M-1グランプリ2024
2024年開催のM-1グランプリの第20回大会
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大会の流れ
予選
エントリー受付は6月26日から8月31日まで。今大会から8月中に1回戦で敗退したコンビが再エントリーするために必要な条件が、従来の「7月31日までにエントリー」から、「エントリーNo.が3000以下」に変更されている[3]。
エントリー数は再エントリーを含め10330組[4]。1回戦は8月1日から10月4日にかけて全国各地で開催され[5]、その後は東京、大阪・京都の2地区に分けて、10月7日 - 21日に2回戦、10月27日 - 11月8日に3回戦、11月20日 - 22日に準々決勝が行われた。
10330組のうち、1721組が2回戦、408組が3回戦、132組が準々決勝に進出。その一方で、前年のファイナリストだったモグライダーが3回戦敗退に終わっている[6]。準々決勝ではラパルフェ[7]が第15回(2019年)の決勝戦でニューヨークが披露したネタの物真似をし、大きな話題を呼んだ[8]。ベストアマチュア賞は「乙女ブレンド[9]」、ベストキッズ賞は「あわよくば[10]」が受賞した。
3回戦・準々決勝のネタ動画配信はコンプライアンス基準が例年より厳しくなり、問題があるとみなされたくだりがカットされる動画が相次ぎ、中には登場シーンを除いてネタ自体がカットされた例もあった[11]。
準決勝は12月5日に行われ、ワイルドカードのロングコートダディを含む31組が出場した。準決勝初進出は家族チャーハン、十九人、金魚番長、ドンデコルテ、カラタチ、ひつじねいり、例えば炎、今夜も星が綺麗、豆鉄砲、ジョックロックの10組。
審査の結果、真空ジェシカが4年連続、令和ロマンとヤーレンズが2年連続、トム・ブラウンが6年ぶり、エバース、ダイタク、ママタルト、バッテリィズ、ジョックロックが初の決勝戦進出を果たした。
敗者復活戦(大会の流れ)
12月22日、新宿住友ビル三角広場にて開催。司会は陣内智則と齋藤飛鳥。
ワイルドカードを除く準決勝で敗れた21組が、7組ずつ3つのブロックに分かれてパラマストーナメントで対戦し、ランダムで選ばれた観客500人による投票でブロック勝者を決定。芸人審査員による最終審査で、3組のうち最も多くの票を獲得した1組が、決勝戦へ勝ち上がる。
芸人審査員は野田クリスタルと渡辺隆が前年から続投し、井口浩之、久保田かずのぶ、斎藤司が初めて担当した。
Aブロックは金魚番長、Bブロックはマユリカ、Cブロックはインディアンスが勝者となり、最終審査でマユリカとインディアンスが2票ずつで並んだため決選投票が行われ、マユリカが決勝戦に進出した。
決勝戦(大会の流れ)
12月22日、テレビ朝日にて開催。司会は今田耕司と上戸彩[12]。
審査員は第11回(2015年)以来の9人体制となり、海原ともこ、博多大吉、塙宣之、礼二が前年から続投し、石田明と哲夫が9年ぶりに、柴田英嗣、山内健司、若林正恭が初めて担当した。
オープニングVTRでは『M-1』の創設者である島田紳助の直筆メッセージが紹介された[13]。
笑神籤プレゼンターとして、パリオリンピックのメダリスト3人が1人ずつ出演し、1 - 3組目を阿部一二三、4 - 7組目を早田ひな、8 - 10組目を萱和磨が抽選した。その結果、令和ロマン、ヤーレンズ、真空ジェシカ、マユリカ、ダイタク、ジョックロック、バッテリィズ、ママタルト、エバース、トム・ブラウンの順でネタを披露することになった。
今大会の敗者復活組を除く決勝進出コンビ9組の紹介VTRでは、「M-1とは―」への2人の返答が表記された。
| コンビ名 | M-1とは― |
|---|---|
| 令和ロマン | 宿命 |
| ヤーレンズ | 免罪符 |
| 真空ジェシカ | ライフライン |
| ダイタク | 好きで嫌い |
| ジョックロック | 最高の刺激 |
| バッテリィズ | 甲子園 |
| ママタルト | 自己肯定 |
| エバース | 存在証明 |
| トム・ブラウン | 夢 |
審査員9名による採点の結果、バッテリィズが1位通過、令和ロマンが2位通過、真空ジェシカが3位通過で最終決戦に進出。CM中にファーストラウンド上位の組からネタ順を選択し、例年通りファーストラウンド下位から順にネタを披露した。
最終投票では塙が真空ジェシカに、哲夫、若林、礼二がバッテリィズに、大吉、石田、山内、柴田、ともこが令和ロマンに投票。5票を獲得した令和ロマンが第20代王者となり、『M-1』史上初となる2連覇を達成した[14]。
TVerでのリアルタイム配信では、視聴人数がおよそ115万人、最大同時接続数がおよそ42万台となり、2022年4月にTVerがリアルタイム配信サービスを開始して以降の民放全局の全番組の中で、最も多くの人に視聴された番組となった[15]。
