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東京ディズニーシー

千葉県浦安市にあるテーマパーク From Wikipedia, the free encyclopedia

東京ディズニーシー(とうきょうディズニーシー、英語: Tokyo DisneySea、略称: TDS)は、千葉県浦安市舞浜にある東京ディズニーリゾートを構成するテーマパーク。

愛称 TDS(略称)
テーマ ディズニー
キャッチコピー 冒険とイマジネーションの海
Where Adventure and Imagination Set Sail
概要 東京ディズニーシー Tokyo DisneySea, 施設情報 ...
東京ディズニーシー
Tokyo DisneySea
施設情報
愛称 TDS(略称)
テーマ ディズニー
キャッチコピー 冒険とイマジネーションの海
Where Adventure and Imagination Set Sail
事業主体 株式会社オリエンタルランド
管理運営 株式会社オリエンタルランド
面積 61万 m2(0.61km²)[1]
来園者数 1,346万人(2016年度)[2]
開園 2001年9月4日[3]
所在地 〒279-0031
千葉県浦安市舞浜1-1
東京ディズニーシーの位置(京葉地域内)
東京ディズニーシー
東京ディズニーシー (京葉地域)
位置 北緯35度37分36.01秒 東経139度53分17.02秒
公式サイト https://www.tokyodisneyresort.jp/tds/
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世界で唯一「海」をテーマにしたディズニーパークで、2001年9月4日に開園した[3]。京成電鉄と三井不動産などが出資して設立したオリエンタルランドが所有し、アメリカのウォルト・ディズニー・カンパニーからテーマのライセンスを受けている[4]。

2023年時点における年間来場者数は1,240万人で、日本のテーマパークとしてはユニバーサル・スタジオ・ジャパン、東京ディズニーランドに次ぐ第3位となっている[5]。また、世界全体では、マジック・キングダム、ディズニーランド・パーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、東京ディスニーランド、上海ディズニーランド、チャイムロング・オーシャン・キングダムに次ぐ第7位の来場者数となっている[5]。

園内は、メディテレーニアンハーバー、アメリカンウォーターフロント、ポートディスカバリー、ロストリバーデルタ、アラビアンコースト、マーメイドラグーン、ミステリアスアイランド、ファンタジースプリングスの8つのテーマに分かれた「テーマポート」で構成されている[PR 1]。

歴史

開園に至るまで

東京ディズニーランドが1983年に開園して以来、オリエンタルランド(以下、OLC)は順調に業績を伸ばしていたが、同社が保有する土地のうち約130万平方メートルが未開発のままであり、さらなる開発が課題となっていた[6]。こうした中、1986年1月頃にウォルト・ディズニー・カンパニー(以下、米国ディズニー社)から舞浜地区の新たな開発構想「東京ディズニーワールド構想」が提案され、OLCはこれを受けて米国ディズニー社と共同開発を検討するための組織「ジョイントスタディーコミッティ」を設立した[7]。

具体的に第二パークを建設する構想が浮上したのは1987年で、米国ディズニー社は7つのテーマゾーンで構成される「ディズニーシティ」というコンセプトを提示し、それに関する打ち合わせが進む中で、第二パーク導入についても提示された[8]。構想段階で内容はまだ固まっていなかったものの、米国ディズニー社とOLCは1988年4月15日に「第二パーク構想」を正式に発表し[9][10]、予定総事業費を約400億円、完成予定を5年後とした[11]。当初の計画では、日本で2番目のディズニーパークとして、アメリカフロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにある「ディズニー・MGM・スタジオ」(現・ディズニー・ハリウッド・スタジオ)をモデルにした施設「ディズニー・ハリウッド・スタジオ・テーマパーク at 東京ディズニーランド」の建設が決定していたが、「日本では映画文化に馴染みがなく将来性に大きな懸念がある」というOLC側(当時の社長は加賀見俊夫)の強い意向により、1992年1月に計画は白紙撤回されることが発表された[12][13][14]。OLCは1991年9月5日の帝国ホテルでの会談で映画スタジオ型の第二パーク中止を正式に通告し、これを受けた米国ディズニー社社長フランク・ウェルズは「我々のやってきた事はシシュフォスの石(the stone of Sisyphus)に過ぎなかったのか」と嘆じた[15]。

