神栖市
茨城県の市
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神栖市(かみすし)は、茨城県の鹿行地域にある市。県の最東南端に位置し、千葉県と接する。海岸線一帯は鹿島臨海工業地帯となっている[1]。2005年(平成17年)市制施行。
| かみすし 神栖市 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
|
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| 国 |
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| 地方 | 関東地方 | ||||
| 都道府県 | 茨城県 | ||||
| 市町村コード | 08232-5 | ||||
| 法人番号 | 8000020082325 | ||||
| 面積 |
146.97km2 | ||||
| 総人口 |
92,927人 [編集] (推計人口、2026年4月1日) | ||||
| 人口密度 | 632人/km2 | ||||
| 隣接自治体 |
茨城県:鹿嶋市、潮来市 千葉県:銚子市、香取市、香取郡東庄町 | ||||
| 市の木 |
マキ (2009年1月1日制定) | ||||
| 市の花 |
センリョウ (2009年1月1日制定) | ||||
| 市の鳥 |
ウグイス (2009年1月1日制定) | ||||
| 神栖市役所 | |||||
| 市長 | 木内敏之 | ||||
| 所在地 |
〒314-0192 茨城県神栖市溝口4991-5 北緯35度53分24秒 東経140度39分52秒 | ||||
| 外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
| ウィキプロジェクト | |||||
概要
隣接する鹿嶋市とともに鹿島臨海工業地帯を形成する。鹿嶋市・潮来市・鉾田市・行方市とともにJリーグ鹿島アントラーズFCのホームタウンである。
以前は農業と漁業が中心の「陸の孤島」と呼ばれた非常に貧しい地域であったが、1960年に始まった鹿島開発によって、掘込式人工港「鹿島港」を核に、鉄鋼・石油を中心とした重化学コンビナートが形成された。現在も工場立地企業からの税収が財政を支えている。このため、鹿嶋市との広域市町村合併構想については、自主財源の確保を理由の一つとして、反対であった。一方で2025年3月末に日本製鉄東日本製鉄所鹿島地区の高炉1基が休止されたことにより、人口流出と地域経済の悪化が懸念されている[2]。
神栖市は犯罪発生率が県内でも高く、刑法犯認知件数が多い市であるにもかかわらず、長らく警察署が設置されていない市であったが、2017年に神栖警察署が開署した[3]。
波崎区域はアウトドアスポーツを観光の中心に据えており特にサッカー合宿が盛んである。
2003年には、有機ヒ素化合物で汚染された井戸水により、住民がヒ素中毒を起こした事件が各メディアで報道され全国的に知られるようになった。環境省は、2007年にこの原因が当初言われていた旧日本軍の化学兵器説ではなく、近年に不法投棄された産業廃棄物に含まれた有機ヒ素化合物による可能性が高いと結論づけた。なお、住民は2006年7月24日に公害等調整委員会に対して国・県の責任を認める裁定を下すよう申請を行った。同委員会は2012年5月11日に国に対する責任については棄却したが、県に対しては地下水汚染が判明してから健康被害が生じるまで住民周知等の措置を取らなかったことの責任を認める裁定を下した[4]。
地理
歴史
年表
市制施行以前
- 1953年(昭和28年)5月18日 - 国道124号が制定。
- 1955年(昭和30年)3月1日 - 息栖村、軽野村が合併、神之池と息栖神社から新村名を「神栖村」とする。
- 1963年(昭和38年)5月 - 常陸川水門が竣工。
- 1970年(昭和45年)1月1日 - 神栖村が町制施行改称し神栖町となる。
- 1970年(昭和45年)7月21日 - 鹿島臨港線(貨物線)が開業。
- 1971年(昭和46年)
