M-1グランプリ2025
2025年開催のM-1グランプリの第21回大会
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大会の流れ
予選
エントリー受付は6月25日から8月31日まで[2]。参加費(エントリー料)は従来の「1組2000円」から、「1人1000円」に変更された。
今大会から公式YouTubeにおける3回戦の動画配信が「準々決勝進出者を除く全ネタ」に変更[3]。また、コロコロコミックとのコラボ企画として、「ナイスキッズ賞」を受賞したコンビには曽山一寿直筆の似顔絵が贈呈される[3]。「ベストキッズ賞」および「ジモトスター賞」は廃止された。
エントリー数は再エントリーを含め11521組[4]。1回戦は8月1日から10月5日にかけて全国各地で開催され、その後は東京と大阪の2地区に分けて、10月6日 - 22日に2回戦、10月27日 - 11月6日に3回戦、11月17日 - 19日に準々決勝が行われた[5]。
11521組のうち、1912組が2回戦、380組が3回戦[注 1]、134組が準々決勝に進出。その一方で、第18回(2022年)のファイナリストで前年の準決勝進出者だった男性ブランコが2回戦敗退に終わっている[6]。ベストアマチュア賞は「ピ夜[7]」が受賞した[8]。
準決勝は12月4日に行われ、ワイルドカードの滝音[9]を含む31組が出場した。準決勝初進出はおおぞらモード、フランツ、ゼロカラン、大王、センチネル、めぞん、イチゴ、カナメストーン、ミカボ、生姜猫、ネコニスズ、TCクラクション、黒帯の13組[10]。
- 大王は第11回(2015年)以降で初となる、結成0年のコンビによるストレートでの準決勝進出となった[注 2]。
- たくろうは第14回(2018年)以来7大会ぶりの準決勝進出となるが、これは第11回(2015年)に学天即が記録した6大会ぶりを上回る過去最長ブランクである。
審査の結果、真空ジェシカが5年連続、ヤーレンズが3年連続、エバースとママタルトが2年連続、ヨネダ2000が3年ぶり、豪快キャプテン、めぞん、ドンデコルテ、たくろうが初の決勝戦進出を果たした[12]。
- 真空ジェシカは笑い飯以来2組目となる、5年連続のストレートでの決勝戦進出となった。また、前年の決勝3位コンビがストレートで決勝戦に進出したのは、第9回(2009年)のナイツ以来、実に12大会ぶり(16年ぶり)である。
- めぞんは第12回(2016年)のカミナリ以来9年ぶりとなる、前年2回戦敗退からの決勝戦進出となった。また、シード枠が前年度準々決勝進出以上に拡大されてから初のノーシードからの決勝進出となった。
敗者復活戦(大会の流れ)
12月21日、EX THEATER ROPPONGIにて開催[5]。司会は陣内智則と齊藤京子[13]。
ワイルドカードを除く準決勝で敗れた21組が、7組ずつ3つのブロックに分かれてパラマストーナメントで対戦し、ランダムで選ばれた観客200人による投票でブロック勝者を決定。芸人審査員による最終審査で、3組のうち最も多くの票を獲得した1組が、決勝戦へ勝ち上がる。
芸人審査員は井口浩之、久保田かずのぶ、野田クリスタル、渡辺隆が前年から続投し、ユースケが初めて担当した[14]。
敗者復活戦に出場する決勝戦経験者が2組(カベポスター、ミキ)と過去最少。また、前年のファイナリストが1組も敗者復活戦に出場しないのは初めてであった。
Aブロックは20世紀、Bブロックはカナメストーン、Cブロックはミキが勝者となり、最終審査で3票を獲得したカナメストーンが決勝戦に進出した[15]。
決勝戦(大会の流れ)
12月21日、テレビ朝日にて開催。司会は今田耕司と上戸彩[13]。
審査員は海原ともこ、柴田英嗣、哲夫、博多大吉、塙宣之、山内健司、礼二が前年から続投し、後藤輝基と駒場孝が初めて担当した[16]。
笑神籤プレゼンターとして、阿部詩、小田凱人、豊昇龍智勝が出演し、1 - 3組目を阿部、4 - 7組目を小田、8 - 10組目を豊昇龍が抽選した。その結果、ヤーレンズ、めぞん、カナメストーン、エバース、真空ジェシカ、ヨネダ2000、たくろう、ドンデコルテ、豪快キャプテン、ママタルトの順でネタを披露することになった。
敗者復活組を除く決勝進出コンビ9組の紹介VTRでは、「○○(コンビ名)とは―」および「M-1とは―」への2人の返答が表記された。
| コンビ名 | ○○(コンビ名)とは― | M-1とは― |
|---|---|---|
| ヤーレンズ | 乱れ打ち | - |
| めぞん | 魂の叫び | - |
| エバース | 日常会話 | - |
| 真空ジェシカ | 強豪 | - |