その後、米国ディズニー社およびOLCによる再協議を経て[16]、1992年(平成4年)10月20日にロサンゼルスのロングビーチにかつて開園が予定されていた「ディズニーシー」(仮称)のコンセプトを流用することになり[17]、1996年(平成8年)5月28日にウォルト・ディズニー社と基本契約を再締結[18]、1997年(平成9年)3月25日には浦安市や千葉県と用地譲渡などについての三者協定を締結[19]、同月末に構想のイメージ図を公表した[20]。

1998年10月22日に着工式が行われ[21]、2001年8月1日よりプレオープンが開始[22]、同年9月4日に開園を迎えた[3]。開園前日に懸念されたのは当日の天候であった[23]。グランドオープニングセレモニーはでは、メディテレーニアンハーバーにディズニーのキャラクターと、当時のOLC社長であった加賀見俊夫、米国ディズニー社のマイケル・アイズナー会長、ロイ・E・ディズニー副会長がボートで登場する演出が予定されていたが、ボートには屋根がないため、降雨時に備えた代替演出も用意されていた[23]。オープン当日は雲が立ち込め、雨こそ降らなかったものの天候の回復は見込めない状況であったが、セレモニー開始後、オープン宣言の途中に雲間から光が差し込んだというエピソードがある[23][24]。投資額としては、東京ディズニーシー単体で3,350億円に達していた[25][26]。また、開園と同時に、日本で初めてとなるディズニーパーク一体型のホテル「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」が開業した[27]。

2000年代 (開園年代)

各年ごとのアトラクションのオープン
2001開園
ディズニーシー・
トランジットスチーマーライン
[28]
ヴェネツィアン・ゴンドラ [28]
フォートレス・エクスプロレーション [28]
ビッグシティ・ヴィークル [28]
ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ [28]
アクアトピア [28]
ストームライダー(- 2006年)[28]
インディ・ジョーンズ・アドベンチャー [28]
シンドバッド・セブンヴォヤッジ(- 2006年)[28]
マジックランプシアター [28]
キャラバンカルーセル [28]
フランダーのフライングフィッシュコースター [28]
スカットルのスクーター [28]
ジャンピン・ジェリーフィッシュ [28]
ブローフィッシュ・バルーンレース [28]
ワールプール [28]
アリエルのプレイグラウンド [28]
マーメイドラグーンシアター [28]
センター・オブ・ジ・アース [28]
海底2万マイル [28]
2002
2003
2004
2005レイジングスピリッツ [28][29]
2006タワー・オブ・テラー [28][30]
2007シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ [28]
2008フォートレス・エクスプロレーション [28]
2009タートル・トーク [28][31]
2010
2011ジャスミンのフライングカーペット [28][32]
2012トイ・ストーリー・マニア! [28][33]
2013
2014
2015
2016
2017ニモ&フレンズ・シーライダー [28][34]
2018
2019ソアリン:ファンタスティック・フライト [35][36]
2020
2021
2022
2023
2024ファンタジースプリングス [37]
アナとエルサのフローズンジャーニー [38]
ラプンツェルのランタンフェスティバル [38]
ピーターパンのネバーランドアドベンチャー [38]
フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー [38]

2002年7月7日、開園307日目にして累計入園者数1,000万人を達成した[39]。これは、同年3月に同じテーマパークとして世界最速で1,000万人を記録した大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(開園338日目で達成)を、約1か月上回るペースであった[39]。同年9月4日には開園1周年を迎え、翌年10月20日までの期間を通じて、周年企画が展開された[40]。水上ショー「ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバル」、「ディズニーシー・シンフォニー」の1周年バージョンが公演されたほか、開園年には実施されなかったクリスマスイベントが「ハーバーサイド・クリスマス」として実施された[40]。