- 1977年(昭和52年)3月1日 - 防災行政無線運用開始。
- 1981年(昭和56年)5月26日 - 神栖町文化センター(現・神栖市文化センター)が開館。
- 1985年(昭和60年)8月1日 - 新町名として知手中央7丁目 - 10丁目(旧・知手、横瀬、奥野谷の各一部)を設定[5]。
- 1993年(平成5年) - 土地区画整理事業に伴い、住居表示区域に深芝南1丁目 - 3丁目(旧・大字深芝)を設定[6]。
市制施行以後
行政区域変遷
- 変遷の年表
| 神栖市市域の変遷(年表) | ||
|---|---|---|
| 年 | 月日 | 現神栖市市域に関連する行政区域変遷 |
| 1889年(明治22年) | 4月1日 | 町村制施行に伴い、以下の町村がそれぞれ発足。[10][11][12] |
| 1925年(大正14年) | 1月1日 | 中島村が改称し息栖村になる。 |
| 1928年(昭和3年) | 1月1日 | 東下村が町制施行改称し波崎町になる。 |
| 1955年(昭和30年) | 2月15日 | 波崎町は矢田部村を編入。 |
| 3月1日 | 息栖村・軽野村が合併し、神栖村が発足。 | |
| 1956年(昭和31年) | 2月15日 | 波崎町は若松村の大半(太田新田の一部を除く)を編入。 |
| 1970年(昭和45年) | 1月1日 | 神栖村は町制施行し神栖町となる。 |
| 1980年(昭和55年) | 神栖町と波崎町の境界が一部変更。
| |
| 2005年(平成17年) | 8月1日 | 神栖町は波崎町を編入。同日、神栖町は市制施行し神栖市となる。 |
- 変遷表
| 神栖市市域の変遷表(※細かな境界の変遷は省略) | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1868年 以前 |
明治22年 4月1日 |
明治22年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | ||||
| 息栖村 | 中島村 | 大正14年1月1日 息栖村に改称 |
昭和30年3月1日 神栖村 |
昭和45年1月1日 町制 |
平成17年8月1日 市制 |
神栖市 | |||
| 居切村 | |||||||||
| 深芝村 | |||||||||
| 平泉村 | |||||||||
| 下幡木村 | |||||||||
| 木崎村 | 軽野村 | 軽野村 | |||||||
| 高浜村 | |||||||||
| 田畑村 | |||||||||
| 溝口村 | |||||||||
| 芝崎村 | |||||||||
| 萩原村 | |||||||||
| 神田村 | |||||||||
| 知手村 | |||||||||
| 奥野谷村 | |||||||||
| 日川村 | |||||||||
| 太田新田 | 若松村 | 若松村 | 昭和31年2月15日 神栖村に編入 | ||||||
| 昭和31年2月15日 波崎町に編入 |
波崎町 | 平成17年8月1日 神栖町に編入 | |||||||
| 柳川新田 | |||||||||
| 須田新田 | |||||||||
| 東下村 | 東下村 | 昭和3年1月1日 波崎町に町制改称 |
波崎町 | ||||||
| 矢田部村 | 矢田部村 | 矢田部村 | 昭和30年2月15日 波崎町に編入 | ||||||
人口
市外への転出増加、少子化の深刻化により、近年の人口は伸び悩んでいる。
| 神栖市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 神栖市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 神栖市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
神栖市(に相当する地域)の人口の推移
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| 総務省統計局 国勢調査より | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
