1998年の千葉ロッテマリーンズ

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1998年の千葉ロッテマリーンズ
成績
パシフィック・リーグ6位
61勝71敗3分 勝率.462[1]
本拠地
都市 千葉県千葉市美浜区
球場 千葉マリンスタジアム
球団組織
オーナー 重光武雄
(代行:重光昭夫
経営母体 ロッテ
球団社長 金親良吉
監督 近藤昭仁
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1998年の千葉ロッテマリーンズでは、1998年の千葉ロッテマリーンズにおける動向をまとめる。

この年の千葉ロッテマリーンズは、近藤昭仁監督の2年目のシーズンであり、最後のシーズンである。また、プロ野球史上最長の18連敗を喫したシーズンとして知られている。

4月は小宮山悟が4勝・黒木知宏が3勝を挙げ、11勝5敗と貯金を6つ作る上々のスタートを切った。しかし、前年から離脱している成本年秀に加えて、ストッパー・河本育之が4月下旬に怪我で離脱、前年セットアッパーとして活躍した吉田篤史も河本の代役として抑えを担当したが調子が上がらず不振の為一軍戦線から離脱してしまい、新加入のスコット・デービソンも故障が発覚し解雇されるなど中継ぎ投手陣が手薄となると、5月を大きく負け越した。河本離脱後、ストッパーを固定できない日々が続き、6月13日のオリックス戦、小宮山が5回途中5失点の大乱調でこの試合を落とすと、ここからチームは長いトンネルに突入して行く。5連敗で迎えた20日日本ハム戦では、前日19日の近鉄戦に先発、6回2失点で敗戦投手となっていた黒木をストッパーに転向させたが、このカードで登板した2試合全てで救援に失敗[2]

さらに2試合後の西武戦でも決勝点を与え、連敗がチーム20年ぶりに10まで伸びたところで近藤監督はストッパー・黒木に見切りをつけ、ようやく緊急補強としてブライアン・ウォーレンの加入が決まった。30日の西武戦は延長戦の末引き分けには持ち込んだが連敗は止まらず、14連敗で迎えた7月4日のダイエー戦の前には千葉神社の宮司によってお祓いが執り行われたが、5時間9分の熱闘の末に敗戦[3]。5日の同カードにも敗れ、当時のプロ野球タイ記録(1970年のヤクルトが記録、2016年現在もセ・リーグ記録。パ・リーグ記録は1955年の大映ユニオンズ、1969年の南海ホークス、1978年のロッテの15連敗)に並ぶ16連敗となったが、それでも試合後には200人のファンが選手出入り口に集い1時間チームのために声援を送り、それを聞いた近藤監督は一人涙した[4]

月日スコア開催球場勝敗責任投手
6月12日ロッテ 2-1 オリックス千葉マリン黒木知宏
6月13日ロッテ 4-6 オリックス千葉マリン小宮山悟
6月16日ロッテ 8-12 近鉄藤井寺竹清剛治
6月17日ロッテ 6-9 近鉄藤井寺近藤芳久
6月18日ロッテ 5-7x 近鉄
(延長11回)
藤井寺竹清剛治
6月19日ロッテ 0-7 日本ハム東京ドーム小宮山悟
6月20日ロッテ 2-3 日本ハム東京ドーム黒木知宏
6月21日ロッテ 10-11x 日本ハム東京ドーム黒木知宏
6月23日ロッテ 0-4 西武富山市民薮田安彦
6月24日ロッテ 5-6x 西武
(延長11回)
富山市民竹清剛治
6月26日ロッテ 1-3 近鉄
(延長11回)
千葉マリン藤田宗一
6月27日ロッテ 1-3 近鉄千葉マリン武藤潤一郎
6月28日ロッテ 2-6 近鉄千葉マリンクロフォード
6月30日ロッテ 5-5 西武
(延長12回)
福井-
7月1日ロッテ 4-7 西武石川県立礒恒之
7月3日ロッテ 3-4 ダイエー千葉マリン小宮山悟
7月4日ロッテ 7-10 ダイエー
(延長11回)
千葉マリン礒恒之
7月5日ロッテ 3-10 ダイエー千葉マリンクロフォード
7月7日ロッテ 3-7x オリックス
(延長12回)
GS神戸藤田宗一
7月8日ロッテ 4-6 オリックスGS神戸薮田安彦
7月9日ロッテ 9-6 オリックスGS神戸小宮山悟