2003年3月20日からは、イラク戦争に伴うテロ対策として、東京ディズニーランドとともに、入園時の手荷物検査を開始した[41]。

2005年7月21日には、水と火の古代神を祀る遺跡の発掘現場を舞台にした絶叫系アトラクション「レイジングスピリッツ」がオープンした[42][29]。

2006年9月4日には開園5周年を迎え、同年7月14日から翌年5月31日までの期間を通じて、5シーズンに分けて周年企画が展開された[43]。新たなエンターテインメントとして、水上ショー「レジェンド・オブ・ミシカ」や「オーバー・ザ・ウェイブ」、および「ビッグバンドビート」などの公演が開始された[43][44]。また、5周年記念の目玉として[30]アトラクション「タワー・オブ・テラー」がオープンした[43][30]。

2007年3月29日にはアトラクション「シンドバッド・セブンヴォヤッジ」がリニューアルし、「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」としてオープンした[45]。

2008年4月15日には東京ディズニーリゾート25周年を迎え、翌年4月14日までの期間を通じて、5ステージに分けた「夢よ、ひらけ。」をテーマとした周年企画が展開された[46][47]。これまで周年企画は東京ディズニーランドと東京ディズニーシーがそれぞれ単独で実施していたが、今回は初めて東京ディズニーリゾート全体での実施となった。期間中は、スペシャルイベントの「東京ディズニーシー・スプリングカーニバル」や「ハーバーサイド・クリスマス」の25周年バージョンが開催された[46]。

2009年10月1日には、ディズニー映画『ファインディング・ニモ』に登場する「クラッシュ」とリアルタイムで会話ができるアトラクション「タートル・トーク」がオープンした[48][31]。

2010年代

2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震による東日本大震災が発生した[49]。地震発生当時、東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーには合わせて約7万人が来園しており、このうち帰宅困難となった約9,000人が東京ディズニーシー内で一夜を過ごし、翌3月12日には、すべての来園者が退園した[49]。同3月18日、建物・施設の損傷は軽微であったものの、東京電力管内の電力不足を受け、営業再開時期を未定とすることが発表された[PR 2]。その後パークは4月24日まで臨時休園し、翌4月28日に営業を再開した[50][51]。営業再開と同時に、水上ショー「ファンタズミック!」が開始した[50][51]。また、同年7月18日にはアトラクション「ジャスミンのフライングカーペット」がオープンした[51][32]。

2011年9月4日には開園10周年を迎え、翌年3月19日までの期間を通じて、「東京ディズニーシー10thアニバーサリー “Be Magical!”」と題した周年企画が展開された[51]。「魔法使いの大使」に扮したミッキーマウスらが被っていた「マジカルハット(魔法の帽子)」は、各テーマポートにモニュメントとして設置されるなど、イベントのキーアイテムとなった[52]。

2012年7月9日にはアトラクション「トイ・ストーリー・マニア!」がオープンした[53][33]。

2013年4月15日には東京ディズニーリゾート30周年を迎え、翌年3月20日までの期間を通じて、「東京ディズニーリゾート30周年“ザ・ハピネス・イヤー”」と題した周年企画が展開された[54][55]。東京ディズニーシーでは、水上ショー「ハピネスグリーティング・オン・ザ・シー」が公演されるなどした[54][55]。また、30周年を記念して、米国ディズニー社からミッキーマウスとウォルト・ディズニーの像が寄贈され、ディズニーシー・プラザに設置された[56]。

2016年9月4日には開園15周年を迎え、同年4月15日から翌年3月17日までの期間を通じて、「東京ディズニーシー15周年“ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”」と題した周年企画が展開された[57]。それぞれの「Wish(願い)」を持ったミッキーマウスと仲間たちが、不思議な「クリスタル」の力に導かれてゲストとともに未来へ向かうというテーマで、ディズニーシー・アクアスフィア前には、彼らが乗船する船を模したオブジェが設置された[58]。また、水上ショー「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」なども公演された[57][59]。

2017年5月12日にはアトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」がオープンし[34]、同時にアトラクション「タートル・トーク」がリニューアルオープンした[60]。

2019年7月23日には、アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」がオープンした[35][36]。空を飛ぶ研究に人生を捧げた女性「カメリア・ファルコ」が開発した「ドリームフライヤー」に乗り、世界中を旅するといった設定で、浮上した座席の目の前に広がるスクリーンに映像が映し出される[36]。同年10月12日には、令和元年東日本台風(台風19号)の影響で東京ディズニーランドと共に8年ぶりの終日休園となった[61]。両パークの休園は東日本大震災以来である[61]。

