鈴芽
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プロレスデビューまで
茨城県出身[1]。声優や芸能の仕事に就くことを夢見ていたが、気持ちや考えを表現することが苦手であるがゆえに他人からの反対を押し切る勇気がなかったため、高校卒業後は夢をいったん諦める形で地元の工場に就職し、事務員として働き始める[2]。しかし、友人からプロレスの話を聞く中で辰巳リカのことが気になりはじめ、彼女が所属する東京女子プロレスの興行を観に行ったところ、一気にプロレスの虜になる。客として観戦を続けていくうちにプロレスをやりたい気持ちに気づき、2018年5月に辰巳に手紙でその思いを伝えた[2]。その後、勤めていた工場を辞め、2019年1月に東京女子プロレスに入門[2]。両親には入門が決まったあとに報告した。練習生「イズミ(仮)」としてデビューに向けてトレーニングを重ねていった。8月12日には、レッスル武闘館で行われたUNIVERSE会員限定興行「プレ東京女子プロレス。3」で、5月3日に先にデビューしていた同期の舞海魅星と3分間のエキシビションマッチに臨んでいる[3]。
2019年8月14日、ハロー!プロジェクト・オフィシャルショップ『ハロショ秋葉原店』で行われたイベントに山下実優、辰巳リカ、渡辺未詩とともに登場[4]。リングネームが「鈴芽」と発表され、リングコスチューム姿も披露された[5]。リングネームのイメージはスズメバチで、「芽が出て育っていく」「スズメバチみたいに強く」などといった意味が込められており[6]、本人がデザインを考えたリングコスチュームは、自身のイメージカラーである黄色を基調としたデザインとなっている。
2019年8月25日、後楽園ホール大会での対中島翔子&里歩戦(パートナーは舞海魅星)でデビュー[7]。9月15日の両国KFCホール大会で、憧れである辰巳リカと初めて対戦した[8]。辰巳にシングルマッチで初めて勝利するのはこの対戦から約2年10ヶ月後の2022年7月31日、東京プリンセスカップ準々決勝でのことである[9]。
デビュー後
自力での初勝利は、デビューから4ヶ月あまり経った2020年1月4日、後楽園ホール大会での対桐生真弥&汐凛セナ戦(パートナーは猫はるな)[10]。2週間後の1月18日の板橋グリーンホール大会では、汐凛セナからシングルでも初勝利をあげた[11]。
デビュー後しばらくの間は、同期にあたる舞海魅星とのタッグで試合に臨む機会が多く、タッグチームとしてプリンセスタッグ王座獲得を狙っていた。初めてチャンスをつかんだのは2020年9月12日の板橋グリーンホール大会で、鈴芽が試合後に相手側にいた白昼夢(辰巳リカ&渡辺未詩)に対してプリンセスタッグ王座への挑戦を表明、王者の2人が承諾をして選手権試合が決まった[12]。話し合いでチーム名を「BeeStar」と命名して[13]臨んだ9月21日の王座戦では、辰巳のミサイルヒップで鈴芽自ら3カウントをとられて敗れたが、試合後に白昼夢の2人が「危なかった」と話すほどの闘いを見せた[14]。再度チャンスを掴んだのはこの試合から半年あまり経ったときで、BeeStarの2人は2021年4月17日の後楽園ホール大会でマジカルシュガーラビッツ(坂崎ユカ&瑞希)と享楽共鳴(中島翔子&ハイパーミサヲ)の3WAYタッグマッチで勝利した後、メインイベントでプリンセスタッグ王座を奪取したNEO美威獅鬼軍の沙希様&メイ・サン=ミッシェルに対して挑戦を表明[15]。5月4日の後楽園ホール大会で両チームが対戦したが、鈴芽がメイ・サンのサン=ミッシェルでギブアップし、王座獲得はならなかった[16]。
2021年8月31日をもって舞海魅星が退団した後、鈴芽は同年1月4日に自身が相手をつとめた試合でデビューした遠藤有栖とのタッグに注力するようになる。タッグチーム名の「でいじーもんきー」は、鈴芽と遠藤が2022年4月9日の後楽園ホール大会でのプリンセスタッグ王座に挑戦するにあたり、2人で話し合って決めたものである[17]。両者の念願が叶ったのは2024年で、3度目の出場となった"ふたりはプリンセス"Max Heartトーナメントの決勝で白昼夢を破って優勝してタッグ王座への挑戦権を手に入れた[18]後、3月31日の「GRAND PRINCESS '24」でも王者チームのユキニキ(水波綾&愛野ユキ)に勝利。両者ともに初のタッグ王座戴冠となった[19]。
シングル王座への初挑戦は、2023年5月5日の後楽園ホール大会でのインターナショナル・プリンセス王座戦であった[20]。この試合では王者・辰巳リカに敗れたが、約1年8ヶ月後の2025年1月4日の後楽園ホール大会で荒井優希を破ってシングル王座初戴冠を成し遂げ[21]、7月21日の『SUMMER SUN PRINCESS '25』で宮本もかに敗れるまで6ヶ月あまりの間保持し、5度の防衛に成功した[22]。この間、7月8日の新宿FACE大会では長谷川美子からアイアンマンヘビーメタル級王座を奪い、僅かな間ではあるがシングル二冠王となっている[23]。王座の戴冠は2度目の挑戦で実現させたのに対し、東京プリンセスカップは2022年大会での準決勝進出が最高成績となっている。
得意技
- リング・ア・ベル
- RKO。主なフィニッシャー。ハーフダウンの相手に仕掛ける低空式も使用。
- スプリング・リング・ア・ベル
- リング内からセカンドロープに飛び乗り、そのまま後方に飛んで仕掛けるリング・ア・ベル。オスカッターと同型。
- スリーパーホールド
- ハチノス・エイトノット
- 変形のグラウンド卍固め。痛め技としてロープハング式でも使用。
- ミカヅキ流星群
- 手を広げないフォームのダイビングボディアタック。
- フェイスクラッシャー
- 鈴芽の戦略の要。バリエーションとして断崖式やロープ渡り式、タッグパートナーに投げ上げられる、相手の太ももを踏み台にする、セカンドロープから飛びつく、コーナートップを蹴り反転して仕掛けるなどがある。
- ヘッドシザーズ・ホイップ
- ドロップキック
- プランチャ
- 熨斗紙
- トゥインクル
- 正面から走りこんで相手の腕をとらえつつターンし、逆さ押さえ込みに行くと見せかけてそのまま相手の周りをもう1周して姿勢を低くしつつ再度相手の背後に回りスクールボーイを仕掛ける。名称は2021年2月4日のニコニコプロレスチャンネルにおける東京女子プロレス録画中継にて発表。
- 十字架固め
- 長座した相手の横後方から手足を絡め前転して押さえ込む。2022年の東京プリンセスカップではこの技で先輩の辰巳リカから勝利を挙げている。
タイトル歴
- 第13・17代インターナショナル・プリンセス王座
- 第16代プリンセスタッグ王座(パートナーは遠藤有栖)
- "ふたりはプリンセス"Max Heartトーナメント 優勝(2024年)(パートナーは遠藤有栖)
- 第1752代アイアンマンヘビーメタル級王座
入場曲
- SPRING
- 作曲:マサキ[24]
出演
テレビ
- 水曜日のダウンタウン(2025年11月26日[25]、TBS)