| ヨネダ2000 | ハッピー | - |
| たくろう | - | 希望 |
| ドンデコルテ | こころもよう | - |
| 豪快キャプテン | - | 夢浪漫 |
| ママタルト | - | 成長させてくれる |
審査員9名による採点の結果、エバースが1位通過、たくろうが2位通過、ドンデコルテが3位通過で最終決戦に進出。CM中にファーストラウンド上位の組からネタ順を選択し、ドンデコルテ、エバース、たくろうの順でネタを披露した。なお、現在の形式が導入された第5回(2005年)以降で、1位通過コンビが3番手以外の出番順を選択したのは初めてである。
最終投票では山内がドンデコルテに、他の8名がたくろうに投票。8票を獲得したたくろうが第21代王者となった[17]。
結果
決勝戦(結果)
| 金背景 | 1位通過、優勝 |
| 銀背景 | 2位通過 |
| 銅背景 | 3位通過 |
| 赤文字 | 審査員別の最高評点 |
| 青文字 | 審査員別の最低評点 |
| 赤太文字 | 全体の最高評点 |
| 青太文字 | 全体の最低評点 |
- 順位は最終決戦に進出したコンビは票数、それ以外のコンビはファーストラウンドの得点による順序。
- 所属事務所は出場当時、結成年の太字はラストイヤー。
- 敗者復活組はキャッチコピーが無いため、「(敗者復活組)」とする。
- 順位や得点などをまとめた表は、矢印がついたセルをクリックすると、昇順、降順、元の順の順番で並び替えられる。
| 順位 | コンビ名 所属事務所 | No. | 結成年 | 決勝戦進出歴 | キャッチコピー | ファースト | 最終決戦 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 出番 | 得点 | 出番 | 得票 | ||||||
| 優勝 | たくろう 吉本興業 | 3344 | 2016年 | 初進出 | 軟弱の星 | 7番 | 861点 | 3番 | 8票 |
| 2位 | ドンデコルテ 吉本興業 | 2050 | 2019年 | 初進出 | 不惑の主張 | 8番 | 845点 | 1番 | 1票 |
| 3位 | エバース 吉本興業 | 2965 | 2016年 | 2年連続 2回目 | 雑談ファンタジスタ | 4番 | 870点 | 2番 | 0票 |
| 4位 | 真空ジェシカ プロダクション人力舎 | 15 | 2012年 | 5年連続 5回目 | アンコントロールV | 5番 | 844点 | ||
| 5位 | ヤーレンズ ケイダッシュステージ | 6119 | 2011年 | 3年連続 3回目 | エンドレス・ウザ | 1番 | 843点 | ||
| 6位 | 豪快キャプテン 吉本興業 | 103 | 2019年 | 初進出 | 説教ゴリラ襲来 | 9番 | 839点 | ||
| 7位 | カナメストーン マセキ芸能社 | 2420 | 2010年 | 初進出 | (敗者復活組) | 3番 | 830点 | ||
| 8位 | ヨネダ2000 吉本興業 | 1527 | 2020年 | 3年ぶり 2回目 | おかえり奇想天外 | 6番 | 826点 | ||
| 9位 | ママタルト サンミュージックプロダクション | 6917 | 2016年 | 2年連続 2回目 | じゃあ、あんたが太ってみろよ | 10番 | 823点 | ||
| 10位 | めぞん 吉本興業 | 1999 | 2016年 | 初進出 ノーシード | 情熱フルスロットル | 2番 | 820点 | ||
| 出番順 | コンビ名 | 得点計 | 大吉 | 駒場 | 塙 | 山内 | 後藤 | 哲夫 | 柴田 | ともこ | 礼二 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ヤーレンズ | 843 | 93 | 91 | 95 | 94 | 94 | 91 | 94 | 97 | 94 |
| 2 | めぞん | 820 | 92 | 94 | 92 | 89 | 90 | 90 | 89 | 93 | 91 |
| 3 | カナメストーン | 830 | 94 | 93 | 92 | 90 | 93 | 90 | 91 | 94 | 93 |
| 4 | エバース | 870 | 97 | 95 | 99 | 97 | 96 | 97 | 98 | 96 | 95 |
| 5 | 真空ジェシカ | 844 | 95 | 94 | 93 | 95 | 94 | 91 | 92 | 94 | 96 |