2020年代

2020年2月29日から同年6月30日にかけて、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、東京ディズニーランドとともに休園した。当初は同年3月15日までの休園を予定していたが[62][63]、その後、3月11日[64][65][66]、3月28日[67]、4月9日[68][69][70]、5月8日[71][72][73]、6月2日[74]に相次いで休園期間の継続、延長を発表し、7月1日に運営を再開した[75][76][77]。再開後は当面の間、予約制の導入や入園者数を制限する措置が取られ、ショーやパレードの中止など、感染拡大防止策が講じられた[78][76]。

2021年9月4日には開園20周年を迎え、翌年9月3日までの期間を通じて、「東京ディズニーシー20周年:タイム・トゥ・シャイン!」と題した周年企画が展開された[79][80]。20周年の周年企画が終了すると、2022年11月11日からメディテレーニアンハーバーにて、ナイトタイムエンターテイメント「ビリーヴ!シー・オブ・ドリームス」が始まった[81]。心から願いごとをすると生まれる「願い星」があふれる場所「シーオブドリームス」を舞台に、アラジンやラプンツェルらが夢を叶える[82]。東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの壁面を利用したプロジェクションマッピングが特徴である[81]。

2024年6月6日には新たなテーマポート「ファンタジースプリングス」がオープンした[37]。「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」をテーマとし、ディズニー映画『アナと雪の女王』、『塔の上のラプンツェル』、『ピーター・パン』の3作品を題材としている[38]。本開発は、東京ディズニーシー開園以来最大規模となり、建設費約3,350億円の東京ディズニーシー本体に次ぐ、約3,200億円が投じられた[38]。

2026年9月4日に開園25周年を迎えるのに先立ち、同年4月15日から翌年3月31日までの期間を通じて、「東京ディズニーシー25周年“スパークリング・ジュビリー”」と題した周年企画が展開されている[83][84]。園内は海から着想を得たテーマカラー「ジュビリーブルー」で装飾され、メディテレーニアンハーバーでは「スパークリング・ジュビリー・セレブレーション」が実施されている[85]。このプログラムでは、ジュビリーブルーの衣装をまとったミッキーマウスや仲間たちが登場し、「1」から「25」までのカウントアップ演出が行われる[83]。また、2026年1月14日からは、世界各地の多彩なスタイルのダンスや音楽を披露するショー「ダンス・ザ・グローブ!」が公演開始し、25周年期間中は特別な演出が加わる[83][85]。

施設

東京ディズニーシーの空撮(2019年)
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)(現・地図・空中写真閲覧サービス)の空中写真を基に作成

園内はテーマに分かれた各エリアで構成され、これらは「テーマポート」と呼ばれる[PR 1]。アトラクションやレストラン、ショップなどは、それぞれのテーマに沿った形で演出が施されている[PR 1]。開園当初は、メディテレーニアンハーバー、アメリカンウォーターフロント、ポートディスカバリー、ロストリバーデルタ、アラビアンコースト、マーメイドラグーン、ミステリアスアイランドの7つのテーマポートがあったが[86]、後にファンタジースプリングス(2024年)が新たにオープンしている[37]。

開園当初の東京ディズニーシーで導入されたアトラクションのうち、アメリカ版にも存在したのはインディ・ジョーンズ・アドベンチャーのみで、その他は東京ディズニーシー向けに新規開発されたものである[87][88]。また、東京ディズニーランドとの差別化としてビールやワインなどのアルコール飲料を販売(なお、2020年10月よりTDLでもアルコール飲料を販売開始している)するなど、より高い年齢層をターゲットとしており[89]、その方針はレストランのメニューにも反映されている[90]。

メディテレーニアンハーバー

入園してから最初に訪れるテーマポートであり、地中海に面した南ヨーロッパの古い港町をコンセプトとしている[91][92]。ポルトフィーノやチンクエ・テッレなどイタリアの漁村を想起させる「ポルト・パラディーゾ」、運河が通る水の都ヴェネツィアを想起させる「パラッツォ・カナル」、15世紀のスペインやポルトガルにあった要塞を想起させ、16世紀初頭には探検家らが活動の拠点にしたという「エクスプローラーズ・ランディング」の3つのエリアから構成されている[91][92]。

