因明入正理論
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因明入正理論(いんみょうにっしょうりろん、梵: Nyāyapraveśa[1][2])は、インドの商羯羅主 (梵: Śaṅkarasvāmin) が著わした因明(仏教論理学)の入門書である。陳那の『因明正理門論』を基礎としつつ、「三十三過」すなわち33個の論理的誤謬をとりあげて、簡明な解説がなされている。
この論書は、玄奘によって中国にもたらされ、唐の貞観21年(647年)8月6日、弘福寺で漢訳された。その後、中国の基によって『因明入正理論疏』(通称『因明大疏』)が出てから、多くの註釈が著わされた。法相宗が日本に伝わると、本論および『因明大疏』も伝わり、さらに多くの註釈が加えられた。
さらに時代が下り、日本においては、講会の論式及び論義に際する論理的誤謬を指摘するために、本論で取り上げられた「三十三過」に注目が集まり、『因明三十三過本作法』という簡明な論書が出され、それに対する註釈、さらにその中の「四相違」に対する註釈が多く研究された。
- 因明入正理論 大正大蔵経 vol.32 No.1630
- 『因明入正理論』 国訳一切経 論集部一 林彦明訳