結果
決勝戦(結果)
| 金背景 | 1位通過、優勝 |
| 銀背景 | 2位通過 |
| 銅背景 | 3位通過 |
| 赤文字 | 審査員別の最高評点 |
| 青文字 | 審査員別の最低評点 |
| 赤太文字 | 全体の最高評点 |
| 青太文字 | 全体の最低評点 |
- 順位は最終決戦に進出したコンビは票数、それ以外のコンビはファーストラウンドの得点による順序。
- ファーストラウンドで同点になった2組が共にファーストラウンドで敗退した場合は、公式サイトに合わせて同じ順位とし、高得点を付けた審査員の人数が多い順に記載する[注 2]。
- 所属事務所は出場当時、結成年の太字はラストイヤー。
- 敗者復活組はキャッチコピーが無いため、「(敗者復活組)」とする。
- 順位や得点などをまとめた表は、矢印がついたセルをクリックすると、昇順、降順、元の順の順番で並び替えられる。
| 順位 | コンビ名 所属事務所 | No. | 結成年 | 決勝戦進出歴 | キャッチコピー | ファースト | 最終決戦 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 出番 | 得点 | 出番 | 得票 | ||||||
| 優勝 | 令和ロマン 吉本興業 | 2684 | 2018年 | 2年連続 2回目 | Champion | 1番 | 850点 | 2番 | 5票 |
| 2位 | バッテリィズ 吉本興業 | 6307 | 2017年 | 初進出 | 浪花のド直球 | 7番 | 861点 | 3番 | 3票 |
| 3位 | 真空ジェシカ プロダクション人力舎 | 19 | 2012年 | 4年連続 4回目 | アンコントロールIV | 3番 | 849点 | 1番 | 1票 |
| 4位 | エバース 吉本興業 | 2342 | 2016年 | 初進出 | 雑談ファンタジスタ | 9番 | 848点 | ||
| 5位 | ヤーレンズ ケイダッシュステージ | 502 | 2011年 | 2年連続 2回目 | 逆襲のノンストップ・ウザ | 2番 | 825点 | ||
| 6位 | トム・ブラウン ケイダッシュステージ | 496 | 2009年 | 6年ぶり 2回目 | ラスト無秩序 | 10番 | 823点 | ||
| 7位 | ダイタク 吉本興業 | 2585 | 2009年 | 初進出 | 双子無双 | 5番 | 820点 | ||
| 7位 | マユリカ 吉本興業 | 67 | 2011年 | 2年連続 2回目 | (敗者復活組) | 4番 | 820点 | ||
| 9位 | ジョックロック 吉本興業 | 6349 | 2022年 | 初進出 | 爆音ダークホース | 6番 | 819点 | ||
| 10位 | ママタルト サンミュージックプロダクション | 4224 | 2016年 | 初進出 | デカすぎるにもほどがある! | 8番 | 812点 | ||
| 出番順 | コンビ名 | 得点計 | 大吉 | 塙 | 哲夫 | 若林 | 石田 | 山内 | 柴田 | ともこ | 礼二 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 令和ロマン | 850 | 96 | 93 | 90 | 94 | 96 | 96 | 95 | 97 | 93 |
| 2 | ヤーレンズ | 825 | 92 | 92 | 91 | 92 | 92 | 91 | 91 | 94 | 90 |
| 3 | 真空ジェシカ | 849 | 97 | 94 | 90 | 93 | 95 | 97 | 94 | 95 | 94 |
| 4 | マユリカ | 820 | 93 | 91 | 88 | 91 | 91 | 90 | 89 | 96 | 91 |
| 5 | ダイタク | 820 | 90 | 93 | 89 | 92 | 90 | 92 | 88 | 94 | 92 |
| 6 | ジョックロック | 819 | 89 | 91 | 91 | 90 | 89 | 93 | 88 | 95 | 93 |
| 7 | バッテリィズ | 861 | 95 | 93 | 95 | 95 | 97 | 96 | 96 | 97 | 97 |
| 8 | ママタルト | 812 | 88 | 89 | 89 | 89 | 90 | 93 | 89 | 92 | 93 |
| 9 | エバース | 848 | 94 | 94 | 93 | 94 | 96 | 94 | 93 | 94 | 96 |
| 10 | トム・ブラウン | 823 | 95 | 95 | 92 | 93 | 88 | 90 | 87 | 94 | 89 |