2024年4月末日現在93,909人、うち外国人住民3038人[13]。
行政
議会
市議会
県議会
- 選挙区:神栖市選挙区
- 定数:2人
- 任期:2023年1月8日 - 2027年1月7日
- 投票日:2022年12月11日
- 当日有権者数:77,042人
- 投票率:38.57%
| 候補者名 | 当落 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 秋嘉一 | 当 | 43 | 無所属 | 新 | 10,437票 |
| 村田康成 | 当 | 45 | 自由民主党 | 現 | 10,037票 |
| 西條昌良 | 落 | 68 | 自由民主党 | 現 | 8,917票 |
衆議院
産業
農業
- なめがたしおさい農業協同組合 - 蔬菜販売高県内一、全国でも有数を誇る大型農協の本店(金融共済本部)が所在しており、市内ではとりわけピーマンの生産が盛ん。生産量、作付け面積ともに日本一を誇る[14][15]。
工業
神栖市に工場を立地している企業
- AGC(旧:旭硝子)
- 鹿島電解
- ADEKA(旧:旭電化工業)
- エーザイ(旧:エーザイ化学)
- 花王
- 鹿島石油
- 鹿島ポリマー
- カネカ
- ケイミュー(旧:クボタ松下電工外装)
- クラレ
- 三洋化成工業
- JSR
- 昭和産業
- 信越化学工業
- 日本製鉄
- 全酪連
- ダイキン工業
- DIC(旧:大日本インキ化学工業)
- フィード・ワン(旧:協同飼料)
- 明治飼糧
- 平成飼料
- 鹿島飼料
- 日清丸紅飼料
- ジャパンフィード(旧:日本配合飼料)
- 高砂香料工業
- タカラスタンダード
- 中国木材
- 中部飼料
- JERA - 鹿島火力発電所
- トクヤマ
- NSファーファ・ジャパン(旧:ニッサン石鹸)
- 日本農薬
- 日本メクトロン
- レゾナック(旧:日立化成)
- 沢井製薬(田辺三菱製薬工場より譲渡)
- 三菱ケミカル(旧:三菱化学)
- 三菱ガス化学
- 中央化学
- ユポ・コーポレーション
- 雪印種苗
- JA東日本くみあい飼料
- 全農サイロ
- 清水港飼料
- 関東グレーンターミナル
- ライオンケミカル
- 日本水産
- クラレ
漁業
商業
神栖市内の商業地域は国道124号沿いを中心に広がっている。鹿島セントラルホテルやアトンパレスホテルといった宿泊施設のほかショッピングセンターなどのロードサイド店舗が立地している。
市内に本社を置く企業
地域
教育
小学校
中学校
- 神栖第一中学校
- 神栖第二中学校
- 神栖第三中学校
- 神栖第四中学校
- 波崎第一中学校
- 波崎第二中学校
- 波崎第三中学校
- 波崎第四中学校
高等学校
- 公立高校
- 中等教育学校
本市には存在しないが、隣接する鹿嶋市にある私立清真学園高等学校・中学校に通学する生徒も少なくない。
姉妹都市・提携都市
海外
ユーリカ市(Eureka, California, アメリカ合衆国カリフォルニア州)
- 1991年に姉妹都市提携。
交通
鉄道
市内にJR線からの貨物輸送、鹿島臨海鉄道の車庫へ行く線路はあるが旅客駅はない。神栖町時代の1978年(昭和53年)から1983年(昭和58年)にかけては鹿島臨港線で旅客輸送を行っていた。
バス
神栖市内のバス路線には、都心方面を結ぶ高速バスと、路線バスは、隣の鹿嶋市(鹿島神宮駅)と銚子市(銚子駅)を結ぶ路線と波崎海水浴場へ向かう便がある。また、2018年より、市内中心で運行している「神栖市コミュニティバス」が運行されている。
高速バス
はさき号・かしま号を始め、東関東自動車道を経由する複数の路線が運行され、東京駅、羽田空港、海浜幕張駅、東京ディズニーリゾート、お台場地区などと結ばれている。停留所のあるアートホテル鹿島セントラル(旧・鹿島セントラルホテル)が実質的なバスターミナルとなっていて市内の交通拠点の役割を持っている。全路線とも、鹿島神宮駅・波崎総合庁舎~水郷潮来バスターミナル間の途中乗降は出来ない。
路線バス
- 利根川線 (日川バス停から、銚子大橋まで利根川沿線のルートを走行。)
