benefit One International Pte. Ltd.(100.0%):海外事業の統括・管理
ヘルスケア
株式会社 QOLead
健康増進アプリ「QULism」の企画・開発等。第一ライフグループ(100.0%)
ITシステム
第一ライフテクノクロス株式会社
第一生命グループ向けシステムインテグレーションサービス。旧社名: 第一生命情報システム。第一ライフグループ(100.0%)
商社
株式会社第一ライフ物産
ディズニーキャラクターグッズを用いた第一生命保険のセールスプロモーションの支援サービス等。旧社名: 日本物産。第一ライフグループ(100.0%)
シンクタンク
株式会社 第一ライフ資産運用経済研究所
日本国内外のマクロ経済金融市場などに関する調査研究等。旧社名: 第一生命経済研究所。第一ライフグループ(81.7%)

関連団体

スポーツ活動

女子陸上競技部
概要 第一ライフグループ, 正式名称 ...
第一ライフグループ
正式名称 Daiichi Lifeグループ女子陸上競技部
愛称 -
競技種目 陸上競技
創設 1990年
本拠地 東京都世田谷区
ウェブサイト 公式サイト
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Daiichi Lifeグループ女子陸上競技部(ダイイチライフグループじょしりくじょうきょうぎぶ)は、1990年4月に創設された。マラソンでは1997年に東京国際女子マラソンで伊藤真貴子が、2008年に尾崎好美が優勝しているほか、2024年に鈴木優花パリオリンピック女子マラソンで6位入賞を果たしている。駅伝では、全日本実業団対抗女子駅伝競走大会でこれまでに2回優勝している(2002年、2011年)。

歴代監督

社会との関わり

保有株

提供番組

終了した提供番組

不祥事等

出向先からの個人情報の不正取得問題
2024年8月8日、第一生命ホールディングスは、保険子会社の第一生命の社員が出向先で得た個人情報を、同じく第一生命ホールディングス子会社のネオファースト生命に漏洩していたことを発表した[59]
不正の内容としては、2018年1月から2024年7月にかけて、保険代理店運営のアイリックコーポレーションに出向していた第一生命の複数の社員が、アイリックコーポレーションが有していた競合他社の顧客情報(生年月日や氏名など約7万人分に上る)を、ネオファースト生命に漏洩していたというもの。
一部メディアは、今回の情報漏洩は他社の販売シェアの把握などを目的とするネオファースト生命の依頼を受けたものであり、ネオファースト生命が組織ぐるみで出向者らに情報を漏洩させたと報じている[60]。なお、第一生命とネオファースト生命の親会社の第一生命ホールディングスは、2024年8月時点で情報漏洩による二次被害などはないとしている。
出向先の内部情報の不正取得問題
2026年2月12日、第一生命ホールディングスはいずれも保険子会社の第一生命、第一フロンティア生命、ネオファースト生命の3社(以下、「第一生命ら3社」という)の社員らが、出向先で得た内部情報を不正に持ち出していたことを公表した[61]
不正の内容としては、2021年4月から2025年10月にかけて第一生命ら3社の社員ら64名が、銀行や保険代理店など28社に出向した際、その出向先で保管されていた競合他社の商品情報や顧客情報など合わせて1155件の情報を、会社メールや個人のスマホなどで取得するなど無断で持ち出していたうえに、会社内で共有していたというもの[62]
これらを受けて、第一生命ら3社の親会社の第一生命ホールディングスの菊田徹也社長と稲垣精二会長は月額報酬の3割を、1ヵ月間自主返納する。また、第一生命ら3社の社長はそれぞれ月額報酬の15%を、1ヵ月間自主返納する。さらに、第一フロンティア生命の明石衛社長(第一生命ホールディングスの専務を兼任)を懲戒処分とする処分をそれぞれ公表した[63]
なお、今回の「産業スパイ」とも捉えかねない不祥事は第一生命ホールディングス、日本生命保険明治安田生命保険住友生命保険の大手生保4社で横行しており(大手生保4社で計3500件超)、一部メディアは、これらはすべて大手生保4社の各社本社部門からの「指示」で行われたものだと報じている[64][65]。一方で、大手生保4社は、「組織的な指示」を否定し、2026年4月からは銀行や保険代理店などへの出向を原則廃止することとした[66]

脚注

外部リンク

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