アメリカンウォーターフロント

20世紀初頭のアメリカの街並みをコンセプトとしており、活気あふれる大都会ニューヨークをイメージしたエリアと、ニューイングランドにある田舎の漁村「ケープコット」という、趣の異なる2つの港から構成される[93][94]。ニューヨークのエリアは、馬車が自動車や鉄道に取って代わり、ガス灯が電灯へと移り変わった時代を舞台としており、出港を控えた当時最新型の豪華客船という設定の「S.S.コロンビア号」が停泊している[93]。一方、ケープコットでは昔からタラ漁が営まれてきた、のどかなアメリカの原風景が広がっており、いずれも古き良きアメリカを再現している[93]。

ポートディスカバリー

20世紀初頭の人々が思い浮かべていた、時空を超えた未来のマリーナ(レトロフューチャー)をコンセプトとしている[95][96]。人類最後のフロンティアといわれる海を理解するため、世界各地から科学者が集まり、マリーナの先端に位置する海洋生物研究所を拠点に研究活動を行っているといった設定[96]。来園者は科学者たちが開発した、魚と同じサイズでサンゴ礁を泳ぐ潜水艇(ニモ&フレンズ・シーライダー)や、水上を滑走するウォータービークル(アクアトピア)などの最先端の科学技術を体験することができる[96]。

ロストリバーデルタ

1930年代のカリブ海に面した中央アメリカをコンセプトにしており、かつてこの地はジャングルに閉ざされた未開の地域であったが、1880年代にハリケーンに襲われたことで、失われた河「エル・リオ・ペルディード」とともに古代文明の遺跡が姿を現し、その後、遺跡調査を目的として考古学者や冒険家たちが集まってきたという設定である[97][98]。

ファンタジースプリングス

魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界をテーマとしたテーマポートで[37]、魔法の水が流れる滝や池が点在する景観が特徴である。エリアは、ディズニー映画『アナと雪の女王』をテーマにした「フローズンキングダム」、ディズニー映画『ピーター・パン』をテーマにした「ピーターパンのネバーランド」、およびディズニー映画『塔の上のラプンツェル』をテーマにした「ラプンツェルの森」の3つのエリアから構成されている[38]。

アラビアンコースト

ランプの魔人「ジーニー」が魔法によって作り上げた世界という設定のもと、ディズニー映画『アラジン』と、ペルシア・インド・エジプトの説話集である「アラビアンナイト」をコンセプトにしている[99][100]。13世紀頃の時代設定で[99]、「海岸」「市場」「宮殿の中庭」の3つのエリアから構成される[100]。

マーメイドラグーン

ディズニー映画『リトル・マーメイド』に登場するディズニープリンセス「アリエル」と「エリック王子」の結婚を契機に、トリトン王が人間と海の住民の親交を深めるために作り上げた世界という設定である[101]。海上の「アバブ・ザ・シー」と、海底の「アンダー・ザ・シー」の2つのエリアで構成され、中央部には「キング・トリトン・キャッスル」がそびえ立っている[102][103]。

ミステリアスアイランド

海図にも登場しない南太平洋の孤島にある活火山の巨大なカルデラに築かれた、科学者ネモ船長の秘密基地という設定である[104][105]。ネモ船長は、ジュール・ヴェルヌの小説『海底二万里』、『神秘の島』に登場する人物で、テーマポート自体は両作品と『地底旅行』をコンセプトにしている[105]。ネモ船長は、潜水艇ノーチラス号や小型潜水艇による深海調査、地底深くまで掘り進めることができる削岩機、地底走行車による地底世界の探検など、19世紀の人々が考えつかなかった発明や研究を行っており、これらはアトラクション「海底2万マイル」や「センター・オブ・ジ・アース」で体験することができる[105]。

