トラベルバブル
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具体例
ヨーロッパではバルト3国のエストニア・ラトビア・リトアニアが5月15日に国境を開放し自由往来を再開した。これがヨーロッパにおけるトラベルバブル第一号とされる(バルティック・バブル)[3]。
さらにシェンゲン協定によりパスポート審査なしで加盟国民の越境が認められていたEUでは自由往来の再開が容易であり、二国間・多国間でトラベルバブルを締結する動きが盛んになっており、アジアにおいても議論が浮上している。
そうした中、EUが7月より日本からの観光客の受け入れを再開することにしたが、日本は6月末時点ではタイ・ベトナム・オーストラリア・ニュージーランドの4ヶ国に限りビジネス目的での渡航を1日あたり250名程度を上限に迎え入れるに留まっており、トラベルバブルが成立したとはいえない状態にある[4]。
エアブリッジ
ビジネストラックとレジデンストラック
実際に国際往来を再開する際には、「ビジネストラック」か「レジデンストラック」を適用することになる。 日本では、ビジネストラックは主に短期出張者向けで、「本邦活動計画書」の提出等の条件を満たすことで相手国又は日本入国後の14日間の自宅等待機期間中も、行動範囲を限定した形でビジネス活動が可能となる。一方、レジデンストラックは主に駐在員の派遣・交代等といった長期滞在者向けで、相手国又は日本への入国が認められるものの14日間の自宅等待機は維持される[6]。こうした取り組みに基づき、2020年11月30日より日本は11の国と地域との業務往来が再開された。
安全策

トラベルバブルは感染症対策が確立していることが前提となる。具体的には旅行者が自国出発前にPCR検査などを受診して無感染であることを提示する健康証明や搭乗前の検温実施、目的地到着時に再度の検査・検温や、滞在中の行動予定(訪問・宿泊先)を提出し、感染が発生した際にトレーサビリティ(感染者追跡)ができるよう連絡先やスマートフォンのGPSによる移動履歴の掌握ができるようにしておく必要がある[7]。
また、抗体保持証明やワクチン接種証明のイエローカードのようないわゆる免疫パスポートの携行を義務化すべきとの案もあり、前述のトランス・タスマン・バブルを締結したオーストラリアのフラッグ・キャリアであるカンタス航空はトラベルバブル下でも搭乗に際して免疫パスポートの提示を求める方針を示している[8]。