谷正純

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谷 正純(たに まさずみ、1952年または1953年 - 2025年4月5日)は、宝塚歌劇団の演出家。日本大学芸術学部映画学科出身[1]東京都出身[2]

映画が好きで、映画監督志望だったが、菅沼潤正塚晴彦といった日芸の先輩が宝塚歌劇団に入っていた関係で、学校に演出助手の募集があり、宝塚歌劇団は宝塚映画とは関係が深いので「そこから宝塚映画へ行けるかもしれない」という動機で応募した。

大学在学中には、日本テレビでアルバイトをしており、『ベルサイユのばら』の取材に携わったこともある。

1979年、宝塚歌劇団に入団。同期生には、石田昌也がいる[3]

1986年宝塚バウホール公演『散る花よ、風の囁きを聞け』(花組)で演出家デビュー[2]。大劇場デビューは1990年の「秋…冬への前奏曲[2]植田紳爾の作風を受け継ぐ演出家で、歴史・恋愛ものの大作が多い正統派の「宝塚らしい」タイプである。主役の一人称も「僕」が多い。

近年は「ベルサイユのばら」の演出も手がける。

作曲は吉崎憲治に一任し信頼しており、またトップスターの大劇場お披露目公演を手がける事が多い(紫苑ゆう、真矢みき、久世星佳、真琴つばさ、和央ようか、瀬奈じゅん、真飛聖など)

演出家のほか、宝塚歌劇団理事、宝塚音楽学校の演劇講師も務めている[3]

私生活では、元星組トップ娘役の南風まいの姉と結婚している[4]。息子は演劇プロデューサーの谷京輔[5]

2025年4月5日死去[6]。72歳没。

演出家像

和・洋問わず規模やスケールの大きい歴史物の芝居で手腕を発揮する一方で、以前は劇中内の登場人物が舞台上で倒れる(消される)シーンが多く、特に『望郷は海を越えて』などは、主役の和央ようか演じる九鬼海人と、花總まり演じる由布姫以外、結末までにほとんどの登場人物が倒れるなどの内容だったため、「脚本が荒い」、「人権無視だ」といった指摘や批判[7]が相次ぐこともあった。

しかし、近年は『1914/愛』『愛と死のアラビア』のように、史実では若くして亡くなった人物の最期を描かない、できるだけ登場人物が平和な作風に変化している。また、『THE MERRY WIDOW』や『ANOTHER WORLD』のような喜劇や、落語を題材とした作品も得意としている。

宝塚歌劇団での舞台作品

宝塚歌劇団以外での主な作品

脚注

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