| 6 | ヨネダ2000 | 826 | 94 | 92 | 94 | 91 | 89 | 89 | 93 | 94 | 90 |
| 7 | たくろう | 861 | 96 | 97 | 96 | 92 | 95 | 94 | 97 | 97 | 97 |
| 8 | ドンデコルテ | 845 | 91 | 95 | 91 | 95 | 93 | 95 | 94 | 95 | 96 |
| 9 | 豪快キャプテン | 839 | 89 | 96 | 93 | 96 | 92 | 91 | 93 | 95 | 94 |
| 10 | ママタルト | 823 | 90 | 93 | 94 | 91 | 91 | 89 | 88 | 93 | 94 |
| 出番順 | コンビ名 | 得票数 | 大吉 | 駒場 | 塙 | 山内 | 後藤 | 哲夫 | 柴田 | ともこ | 礼二 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ドンデコルテ | 1 | ★ | ||||||||
| 2 | エバース | 0 | |||||||||
| 3 | たくろう | 8 | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ |
- 備考
-
- エバースがファーストラウンドで歴代2位の平均点(96.67点)を叩き出した[注 3]。
- エバースがファーストラウンド1位通過として初めて最終決戦において2番手を選択した。
- 最終決戦進出かファーストラウンド敗退かを分ける3位と4位の平均点差が、2年連続で過去最小の0.11点になった。
- 決勝最下位のコンビ(めぞん)の平均点が歴代最高となった(91.11点)。
敗者復活戦(結果)
- コンビ名、所属事務所は出場当時、成績表の金背景は決勝戦進出者。
- サバイバルラウンドの太字は各試合の勝者、金背景はファイナルサバイバルジャッジ進出者。
| 結果 | コンビ名 | 所属事務所 | No. | 結成年 | 出番 | 得票 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 決勝戦進出 | カナメストーン | マセキ芸能社 | 2420 | 2010年 | B-6番 | 3票 |
| 最終審査敗退 | ミキ | 吉本興業 | 7900 | 2012年 | C-6番 | 2票 |
| 20世紀 | 吉本興業 | 605 | 2014年 | A-7番 | 0票 | |
| ブロック敗退 | ミカボ | 吉本興業 | 2446 | 2021年 | A-1番 | |
| おおぞらモード | 浅井企画 | 287 | 2019年 | A-2番 | ||
| TCクラクション | グレープカンパニー | 6763 | 2019年 | A-3番 | ||
| イチゴ | 吉本興業 | 2128 | 2021年 | A-4番 | ||
| ゼロカラン | 吉本興業 | 1604 | 2019年 | A-5番 | ||
| ネコニスズ | タイタン | 4983 | 2012年 | A-6番 | ||
| センチネル | 太田プロダクション | 1943 | 2020年 | B-1番 | ||
| ひつじねいり | マセキ芸能社 | 1314 | 2019年 | B-2番 | ||
| ドーナツ・ピーナツ | 吉本興業 | 5403 | 2015年 | B-3番 | ||
| フランツ | マセキ芸能社 | 1316 | 2019年 | B-4番 | ||
| 例えば炎 | 吉本興業 | 3333 | 2020年 | B-5番 | ||
| カベポスター | 吉本興業 | 7375 | 2014年 | B-7番 | ||
| 生姜猫 | 吉本興業 | 4541 | 2022年 | C-1番 | ||
| 大王 | 吉本興業 | 1620 | 2025年 | C-2番 | ||
| スタミナパン | SMA | 7452 | 2014年 | C-3番 | ||
| 今夜も星が綺麗 | プロダクション人力舎/SMA | 1057 | 2020年 | C-4番 | ||
| 黒帯 | 吉本興業 | 7326 | 2010年 | C-5番 | ||
| 豆鉄砲 | ワタナベエンターテインメント | 8108 | 2018年 | C-7番 |
| 試合 | 暫定勝者 | 対戦者 | ||
|---|---|---|---|---|
| コンビ名 | 得票率 | コンビ名 | 得票率 | |
| 第1試合 | ミカボ | 83% | おおぞらモード | 17% |