エンターテイメント

サービス

園内では、東京ディズニーリゾート・アプリを通して、アトラクション・ショップ・レストランの整理券予約システム「スタンバイパス」や、アトラクション、キャラクターグリーティング、ショーの予約システム「エントリー受付」、有料のアトラクションの時間指定予約サービス「ディズニー・プレミアアクセス」、レストランの事前予約システム「プライオリティ・シーティング」などのサービスが導入されている[PR 3]。

東京ディスニーシーでは、開園当初から「センター・オブ・ジ・アース」、「マーメイドラグーンシアター」、「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」に「ディズニー・ファストパス」が、また8つのレストランに「プライオリティ・シーティング」が導入されていた[106]。その後、2012年7月9日には新たにオープンした「トイ・ストーリー・マニア!」がディズニー・ファストパスの対象となるなど拡大が進み[107]、2019年時点では、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの両パークを合わせて18のアトラクションに導入されていた[108]。同年7月23日には、ディズニー・ファストパスをスマートフォンで取得できるサービスが開始されたが[109][110]、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によりサービスは休止された[111]。

一方、感染拡大対策として、 2020年9月頃からアプリ上で施設利用時間を指定する整理券システム「スタンバイパス」の提供が開始され、その後は東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーの両パークで対象施設が拡大していった[112]。その後、2022年5月19日には有料のアトラクション時間指定予約サービス「ディズニー・プレミアアクセス」が導入され[113]、2023年6月7日にはディズニー・ファストパスの終了が発表された[111][114]。さらに、ディズニー・ファストパスに代わる形で、同年7月26日から「プライオリティパス」が導入された[115]。プライオリティパスは東京ディズニーリゾート40周年記念の期間限定とされているが、終了時期は明示されていない[115]。

オフィシャルスポンサー

東京ディズニーリゾートでは、企業が園内施設のスポンサーとなり、広告宣伝や販売促進の場としてパークを活用できる「オフィシャルスポンサー」制度を導入している[PR 4]。2025年12月時点での一覧は以下の通り[PR 5]。

さらに見る 企業名(期間), 施設名(期間) ...
企業名(期間)施設名(期間)
NTTドコモ(2001年9月4日[PR 6] -)ディズニーシー・シンフォニー(2001年9月4日[PR 6] - 2004年4月22日)
ファンタズミック!(2011年4月23日 - 2020年3月25日)
ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~(2022年11月11日[PR 7] -)
NTTコミュニケーションズ→NTTドコモビジネス
(2011年4月1日[PR 8] -)
ジャスミンのフライングカーペット(2011年4月1日[PR 8] - ?)
ピーターパンのネバーランドアドベンチャー(2024年6月6日[PR 9] -)
ENEOS(2001年9月4日 -)ディズニーシー・トランジットスチーマーライン(2001年9月4日 -)
花王(2015年3月31日[PR 10] -)トイ・ストーリー・マニア!(2015年7月1日[PR 10] -)
トイビル・トロリーパーク(2015年7月1日[PR 11] -)
ハンドウォッシングエリア(2015年7月1日[PR 11] -)
カルビー(2024年4月1日[116][PR 12] -)アレンデール・ロイヤルバンケット(2024年6月6日[PR 12] -)
スナグリーダックリング(2024年6月6日[PR 12] -)
キッコーマン(2001年9月4日[117] -)レストラン櫻(2001年9月4日[117] -)
キリンビール(2001年9月4日[117] -)S.S.コロンビア・ダイニングルーム(2001年9月4日[117] -)
テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ(2001年9月4日[117] -)
講談社レジェンド・オブ・ミシカ(- 2014年9月7日[118])
タートル・トーク(2014年9月4日[PR 13] -)
ジェーシービーストームライダー(- 2016年5月16日[PR 14])
ニモ&フレンズ・シーライダー(2017年5月12日[PR 14] - )
新菱冷熱工業(2019年2月21日[PR 15] -)ソアリン:ファンタスティック・フライト(2019年2月21日[PR 15] -)
第一生命保険(2001年[PR 16] -)センター・オブ・ジ・アース
ベビーカー&車イス・レンタル
ダイハツ工業(2017年7月1日[PR 17] -)東京ディズニーシー・パーキング(2017年7月1日[PR 17] -)
マーメイドラグーンシアター(2017年7月1日[PR 17] - 2021年)
大和ハウス工業(2017年12月1日[PR 18] -)キャラバンカルーセル(2017年12月1日[PR 18] -)
アナとエルサのフローズンジャーニー
トミー→タカラトミーディズニーシー・エレクトリックレールウェイ(2007年4月1日[PR 19] -)
日本航空(2001年9月4日[PR 20] -)ブロードウェイ・ミュージックシアター(2001年9月4日[PR 20] -)
日本コカ・コーラ(2001年9月4日[117] -)海底2万マイル(2001年9月4日[117] -)
ケープコッド・クックオフ(2001年9月4日[117] -)
ケープコッド・コンフェクション
日本通運→NIPPON EXPRESSホールディングスシンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ
宅配センター
BIPROGYフォートレス・エクスプロレーション
ハウス食品(2001年9月4日[117] -)カスバ・フードコート(2001年9月4日[117] -)
松下電器産業[PR 21]→パナソニック(2001年9月4日[PR 22] -)インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮(2001年9月4日[PR 22] -)
富士写真フイルム→富士フイルムマジックランプシアター
フォトグラフィカ
フォトスポット
プリマハム(2001年9月4日[117] -)ユカタン・ベースキャンプ・グリル(2001年9月4日[117] -)
三井不動産ウォーターフロントパーク
明治乳業→明治(2001年9月4日[117] -)ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ(2001年9月4日[117] -)
アイスクリームワゴン
ベビーセンター
山崎製パン(2001年9月4日[117] -)セイリングデイ・ブッフェ(2001年9月4日[117] - 2018年3月31日[PR 23])
ドックサイドダイナー(2018年8月20日[PR 23] -)
UCC上島珈琲(2001年9月4日[117] -)カフェ・ポルトフィーノ(2001年9月4日[117] -)
マンマ・ビスコッティーズ・ベーカリー(2001年9月4日[117] -)
ユーハイムヴェネツィアン・ゴンドラ
みずほ証券マゼランズ(2024年8月3日[PR 24] - )
閉じる