- 鹿島神宮駅 - (この区間は鹿嶋市) - アートホテル鹿島セントラル - 神栖市役所 - 池ノ端 - 日川 - 太田 - 寺前 - 矢田部公民館 - 関鉄波崎車庫 - 波崎総合支所 - 銚子駅
- 海岸線 (知手入口バス停から、銚子大橋の手前まで海岸沿いのルートを走行。)
- 鹿島神宮駅 - (この区間は鹿嶋市) - アートホテル鹿島セントラル - 神栖市役所 - 池ノ端 - 神栖済生会病院 - 知手入口 - 柳川上 - ゆーぽーとはさき - 植松 - 土合ヶ原東電社宅前 - 労災病院 - 舎利 - 銚子駅
- 波崎海水浴場線 (一部便は、波崎車庫発着。)
- 波崎海水浴場 - 新港 - 波崎中央 - 銚子駅
神栖市コミュニティバス
2018年11月1日に実証実験を兼ねての運行開始。当初は、1系統・2系統のみの運行で、2020年10月より、3系統・4系統が追加された。2021年3月末までの実証実験を経て、2021年4月より、本格運行を開始した。全路線とも、関東鉄道に運行を委託。
- 1系統 (平泉関下 - アートホテル鹿島セントラル - 息栖稲荷 - 小見川駅)
- 2系統 (息栖神社 - 白十字総合病院 - 平泉関下 - アートホテル鹿島セントラル - 神栖市役所 - 奥ノ谷公民館 - 神栖済生会病院 - 知手団地入口 - ふれあいセンター湯楽々)
- 3系統 (鹿島神宮駅 - チェリオ・イオン前 - 平泉関下 - アートホテル鹿島セントラル - 息栖稲荷 - 小見川駅)
- 4系統 (神栖済生会病院 - うずもコミュニティセンター - 知手南部団地 - 奥ノ谷南 - 利根川水門前 - 下総橘駅)
なお、神栖市での「コミュニティバス」は、以前に、波崎車庫が運行していた「タウンストリーム」以来となり、約10年半ぶりに復活した。
道路
港湾
施設
ホール・コミュニティセンター
- 神栖市文化センター
- かみす防災アリーナ
- 大野原コミュニティセンター
- うずもコミュニティセンター
- 平泉コミュニティセンター
- 波崎東ふれあいセンター(市立波崎東小学校跡地に新設)
図書館
- 神栖市立図書館
- 中央図書館
- うずも図書館
博物館・資料館
公園
スポーツ施設
- 神栖市矢田部サッカー場
- かみす防災アリーナ
- 神栖海浜公園
- 神栖海浜球場
- 神栖海浜温水プール
- 若松運動場
- 神栖市武道館
医療
観光・文化
寺社
観光地
祭事
出身者
芸能
漫画家
スポーツ選手
- 石神直哉 - 元サッカー選手。FCマルヤス岡崎所属。旧神栖町出身
- 石川大地 - サッカー選手。ジェフユナイテッド千葉所属
- 澤口雅彦 - 元サッカー選手。ファジアーノ岡山所属
- 小泉勇人 - 元サッカー選手。旧神栖町出身
- 岩瀬浩介 - 元サッカー選手。旧神栖町出身、神栖クラブOB。現ブラウブリッツ秋田の取締役社長
- 松島竜太 - 元サッカー選手。旧波崎町出身
- 山本拓弥 - 元サッカー選手。旧波崎町出身
- 山本啓人 - 元サッカー選手。旧波崎町出身
- 長谷川昌幸 - 元プロ野球選手。旧波崎町出身
- 銚子利夫 - 元プロ野球選手。旧波崎町出身
- つくし - 元プロレスラー。アイスリボン所属
- 神雷龍之助 - 元力士。
- 海老悠 - 元プロ野球選手。
- 大塚正美 - 元陸上競技選手。
その他
神栖PR大使
2020年度より、神栖市の魅力を全国にアピールすると共に市の知名度とイメージアップを図るため、地元出身者や神栖にゆかりのある著名人をPR大使として起用。2020年の初年度には5名、2年目の2021年度には1名を加え、計6名が務めている。[21]
- 2020年(初年度)
- オスペンギン - 吉本興業所属のお笑いコンビで「茨城県住みます芸人」として活躍。メンバーの山中崇敬は、神栖市出身。
- 信太美月 - 東京・表参道にあるカフェLATTESTの店長・バリスタ・モデルとしても活躍。神栖市出身。
- 安松青葉 - オリンピック強化指定のトライアスロン選手、神栖市出身。
- 柳家三之助 - 噺家。出身は「千葉県銚子市」だが、中学時代に「神栖市立波崎第四中学校」に在籍。
- 2021年(2年目)
- 鴨川実歩 - 女子サッカー選手。WEリーグ ジェフユナイテッド市原・千葉レディース所属し、小学生時代には地元サッカーチームに在籍。
