ケプラー37b
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| ケプラー37b Kepler-37b | ||
|---|---|---|
ケプラー37bの想像図 | ||
| 星座 | こと座 | |
| 分類 | 太陽系外惑星 | |
| 軌道の種類 | 周回軌道 | |
| 発見 | ||
| 発見年 | 2012年9月 | |
| 公表日 | 2013年2月20日 | |
| 発見者 | ケプラー宇宙望遠鏡 | |
| 発見方法 | トランジット法 | |
| 軌道要素と性質 | ||
| 軌道長半径 (a) | 0.1003 +0.0008 −0.0011 AU[1] | |
| 公転周期 (P) | 13.367308 +0.000058 −0.000085 日[1] | |
| 軌道傾斜角 (i) | 88.63 +0.30 −0.53 度[1] | |
| 通過時刻 | BJD 2455017.03271 +0.00034 −0.00089[1] | |
| ケプラー37の惑星 | ||
| 位置 元期:J2000.0 | ||
| 赤経 (RA, α) | 18h 56m 14.3063s[2] | |
| 赤緯 (Dec, δ) | +44° 31′ 05.356″[2] | |
| 固有運動 (μ) | 赤経: -57.9 mas/年[2] 赤緯: 48.7 mas/年[2] | |
| 距離 | 約210 光年 (~66 pc[1]) | |
| 物理的性質 | ||
| 直径 | 3870 km | |
| 半径 | 0.303 +0.053 −0.073 RE[1] | |
| 表面積 | 4.69 × 107 km2 | |
| 体積 | 3.02 × 1010 km3 | |
| 質量 | > 0.01 ME[3] | |
| 平均密度 | > 1.98 g/cm3 | |
| 表面重力 | > 1.07 m/s2 (> 0.11 G) | |
| 脱出速度 | > 2.03 km/s | |
| アルベド(反射能) | 0.3(仮定)[3] | |
| 表面温度 | 427 ℃ (700 K[3][4]) | |
| 年齢 | 約60億年[1] | |
| 他のカタログでの名称 | ||
| KOI-245.01 KIC 8478994 b |
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| ■Template (■ノート ■解説) ■Project | ||
ケプラー37b (Kepler-37b) とは、地球から見てこと座の方向に約210光年離れた位置にある恒星ケプラー37を公転する太陽系外惑星の1つである。2013年現在発見されている中で、直径と質量が共に最小の太陽系外惑星であり、地球の月より若干大きい程度である[1][4][5]。
物理的性質
| 月 | ケプラー37b |
|---|---|

ケプラー37bはトランジット法で発見された太陽系外惑星であり、ケプラー37の手前を通過する際の減光度で惑星の大きさが推定できる。ケプラー37bの通過により、ケプラー37の明るさは0.0119%減少する。このことから、ケプラー37bの直径は、わずか地球の0.303倍しかない天体であることが分かった[1]。これは発見されている中で最小の太陽系外惑星である[4]。これまでの記録は、ケプラー42dの0.57倍であった[6]。ケプラー37bの直径はメートル法にして3870kmであり、太陽系の中で最も小さな惑星である水星の4879.4kmよりも小さく、月の3474.3kmより若干大きい程度である。この程度の明るさの変動は恒星そのものの明るさの変動でも説明されることがあるが、ケプラー37は変光のほとんどない恒星であるため、検出が可能であった[7]。
ケプラー37bは、先述のとおりケプラー37から極めて近い距離にあるため、ケプラー37自身は太陽より若干表面温度が低いものの、ケプラー37bの表面温度は427℃ (700K) もある。これは亜鉛を溶かすのに十分な温度であり、また弱い重力とケプラー37からの強い放射により、水星と同じく大気も存在しないと考えられ、地球で考えうる生物は存在できない[4]。
ケプラー37bの質量は地球の0.01倍以上であると推定されている。これは、発見されているなかで最小の質量をもつ太陽系外惑星である。これまでの記録は、PSR B1257+12 Aの0.020倍であった[8]。