| 出番順 | コンビ名 | 得票数 | 大吉 | 塙 | 哲夫 | 若林 | 石田 | 山内 | 柴田 | ともこ | 礼二 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 真空ジェシカ | 1 | ★ | ||||||||
| 2 | 令和ロマン | 5 | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | ||||
| 3 | バッテリィズ | 3 | ★ | ★ | ★ |
- 備考
-
- 2年連続で同じコンビ(令和ロマン)がトップバッターを務めたのは、第3回(2003年)・第4回(2004年)の千鳥以来、実に16大会ぶり(20年ぶり)である。
- バッテリィズがファーストラウンドで歴代3位の平均点(95.67点)を記録した。
- 初めて決勝最下位のコンビ(ママタルト)の平均点が90点を超えた(90.22点)。
- 最終決戦進出かファーストラウンド敗退かを分ける3位の平均点が94.33点と過去最高。
- 最終決戦進出かファーストラウンド敗退かを分ける3位と4位の平均点差が0.11点と過去最小。
- 令和ロマンが『M-1』史上初の2連覇を成し遂げた[14]。同一の全国ネットの主要お笑い賞レース[注 3]での2度の優勝および2連覇は、『R-1ぐらんぷり2007』『R-1ぐらんぷり2008』のなだぎ武以来2組目である。
敗者復活戦(結果)
- コンビ名、所属事務所は出場当時、成績表の金背景は決勝戦進出者。
- 試合表の太字は各試合の勝者、金背景はブロック勝者。
| 結果 | コンビ名 | 所属事務所 | No. | 結成年 | 出番 | 得票 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 決勝戦進出 | マユリカ | 吉本興業 | 67 | 2011年 | B-4番 | 2票[注 4] |
| 最終審査敗退 | インディアンス | 吉本興業 | 4341 | 2010年 | C-6番 | 2票[注 5] |
| 金魚番長 | 吉本興業 | 2195 | 2018年 | A-6番 | 1票 | |
| ブロック敗退 | 十九人 | ASH&Dコーポレーション | 1479 | 2018年 | A-1番 | |
| 今夜も星が綺麗 | プロダクション人力舎/SMA | 4050 | 2020年 | A-2番 | ||
| フースーヤ | 吉本興業 | 3785 | 2016年 | A-3番 | ||
| ドンデコルテ | 吉本興業 | 2356 | 2019年 | A-4番 | ||
| ダンビラムーチョ | 吉本興業 | 5360 | 2011年 | A-5番 | ||
| カベポスター | 吉本興業 | 355 | 2014年 | A-7番 | ||
| カラタチ | 吉本興業 | 2458 | 2011年 | B-1番 | ||
| ナイチンゲールダンス | 吉本興業 | 2338 | 2017年 | B-2番 | ||
| 滝音 | 吉本興業 | 5366 | 2016年 | B-3番 | ||
| 家族チャーハン | 吉本興業 | 959 | 2022年 | B-5番 | ||
| 男性ブランコ | 吉本興業 | 4913 | 2011年 | B-6番 | ||
| 豪快キャプテン | 吉本興業 | 5550 | 2019年 | B-7番 | ||
| シシガシラ | 吉本興業 | 2436 | 2018年 | C-1番 | ||
| 豆鉄砲 | ワタナベエンターテインメント | 4590 | 2018年 | C-2番 | ||
| オズワルド | 吉本興業 | 3750 | 2014年 | C-3番 | ||
| スタミナパン | SMA | 6553 | 2014年 | C-4番 | ||
| 例えば炎 | 吉本興業 | 3743 | 2020年 | C-5番 | ||
| ひつじねいり | マセキ芸能社 | 2629 | 2019年 | C-7番 |
| 試合 | 暫定勝者 | 対戦者 | ||
|---|---|---|---|---|
| コンビ名 | 得票率 | コンビ名 | 得票率 | |
| 第1試合 | 十九人 | 34% | 今夜も星が綺麗 | 66% |
| 第2試合 | 今夜も星が綺麗 | 34% | フースーヤ | 66% |
| 第3試合 | フースーヤ | 44% | ドンデコルテ | 56% |
| 第4試合 | ドンデコルテ | 26% | ダンビラムーチョ | 74% |
| 第5試合 | ダンビラムーチョ | 49% | 金魚番長 | 51% |
| 第6試合 | 金魚番長 | 61% | カベポスター | 39% |
| 試合 | 暫定勝者 | 対戦者 | ||
|---|---|---|---|---|