過去のオフィシャルスポンサー

さらに見る 企業名, 施設名(期間) ...
企業名施設名(期間)
日産自動車ビッグシティ・ヴィークル(2001年9月 - 2006年9月3日[119])
日本ヒルズ・コルゲートペットクラブ(2001年9月 - 2006年9月3日[119])
ニッスイホライズンベイ・レストラン(2001年9月4日[117] - 2006年9月3日[119])
セイコーロミオ・ウォッチ&ジュエリー(2001年[120] - 2006年9月3日[119])
森永製菓キャラバンカルーセル(2001年[121] - 2006年9月3日[119])
そごうドックサイドステージ(2003年4月16日[122][PR 25] - 2008年4月15日)
ブリヂストンハンガーステージ(2003年4月16日[PR 26] - 2016年4月)
ニチレイフーズニューヨーク・デリ(2007年8月23日[123][PR 27] - 2017年8月)
ジュピターテレコムアブーズ・バザール(2017年3月30日[PR 28] - ?)
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事件・事故

2015年10月27日5時頃、アトラクション「ヴェネツィアン・ゴンドラ」の水路で、清掃作業をしていたアルバイトの男性が沈んでいるのを別の男性作業員が発見し、後に搬送された病院で死亡が確認された[124][125]。作業員の死亡事故は、東京ディズニーランドが開園した1983年以来初めて[126][125]。

2021年2月21日、従業員専用エリアに侵入したとして、40歳前後の男と10代の少年が建造物侵入の現行犯で逮捕された。SNSで知り合った2人は、偽造された社員証を用いて侵入したと見られており、警察による取り調べに対し、「珍しいものを見たかった」と供述[127][128]。

2024年8月8日21時頃、アトラクション「海底2万マイル」の設備にて火災が発生。消火作業に当たっていた男性従業員が煙を吸ったため、救急搬送された[129]。

2025年12月2日、園内にあるホテルミラコスタの宴会場に乱入し、中華包丁を見せて脅したとして、中国籍の男が暴力行為法違反の疑いで逮捕[130][131]。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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