| 第2試合 | ミカボ | 55% | TCクラクション | 45% |
| 第3試合 | ミカボ | 52% | イチゴ | 48% |
| 第4試合 | ミカボ | 45% | ゼロカラン | 55% |
| 第5試合 | ゼロカラン | 47% | ネコニスズ | 53% |
| 第6試合 | ネコニスズ | 44% | 20世紀 | 56% |
| 試合 | 暫定勝者 | 対戦者 | ||
|---|---|---|---|---|
| コンビ名 | 得票率 | コンビ名 | 得票率 | |
| 第1試合 | センチネル | 15% | ひつじねいり | 85% |
| 第2試合 | ひつじねいり | 64% | ドーナツ・ピーナツ | 36% |
| 第3試合 | ひつじねいり | 64% | フランツ | 36% |
| 第4試合 | ひつじねいり | 42% | 例えば炎 | 58% |
| 第5試合 | 例えば炎 | 37% | カナメストーン | 63% |
| 第6試合 | カナメストーン | 59% | カベポスター | 41% |
| 試合 | 暫定勝者 | 対戦者 | ||
|---|---|---|---|---|
| コンビ名 | 得票率 | コンビ名 | 得票率 | |
| 第1試合 | 生姜猫 | 16% | 大王 | 84% |
| 第2試合 | 大王 | 65% | スタミナパン | 35% |
| 第3試合 | 大王 | 71% | 今夜も星が綺麗 | 29% |
| 第4試合 | 大王 | 49% | 黒帯 | 51% |
| 第5試合 | 黒帯 | 32% | ミキ | 68% |
| 第6試合 | ミキ | 64% | 豆鉄砲 | 36% |
- 備考
-
- すべてのブロックにおいて、第1試合で勝者が80%以上の得票率を叩き出してから3連勝し、第4試合と第5試合で対戦者が勝利した。
関連番組
前々回、前回ではNTTドコモが運営しているLeminoでもM-1グランプリの一部コンテンツを配信していたが、今回からはテレビ朝日とKDDIの合弁会社が運営しているTELASAに変更されている。
- M-1ラジオ〜〇〇のチカラ〜(ABCラジオ)
- 11月4日 - 2025年1月27日 毎週火曜 24:30 - 25:00に放送。『M-1』で一躍スターになった芸人や、悔しい思いをした芸人などが、それぞれの目線で『M-1』を語る。
- 速報!M-1ニュース2025(YouTube)
- 11月16日から12月21日にかけて順次配信。全6回に分けて、M-1の最新情報を提供する。キャスターはマヂカルラブリー。従来は単独番組だった「キラリと光るマヂカルスターを探せ! 2025」も、この番組の第1回で行われている。最終回は「決勝戦 応援生配信」となり、見取り図、ヒコロヒー、髙橋ひかるが出演。
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超 クイズ(TELASA) - 12月14日 12:00から全3回に分けて配信。出演者は小籔千豊、鷲尾千尋、井上裕介、福田充徳、西田幸治、布川ひろき、たかし、芝大輔、レイザーラモンRG、バイク川崎バイク。
- M-1グランプリ 俺たちだって面白い!1万組のエントリー物語(ABCテレビ・テレビ朝日系列)
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- M-1グランプリ開幕直前SP 敗者復活戦会場から徹底考察&生リポート(TVer)
- 12月21日 13:30から生配信。敗者復活戦会場(EX THEATER ROPPONGI)にて敗者復活戦の徹底考察や生リポートなどを行う。出演者はトータルテンボス、松田好花、純。
- ラジオでウラ実況!?M-1グランプリ2025[注 4](ABCラジオ)
- 12月21日 18:00から生放送。決勝戦のサイマル生中継を組み込んだ特別番組。出演者は田村裕、鰻和弘、西田幸治、鷲尾千尋。
- M-1グランプリ2025 国宝級漫才師たちの大反省会(TELASA、YouTube[注 5])
- 決勝戦終了直後に生配信。決勝戦を終えたばかりのファイナリスト達を迎え、今大会を振り返る。司会は川島明。
- M-1打ち上げ by -196(TVer、YouTube、X)
- 12月22日 0:00(21日深夜24:00)から生配信。決勝戦を終えたファイナリスト達を招いての打ち上げ企画。幹事(司会)はマヂカルラブリーと渋谷凪咲。
- M-1グランプリ2025 アナザーストーリー(ABCテレビ・テレビ朝日系列)
- 12月28日 22:30に放送。優勝者などの密着映像を公開。