| コンビ名 | 得票率 | コンビ名 | 得票率 | |
| 第1試合 | カラタチ | 25% | ナイチンゲールダンス | 75% |
| 第2試合 | ナイチンゲールダンス | 47% | 滝音 | 53% |
| 第3試合 | 滝音 | 36% | マユリカ | 64% |
| 第4試合 | マユリカ | 56% | 家族チャーハン | 44% |
| 第5試合 | マユリカ | 53% | 男性ブランコ | 47% |
| 第6試合 | マユリカ | 79% | 豪快キャプテン | 21% |
| 試合 | 暫定勝者 | 対戦者 | ||
|---|---|---|---|---|
| コンビ名 | 得票率 | コンビ名 | 得票率 | |
| 第1試合 | シシガシラ | 60% | 豆鉄砲 | 40% |
| 第2試合 | シシガシラ | 27% | オズワルド | 73% |
| 第3試合 | オズワルド | 44% | スタミナパン | 56% |
| 第4試合 | スタミナパン | 61% | 例えば炎 | 39% |
| 第5試合 | スタミナパン | 42% | インディアンス | 58% |
| 第6試合 | インディアンス | 51% | ひつじねいり | 49% |
スタッフ
個別記事のある人物・会社のみ記載し、所属先は省略する。
- 構成:石原健次
- 予選審査員:遠藤敬、大井洋一、里村仁志、下田雄大、友野英俊、友光哲也、ハスミマサオ、堀由史、やまだともカズ
- ナレーション:畑中ふう、アラン・J、Sayoko Kamei
- ABCテレビ本社 Cサブ
- P:岸岡孝治
- デジタル:佐々木匡哉
- 営業:竹野康治郎
- 協力:よしもとブロードエンタテインメント、tv asahi create、アイネックス、住友不動産、森ビル、テイクシステムズ、テルミック、共立、tv asahi service、VALSE inc.、テレビ朝日映像、三交社、俳優座劇場、つむら工芸、テレフィット、ハリウッド美容専門学校、イングス、戯音工房
- 映像提供:テレビ西日本
- 画像提供:NHK、AP東京スポーツ/アフロ
- 取材ディレクター:三谷三四郎
- プロデューサー:芝聡
- 協力:テレビ朝日
- 制作:朝日放送テレビ、吉本興業
関連番組
- M-1ラジオ〜〇〇のチカラ〜(ABCラジオ)
- 11月4日 - 2025年1月27日 毎週月曜 23:30 - 24:00に放送。歴代『M-1』王者がパーソナリティとなり、『M-1』で一躍スターになった芸人や悔しい思いをした芸人などを迎え、それぞれの目線で『M-1』を語る。過去のファイナリストだけでなく、今大会を終えた後の芸人達も出演する。
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- 12月15日 12:55 - 13:55に生放送。今大会にエントリーしたコンビの密着映像を公開。この番組内で決勝戦と敗者復活戦の審査員発表も行われた。出演者はブラックマヨネーズ、堀田茜、大仁田美咲。
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- 12月22日 13:30 - 14:40に生配信。敗者復活戦会場(新宿住友ビル・三角広場)にて敗者復活戦の徹底考察や生リポートなどを行う。出演者は平成ノブシコブシ、松田好花、おいでやす小田。
- ラジオでウラ実況!M-1グランプリ2024(ABCラジオ)
- 12月22日 18:00 - 22:30に放送。決勝戦のサイマル生中継を組み込んだ特別番組。出演者はユースケ、橋本直、野田クリスタル、鷲尾千尋。
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- 決勝戦終了直後に生配信。決勝戦を終えたばかりのファイナリスト達を迎え、今大会を振り返る。司会は川島明、ゲストは西田幸治、とろサーモン、錦鯉。
- M-1打ち上げ by -196(TVer、YouTube、X)
- 12月23日 0:00(22日深夜24:00)から生配信。決勝戦を終えたファイナリスト達を招いての打ち上げ企画。これまでは千鳥[注 6]が幹事(司会)を務めたが、今回から新たにマヂカルラブリーと渋谷凪咲が就任している。
- M-1グランプリ2024 アナザーストーリー(ABCテレビ・テレビ朝日系列)
- 12月29日 22:30 - 23:30に放送。番組内のサブタイトルは「夢の終わりと始まり」。優勝者・令和ロマンと2位・バッテリィズの密着映像を公開。決勝戦数日後に収録されたインタビュー映像も使用されている。
関連書籍
- M-1グランプリ大全2001-2024(ヨシモトブックス / ワニブックス、ISBN 978-4847075117、2024年11月22日)[17]