そして、のちに「七夕の悲劇」として語り継がれることとなる7日のオリックス戦を迎える。この試合はパ・リーグの当時5位と6位の対戦であったが、フジテレビ系列で生中継されるほどの注目を集めた[5]。黒木が先発に復帰し力投したが、当日の神戸市の高温多湿の天候から試合中に脱水症状に見舞われる。しかし前述の通り苦しいロッテの台所事情もあり、黒木は症状を明かさないまま投げ続けた。2点リードを保ったまま9回裏2死一塁の勝利目前まで漕ぎつけたが、ハービー・プリアムに左翼ポール際に同点2ランホームランを打たれて追いつかれる。黒木はマウンドにしゃがみ込み、ナインが集まっても立ち上がることはできなかった[6][7]。その後延長12回裏、3番手・近藤芳久広永益隆にサヨナラ満塁本塁打を打たれ、プロ野球記録を更新する17連敗目を喫した[8]

結局この連敗が止まったのはその2試合後の9日に行われた同カード(この試合もTBS系列で生中継され、中継後には連敗を脱出した旨テロップが報じられた)で、小宮山が被安打14・6失点しながらも完投し、9-6で勝利を収めた。連敗は18で止まり、皮肉にも小宮山から始まり小宮山が止めた[3]。その後河本らが1軍に復帰するとチーム状態は好転した。18連敗後には貯金を10個積み重ね後半戦だけだとリーグ勝率は2位を記録したが、連敗が重くのしかかり最下位のままでシーズンを終えた。チーム成績の責任を取り、近藤監督はこのシーズンをもって退任した。連敗中苦しんだ黒木は自身初のオールスターゲーム出場、最多勝、最高勝率、防御率リーグ2位と気を吐いた。

千葉ロッテマリーンズの当年及び近年のシーズン成績
最終成績














開幕時監督
1998 レギュラー敗退6位61713.4629.5.近藤昭仁
1997 レギュラー敗退6位57762.42919.5.近藤昭仁
1996 レギュラー敗退5位60673.47215.5.江尻亮
1995 レギュラー敗退2位69583.54312.0.B.バレンタイン
1994 レギュラー敗退5位55732.43021.0.八木沢荘六
1993 レギュラー敗退5位51772.39823.5.八木沢荘六
1992 レギュラー敗退6位54742.42226.5.金田正一
1991 レギュラー敗退6位48775.38433.5.金田正一
1990 レギュラー敗退5位57712.44525.0.金田正一
1989 レギュラー敗退6位48748.39321.5.有藤道世
1988 レギュラー敗退6位54742.42221.0.有藤道世

チーム成績

レギュラーシーズン

オーダー変遷
開幕:4/45/26/37/18/19/1
1 小坂誠 小坂誠平井光親平井光親平井光親堀幸一
2 平井光親 平井光親小坂誠小坂誠小坂誠酒井忠晴
3 福浦和也 福浦和也福浦和也福浦和也フランコフランコ
4 フランコ フランコフランコフランコ初芝清初芝清
5 キャリオン 初芝清キャリオン佐藤幸彦大村巌佐藤幸彦
6 堀幸一 堀幸一初芝清大村巌福浦和也大村巌
7 初芝清 立川隆史大村巌松本尚樹堀幸一山本保司
8 立川隆史 酒井忠晴堀幸一酒井忠晴松本尚樹清水将海
9 吉鶴憲治 吉鶴憲治椎木匠清水将海清水将海小坂誠
小宮山悟クロフォードクロフォード礒恒之武藤潤一郎黒木知宏

[9]

1998年パシフィック・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 最終成績
1位 ロッテ-- 日本ハム-- 日本ハム-- 日本ハム-- 日本ハム-- 西武--
2位 近鉄1.5 ダイエー 近鉄3.0 近鉄7.5 近鉄3.0 日本ハム3.5
3位 日本ハム2.0 近鉄2.5 西武5.5 西武9.0 西武3.5 オリックス4.5
4位 ダイエー3.5 西武3.0 ダイエー8.0 ダイエー10.0 ダイエー4.0 ダイエー
5位 西武 ロッテ3.0 オリックス14.0 オリックス15.5 オリックス10.5 近鉄5.0
6位 オリックス7.5 オリックス6.5 ロッテ14.5 ロッテ18.0 ロッテ15.0 ロッテ9.5
期間
成績
11勝5敗
勝率.688
9勝16敗
勝率.360
3勝16敗1分
勝率.158
10勝12敗
勝率.455
9勝11敗
勝率.450
19勝11敗2分
勝率.633
1998年パシフィック・リーグ成績
順位球団勝率
優勝西武ライオンズ70614.534--
2位日本ハムファイターズ67653.5083.5
3位オリックス・ブルーウェーブ66663.5004.5
3位福岡ダイエーホークス67671.5004.5
5位近鉄バファローズ66672.4965.0
6位千葉ロッテマリーンズ61713.4629.5

個人成績

投手成績

  • 色付きは規定投球回数(135イニング)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手








































W
H
I
P
 
/小宮山悟2727102311120836201.22242027512621101803.571.25
/黒木知宏31288231390831197.01851489112412078723.291.39
/武藤潤一郎2621220870611141.1131185551022069593.761.32
/藪田安彦1716200290448100.112315401458661544.841.63
/園川一美391021054036883.1957284531038363.891.48
/クロフォード151520046035877.1856512372348414.771.76
/藤田宗一56000064727066.1623191544118162.171.22
/後藤利幸10821042024662.2503192280119162.301.10
/礒恒之161010034025255.25810302377036355.661.58
/竹清剛治20000013015335.0324162230015143.601.37
/干場崇永18000010014634.0383112141014143.711.44
/近藤芳久26000002014131.0364120272020185.231.55
/ウォーレン24000021310929.018082920330.930.90
/川俣浩明16000000010226.21847021101093.040.94
/河本育之25000004911526.1242150221010103.421.48
/吉田篤史1700000338717.226490130115157.641.98
/小島弘務1700001004410.17043711543.481.07
/デービソン50000010357.28050800222.351.70
/小林宏之20000000112.13010000000.001.71
/小野晋吾1000000051.00020010000.002.00
/羽根川竜2000000030.121000001127.006.00

打撃成績

  • 色付きは規定打席(418打席)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手











































O
P
S
 
/フランコ1315624877814127218226777503688410716.290.379.464.843
/初芝清134538473681403832525986010356157918.296.374.548.922
/小坂誠1245274305110012831373343114864023483.233.299.319.617
/福浦和也12952646561132323317957120651347810.284.356.385.740
/堀幸一127493444511072441016944125443942858.241.303.381.683
/平井光親11644838759124210816935301324531424.320.391.437.827
/大村巌952962832081100610938210111114513.286.314.385.699
/佐藤幸彦104266231327418081164102232733445.320.394.502.896
/キャリオン60251227226812081043700022200208.300.359.458.817
/諸積兼司1032171903053640671845431901221.279.343.353.695
/酒井忠晴98217183184518016618111521700352.246.307.361.668
/吉鶴憲治861901622338314552500811801291.235.313.340.653
/立川隆史81182153193363251631312431445.216.324.333.657
/松本尚樹85181165194664266131060802163.279.320.400.720
/清水将海57146131122430233132060801333.183.236.252.488
/椎木匠5373616100011330050700110.164.250.213.463
/山本保司325045615530268000040192.333.400.578.978
/福澤洋一3638305600194001250090.200.297.300.597
/山下徳人1010100100010000000050.100.100.100.200
/樋口一紀11861100010001010020.167.286.167.452
/高橋眞裕4540000000001000011.000.000.000.000
/大塚明5220100010100000010.500.500.5001.000
/澤井良輔2220000000000000010.000.000.000.000
/サブロー2110000000000000010.000.000.000.000

オールスターゲーム1998

選出選手
ポジション名前選出回数
投手小宮山悟5
黒木知宏
二塁手フランコ2
内野手初芝清4
外野手平井光親
  • 太字はファン投票による選出。

できごと

選手・スタッフ

[11]

表彰選手

ドラフト

脚注

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